「え、ウソップ?オレは知らねえぞ」
本当に知らないルフィは正直に答えたのですが、
見る見る間にナミの顔が険しくなっていくのを見てマズイ・・・と思いました。
「知らないの!?もう、アイツったらサボってんじゃないでしょうね!」
どうやらナミはウソップに何かを頼んでいたらしいです。
ウソップが危険を冒してまでナミに逆らうとは思えませんが
ルフィの答えはナミの逆鱗を刺激してしまったようで
きっとした表情のナミが2人を振り向きました。
「帰るわよ、ルフィ!!」
「へ?」
「やっぱり人に任せちゃダメね、自分でやるわ。
ルフィ、あんたも手伝ってちょうだい!」
「え、オレはこれからゾロを・・・」
「いいからっ」
ナミの手がルフィの襟首をがしっと捕まえます。
「おい、待てナミっ!これからオレはゾロのとこに行くんだって・・・」
「アイツなんて後でまたイヤってほど会えるでしょ!」
「ナミぃ〜〜〜〜」
そんな哀れな懇願も通用するはずありません。
そしてそのままルフィはナミにずるずると引きづられていくのでした。
「あらあら」
2人の後ろを歩きながら、ロビンが面白そうに呟きます。
残念ですがこのままメリー号にUターン。
ゾロに会うのはナミの言葉どおり、また後でということで。
BAD END
残念でした。バッドエンド。
せっかく町中まで来たんですけどねえ。
ルナミにもナミルにもならないまま、お終いです。
次はもっと船内の様子にも気を配りましょう。