「そんでさ、ウソップ」
ゾロのことを聞こうとルフィはウソップに話しかけました。
そのときです。
ウソップのベルトからロープが飛び出して、ルフィの体に巻きつきました
「え!?な、な、何だ!?」
突然のことにルフィも慌ててもがきますが、
ロープはしっかりルフィに絡みついてどうにもほどけません。
「何すんだ、ウソップ!?」
床に転がったルフィはウソップを睨みつけると、
「ルフィ、頼む!」
いきなりウソップが、がばりと床にひれ伏しました。
「オレと一緒にナミの宝石を探してくれ!」
「いやオレはゾロを探しに・・・」
「見つからないとオレはどんな目にあわされるかわかんねえんだよぉ、
ルフィ、そんなオレが可哀相だって思ってくれるだろ?」
ウソップは全く聞く耳持ちません。
「あのさ、ウソップ・・・」
「ダメだダメだダメだダメだダメだ〜〜〜〜〜!!!!
どいつもこいつもさっさと逃げちまったんだ、
ルフィおまえだけは絶対逃がさないぞ〜〜〜〜!!」
ルフィはヤバイな、と思いました。
ウソップの目がこれ以上ないほど真剣だからです。
「だからオレはゾロを・・・」
「離さねえぞ、ルフィ〜〜〜〜」
ウソップにしっかり捕まえられて、ルフィはがっくり肩を落としました。
これでは逃げようがありません。諦めて手伝うしかなさそうです。
ゾロを探しに行くのはまた今度、ですね。
BAD END
残念でした。バッドエンド。
ゾロをさがすどころではありません。
船を下りる前にウソップに捕まってしまいました。
今度はせめて町に行くことを目指しましょう(笑)。