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632話 「知ってた」


暑い夏が過ぎ、今はもう秋、誰もいない海(古)。
7月から2ヶ月以上に渡り、感想をお休みしていました。
娘たちがずれて夏休みだったため長いこと1人の時間が取れなかったことと、 USJプレミアサマーにすっかり心奪われていたためです。
でももちろん原作が第一ですからね。
毎週しっかり読んでますし、あああああ、ゾロ〜〜〜!!というお約束の叫びも忘れてはいません。
特にやっと麦わらの一味の戦いが始動しました。
ここで燃えずして何を語ると言うか。


久しぶりに感想ページを開いたら、10週書いてなかったことに自分でちょっと愕然としました。
すでに今さら感満載ですが、一言でもいいからそのとき感じた思いを書き留めておきたいと思います。 何よりも自分のために。


更新が途絶えていた間にも拍手をいただきました。 ありがとうございます。
大変嬉しく、何よりまだ書いてもいいんだと背中を押された思いです。
コメントにはお返しできないままになってしまい、そのことが 大変申し訳ありません。
この場を借りて、お詫びをお礼申し上げさせていただきます。


では。
ここからしばらくは簡単な感想が続きますが、ご容赦のほどを。


扉絵にびっくり、まさかまさかのこのカップル!?
ミスター9とミスマンデーと言うのは全く思ってもなかったです。
が、可愛い赤ちゃん含め3人の幸せそうな顔がいいなと思える光景です。
ミスマンデーが新聞読みながら笑ってるんですが、あの怪力剣士のことを思い出してくれてるんだろうか。 だったらすごく嬉しい。
この2人をあわせて「月9」だとどこかで見かけ、ぽんを膝を打った私です。
みんな上手いこと言うな。


本編。
力及ばず捕らえられた王子たち。
そして罠(なのか)にかかって捕まってしまったしらほし姫&ジンベエ。
いきなり捕まった頼りのジンベエ親分に、えーーーー!てな心境です。


これで一気に形勢はホーディ有利。
しかも魚人街から仲間7万+捕まえた人間の海賊3万の計10万の味方が来るわけで、 あーもう嬉しいったらありません。
ホントに「品のないコ」です。
見ていてどうにも耐えられなかったんでしょうね、マダムシャーリーがホーディの調子ぶった演説を一喝。
「魚人島を滅ぼすのはあんたたちじゃない、『麦わらのルフィ』だよ」と、言うのです。
外れたことのない占い。
これは何を意味するのか。
そんなマダム…この人アーロンの妹だったんですねぇ、これもまたびっくりだったんだけど。
ルフィたちによくも悪くもいろいろ思うことがあったでしょうに、 そんな様を全く見せないあたり、苦労してたのかとも思ってしまいます。
そんなマダムを(昔なじみでしょうに)刺し、バカバカしいと吼えるホーディ。
そして調子に乗りついでに
「おれの計画は10年前から始動している
オトヒメを殺したのはおれだ!!」
と、一気に暴露。
このタイミングで言うのはどうなんだか、と小者ぶりをさらに感じてしまうのですが。
しらほしに「おまえの母親は死んで当然、だから殺した」と嘲け笑うホーディ。
けれど、しらほしは涙をいっぱいためながら言うのです。
「知ってました」と。


全部知ってた。
いや、私もそうだとは思ってましたが。(黙ってろ)
むしろ何故誰も他の可能性を疑わないのかと思っていたくらいです。
でも当時の人間との関係を思うと仕方ないのかな…。
オトヒメが人間との友好をあれほど訴えていて、一見上手い方向に言ったようにも見えたけど、 結局それも「オトヒメ」のためであって、根本は何も解決してなかったのですよね。


そんな中で一人真実を知りながら、胸のうちに秘めていた姫。
その健気さに泣きそうです。


一方で、忘れていたよのデッケンが悪企み中。
ノアを右手で弾きました。すなわちそれはしらほしに向けて飛ぶと言うこと。
これだけの巨大なものがぶつかったら魚人島も無事ではすまないはずなんですが…。
島ごとくたばれと言う狂気の愛です。
ノアはすっごい重要アイテムだと思うので、デッケンの行動がまた一つの鍵になってるのでありますが。


2011/09/26




633話 「敵か味方か」


扉絵は未だファイト中のドリー&ブロギー。
この2人にとっちゃ2年後もどれほどのもんだか(笑)。


本編。
事件の真相をメガロに聞いていたと言う姫。
え、見てたか、メガロ!?
いや、今さら言うのも詮無いことですが、でも何故それを幼い姫だけに言ったんだ… せめて誰かにさぁ……あああ。
言えば誰かがホーディを恨む、それはオトヒメが悲しむ、
最後に母とかわした約束を守り続け、一人塔の中で事実を抱えていた姫。
その健気で綺麗な心を誰が笑えましょうか…って笑ってやがる、ホーディ!!!


お前がおれを憎まなかったことでこの国は滅びる!
お前のせいで、父も兄もお前も国民も全員が死ぬんだよ!


しらほしをマヌケと笑うホーディ、くそーっ、なんて奴…(ふるふる)。
王も王子も為すすべなくホーディの刃に傷つきます。
魚人島の皆が傷ついています。
大事な人を殺されて、傷つけられて、国をボロボロにされて。
でも悔しいの、無法者相手に何もできないの。


子供達がマダムシャーリーに尋ねます。
国を滅ぼすと言う、麦わら帽子の海賊はいつ来るの?と。
今すぐそいつらが大暴れしてくれたらいいのにと幼い心は思いました。
暴れてあいつらを困らせて欲しい、 大好きな王様を殺されるくらいなら、海賊に来て欲しい。


あれほど毛嫌いしてたくせに調子いいといえばそれまでですが、 果たして凡人たる私にそんな彼らを笑えるでしょうか。
何も持たない者はそう願うしかできないのですから。
ま、最もルフィはそんな願うだけの輩の言葉になんか耳を貸しませんけどね。


王に手をかけようとするホーディ。しらほしが叫びます。
「ルフィ様あ!お父様をお守りください〜〜〜!!」と。


そこにルフィ登場!メガロの腹の中からだけど。
すっごいカッコいい登場シーンに眩暈がしました。
ヒーローというか、ナイトというか。
ルフィ素敵!!!!(ごろごろごろ)……メガロの胃液まみれだけど。


この予想外(らしい)展開にジンベエも叫びます。
「急げ、お前達ィ!!」


ミラージュで姿を消していたナミが(パワーアップしましたねv)天竜人の書状と王達の鍵を取り戻し、 そこに飛んできたサニー号が(なんかもう船の常識を超えてる)ガオン砲で攻撃、 そのすきにホエが王様たちを助けると言う、見事な連携プレーです。


「ルフィが作戦通りにじっと待つなんて、そんな奇跡あるわけないもの」
ナミの言葉が全てです。なるほど、全ては予定のうちか。
これがジンベエとの計画だったんですね。


と言うかちょっと奥さん!!!!
わたくし次のページでのた打ち回りましたよ。
ドドンと現れた麦わらの一味!
2年後になって初じゃないですか!!
中心にルフィ、そしてその両脇を固めるゾロとサンジ!!!
これこれこれ!こういうのが見たかったの!!(とどまるところを知りません)
しかもゾロの嬉しそうな顔。ドヤ顔ともいえるか。
それと、ゾロとルフィと腰布がおそろい!(それこそどうでもいい)


いやー、ここには滾りましたねぇ。
ホントにこういうのを待っていたんだなぁと。
焦らして焦らして、やっと見せてくれました、ありがとう、尾田っち。


魚人島の住人が叫びます。
本当にこの島を滅ぼす気なのか。
そして、敵なのか、味方なのか、と。


「敵か…味方か?…そんな事
お前らが!!勝手に決めろォ!!」


ばたり。(ルフィの魅力に倒れました)
そうなのです、このスタンス。
尾田っちが一貫して書き続ける、このルフィのスタンスが大好き。
ルフィは皆に助けを求められて来たんじゃない。正義の味方ではないのです、海賊なの。
さらにワガママだから基本的に自分が好きじゃないことはしません。
けれど、自分が認めた相手のためならどこまでだって頑張ります。
で、この認める相手ってのは、多分「自分でも頑張ってる奴」なんじゃないかな。
初期のコビーは嫌い。でもモーガンに立ち向かったコビーは好き。
村を一人で守ろうとしたウソップは好き。
ビビも好き。
栗のおっさんも好き。
一人でも微力でもどうにかしたいともがく人間は好きなんでしょうね。
そしてルフィは、メガロの中でしらほしのことを聞いた。
一人で耐えて頑張ってたことを知ったらこれはもう「好き」に入ります。


そういうのがホントにたまらない。
そしてそんなルフィのちょい後ろを当然のように固めるゾロがさらにさらにたまらない。
やっぱりそこに落ち着く私。

2011/09/26




634話 「10万VS10」


一言のつもりがこのペースで書いたら終わるわけないじゃんと思い始めました。
でも語りだしたら止まらないんだよなぁ…恐るべしワンピ。


巻頭カラーです。
人魚達と海底散歩v
アニキはすっかり乗り物ポジションか。
悪魔の実トリオは仲良くシャボンの中v
…おっとブルックを忘れてましたが、しらほしの胸の中とは非常にスンバラシー場所じゃないですか。
サンジが黙ってるはずないだろと思いましたが、彼はケイミーに抱かれそれどころじゃない模様。
肝心のゾロは!!??(でた)
ああ、シャボンの中で寝てました。
まぁ彼にとってはどこがどうとかあまり関係ないんでしょう。ルフィがそこにいるのなら。(また始まった)


本編。
数時間前のジンベエとの作戦会議です。
結局ここは殴りあうことなく話し合いでの和解で済んだのです、さすがジンベエだ。
「わしとお前との関係は何じゃ」
「友達!」
即回答。
ジンベエも造作もない関係といってますが、ホントにねぇ。種族なんてごちゃごちゃ考えなければこんなに単純な関係なのに。
ジンベエとは友達になりたい、ホーディとは嫌。
そんな感じで人間性だけを見ていけばいいのに。


「やるならこの島のヒーローになってくれ」
ジンベエの言葉をしかしルフィは断ります。ヒーローは大好きだけどなるのは嫌。
海賊は肉で宴をやるけど、ヒーローは肉を人に分け与える奴、だから嫌。
わかりやすいようなわかりにくような例えです。
とにかくルフィは誰も彼もに肉を分けるようなことはしたくないってことかな。
結局「じゃあ肉は食わせてやるから言うとおりにせい!」
「わかった」
と、こっちはよくわからないままルフィは説得されたんですが。
ジンベエがわざとつかまりルフィに助けを求める。ルフィはそれに応じて現れる。
その結果島の皆もルフィたちを応援するだろうってのが ジンベエの思惑ですが、どうにもルフィは面白くない。
「お前の頼みだからやるんだぞ!」
そうそう、それでこそルフィらしくていい。
まぁいつも最終的にはいろんな人たちから応援されてますけどね。


ジンベエの作戦の元、ルフィ、ロビン、ナミ、が広場へ。
残りは竜宮城へ向かうことに。
竜宮城!ゾロ!ゾロはどうしてるんだ!!と私もテンションあがってきました。
そっちに行くのはサンジ、フランキー、チョッパー、ケイミー、かな。


で、時間は今。
ぶっとばされたホーディ。
幹部達も色めき立ちますが、全然聞いてないよ、麦わらの一味。
相変わらず自由すぎる。もー大好きvv
そして姫を「よわほし」とか呼んじゃうルフィ。
「今までわたくしのことよわむしと…」
「くわしくは知らねェけど、お前思ったほど弱虫じゃなかった」
おいおいおい、天然たらしもそれくらいにしなさい。
ずっと一人耐え忍んでた乙女が、そんな優しいこと言われたら惚れるしかないやろがぁっ!!


憎しみを受け継がない。
それこそオトヒメが、タイガーが、望んできたこと。
一人で何年も守り続けてきたその小さな「芽」を守るために、今度はジンベエが立ち上がります。
ルフィには芽なんてどうでもいいけど、でもしらほしの守ってきたもの、 それを守りたいとは思ってることでしょう。


起き上がってきたホーディがまた何か演説始めました。
改めてみると意外によく喋るな、こいつ。
だからよけい小さく見えるんだけど。
「おれこそが真の海賊王にふさわしい」
あーあ、ルフィの地雷ふんじゃったか。


そして開戦。
S「こっちが10人、1人頭1万人か」
おいおい、サンジ、レディにも担当させるつもりですか?
Z「数いりゃいいってもんじゃねェだろ、海軍の精鋭でもあるまいし」
意外にゾロのほうが戦況を上手く判断してます。
なんて相変わらずのやりとりをしている2人の前を船長がすたすたと…。
そして覇王色の覇気発動。


一気に半分が倒れてしまいました。
雑魚相手とはいえ、この数、ルフィの能力の高さがうかがい知れるってもんです。
S「覇王色、やっぱ資質あったか、あの野郎」
Z「これくらいやって貰わねェと船長は交代だ」(にやり)
嬉しそうだな、ゾロv(私も嬉しい)
嬉しさのあまり、つい船長交代などと心にもないことを口走ってしまったゾロくん21歳、まだ若い。


サンジもゾロも当然覇気は身につけてきたと思うんですよね。
師匠が師匠たちだけに。
あああ楽しみだvv


L「お前がどんなとこでどういう王になろうと勝手だけどな
『海賊』の王者は一人で十分だ!!」


スイッチ入りました。
麦わらの一味も戦闘準備OK。
いよいよお披露目される戦いぶりに、「降参が先か全滅か先か…」とにやりとしてる誰かさんと同じように私もわくわくしていますv


2011/09/26




635話 「空を飛ぶほど悍ましい」


扉絵はワポル。
正直コメントしづらい、てかあまりする気がない。
でも世界貴族が絡んできてるから、再登場しそうな気もするんですよねぇ…。


Z「ルフィ、5万はねェだろ、減らしすぎだ」
おおおお、上半身脱いで本気手ぬぐい巻いてるゾロ!
ゾロ!ニューゾロ!!お披露目間近!
高ぶりのままにおちつきなくてすみません。
この上半身脱ぐのもね、シャツを脱ぐのと違って下とつながってるから上が垂れるわけですよ。
こういうのってすっごく好き!個人的なこだわりですが、ここは書いておかなくては、ええ。


そんなゾロに「そっか、わりぃ」と素直に謝るルフィ。
一方ゾロはサンジに「黙れ、Mr.鼻血」と、かつての「ほげー」を思い出させる傷口に塩ぬりこむ態度。
私はこういう3人が、てかゾロが大好きです。


ジンベエの超人域の魚人空手。
ブルックの音楽で幻想をみせつつさらにパワーアップした剣技。
仲間達の強さが出てきますが、ほら、でたよ、ゾロですよ!!(始まった)


「三刀流・黒縄・大竜巻!!」
ぎゃぁぁぁぁぁというのは敵もですが、私も叫んでいたりします。
だって上半身脱…(それはいいから)
鉄の甲羅もまるで果物。そして斬れる竜巻(そりゃすごい)が追いかけてくる。
どこまでと言われ
「地獄の果てまで」  ドン
ああああ〜〜〜〜〜〜(ごろごろごろ)
いや〜ゾロの技は豪快に進化していますね。
そしてさらに鍛え抜かれた上半身が…(だってつい目が行っちゃうんだって)


一方ウニのトゲ部隊に囲まれながら懐かしい日々を思い返しています。
逃げて逃げて逃げまくった日々。
追い詰められて逃げ場を失い…ついに空を飛んだサンジ。(大笑)
これはCP9の月歩と同じ原理ですね、すばやく動くことで空中を歩ける。
でもそれがオカマに追い詰められてってところが、サンジなんだよねー。
かっこよく空を飛びながらしらほしに「あなたの騎士ですv」と小鼻膨らましちゃうところが相変わらずで、 ホントにホッとしますv
ああ、ルフィがすっげーだって。サンジが褒められてるぞ、負けるなゾロ!


ロビンは巨大なおみ足(綺麗v)を咲かせ
アニキは次々に素晴らしい戦闘メカを投入。本職は船大工ですが。


圧倒されてるホーディたちはクラーケンに、麦わら一味を踏み潰して来いと命じます。
「おれの奴隷だ、しっかり働け」と。
一方ルフィ。
「のせてくれー!お前一度うちのペットになった友達だろ!」


クラーケンだって自分が誰を好きかくらいわかります。
奴隷扱いする奴、友達と笑いかけてくれる相手。
クラーケンはあっさりルフィ側について大暴れするのでした。
ざまあみろ、ホーディ。


なんかね、もうわくわくが止まりません。
もちろんこんな一方的な展開で終わるわけないんですが、久しぶりに見る一味の戦闘。
それが実に楽しそうで、そして強い。
これで燃えるなというのが無理ってものですv



2011/09/26




636話 「未来国から来た将軍」








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