やっぱり薬のことは専門家に訊くのが一番でしょう。
ルフィとチョッパーは町を歩いて一軒の薬屋を見つけました。
小さいけれどちゃんとした店です。
「ここなら多分ありそうだ、ありがとルフィ」
嬉しそうなチョッパーに礼を言われてルフィもまんざらでもありません。
ゾロのことは気になるけど、もう少し付き合おうかなと思いました。
そして人型になったチョッパーと一緒に店のドアを開けます。
「いらっしゃい」
2人を迎えたのは白衣に眼鏡の真面目そうな店主。
早速チョッパーはメモを片手に彼に話しかけました。
何とかチームだの何々リシッドだの、ルフィの聞き慣れない言葉を飛び交わせる2人。
最初は良かったのですが、案の定ルフィは退屈してきました。
チョッパーたちは理解不可能な言葉のやり取りをしてるし、何だかつまりません。
次第にもぞもぞしだしたルフィに気付いたチョッパーが顔を上げます。
「ごめんルフィ、もうすぐ終わるからおとなしく待っててくれる?」
「おう!」
どっちが年上が分からない言葉をかけられて、元気よく返事をしたのはいいものの
やっぱり飽きてきたルフィは、仕方なく首だけを巡らせて店内を見回しました。
小さな店なので壁が全て薬棚になっており、
薬が入っているらしい綺麗な色の硝子瓶が並んでいます。
へえ〜、綺麗だなあとルフィは感心しました。
さあ、次はどうする?
チョッパーに言われたし、じっとしてよう
ちょっとだけ店の中を見て回ろうかな