/ 感想メニューへ / 


627話 「かたじけない」


扉絵。
バラティエ支店その2(笑)、パティの鉄板焼の店です。
3週連続バラティエネタってのがすごいと思うけど、それともう一つ。
…儲かってんですね、あの店。
店の装飾はサバガシラになぞらえてナスガシラ。
かつて可愛がっていたチビナスの顔がでんと飾られています。ただし手配書仕様(大笑)。
いやもう、どんだけサンジが愛されてたか、嫌でもわかるってもんです。
もちろん今でも全員溺愛で、 今日はナスの日とか言って、バラティエではサンジの誕生日と同じ毎月2日に、手配書無料配布とかナス料理30%オフとかやってるのかもしれない。
手配書を模したグッズ販売とかもしてるかもしれない。
あ、それで儲かってたりして、あっはっは。(言いたい放題)


本編。
オトヒメ王妃は、何者かに撃たれ亡くなりました。
絵に描いたような、ある意味見事な暗殺です。
拍手コメントで「見聞色の覇気を持った王妃が…」と教えていただき、 そういえば初登場であれだけの銃弾をかわせしてた王妃だったと思い出しました。
それが「油断しちゃった…」というセリフに繋がるんですね。なるほど。


城の一人の兵士が犯人を仕留めたと叫びます。
駆けつけたジンベエは、王妃の今までを無にしたくないため、 耐え切れない思いを抱えながら隠すよう命じるのですが、制止を振り切って一人の兵士が犯人(射殺済み)を皆に晒します。
悔しそうな表情で、
「『人間』がわが国の王妃を殺した!!」と。


その兵士こそ、誰あろう、ホーディ。
そうか、ホーディも城の兵士だから、普通に銃持ってるし、王族達の傍にもいられるんだよね。
うわぁ………いやだ。すごくやな匂いがぷんぷんする。
ここで誰が犯人か、ミステリー好きさんでなくても予想はつくし語りたいと思うんですが、それこそ王妃の思いを踏みにじることになるのかもしれません。
恨みや憎しみを誰にも遺さないよう笑っていた王妃。
だからこそ、予想できる現実を直視したくない思いです。


人間が王妃を殺したというホーディの言葉を、その場にいた全員が全く疑いません。
何しろ「人間が魚人を殺す」のは、信じられないことじゃないんですから。そんな前例はいくらでもあるんですから。
怒り。
絶望。
悲しみ。
せっかく人間に歩み寄ろう、共に生きようと思い始めた人々の心は散々に打ち砕かれます。
あれだけ人間を思っていた王妃を、人間側から殺害、ですからね。
この一気に突き落とした感が、さらに怒りや不信感を倍増させます。
この王妃暗殺というイベント(不適切な言葉ですが犯人側から見たとして)の、時といい場所といい、 人間への憎しみを煽るには非常に効果的でした。
明らかに、人間と共に生きるのを快く思わない者、人間へ歩み寄ろうとする王妃の命など消しても構わないと思う者、 の仕業でしょう。
でももう誰がやったとか考えるのはやめよう…空しくなるから。


王は自ら硬殻塔に閉じこもります。
殺意の衝動を抑えきれないという王の言葉は重く、また非常に真理を伴って聞こえてきます。
復讐の連鎖はオトヒメ王妃が最も望まなかったこと、王だってそれはちゃんとわかってます、頭では。
頭では。
この一言が重い。


「我が妻を殺した者をなぜブチ殺してはならんのか!!わしには到底わからんのじゃもん!!」


王様の感情があまりに悲しくて痛い。
人の命を奪うのが悪いことだと誰だって知っています。
ではもし、自分の大切な人が誰かに殺されたとしたら。
その犯人を自ら殺す、あるいはその死刑を望む。
それもやはりいけないことなのでしょうか。
私は幸いそんな目にあったことはありません。
だから王様の気持ちは「頭では」わかるけど、最終的には理解できないように思います。
命を奪われたから、その命で償わせる矛盾。
誰もが悩み、けれど誰も正しい答えなんて出せない永遠の難問なのです。


王様は戦士でした、体の大きさからして最強だったでしょう。
仲間の敵討ちとして人間達を幾人も討ち取ってきました。
だから、王様は王妃を手伝わなかったんですね。なるほど。
王の立場でオトヒメ王妃と同じことしたら強制的になっちゃうから控えてるんだと思ってました。
でもなんでこの優しい王様が、苦しんでる王妃に何一つ言葉かけてあげないんだろうと感じてたんです。
王様は「手伝う資格もない」と見守ることに徹してたんですね。
それはそれでとても苦しかったことでしょう。


「オトヒメの想いをわしが引き継いでも矛盾が生じるばかりじゃもん…」


そうですね。
結構いい年した大人になってしまったら、そう考えて身を引いてしまいます。
でもね、それは正解じゃないかもしれませんよ、王様。
矛盾と知りつつ、生きていくのも大事なことかもしれません。


大臣の言葉が胸に染みます。
「しかし人の心は移ろうもの…矛盾だらけです、魚人も…人間も…。戦士にしか守れぬものもありましょう」


ナミとはっちゃんは今は友達です。
はっちゃんは過去の罪を謝罪してたけど、別にナミはそれを受け入れていません。
でも友達です。
そんな矛盾。
でもその矛盾を抱えて普通に生きてます。
若者はそうやって生きていけるんです。


デッケンから謎のラブレターがしらほしに届くようになりました。この野郎。
狙撃を恐れた王様は、子供達を葬儀に出さないよう命じました。
この段階ではまだデッケンの正体や能力は曖昧で、しらほしだけが葬儀に出られなかったわけじゃないんですね。
一人ぼっちで塔に閉じ込められてたら可哀相過ぎると思ってたので、王子たちには申し訳ないけどまだよかった。


海の森での王妃の葬儀。
ジンベエもみんな涙を浮かべています。
そこにモニターから、フカボシ王子が呼びかけます。
「母の願いは私達が生涯をかけて引き継いでいくと決めました」
後ろにはきっと唇を噛み締めたリュウボシ、マンボシ、しらほしもいます。
「燃え残った署名も全て破棄します。一から始めましょう。
またいつか…みんなの心の傷が癒えたとき…!
一緒に『タイヨウ』の夢を見ましょう!!」


すみません、また泣いちゃったんですけど。
王子がね、怖い顔なんだけど、笑うの。
泣きながら、一生懸命笑うの。
王妃の思いはちゃんとここに引き継がれていましたね。
人間への憎しみ、怒り、恨み、ないはずありません。
王子たちの心は矛盾だらけでしょう。
でもそれを抱えてもなお前に進めるんです。
子供だから。若いから。
そして母上が大好きだから。
だから彼らは矛盾を恐れません、むしろ母上の思いが途切れるのが怖い。


子供達の世代が未来を繋いでいく。
それがタイガーやオトヒメの望んだことでしたよね。
立派に育った4人の子供達を見て、この国はきっと大丈夫だと思いました。


そして、時は今に戻ります。
過去話はここまでです。
あれから16年。魚人島は王や王子や姫の努力によって再び署名は集まっています。
差別と戦いながら、この島はいろいろあったと思います。
人間もあの頃より更に来るようになってるんじゃないかな。
新世界への入り口としてもだし、観光地としても。マーメイドカフェが普通に営業してるくらいですからね。


改めてナミに謝罪するジンベエ。
弟分のアーロンが何かしたら止めるつもりだったのが、アーロンが海軍を買収してたので七武海でありながら情報が入らず、 結局何もできませんでした。
「腹を切れ、貴様ァ!」
と、ヒートアップのサンジくんをあっさり止めるナミ。
N「私が嫌いなのはアーロン。とにかくあんたがアーロン一味の黒幕じゃなくてよかった。だってルフィの友達なんでしょ?」


これが尾田っち=麦わらの一味のスタンスなのかなと思うのです。
海賊漫画ですから、暴力や敵討ちを絶対に否定してるわけじゃない。
ルフィたちも、ウソップをぼこぼこにされてフランキー一家に殴りこみに行ってたし。(懐かしい)
でも、差別は否定しています。
魚人だから、海賊の子だから、トナカイだから、悪魔の子だから。
そんなどうしようもない理由で拒絶はしません。むしろ結果的に積極的に受け入れてる(笑)。
その理由は友達だから、そして好きだから。
肩書きや噂で判断するんじゃなく、自分で判断する。
何度もこの魚人島編で言われてることです。

「私が嫌いなのはアーロン」
そりゃあれだけの目に合わされたんですから当然。
でも同じ魚人だからってジンベエに恨みはありません。これも当然。
人と人との関係って、そうあるべきなんでしょう。
人間が全部そうではない、ずっと王妃はそう呼びかけていましたものね。


N「全部繋がって私ができてんの!魚人だからって恨みはしないわ。
だから私の人生に勝手に謝らないで!捨てたもんじゃないのよ、今楽しいもん」


ナミさん!!(涙)
後ろで「それおれのことじゃない?」とカッコつけてる誰かさんはスルーですか、
優しいんだか厳しいんだかわかりません(笑)。
でもちゃんと彼女の人生の中には入ってるはずだからね、サンジくん。


ナミの言葉に驚き、かたじけない!と涙で頭を下げるジンベエ。
やっと心の重荷が取れたかな。
改めて「魚人だからって恨みはしないわ」の言葉を刻みつけたかもしれませんね。
何の垣根もなく、きっと頼れる友達(だよね)になってくれることでしょう。
やっぱり号泣してる感激屋アニキは置いといて、さて、サンジに踏まれてルフィが起きました。
予想通り寝てましたね、うん。
出だしが結構真剣に聞いてるふうだったので、めっずらしい〜と思ってたんですが、案の定。
ルフィは人の過去を聞いちゃいけません。聞いたらルフィじゃございません。
自分の見たことで動いていけばいいのです。
そういえば、仲間の過去も知らないよね?
ゾロが誰かと約束してるんだな〜とか、サンジが誰かに生かしてもらったんだな〜とか、ロビンが大変だったんだな〜くらい?
それだってどこまで認識してるやらですが(笑)。


初対面ですが、何となく通じ合うものがあるのか仲良くなってるナミとしらほし。
同じ歳くらいにお母さんが目の前で殺されてるしね。
しらほしの手に乗って仲良くお喋りしてるみたいなのが微笑ましいv
姫にはこういうお友達が必要だと思うのですよ。
たくさん姫には笑っていて欲しいな。


で、ジンベエの状況分析です。
竜宮城にはホーディ一味と、捕らえられた国王と兵士(先に縛り上げたのは誰かさんですが)、そして動向不明の仲間4人、ゾロ、ウソップ、ブルック、パッパグ。
パッパグ…!!(完全に忘れてた)


はっちゃんはホーディの計画を知っていました。
アーロンを越えるほどの人間嫌いであり、さらにアーロンと違って人間と仲良くするなら同じ魚人だろうと容赦しない奴です。(身をもって実証済み)
今年はいよいよ世界会議に、王が署名を持って「魚人島移住」の意向を伝えに行くところでした。
それを阻止するだけではなく、さらに…


はっちゃんがいいかけたところにでかい映像電伝虫がやってきました。こんな場所に来たことからして、島全体に放たれてると思われます。
うつされたモニターに、島民に呼びかけるホーディの姿が…!!
というところで、見事なヒキのままおしまい。
ホーディの映像を見つめるルフィの目がカッコよくて、うわ、ちょっとどうしよう!!!
こういう顔するときのルフィは、話を聞いてなくてもちゃんと自分のすることを分かってるんですよね〜!
非常に楽しみですが、次週は休載。
はい、頑張って我慢します。




拍手ありがとうございました!
6月1、2、3、4、7、8日の各日いただきました。
今回いつもより多かったのは、3兄弟の姿に共感いただいた方が多かったのかと嬉しいです。
3兄弟+しらほしちゃん、ホントにいいですよね。いまだに読み返して泣けてしまう自分です。
最近マンボシ兄様がますます可愛く思えてなりません。
八景島シーパラダイスでこの夏ワンピのイベントがありますが、アカマンボウとか展示してないかなv(ないない。マンボウって飼育難しいんですよね?)
せっかくの魚人島編です、リュウグウノツカイとかシーラカンスとかも展示…は無理か。(←レアすぎ)
話がどんどこ飛んですみません、よろしければまたお越しください。


◆2日 ざしきわらしさま
初めましてv この辺境の地にようこそお越しくださいました。
楽しんでいただけているとのお言葉、大変嬉しいです。
エニエス・ロビーの辺りがお好きなんですね。
えーと…あの頃ちゃんと感想書いてたでしょうか…妄想飛び散るはっちゃけたこと書いてなかったでしょうか…(読み返すのが怖い)
拙いサイトですが、どうぞよろしくお願いいたします。


見聞色の覇気を有し、初登場時は弾丸を簡単によけていたオトヒメ王妃の死因が被弾だとは思ってもいませんでした。
ご指摘で思い出しました。そうでしたよね〜。
三女が「警備の兵士はなにやっとんねん!王様、何ぼけっとしとんねん!」と怒りをぶちまけていました。(おい)
皆、後悔しても仕切れないのが辛いですね。


ゾロはウソップのシャボンに入れてもらっているんじゃないかと考えてはいるんですが…
その手がありました!!
とりあえず顔だけ突っ込ませてもらえば、凌げる・・・かな?
でもファンの心配はつきません。今日も心配し続けますv(何を言い出す)


◆3日 17時の方
ご覧いただきありがとうございますv
感想垂れ流しでお恥ずかしい限りですが、ワンピ馬鹿の正直な思いを晒しております。
よろしければまたお付き合いくださいね。


力を正しく導く者
候補としては
主人公補正でルフィ、これから出る・現時点では未登場の人物、既登場人物なら成長したコアラちゃんかなあと思うのですが。
ルフィはあくまで“きっかけ”で導くタイプではないと思うんですよね。
今もいろいろ考えてるのですが、私もルフィは「導く者」ではないと思います。
きっかけ。というお言葉にああ…と思いました。まさにその通りですねv
ただ結果的に「導く者」になる可能性は残ってるかなとも思ってます。
今回もまた思うままに動いて、それが結局魚人島の皆を救ってくれるんじゃないかなと。
コアラちゃん、再登場楽しみですね。
オトヒメの理想を受け継いだのが王子と姫達なら、タイガーの理想(希望?)を受け継いだのがあの子。何も知らない心はその後どう成長してくれたのでしょうか。


◆7日21時の方
いつもありがとうございますv
今週も泣くツボを押されてしまいましたが、時間軸が現在に戻りいよいよルフィたちも始動ですね。
来週…じゃなかった、再来週が楽しみですvv


元々料理の質は高かったし(その代わり、オーナー&スタッフの乱暴さでおつりが・・・)、 海軍にとっても海上で美味しい料理が食べられることは有難いから、オーナーが元海賊でも食べにくるんでしょうね。
今気付きましたが、元結構な海賊だったにもかかわらず、ゼフは放置なんですね!そういえば海軍さんも普通に食べにきてましたが…。
イマイチ海軍の判断基準がわかりません。
金で動いてたネズミはともかく、他の面々も自分の好き嫌いで動いてるんじゃ…?なんて思いたくなります。
肩書きがあってまともにお仕事してたのって、Tボーン大佐くらい?(大佐好きですv)


天竜人についてはまだよくわからない部分が多いです。
 どのくらいいるのかも不明ですが、なかには性格はともかく、政治力が高い切れ者もいるかもしれません。
そういう人間が実際にいて、同意してくれた、としたなら、奴隷にしやすいから〜とかみたいなしょうもない理由ではないかも。

天竜人というと、あまりにチャルロスのイメージが強すぎるんですが、切れ者がいてもおかしくはないですね。 最も性格はあんなもんにしか思えませんが。
あの書面は絶対信用できません。まだアーロンの1億ベリーの約束のほうが信用できるってもんです。(じゃあダメじゃん)
あれはさすがに燃えてませんよね?それ持って王様は世界会議に行くつもりだったのかな。
とにかくまだまだまだ、先の展開は長そうです。


そろそろ辛い過去編も終わるでしょうが、ここまでの悲劇を乗り越えてきたジンベエ達に、 志半ばで逝った2人の英雄に、彼らが本当に望んでいた幸福が訪れるといいですね。
そしてデッケンやホーディやカリブーはうんと痛い目にあって惨めに退場するがいいさ。
深く同感です。特に後半(笑)。
てか、カリブーを忘れていました、そうそう、なんかやらかしてる途中でした。
尾田っちのことですから、何かの形でまた絡んできそうですが、 彼が幸せになる可能性は0。むしろどう痛い目にあうかわくわくしてなりません(笑)
ホーディがどのくらいのレベルなのか気になります。
どうも私はラスボスとは思えず…まだ誰か控えてるんじゃないかなぁと思ってしまうのです。
ま、全部ルフィがぶっとばしてくれるから構いませんけども♪





2011/06/10




628話 「大掃除」


ただでさえ一週開いたら、いらいらそわそわもやもやするんですが、 麦わらの一味がやっと再始動…ってとこでの休載でしたからね。あーもうしんどかった。


ジャンプ表紙。
8段重ねアイスとルフィ。
この号発売の後、31アイスは売り上げ伸びたんじゃないかしら。
少なくとも私は非常に食べたくなりました。
ここは当然、抹茶ゾロをダブルで!、と言っておこう。一番好きなのはナッツトゥユーですが。(どうでもいい)


表紙。
現在の麦わらの一味それぞれのカットです。
チョッパーが何かおかしい気がするんですが、体と顔がアンバランスなのかな?
それとも今のチョッパーは、こんな変形もできるのかな。
ウソップがホントにカッコよくなったv
そしてゾロ。
尾田っち、ゾロ大好きでしょ?描きたくてたまらないでしょ?
と思わせる、気合の入り方。
これは私の目に分厚いフィルターがかかってるからですか?
いや、贔屓目なしにしてもこのゾロはすごくカッコいいよね。
本気手ぬぐいを巻いてるゾロを見るのは久しぶりです。
本編ではあまり見せてくれなくなりましたが、やっぱり素敵v
腕の筋肉とか浮き出た血管とか、開いてる脚とか腹巻とか、語りだしたらとまりそうにないからこれくらいで。


本編。
オトヒメ王妃の踏み絵は続いています。
続々と島民たちは踏んでいます。
大好きだった王妃。誰よりも島のことを考えてくれていた王妃。
踏みたいわけありません。
でもそれで彼らが殺されるなら、躊躇いもなく踏みなさいと王妃なら言うでしょう。
そんな人柄だった王妃を、全員知っています。
だから踏みます。泣きながら。
こう思うと、踏み絵なんて行為持ち出してきたところで、 また一つホーディ一味の小ささが露見します。
オトヒメの威厳もたいしたことねェと笑いますが、人の威厳(て言い方は違うと思うけど)はそんなことで計れはしないのに。


前回の続き、ホーディの放送が始まりました。
オトヒメ暗殺犯を撃った男として有名みたいですね。
ホーディは高らかに宣言します。


一度この国を壊し、その後自分が王になる。
人間と友好を望む者はこの国から消えろ。
魚人街から人間を嫌う「新しい住民達」(傍点がついてるのが気になる…)が移住してくる。 人間を信じても裏切られる、ネプチューン一族に唆されるな、目を覚ませ。


写してて嫌になってきたのでこれくらいに。
彼の言葉に、しらほしは涙ぐみ、3兄弟は本気で怒っています。
オトヒメ王妃の遺志を継いで、一歩一歩ここまで頑張ってきたというのに、それを平気で踏みにじるのです。
リュウボシ、マンボシのあんな顔、初めて見ました。
ホントの本気で悔しいんだ…(涙)。
タイガーの一件、王妃の暗殺。
あんなことを体験した魚人島の人々が人間を本気で信じてるとは、残念ですが思えません。
でも歳月とともに、「知らない世代」も増えてきているはず。
ただ歴史や情報に踊らされるのではなく、自分の目で見て判断しようという者だってでてきてるはず。
王子たちはすごく努力してきたんです。
たった一人の母を殺されたのに、憎しみに囚われず、もっと広い視野で世の中を変えていこうとしている。
彼らの言葉は綺麗ごとじゃありません、自ら先頭に立って実践してるんですから。
島民たちは決して盲目的に従ってるのではなく、そんな姿をずっと見てきてるから、 署名もしたし、何より王家の人たちを好きなんだと思います。
どうしてそれがわからないんだ、ホーディ。


ホーディは、鎖で縛られたネプチューン王を見せ付けます。
「かつての大騎士、ネプチューンも歳をとった…!」
あああああ、そ、それはそうなんですが…
あー……うちの子がすみません。そんな心境です。
確かに王様も老いてぎっくり腰も患ってたみたいだけど、元凶はうちのゾロ坊がやらかしたことに間違いなく…。
3兄弟にしらほし姫に、ジンベエ親分に、島民の皆さん、ひたすらごめんなさい。


「3時間後、ギョンコルド広場にて王の首を切り落とす!」
それをもって今のリュウグウ王国を終わらせようというホーディ。
この3時間のタイムリミットが何週間になるかはわかりませんが、とりあえずの区切りがつけられました。
まずはこれに間に合うようになんとかしなくては。
それにしてもギョンコルドって言いにくいですね。コンコルド広場のもじりでしょうけど。


オトヒメが命がけで手に入れた天竜人の書状、そして島民たちの署名。
ホーディはそれも手にしています。
書状は破棄すれば二度と手に入りませんし(まぁ天竜人絡みってだけで私は疑わしく思っているんですが)、
署名は=人間と手を取り合おうって意見の持ち主
=ホーディの新王国に反発する者
=裏切り者。
ホーディにしたら、この名前の者を処分すればいいわけです。


王「身勝手な…!」
ホーディ「王とは身勝手なもんだろう、おれ達にすりゃあ…おまえこそ身勝手な王だった」


馬鹿か、おまえは!!!(だむだむ)
王や王妃や王子や姫が、一体どれだけのことを我慢してきたって言うのか!!
誰よりも我慢してきたのが彼らです。
彼らは一度だって自分達の意見を押し付けはしなかった。
立場を利用すれば、それを国の意見として進めることもできたはず。(是非はともかく)
でも、根気強く呼びかけ、説得し、あるときは自分の命を賭けてまで一歩一歩進んできたんだ!!
力を利用しなかった、心を尽くした。
それのどこに身勝手と非難されるものがあるのか!!


…悔しくて涙出ちゃいました。
馬鹿にはどんなに心を砕いてもそのかいはないんだ…って。
王妃ならそんなことはありません、と笑って言いそうなだけにそれがまた悔しいんだけど。


最後にホーディは「海賊・麦わらの一味」に呼びかけます。
アーロン一味の野望を打ち砕いた人間として。
モニターに映るのは、鳥かご(?)みたいな中に捕まってるゾロ、ウソップ、ブルック。(ブルック、足が入りきれてない)


S「何をやってるんだ、アイツら…」
L「ありゃー!!捕まってる!」


言いたいことは山ほどあるでしょうが、彼らも大変だったんです。
溺れ死んでなかっただけでもよしとしてください。
ええ、ホントによかった。


部屋の上部に吊るされ、下からは水がどぼどぼ入ってきてます。
わざわざ手間をかけてくれたのは、残りの仲間、特に船長たるルフィに見せ付けるためですか。
この部屋が水でいっぱいになるのは国王の処刑が終わるくらい、つまり3時間後あたりということですね。
アラバスタでもこんな水責め(?)ありましたが、すみません、真っ先にメインブレドウィナという言葉を思い出した星矢世代です。(スルーしてください)


「さあ、リュウグウ王国の大掃除を始めるぞ!
3時間後この国はプライドある魚人島に生まれ変わる!」


同胞すら平気で殺すプライドなら海王類に食わせてしまえ。
ホントのプライドってのは王家の人たちみたいな…(また長々語りそうなのでこのくらいに)


水責め中の3人。
U「何とかしなさいよ、ゾロ君〜〜〜〜」
Z「わかった、じゃこの錠外せ」
ゾロ君でも縛られてちゃ手も足も出ないか…。当然刀も取られてるよねぇ…。
U「錠よ〜〜外れろっ!!ダメだ、おれ念力なかった」
B「ねーねーしかし見ました、私が動いたときの魚人たちの顔っ!!(ぷぷー)」
Z,U「おまえがあのまま死体のフリしてりゃおれ達を逃がせたんじゃねェのかよ!!」
B「助けてコロサレル〜〜!!あ、私もう死んでました、ヨホホホ」


なに、このほのぼの会話。


面子にも原因あるようですが、この状況下で緊張感皆無(笑)。
そこにゾロの爆弾発言です。


Z「まぁ…ナミ達は逃げたんだろ?ルフィその他を呼んできてくれりゃいい」


ぱーどん?

ルフィ その他っ!!!???

食いつくのはゾロルの私のような人間くらいかもしれませんが、しかしですね、こいつ、いきなり何言い出すんだと恥ずかしくなりました。
ゾロは時々さらっと内心を吐露します。そうして私のような腐った人間の心を弄ぶのです(笑)。
ルフィ以外は、戦力として頼りになるサンジやアニキ、船医のチョッパー、知恵者のロビン、それすら一切がその他です。
ルフィがいりゃいいのか、ルフィさえいればいいのか、そうかそうか。ああ、おまえなんて可愛いんだ…。
と、そんなときめきはさておき、このまま助けを待たれてても困ります。
だって私はカッコいいゾロが見たいから。(わがまま)
そういや、一緒に居たはずのパッパグがいないんですよね。
上手く逃げてるみたいなんで、ここは彼にどうにかしてもらおうじゃありませんか。
セレブなデザイナーに大変な負担かけるとは思うんですが、ルフィたちに関わっちゃった時点でもうアウトです、頑張ってください(笑)。


一方海の森奥地。
ロビンが行き着いたそこにはポーネグリフがありました。
でも今までのとは違う、とロビンは思います。


R「まるで手紙…それも謝罪文…一体誰に謝ってるの?
 あなたは何者なの? ”ジョイボーイ”…」


このポーネグリフを残した人ですか?
今まで名前出てきましたかね。
さらっとどこかに書かれてた気もするのが、このワンピースって漫画だったりしますが、さてどうですか(他人任せか)。
魚人島の過去が明らかになったと思えば、また謎が一つ。
まぁ追々わかってくるでしょう。
展開上、ロビンはしばらくここで待機かな?


海の森、ルフィたちに場面は変わります。
売られたケンカアは買うだけだ!と当然やる気満々なルフィ。
父上の危機に居ても立ってもいられないしらほし。
そんな二人をジンベエは止めます。
はっちゃんも、同意見。
ホーディが今一番恐れているのが、海王類を呼べるしらほしの才能。
理想の王国ができても海王類で攻め込まれたらおわりですから。
でも、ホーディ自身はその力を利用しようとは思ってないんですって。(へー)
だから国王の命を盾に取り、あわよくば邪魔ものを消したいと、そっちの方向です。
利用したいのはデッケンですね。
デッケンは自分のものにならないなら死ね、と言ってましたが姫が死んだら困らないのかな。
他人に利用されるよりはマシなのかしら。


最も今のしらほしは、まだその力を全くコントロールできていません。
話は聞いてるようですが、まだ海王類様(誰だよ)とお話したこともない、と。
てことは、呼んだのはあの一回きりなんですね。
早くに目覚めてしまったのは、本当に不運だったと思います。
でも姫の人柄を思うに、きっとその力は正しく使われることでしょう。謎の導き手によって。
力が未熟なことはホーディに内緒にして恐れてもらうことにしといて…


そして、ルフィです。
仲間の危機に(ゾロの危機にと書かない私を褒めて)ルフィが黙ってられるわけありません。
けれどジンベエは、おまえさんらが戦ってはいけない、と止めます。


F、C「おれ達が…『人間』だからか?」
S「お前らが言うとなんか話こじれるわ!!」


あっはっは。
チョッパーはともかく、フランキーも人外扱いですか、サンジくん(大笑)。


ジンベエは魚人と人間が戦うことによる、恨みや憎しみの連鎖を恐れています。
だからここは自分に任せろというのですが。


L「ジンベエ!こっちは仲間取られてんだ!ホーディっての放っときゃおれの友達もみんな困る
  おれは行く!!止めてェんなら…!!止めてみろ!!」


この状況でルフィが言うこと聞くわけない。
仲間の危機はもちろんですが、はっちゃんを傷つけられた。
ケイミーも困っている。
しらほしも困っている。
何かわかんないけど、ホーディは自分達にとって「敵」である、とルフィは認識しました。
ほら。いつもそう。
そうやってルフィは正義や悪なんて枠組みすっ飛ばして、いつだって自分勝手に、でも必ずまっすぐ正しい方向を選んでるの。
そんなとこがやっぱりカッコいいなぁと思いますv


J「そういやお前さん…『あの男』の弟じゃった。
  止まる気がないんなら…『仕方ない』のう…!!」


おっと、昔はかなりのヤンチャしてたおじさんも本気だよ。
言うこと聞かないんなら無理やりにでも聞かせようじゃん、って顔してる。
すっかり穏やかな人になったと思ってましたが、とんだ勘違いか。
2年前は簡単に押さえつけられたルフィですが(状況もアレだったけど)、さていまはどうかな。
早く続きが読みたいです。




拍手ありがとうございました!
6月10、12、13、16、17、19、21、23日の各日いただきました。
わざわざのお越しをありがとうございます。
魚人島過去編。ずっと真面目に感想書いてきましたが、ようやくゾロが紙面に戻ってきたのでまたヘンな方向に走らないか心配です。
引かず呆れずお付き合いいただけると嬉しいです。


◆19日17時の方
いつもありがとうございます。
だんだん暑くなって参りましたので、お体にもお気をつけください。

冒頭見て思ったことを、一言で表現します。
「これ絶対真犯人別にいるだろう」

全く同感です。その一言に尽きます。
前回の感想で、私はホーディを真犯人と決め付けた書き方をしています。
あの時はすっかり頭が固定しちゃってましたが、落ち着いて考えてみれば、それ以外の可能性も山ほどありますよね。
ただ、絶対こいつ何か知ってるだろ、という思いは頭から離れません。
実行犯にしろそうでないにしろ、人間と仲良くしたいと願うヤツの命など、何とも思っていないのは確かですから。
今週のホーディにもホント腹が立ちました〜〜〜。(むかむか)


コブラ王親子、ドルトン王以来、久しぶりにみた本物の王侯貴族、貴い人達ですね。
この頃出てきていた貴族といったら、天竜人を筆頭にろくでもない連中ばっかりだったから、こういう本物を見ると何とも言えない感動を覚えます。

まだ数は少ないけど、彼らのような王たちがいてくれるのは心強いです。
王とは身勝手なもの、そういう認識からして間違っていると誰かホーディに教えてやって欲しいものです。
仰られてるように、ホーディはきちんと軌道修正してくれる大人がいなかったのが誰にとっても悲劇ですね。
といって、もしタイガーの海賊団にいたとしてもちゃんと言うこと聞いていたかどうか。
だって彼は、自分に都合いい情報しか取り入れなさそうじゃないですか。
子供は所詮そんなもんなんですが、どっかで失敗やらかして大人の言うことは聞くもんだと学ぶのです。
でもホーディってば頭ガチガチだし、学習しなさそうだし…。(ため息)
中途半端な情報や力を過信して、一体彼はどこへ行くのでしょう。
そういえば、野心をぶち壊されたアーロン。
彼は今、魚人と人間について何を思ってるでしょうか。
今も変わってないのかな…。


厳しい世界に身を置いているからこそ、一つしかない命の大切さを、その使いどきを理解しているからこそ、安易に力技に頼ることをよしとしないのだと思います。
イワさんとホーディの比較、本当にそうですね。
このお言葉に深く頷かせていただきました。
なんか安直だよなーってのがホーディに対する感想なんですよ。
子供っぽいっていうか、あまり深く考えもせず、その場の勢いでやってるようで。
それで王とか名乗っちゃう辺りが、ホントに子供。
大人は命の重さをよく知っています。自分のはもちろん他人の分も。
なんかそこがね…言っても分かってくれなさそうで、それがまた寂しく思います。


2011/06/23




629話 「立ちふさがる元七武海」


扉絵。
やってきました、ココヤシ村。
本当に平和そうで、嬉しい。今が魚人からみの話だけに余計そう感じます。
ノジコ、髪が伸びてますます色っぽいおねーさんになりましたv
ベルメールブランドのみかんかな。
泥棒猫の故郷の味。結構売れてたりして♪
ゴサの「今」の坊や。あの子が手伝ってくれてるんですね。
そうした後日談的な姿をみせてくれるとホッとします。
ゲンさんはナミのさらに実った姿に父心暴走中。ストーカー連中を心配して涙ぐんでいます。
でも言っとくと、あなたの可愛い娘はそこらの男なんか簡単に叩きのめせますから。未来の海賊王や大剣豪もゲンコツ一発で床に沈めてますから。


本編。
竜宮城行って、仲間助けて、ホーディってのぶっとばす。
相変わらずルフィの思考は明瞭簡潔、至極簡単。
後先なんて考えません。とにかく今やらなくちゃいけないことをやるまで、です。
魚人空手でそれを止めにかかるジンベエ。
親分も本気です。
魚人空手は辺り一面の水を制圧できます、体内の水も例外ではありません。
だからゴムの体にもその衝撃が届く。
てっきり覇気が関係してると思ったのですが、それ以外にも能力者にダメージ与える方法はあるんですね。
まだまだ戦いの奥は深い。


ルフィもJETピストルで応戦。
本気と本気のぶつかり合い…!
てところに、間に割って入ったロビン。しかも平然と。
二人の拳は止まりません。
ロビンちゃんが危ねェ〜〜〜とばかりに飛んできたサンジ。
行動はものすごくカッコいいんですが…どうして彼はこうなんだろう。
目がハートだよ、口が3だよ。
その上、しっかり抱きしめて守ろうとしたロビンの体は掻き消えて、ルフィとジンベエの間に入った形になっちゃったから、 非常に気の毒なことになりました。つの丸先生の漫画みたいな顔になってる。(涙)
もうこういうポジションで決定なんですか……?


ぶっ飛ぶ3人。
一方平然と森の中から出てきたロビン。
先週「ロビンはここで待機?」なんて書いてた自分が馬鹿じゃないかと思う早い合流です。もちろん嬉しいけど。
R「事情はわからないけど味方なんでしょ?ケンカはダメよ」
余裕だなぁ、姉さん。
こういうさらっとした大人な女性としての魅力が更に増しましたねv


ジンベエはルフィを諭します。
魚人たちが人間に歩み寄ろうとするたびに、人間によってそれを邪魔されてきた。
人間は凶暴な生きもの。
人間は魚人を蔑み嫌っている。
重ねた歴史が魚人族にそんな卑屈な考えを受け付けてしまっているというのです。
アーロンたちも魚人だから人間に狩られたと思うものも少なくないと。


ん?
重ねた歴史はともかくも、アーロンの一件はアーロン側に非がないですか?
あんな力での支配はどう考えても間違っている。
ナミたちに対し責任を感じてはいたようですが、その誤解を解こうとはしてないんですかね、ジンベエは。
魚人対人間の構図に関しては、ジンベエはかなり消極的です。
いろいろ近くで見聞きしてきたことが却ってよくなかったのか。


ともかく、アーロンを討ち取った麦わらの一味が、ここでまた人間に楯突くホーディを倒すということは、 変わることのない『歴史』を皆に連想させる、というのです。
うんうん、 ジンベエくんの40代の主張、すっごくよくわかる。
だって私もいい年した大人だから。
物の分別もあるし常識もある。
善悪だってちゃんとわかる。
でもその経験や分別が邪魔して、簡単には進めないのです。
若い連中をちゃんと導いてやらにゃと思いつつ、人生の残り時間がその若者よりずっと少ないんだから、失敗はできません。
歳とるってそういうことじゃないかな。
もちろんワンピには、そんなの超越したじいさんばあさんが山ほど出てきますがね。


さて、ここで言葉を発したのが、倒れてるサンジ。
きたきたきたきた!!!
サンジ、きたよ!!


S「とは言うが、ジンベエよォ(タメ口)
  捕まった仲間を助けるのは当然の事。このまま放っときゃ魚人島もホーディの支配下に落ちる。この島にゃおれ達のダチが何人もいるんだ…」


当然ながら、これはルフィの意見であり、麦わら一味の総意でもあります。
サンジはハチのケガにも気付いていました。
誰にやられたか頑なに教えないことと、ホーディは人間と仲良くする魚人にも手をかけるということ。
ハチは自分達を守ろうとしてホーディにやられたのではないか。
そう推測します。


サンジ、カッコいい!!!!!!
こういう周りへの気配りであり優しさ。
これはサンジならではです。


S「ジンベエ、ルフィにとっちゃここがおまえの国だって事も理由の一つだろう
 おれ達には戦う理由がある!!」
ホントにカッコいいよ、サンジ!!!(だむだむ)
この後に続く、「なぜならケ〜イミーちゃんもいるし〜〜し〜らほしちゃんも〜〜vv」とか騒いでるのは、ルフィと同じくスルーしときましょう。


L「そこどけよジンベエ!!おれは行くっつったら行くんだ!!」
J「いや行かせん!!わしに任せろ!!」
L「じゃあおまえをぶっ飛ばしていくだけだァ〜〜〜〜!!」
(そしてふり出しに戻る)


船長のわがままぶりは相変わらず(笑)。
19になっても子供っぽくて、そこがまぁ可愛かったりするんですけどねv
もちろんおっさんも引きません。
どちらの意見もわかるけど、でもとりあえず動いてくれません?竜宮城で囚われてる人がいるんで…。


一方竜宮城。
ホーディたちは数人を残して外に出るようです。
ギョンコルド広場へ行くんですよね。王様を連れて。
麦わらの一味の3人は、いずれ溺れ死ぬだろうからと放置。
馬鹿だな、そこらへん積めが甘いよ。誰だと思ってるんだ。
そんなホーディは、生意気な剣士(なんて素敵な響き!!!)に斬られた傷が疼くそうで。
傷の縫い方が雑だと娘に指摘されてましたが、まぁちゃんと治療はしてないでしょう。薬でごまかしてるのかな、 薬切れだと再びESを要求。
完全にヤク中じゃないですか。ヤバイな、あんた。


魚人街からの新住民(また傍点が…一体どんなやつらなんだ?)達は現在移住を開始中。
「全国民が人間を蔑む…いい国になりそうだ」
…もういちいちコメントするの、かったるいからやめよう。


島の各地にいる幹部達も広場へ集合を始めます。
市民達をどうしましょう、という部下に
「好きにさせろ、もう己の運命は各自わかってるハズだ」


署名がホーディの手にある以上、彼が王位につけば遅かれ早かれ処刑される、嫌なら島を出て行くしかありません。
それってどこへ?
差別覚悟で地上に出るか、暗い海のどこかで暮らすしかないのか。
もちろん島を出ても暮らすことはできるだろうけど、「人」としてのアイデンティティの問題かもしれない。
明るい光の中で、ってとこに拘り続けたいんだと思う。
本当のタイヨウを望みながら、でもそこに行く勇気は出なくて、だからせめてこの島で生活を営むことで人らしく生きることを実感したいんじゃないかなと…。
ああ、だったらいっそこの島をぶっ潰しますか、船長?(おいおい)
バラティエを踏み砕こうとしてたのを思い出します。
相手にとってどんなに大事なものだろうと、それが逆に足枷になるなら躊躇いなくぶっ壊そうとしますからね、ルフィは。


人々は恐怖に脅えます。
新魚人海賊団。
同じ魚人でありながら、それが自分達にとって脅威にしかならないことを知っているんですね。
ホーディ含め、幹部4人がサメ、一人がダイオウイカ、用心棒に魚人島一の剣士(ヒョウゾウか)、
強さはいやらしいほどありますね。
対する自分達の希望は…ネプチューン3兄弟。
「やってくれるさ、王子達なら!!」
なんだろう、彼らへの信頼に満ちた言葉。
ホーディがあれだけ王族をけなしていたのに、その言葉は全然人々を煽ったりしてない。
オトヒメ王妃始め、彼らが一生懸命やってきたことはちゃんと届いていたんだ…。(涙)
高い立場にあるからこそ、公平で勤勉。
そんな彼らをちゃんと分かってくれてるんですね、本当に嬉しい。


竜宮城室内プール。…何故この城にプールが必要なんだろう、わからない。(外出ればいいじゃん)
吊るされてる鳥かごは相変わらずほのぼのと(?)賑やかです。
2年の間に幽体離脱(っていうのか、これ)ができるようになってたブルック。
なんかもう何が霊で何が魂で何が死体なのか。
しかも修業とかじゃなくて、ある日祈ってたらファ〜〜〜と霊魂が抜けたらしい(笑)。
そんなもんなのか。死ぬ気で走り回ってたサンジが気の毒過ぎる。
だって、だって。
B「この技を覚えた日から私…何をしたと思います?」
鼻血出してる!!
ウソップですら羨ましがってるスケスケの実を越える能力。これ、サンジが聞いたら悶絶するよ!


って、ホントに状況無視だな、このメンツ(笑)。足元に水が迫ってるとは思えない。
そんなブルックの能力で、パッパグを発見しました。
やはり、ポイントは彼だったか。


U「じゃあブルック!パッパグに錠の鍵をすぐ探してもらってくれ、あと檻の鍵と部屋の鍵と…」
Z「バーカ待て…」


!!!!!!!!!!


バーカ!?
ちょ、なにこのカッコいい言葉!! (←バカ)

Z「刀一本でいい…おれの刀を持って来い
  全部斬っちまう」

・・・・・・すみません、暴れていいですか?


ダメだよ、ゾロ。カッコよすぎるよ!!
今までかなりのゾロ欠だったんだから、そんな姿みせられたら一気にアドレナリン放出されて危ないよ!!


ウソップも「頼もしすぎる!!」とびっくりのゾロです。
これをしれっと言うんですからね。
あの一コマに殺されるかと思いました。(はぁはぁ)
ただ若干落ち着きすぎて老けた気もします。 可愛いゾロもそれはそれですっごく素敵なので、尾田っち、ぜひまた描いてください。(要は何でもいい)


母「刀は一本でいいのかな?(どきどき)」
娘「あとは自分で探すんちゃう」
母「昔はルフィに3本持ってこいとか言ってたのに」
娘「そんだけ強くなったんやろ。それより刀持ってきてどうするんやろ?」
母「え、斬るんでしょ」
娘「自分の鎖は?」
母「そりゃ刀持ってちょいちょいっと…」
娘「でも後ろに縛られとるで?」
母「じゃあウソップとブルックを先に斬ってそれで助けてもらう…って二人は鉄切れないやん!!」
娘「やっぱやること中途半端な男やなぁ、あっはっは」
母「ゾロはちゃんとなんとかするわっ!!(げしげし)」
そんな今週の親子劇場でした。


とりあえずパッパグに何とかしてもらわないとですが、現在パッパグはブルックの霊魂(笑)と追いかけっこ中。
そりゃいきなりアレに来られたら恐いわ!
でも早く助けてあげてぇぇ。





拍手ありがとうございました!
6月23、24、25、26、27日の各日いただきました。
ゾロが出てきてまた暴走気味になってきました。
馬鹿丸出しでお恥ずかしいですが、馬鹿は承知の上、そんな私を馬鹿と呼んでいいのは私だけだと意味不明な開き直りで続けていこうと思います。
よろしければこの馬鹿感想にお付き合いください。
クリックの一手間をありがとうございました。



◆24日12時の方
初めましてv
なんか水中でゾロに負けてしまったホーディさんに今までのボスの様な強さが感じられない。ぶっちゃけドーピングを使用してもジンベエの方がはるかに強そうです。


はい、リピートしましょう。
「水中でゾロに負けてしまったホーディ」。
何度聞いてもうっとりします。魚人に水中であっさり勝っちゃったゾロが素敵すぎるv(←おいおい)
なんて、確かにいくらゾロが強くなったとはいえ、ホーディは今までの敵にしたら弱いですよね。
ルフィVSジンベエが事実上のラスボス戦、というのが非常に可笑しかったですv
今のままじゃホントにそうなりかねないですが、このままじゃ終わらないってのも確かだと思います。
どきどきしながら先を待ちたいと思います。とりあえずゾロには鎖斬って欲しいし。
楽しいコメントありがとうございました!


◆25日1時の方。
こんにちは、コメントありがとうございます。
言われてみれば親視点…で書きまくってますね、感想サイトとしては珍しいかもしれません(照)。
個人的にホーディと対峙してほしいのはジンベエですね。

過去編でジンベエの意識の変遷が丁寧に描かれ、アーロンをとめることできなかったけれど、ホーディはどうかとリベンジ要素もあると思うので。
ジンベエはたくさん後悔(っていいのかわかりませんが)を抱えてますね。
ルフィたちにはホーディをぶっ飛ばす理由があるけど、そういう意味ではジンベエだってそれ以上に理由があります。
もうさっさと皆で行って、とっととホーディのガキをぶっ飛ばしちゃえばいいのに、と乱暴なことも思ってみたり(笑)。
この編の終わりには皆が笑っていられるでしょうが、ジンベエの思いも救われているよう願って止みません。
素敵なコメントありがとうございました!


◆鈴さま
やはりあそこに食いついてくださいましたか。同士と信じておりました(笑)
 あまりにも私的に都合の良い発言だったんで、私の買ったWJがおかしいのかなぁと、何度も目を擦って、頬を抓ってみましたwww


あっはっは、一緒一緒。私も目を疑いましたもん。
でも大丈夫です、全国的発言です。
ホントに恥ずかしくなるようなゾロ、やってくれますね〜v
コメントありがとうございました、嬉しいですv


◆26日21時の方
いつもありがとうございます。
扉絵は、皆が2年間の修行で得た力を簡単に表現しているみたいですね。


今週、早速出ましたね(笑)。
先週はゾロでいっぱいいっぱいで他の皆まで書ききれなかったのですが(こらこら)、ホントにロビンが全身咲かしていたのでびっくりですv
もっとたくさんできるのかしら、影分身みたいに。綺麗なロビンだからもちろん歓迎な技ですけどねv
ブルックもこんなにすぐ役立って(…かな)くれるとは(笑)。


ホーディがアーロン以上にイカレてる理由は、 軌道修正してくれる大人も、強さを教えてくれる師匠もいなかったこともあるけど、強敵と戦ったことがないと思われることもあると思います。


ルフィたちが大きな壁にぶつかり跳ね返されて、2年という月日を堪えてきたのを目にした今だからこそわかります。
挫折、失敗。
もちろんしなきゃしないで済ませたいですが、それでは世界へは駆け上がれないって事ですね。
憎しみや恨み、自分だけの欲、目先だけに目がくらみ、薬に頼り、同じ種族の仲間すら手にかける、そんなホーディのこの先が救われるものとは思えませんが、 オトヒメとは言わない、せめて少しでもタイガーの思いに気付いてくれたらいいのに…無理だろうけど。


これはジンベエ自身、タイガーや王妃が願った悲惨な歴史を越えて人間と魚人が真に分かりあえる日は来ない、と諦めてるのがあるんでしょうね。だからせめて、 これ以上の悪化は避けたい、そういう悪く言うと消極的な思いがあるように感じます。それだけ悲惨な過去があるから仕方ないのですが。


ジンベエは仕方ないかもしれませんね…。あれだけのものを見てきてしまった人ですから。
それだけに諦めているようなのが気の毒で。
だからこそ、魚人島の人たちの価値観とか常識とか、ルフィたちが根こそぎひっくり返してくれるのを期待しています。
それがある意味マダムの予言であってくれたらとも思うのですが。
いつも深いコメントありがとうございます。楽しみにしています。



2011/06/28







630話 「暴れ出す」


世界の甲板から。今週はローグタウンのイッポンマツさんです。
あああ、懐かしい。
その節は雪走をありがとうございました。
サビサビでぼろぼろになってしまったんだけど…。
そしてスリラーバークに埋葬してきたけど、あの子はとてもいい子で ゾロを沢山助けてくれました。(「長い間」助けてくれて…と書こうとして実際はそれほどの 時間でもなかったんだなあと気付いたのでした)
お風呂にゾロの写真(手配書を引き伸ばしたと思われる)が貼ってあって、しかも 濡れないようちゃんと覆ってある、そこに大きな思いを感じ取りました。
大丈夫です、雪走はいなくなってしまったけど、イッポンマツさんの男の心意気、ゾロはちゃんと汲み取っていて、しかも覚えています。 だから安心して今日もお風呂掃除に励んでください。
何故お風呂に…とも思いましたが、恐らくイッポンマツさんにとって風呂はそれなりの時間を過ごす(掃除でね)、 大事な場所なんでしょう。 そういうことで。
奥さんに恐らくゾロを語ってんだろう得意げな顔が、ファンとしては嬉しい(笑)。


先週のヒキから一転、今週はホーディ一味の紹介が中心で、 麦わら一味の登場は皆無です。皆無。
なんかつまんないな〜と思っていたら、次女がジャンプを読みながら
「これから戦いが始まるって感じでわくわくするねv」と嬉しそうに言いました。
ごめん。
母さん、ファンとして間違っていた。
大事なものを見失っていたよ。(ゾロに目がくらんでるから)
そんなわけで、書く気にならないと呟いていた感想。今週も頑張ります。(おい)


といっても、それほど大きな展開はありません。
内容をまとめると、
・ホーディたち竜宮城強襲組、ネプチューン王の処刑のため王を連れて城を出る。
・街のあちこちに散っていた幹部達の能力を明らかにしつつ、彼らもそれぞれギョンコルド広場に向かう。
・王子たち、国中の兵を集めつつ、やはり広場へ、空からと向かう。
・ホーディ、ESの副作用が出始める。苦しんでいるんだけど、それ通り越してイっちゃったらどうなるんだろう。 巨大な海獣すら脅えてる様子はかなりやばいかも…いろんな意味で。
こんなところですか。(あっさり)
いや、これくらいしか書きようないし。


なので、今回は気になったセリフをいくつか拾ってみます。


・ドスン「(ホーディのお頭は)人間の海賊達を相手に商売する魚人たちも嫌いでポスン…。
ましてや傷ついた人間に輸血してやるような魚人には闇討ちと言う制裁を加えたのトスン!
人間達の血は汚れているトスン!!
魚人が与えることも受け取ることも魚人の血をおとしめるのドスン!!」


なんだろう、このわけわからない逆差別意識。
人間は魚人を虐げ蔑むと被害者面しておきながら(差別は事実ですがホーディたちが口にするとどうも違う感じがする)、 自分達は闇討ちを行いそれを制裁と正当化する。
さらに、人間の血は汚れていると言う感覚にはついていけません。
同じ魚人族にすら、躊躇いなく暴力奮うってどうなのよ。


・「ヒョウゾウは人斬り上戸だ!!」


酔った顔は意外に可愛い用心棒ヒョウゾウ。(笑)
どうでもいいかと思いつつ、やはり「剣士」ですからここはチェックしておかないと。
おいおいおい、もしかしてあんた、刀3本持ってる!?(激しいチェック)
もう少し持てそうですが、徳利も持たなきゃいけないみたい。
腕は確かだろうし、毒があるのが厄介だな。
まぁ麦わら一味の「剣士」と戦うなら、それもナンボのものですが。(贔屓すぎ)


・ゼオ「おまえ達に逃げ場等ないのだ!!(ゲフッ)」


町の人の虫と間違えて踏み潰されながらも、偉そうに言い切れるプライドはさすが自称「魚人街の貴族」…って自称かい。
意外に面白いキャラしてる。
こういうトリッキーなキャラは、ウソップ辺りと戦うんだろうか…。


・フカボシ「父上に手出しはさせない!!そして国民達の開きかけた心を再び閉じさせはしない!!」


フカボシ兄様!!!(涙)
母上の意思をちゃんと継いで、ホントに立派に成長されましたね。
この兄弟には幸せになってほしいなぁ・・・。


・マンボシ「フカボシ兄様は麦わらの一味をどう思う?」
 フカボシ「予言以外は直接会った感じ悪意は感じていない…」
 マンボシ「おいらもそうだ、入り江の人魚達も悪く言ってなかった」


その問題はこの緊急時、ひとまず置いておかれましたが、いや〜さすが上に立つ者。
人を見る目の確かさに感動しました。
早くルフィたちと分かり合えたら嬉しいなv
そして、マンボシ兄様がまぁカッコイイこと!(好きなのv)
リュウボシ兄様と2人、今は怖いくらいの顔してます。
あの歌って踊ってた陽気でおちゃらけてた2人はどこ?です。
やっぱり彼らも立派に立派に育ってくれてたんだ。
でも、戦う場面以外では、いつもにこやかなんだ。
しらほしのために。母上との約束のために。
…まずい、思い出すとまた泣きそう。


・王「大騎士などと呼んでくれるな、国民も守れず…このあり様みじめなり…!」
右大臣「国王の名を語り…国王一人お守りできんのか、何のための軍隊…!」


どちらも辛いところです。
暴言かもしれないけど、彼らの現状は「力なき正義」。
悪を相手に国民達が苦しむと知りながら、ただそれに屈するしかないのです。
もちろん力がすべてではないけれど、こんな馬鹿(ホーディ)が出てくるなら、 為政者は、やはりそれに対抗できる力がないとダメなのかなぁ…。
もー、早くルフィがぶっとばしてくれたらいいのに。(だむだむ)


・「ホーディ船長、今日海賊の剣士から受けた傷が痛むってんで…それをごまかすために次から次へとESを飲んでて…」


ポイントは「海賊の剣士」。これです。
てか、これだけです。私にとっては。(ざっくり)
ゾロのあの一撃、これがここまで展開を大きく変えようとは。
「水中で魚人相手にあっさり勝ったゾロ。かっこよすぎだろ!!」
何度も口にしては娘たちにいい加減ウザがられています。いいじゃん、言ったって。


今週はこんなところで。
次回こそはと麦わら一味の登場に思いを馳せつつ…。



拍手ありがとうございました!
6月29、30日、7月2、3、7、8日の各日いただきました。
日ごとに暑さも厳しくなっていますね、お体にはお気をつけください。
節電モードな日本の夏ですが、常にワンピースと共に心は熱くいきますよ、わたくし。
よろしければぜひご一緒にv(こら)


◆29日 鈴さま
今までのゾロ欠、よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っくわかります(堅い握手)
私も、あの一コマで出血多量になるかと思いました(注意:鼻血で/笑)



まさに同士vv私はそんな鈴さまが大好きです(笑)。
私はA型ですが、鈴さまは?
同じでしたら、緊急時にはぜひ私の血を…。でも混ざるととんでもないことになったりして。


ゾロは今回は不覚にも息の問題で捕まってしまい、気がついたら捕らわれていたけど、実は、2年間の間に力も相当つけていて、自力で鎖をバキッと外してしまう、とかいかがでしょう?


いいですねぇ、バキッ…(妄想中)。
でもバキッでもドガッでもなんでもいいんです、ゾロがかっこよければ。(出たよ)
次週以降の活躍が楽しみでたまりませんvv


◆30日 19時の方
命を削る薬を痛み止め感覚で飲んでしまうホーディがホントにやばい


ホントですよね。どうも全体において危機感が薄いと言うか、 非常に子供的で短絡的な面が見えてしまいます。
言ってることだけは偉そうなのがまた腹立つんだけど、でもガキんちょってそんなもんですからね。


あと違う意味でブルックがホントにやばい。今のお前はどういう存在なんだと問いたい。


どうしましょう、ブルック…。(ふるふる)
まぁ役立ちそうな能力なので(特に今回)、よかったとは思うのですが。
祈ってるだけで抜けちゃったってのが、ホントにやばすぎと思います(笑)。


◆2日21時の方
いつもありがとうございます。
本編ですが、早速ロビンとブルックが新たな力をみせてくれましたね。
 ただ、ずっと目を閉じたまんまだったのが気になります。もしかしたら目の部分は別の場所に使ってたんじゃないかな、と思いました。
 はっきり言って一味の情報力は最低です。
 その中で、博識で諜報能力に長けたロビンの存在は重要だし、彼女もそれをよく理解してるんですよね。だから、革命軍ではその方面の能力も鍛えてるんじゃないかと思うんです。
 今回も魚人島の様子を能力で探ってるかもな、と思うんです。



途中端折ってすみません。
なるほど!情報力!
相変わらずの洞察に感服しております。
思うに、一味の中で情報収集を重視してるのは女性陣だけかもしれません。
でもナミは今後航海士として今まで以上に重要なポジションを勤めるから、 主にそっち方面で頼りになるのはロビンでしょうね。
あちこちに咲かせる能力はこのためだったのかもしれません。
「船長もNo.2も情報力の重要さをわかってない上に、それでも何とかしてしまう実力と悪運を持ってることが原因なんでしょうが」
この一文には深く深く頷かせていただきました。
まぁあの2人だからしょうがないんですけどね…(苦笑)。


ルフィは行く先々で事件を起こす、といわれてるけど、実際は既にその国や島に重大な問題があって、それがルフィの登場で一気に表面に出た、というのが正しいんですよね。
 ルフィ自身は別に国を何とかしよう、なんて思ってなくて、
 でもそれが、そこに住まう者達に、選択を突きつけるんです。本当はずっと前から示されていたかもしれないけど、避け続けていた選択を。
 そして今、魚人・人魚達も選択を迫られているんでしょう。
 ルフィは導く者、というよりも、選択を促す者って感じがします。



途中略、すみません。
選択を促す者、って言葉はルフィにぴったりですね。
ルフィ自身は他人にどうしろとは言わないんだけど、自ら立ち上がって(これが大事なんだけど)、 その上で「助けて」って伸ばした手は絶対握り返してくれるもの。
ドラゴンと似てると仰ったのはなるほどと思います。
でもそれを待つ精神力って並大抵じゃないよなぁ…と、ルフィの大きさを改めて感じてみたり。
それにしてもホーディはどこへ行くやら…ですね。(ため息)


2011/07/08




631話 「ギョンコルド広場」


扉絵は双子岬。
ラブーンをバックに誰かと笑顔で酒を酌み交わすクロッカスさん。
この誰かですが…誰っ????
オーズJr.がエースからもらった編み笠みたいなの被って、姿はどっかの渡世人風。
もちろん2人の傍らには新聞らしきものがあるので(それがこのシリーズのテーマだし…)、 麦わらの一味を知ってる人ですよね。
ヨーキ船長じゃないの?と予想立てたりしたんですが、あの人ほとんど死にそうだったよと三女から 反論されました。
もし生きててもかなりのおじいちゃんですよね、ブルックが現在90ですから。
ま、 ワンピ界のじいさんばあさんに年齢の常識が通用しないのはすでに周知の事実ですが。
ただそうだとしたらラブーンの反応が薄すぎる。もっと喜んでてもいいんじゃないの?と思います。
この人の正体は、まだお楽しみということですね、尾田っち。 (伏線と言うと偉そうなんで、お楽しみという言葉を使おうと思います)


本編。
今週も麦わらの一味は出ません。
皆無です、皆無。
そんなわけで展開はさらっと書きます。
気分的に盛り上がらないんだもん。


・フラれたデッケンはショックのあまり、「全部まとめてブッ潰せばいいんだ、何もかも!」と、い〜いこと思いついちゃった的になってきました。 相変わらず小者ですが、魚人島がひっくり返るようなとんでもないもの投げつけてきそうで油断ならない感じ。


・ギョバリーヒルズのネプチューン軍は全滅。
同じくギョンコルド広場に来ていた兵士達も。


・ギョンコルド広場にはホーディ、幹部達、海獣たち、クラーケン、とホーディ一味がすでに勢ぞろい。王様は広場の真ん中に磔になってます。あああ。
ヤク切れで苦しんでいたホーディは、山を越したのか、風貌から能力から一変。ちょっとイっちゃった化け物じみてます。くそー早く薬の反動が来ればいいのに。


・そんな広場に3人の王子が到着。容姿はアレですが(こら)、3人ともホントに強い強い! 海獣たちを一掃です。
そして3兄弟とホーディ一味の幹部達がついに対決。


・最後2コマで「急ぐんじゃメガロ!」「お父様…どうかご無事で…」とメガロに乗って広場へ急ぐジンベエとしらほし。
あれ、ジンベエが来たの!?と思わせぶりなヒキで今週はおしまい。


以上、今回のストーリーでした。
あっさりしたもんです、ゾロいないしなー(そこか)。


では気になったセリフなど。
・デッケン「タイプじゃない、言われて気づく 恋心 のハズだ(字余り)」


字余りはともかく(何故余計な文字を…)、今まで単に姫の能力を狙い、一族の夢の為に結婚を迫ってるはずだったのが、 フラれて実は恋だと気付いたわけですね、おっさん。
でも「いっそ殺してやりてェのに」なんて考え方する時点で、しらほしが(てか女性が)好きになるはずないんだって。
もう少し人としての成長を願いたいとこですが、無理だろうねぇ…。
狂言回し的なポジションかと思ってましたが、思いついちゃった悪巧みが嫌な予感する。
魚人島滅亡に大きく一役買うのかも。


・今週はこれでしょう。
フカボシ「何故わからない、ホーディ・ジョーンズ!!お前達はこの島の誰よりも弱い!!」


「島の民たちは人間に虐げられた永い差別の歴史に目を閉じて、
人間に殺された『英雄』と『王妃』の死を時間の河に受け流し…!!
未来を少し変えてみようと歯を食いしばり…!!
その『署名』に名を連ねた!!
この強く優しい『決意』がお前達には何故わからない!!」


「恨みのままに復讐するだけの愚かなお前達には
王の首も!!国民達の居場所も!!このリュウグウ王国も!!
何一つ奪わせやしない!!!」


マンボシ「お前たちを打ち負かして!!おいら達は『人間を愛する未来』を選ぶ!!」


リュウボシ兄様のセリフは端折りましたが(ごめん;)、今週はこの3兄弟に泣かされました。
母上様が見たらどんなに嬉しいことか。よそのおばちゃんですら、こんなに嬉しいんですから。
あの小さかった王子たちがこんなにまっすぐ育ってくれました。
ちゃんと王妃の意志を継いで、誰を恨むこともありませんでした。
躊躇いもなく「人間を愛する未来」と口にしています。
それにはどれだけの強さが必要だったか、想像もできません。
大戦士の父上にだってできなかったことですよ。
愛する人を殺されて、父はブチ殺してやりたいと怒り、泣きました。
王子も泣きました、でも笑いました。
憎しみに囚われるのではなく、真に愛する人が望むことを叶えようと、それこそ歯を食いしばって生きてきたんだと思います。
マズイ……おばちゃんは涙腺が決壊寸前。


そしてね、彼らには自分の思いを貫けるだけの「強さ」があるのがまた素晴らしい。
強さのある優しさ。皆を守れる強さ。
最高じゃないですか!!!
…でも今のホーディには敵わなそうな切ない予感はするのですが。


もう散々書いてますが、どうかこの編の最後は、王子たち、そしてしらほしが心から笑っていますように。


・ジンベエとしらほしの出たラストのコマ。
『あれ!?ルフィは!?』とアオリの言葉があるんですが、そんなんこっちが知りたいわ!
素直に考えれば
『ルフィをぶっとばしたジンベエが、言葉通り自分だけでカタつけようと急いでる』
…でしょうが、実際はそんな簡単じゃないでしょう。
海の森にはサンジやロビン、ナミもいましたからね。
いい作戦立ててくれたんじゃないかなぁ…で、それにジンベエものっかってくれたという展開に、期待大。
そもそもルフィがジンベエだけ素直に行かせるわけないですよ。
ブッとばされようが、ぼこぼこにされようが、絶対自分も行こうとするに決まってます。
とにかく、そろそろルフィには始動してもらわなくちゃv
ゾロも鎖くらい、さくっと斬って脱出してくれ。(切望)




拍手ありがとうございました。
7月7、8、9、10、14日の各日いただきました。
先週今週と、さくっとした感想でごめんなさい。
やはり麦わらの一味が活躍してくれないと、ノるにノれないし、妄想も出ません。(おい)
3兄弟に涙した自分に、まだ「まともさ」が残ってるとほっとしつつ、そろそろ萌えるタネも欲しいなと思う正直な私でした。
暑い中でのご来訪、拍手に感謝申し上げます。



◆10日21時の方
いつもありがとうございます。
できればもっと目立つ所に張りたいかもしれませんが、地理的関係上(グランドライン手前)、 海軍が常に置かれる重要な街ですから、自分の楽しみとして、よくいる所に張ってるんじゃないでしょうか。


そうだ、あそこは海軍がうろうろしてるんでした。
あれは手配書の拡大コピー(?)みたいですが、すでにWANTEDの言葉も無く、ただのポスターですよね。 そりゃマズいわ(笑)。
どや顔って表現がいいです(笑)。なるほど。きっと毎日典型的などや顔で話してるんだ。
イッポンマツさんは、自分がそれだけの男と見込んだゾロがどんどん強くなっていくのが嬉しいのかもしれません。
雪走がいないのは残念だけど、托したのは形(=刀)を越えた心意気ですからv


ハチはともかく、ネプチューン王が薬のことを知ってたということは、大分前から存在していた薬なのでしょうか?
ますますもって誰が作って、ホーディ達に流したのか気になりますね。
それにしても、ヤバイ薬だったのかとか慌てている幹部達には呆れてものが言えません。やっぱり副作用のこととか、甘く見ていたな・・・。



ホーディに関しては今回簡単に書いてしまいました。
とにかく早く痛い目にあえばいい。
何ていうか…あまりにも主人公側(読者目線)にアンチアンチですね。
恨みだけを振りかざすとか、たいして考えもなさそうに国をのっとるとか、危なくなったら薬に頼るとか。
見ていてイライラします。
そりゃアーロンやエネルやルッチだって、この野郎と思いながら読んでたけど(子供か)、 それでもホーディに対するのとはかなり違ってたと思います。
今回は幹部も全員薬を飲んだんですね。もう皆そろってばかばかばか。



そのかつてのココヤシ村と同じような危機に瀕しているというのに、この住人達は・・・と、ちょっと思うんですよね。
厳しい言い方ですけど、閉鎖的で、諦観が漂っている。過去の事情を考えると仕方ない、とはいえ、これでは何も救われない。果たして立ち上がることはできるのか。
このあたりがこの島の抱えてる最大の問題でしょうね。



過去の歴史のせいとはいえ、島民たちは非常に被害者意識が強い感じがします。
どうせ自分達は…みたいなね。
人間に歩み寄ろうとしては裏切られた(ホントは裏にいろいろありますが)、その繰り返しですっかり諦めてしまっているような。
疲れるからもう無理に変えなくていい、このまま仲間だけで静かに暮らしてればいいじゃん。
オトヒメ王妃や王、王子たちを慕う気持ちのもう一方で、そんな意識も見え隠れします。
以前仰られていましたが、空島やW7の人たちのように、きっとそういう彼らを変えちゃうのがルフィたちなんでしょう。
そういう無理やりな治療法(笑)でもないと、この島の人たちは変わらない。逆に言えばルフィたちなら変えられるんじゃないかな、なんて。
くどいようですが、王子たち始め魚人島の人たちが心から笑って過ごせる未来を願っています。




2011/07/14




 / 感想メニューへ /