ルフィはメリー号に戻ってきました。
結局ゾロは見つけられず、会えないままだったけれど、
みんなと島を楽しんだし、まあまあの一日だったかなと思います。


夕方になってゾロも帰ってきました。
遅かったのは、船の場所が分からなくなってたせいかもしれません(笑)。


「ゾロ、お帰りー!」
「よぉ、ルフィ」
ルフィを見つけたゾロが右手を軽く上げました。
ルフィだけに分かるすっと目を細めた優しい表情に嬉しくなります。
「何だか久しぶりだな、ゾロ」
「は?昼まで一緒にいたじゃねえか」
半日会えなかっただけで何だか懐かしい気がしました。
「なあ、今日はどこ行ってたんだ?」
「んー、まあいろいろとな」
「いろいろ?」
酒とか刀研ぎとかそんなところでしょうか。
「オレも一緒に行きたかったぞ」
「おまえがあんまり気持ち良さそうに寝てるからだろ。
ナミに起こしたら可哀相だって言われたんだよ」
むっとふくれて抗議したルフィに、
「ホントはオレもおまえと一緒に行きたかったんだぜ」
にやりと笑ったゾロが耳元でそう囁きます。
そりゃもう腰に来るような甘い声で。
思わず赤く火照ってしまった顔を慌ててぶんぶんと振って冷ますルフィ。
そんな仕草にゾロがくっと喉で笑います。
「ゾロっっ!!」
「腹減ったな。行こうぜ、そろそろメシだろ?」


キッチンからは香ばしく焼けた肉の匂いが漂ってきます。
間もなく一日の終わり。夕日がゆっくりと辺りを染め上げていきます。
ルフィの前を歩くゾロの白いシャツも茜色を映し、
それが何かいいな、とルフィは思いました。
メリー号にも間もなく夜が訪れます。


ところでルフィ、いま何を持っている?
(2つ以上持ってる場合は好きなほうを選んでね)





あめが一個あるぞ

ゾロの手ぬぐいと傷薬(または片方)

買ってもらったガラス細工

なーんも持ってねえよ