知ってるぞ、とルフィは答えました。
「ウソップならおまえに頼まれた宝石を探してたぞ。
キッチンひっくり返してなーんか随分一生懸命やってたなあ」
「あらそう・・・」
悪いことしちゃったかな、とナミが肩を竦めました。
「でもまあ、いいか」
その一言であっさり片付けてしまうあたりがさすが最強航海士ナミです。
「なあなあ、ナミ」
ルフィはナミの袖をつんと引っ張りました。
何?と振り向いたナミに、一つの硝子細工を指差して見せます。
「これ買ってくれ」
ナミ相手に小細工はききません。ルフィはストレートに頼んでみました。
え〜っと漏らしたナミでしたが、値札を見て許容範囲内だったのでしょう、
「うーん、そうねえ、これくらいならいいかな」
財務大臣のお許しが出ました。
お目当ての品を買ってもらえたルフィは
サンキュなと笑ってナミやロビンと別れ、ご機嫌で店を出たのでした。
さあルフィ、次はどうする?
そろそろ船へ戻ろうかな
もうちょっと町を歩いてみよう