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347話 「六式」



ルフィ「ロビン!!!! やっと見つけたぞ―――!!!」
ゾロ 「おい!! ルフィ!!! てめェ一体どこに居やがったんだ!!!」
チョッパー「ロビーン!! また会えてよかったぞ――っ!!」
ナミ 「・・・!!? ちょっと待ってこの状況何!?」



Q. 彼らの目的は仲間のロビンを捜すことです。
そしてとある部屋でようやくロビンを見つけました。
しかしそこでは傷ついた市長が怪しい奴らに囲まれています。
それを目にしたときに発する言葉として、ちょっと首を傾げたくなるのは、上の4人のうち誰のセリフでしょうか。






A. 船長しか目に入ってないあの人。






いきなり見てるほうが恥ずかしいことをやらかしてくれましたゾロです。
見事にルフィしか眼中にありません。さすがです。私も嬉しいです。


さて、本題です。
パウリーと麦わら一味はアイス氏襲撃犯の正体を知りました。 私は少々深読みし過ぎてましたね(恥)、パウリーはここでようやく仲間と信じていた者たちの裏切りを知るのです。
最も裏切りという言葉を使うのは適切ではないかもしれません。彼らは元々がCP9の人間。 パウリーの友であったのはあくまでも任務上必要だったに過ぎないのですから。


「ちゃんと喋れんじゃねェかよ、バカにしやがって!」
パウリーの血を吐くような言葉です(実際吐いてるか)。
敵として相対したルッチらに、怒りの感情を真っ直ぐに表しながらも、 かつて楽しく過ごしていた頃を思い出してしまう彼に深い哀しみを覚えます。
こんな感情的じゃ、そりゃあギャンブル弱いだろ、と余計なことも思いましたが。


現在登場したルッチの技は「指弾」と「鉄塊」。
地面に食い込んだ指の力、ルフィのゴムゴムの銃乱打が効かない鉄壁の守備力を持つ肉体。
これまた厄介な。
人体を武器に匹敵させる武術(六式)で1人の強度が百人分に値するそうです。
ブルーノも馬鹿力だったし、カリファの蹴りもすごかった(空中を歩いてたし)。カクの身体能力も常人を遥かに越えている。


いつも「こんなのに勝てるかー!」って敵と戦い打ち破ってきたルフィたちですから、 今回も「どうやって勝つんだよー!」と思いつつも心のどこかで安心してます。
でも初顔合わせだからなあ、最後は絶対勝つだろうけどこういうときはちょっと危ないかなあ。うーん。


ロビンのこと。
ルフィがようやく会えたロビンに問い詰めます。
何でこんな奴らと一緒なのか、出て行きたきゃ理由を言えと(言ったところでルフィが聞くとは思いませんが)。
それに対するロビンの答えは「願いを叶えるため」でした。
ルフィたちと一緒にいたら絶対叶えられない願い。その内容をロビンは口にしませんでしたが、真の歴史が云々ですね。 古代兵器も絡んでくるんでしょう。
冷たく言い放つ表情はどこか必死です。
眉間に皺まで寄せて、いつも淡々としてた(どこか余裕のあった)今までのロビンとは違って見えます。


メリー号で過ごした日々は恐らくロビンの中の何かを変えてしまったのかもしれません。
生きることを楽しんでいいんだと、ルフィたちを見ててそう思えるようになったんじゃないかなと。
それはロビンにとって新鮮でひょっとしたらすごく嬉しいことで、すごく心地よかった・・・。
でもここでルフィを選んでしまったら、ずっと追い続けてきた夢は叶わない、どんな夢かわからないから何とも言えませんが、 少なくともロビン自身はそう思ってる。
だからルフィがどんなに呼んでもその手を取らないよう、自分に必死に言い聞かせてる、そんな葛藤をあの表情に見た気がしました。


刀に手をかけたゾロがルフィに問いかけます。
「ニコ・ロビン」はあっちにいたい様だが、と。
ひどく他人行儀な呼び方だと思いました。
ゾロはロビンの名前呼んだことありましたっけ?(記憶曖昧)。 いつも「あの女」みたいな呼び方でしたよね?
それが今「ニコ・ロビン」。
突き放したようなその言い方はロビンが敵だと見なしてのことですか?
それともあれは今まで一緒に旅をしてた「何考えてるか油断できないがまあ悪い奴じゃなさそうな」ロビンとは違うと割り切ってのことですか?


どちらにしてもゾロが判断を仰ぐ船長は、当然のことロビンの下船を納得なんてしてません。
(聞かなくてもルフィの答はわかりきってるのに、わざわざ聞いてしまうゾロの可愛さ。ホントに好きだよな〜、船長のことがv)


ロビンを必死で説得しようとするルフィたちですが、あと2分で屋敷から炎が上がるそうです。
ルフィたちもアイスバーグ氏を助けて逃げなくてはいけません。でもその前にCP9の面々が立ちふさがります。
刀に手をかけたゾロ。ナミもクリマタクトを手にし、チョッパーも引き攣りつつ構えてます。


これから一戦が起こるのでしょうか。
ああ・・・・またしても次回に気持ちを持っていかれてしまいました。
尾田っち、あんたって人はもう・・・。


そんなわけで、次週ルフィ海賊団とCP9の初対決です。
・・・長々書いちゃったな・・・。

2004/12/06




348話 「戦闘力」



ついにルフィたちとCP9との戦いが始まりました。


体を鉄みたいに硬くする「鉄塊」
紙のように相手の技をかわす「紙絵」
消えたように見えるほどの爆発的脚力「剃」
空を蹴り宙に浮く「月歩」
鎌風を呼び起こし斬撃ともなる蹴技「嵐脚」
そして指の力で全てを打ち抜く「指銃」


これが六式と呼ばれる彼らの技です。
(書いている間「〜♪これは葉の汁を吸うアブラムシ、 これは花の色が悪くなるハダニ〜」というCMソングが頭を流れていきました。フレーズが似てしまいましたね)


元々が4対2の不利な戦いではありますが(ナミとチョパは巻き込んじゃダメでしょう)、 CP9の力は物凄くルフィのゴムゴムもゾロの剣も歯が立ちません。
その間にロビンは立ち去り、カクとやりあいながら一瞬隙を見せてしまったゾロは指銃に打ち抜かれました。3発、いやもっとかも(怒)。


倒れた2人にルッチは言い放つのです。
「身にしみたハズだ。我々4人とたかだか一海賊団のお前達とのケタ違いの戦闘力の差が・・・!!」


き―――っ、悔しい!


ただ2人の目は負けてません。今はまだ為す術もなくやられてるけどきっと活路を見出すはず。だってゾロだもん、ルフィだもん。
でもそんな彼らを嘲笑うかのようなラストのコマ。
ルフィですら声をなくしてます
あれはルッチ・・・?
悪魔の実か、はたまた改造手術でも受けてんのか?
どっちにしろイっちゃってますが。


ロビンの役目はもう終わりなんですか。
ルフィたちに濡れ衣を着せるのとアイスバーグ邸の道案内が彼女の仕事だったんでしょうかね。
先に行ってるってフランキーのとこ?
引き止めるルフィに二度と会うことはないと言い切ったロビンですが、 「元々薄汚れた仮面に不都合もなかろう」のところで「・・・・・」となっているのが何気でほっとしました。
まだルフィたちのこと気にしてくれてるんだよね。
だって一緒に海賊してたんだもんね。あんなに楽しかったもんね。
・・・いつでも戻ってきていいのにな・・・。


ルフィを蹴った音を聞いて斬撃と見極めたゾロ。
カクと戦います。
そんな中でもカクが敵と知って「メリーの査定」を気にするゾロ。あ〜〜〜・・・もうあんたって素敵vv
ただ査定はまじめにやったそうなので、メリーがもう走れないと言うのはホントっぽいですね。
5年程度の職人歴でしょうが、腕はやはりなかなかのものなんでしょうね。このまま船大工になっちゃえばいいのに。


そしてゾロはルフィを見た一瞬の隙(「好き」と変換されてちょっと嬉しい←馬鹿)に指銃にやられます。
痛そうだ・・・切るのも痛いが刺すというか突っ込むというかそれも痛い。
でもゾロはまだ本気じゃないです。
二刀流だし黒手拭いしてないし、魔獣モードに突入したらまだまだ強いんですから。
相手がカクなので見てるのがちょっと辛いですが、ゾロには頑張って欲しいと思いますvv


・・・結局ゾロで締めた私。

2004/12/14




349話 「一市民」



「・・・おれは少なくとも・・・!!
今までお前らを本当に"仲間"だと思ってた!!!!」
「・・・・お前だけだ・・・・」



ルッチの非道ぶりにますます拍車がかかってます。
悪魔の実「ネコネコの実」の力で「レオパルド」に変化しました。
ネコネコ・・・響きはとっても可愛いですが、肉食の動物系は凶暴性も増すそうです。
イヌイヌは雑食性なのかとか、トリトリは肉食草食色々あるんだろうかとか、 ネコになったらハットリを美味しそうに思わないのかとか、余計なことを考えましたが先に進みます。


心配して上がってこようとした職人たちを追い払うべく建物を崩壊させるルッチ。
ナミを庇ったチョッパーは瓦礫の下敷きになりました。(男だ、チョッパー!)
そしてアイスバーグ氏を連れて逃げようとするパウリーには先に書いた、一欠けらも情けのないセリフを投げつけます。
パウリーの心境を思うたび胸が締め付けられそうです。
せめてもう少し温かみのある言葉を・・・とも思いましたが、これで却って希望は打ち砕かれ、 いっそ敵だと割り切れるのかもしれませんね、悲しいことですが・・・。


ハトのやつ〜〜〜〜!!!
とパウリーを庇ったルフィ(豹になってもハトのやつなのね)に指銃を放つルッチ。
ただし鋭いツメ付きなのでルフィのゴムの体も貫かれました。また・・・またお腹に穴が開いちゃってますよ!!(号泣)
ルフィ!!!というゾロの絶叫も空しく、ルフィは遥か彼方へ飛ばされてしまいました・・・。
次のコマから見て町の方向らしいとは思うのですが、如何せん水路の多い町です。水に落ちませんように・・・。


そしてゾロの剣は鉄塊により傷をつけることもできず止められ(鉄は斬れないんですか、ゾロ!?)、ルフィ同様今度は海に向かって放り投げられました。
ザパァンと海の中に落ちてます。
大丈夫と信じてますが、でも痛いだろうなあ・・・(涙)。


ナミもまた傷つき上階から落とされ(ルッチがやったのか?)職人たちに捕まってしまいます。
痛々しい姿です。
誰も真実を知らない中、「麦わらの仲間」としてただ1人捕まって・・・きっと辛いだろうなあ・・・(涙その2)。


屋敷を包む火の中に背中合わせで縛られ残されたアイス氏とパウリー。ティラノが悲しげに鳴いています。
燃える火を見つめ、このまま事件をルフィたちのせいにして闇に葬ろうとするCP9。
そして目指すのはフランキー。


「一市民が巨大な政府に盾つくものじゃない・・・!!」


これが、あなた方の正義なんですね。
あまりにも「海賊」ルフィたちの考えとはかけ離れています。
今まで戦ってきたアーロンやクロコダイル、エネルも憎らしかったけど、 今思うと自分のしたいことをただやっていただけですから可愛いものだと思いました。
今回のCP9には「政府のため」だの「正義のため」だのというお題目がついていますが、この方が性質悪い気がします。
多分一番ルフィたちの嫌いなことです。


本当に全員がバラバラになってしまった麦わら海賊団。
それぞれが大ピンチです。
そしてこのまま私たちは年始年末を迎えるのです。


・・・・・・尾田っち〜〜〜〜・・・・・・ (生殺しじゃんか)


新年5号は1月4日発売。
キーマンはサンジでしょうね。きっと。
そろそろ登場して欲しいと特にサンジファンでない私ですら寂しくなってきました。
ファンの方々の心中をお察し申し上げます。


今年の雑感もこれでお終いです。
拙い感想の数々にお付き合いくださりありがとうございました。
来年度も変わらずこんな調子でやっていくと思いますv

2004/12/20




350話 「橋の下倉庫」



今年初めての雑感です。
よろしくお願いいたします(ぺこり)。


表紙がサンジなのは最近出てこない分の読者サービスなんでしょうか。顔のラインがシャープになっているのかな?
絵を描かない私にはよくわかりませんが、このサンジくんは何となく落ち着いて大人びて見えました。
彼ならギターもちょちょいと弾けそうな気がします。女性を口説く小道具の1つとして嗜んでいそうですv(失礼)


さて本編。
毎週尾田っちのすごさに感動しているのですが、今週もやられました。
ウソップとフランキーが一緒にいます。メリー号もです。
ほとんどの読者が危惧してたはずのウソップですが、ちっともぼこぼこにされてません。
それどころか気安く話してます。
一応フランキーに攫われたことにはなるんでしょうが、高潮が迫っている今は却ってこの倉庫にいる方が安全です。
連れてきてくれてありがとう、フランキー。


2億ベリーを取られた相手と相対しながらウソップは
「なる様になっただけだ・・・誰を恨んでもしょうがねェよ」とあっさりと言いました。
2億ですよ、2億。
半端な額じゃありません。
それにこの件が発端でルフィたちと別れる羽目になったのに(まあこのせいだけじゃないですが)、 何なんでしょう、この腰抜けそうなほど潔いセリフは。


ウソップは別に金額には拘らないでしょうが、あれはメリーを直すために必要なお金だったはず。
なる様に・・・ってそれで済ませられるんですか?
もういいの?


ウソップの表情はヤケになってるようにも見えません。
だからわからない。
メリーと運命を共にする覚悟もできてる、それを静かに受け入れる・・・うーん、それもちょっと違う気がする。
ウソップはまだ何も諦めていない。
自分を「海賊」だと言いました(「海の男」じゃなくてあくまでも「海賊」。それが嬉しい)。
まだ少しメリーと冒険を続けたいようなことも言いました。
ルフィたちと別れ、ただひたすらメリーに槌を振るいながら彼は何を思っているんでしょうか。


心のどこかではメリーが直らないと薄々気付いている。
でもそれを認められない。
認めたらもう別れるしかないから。
なのにルフィはそれをあっさりと(ウソップ視点)認めてしまった。
弱ったメリーを切り捨てるかのように。


自分はゾロやルフィたちみたいに強くないと気付いている。
でもそれを認められない。
認めたら一緒に旅は続けられないから(ホントは違うのに)。
メリーを切り捨てたルフィ。(ウソップ視点)
いずれは自分もそうなるのか?
だからその前に自分からそれを認め、自分から別れを告げた。
もうついていけない、その言葉で。


・・・ウソップの心情は、考えてるとどんどん深くなってしまいます。
またまた深読みしすぎでしょうかね(苦笑)。
 

そんなウソップに男を感じ、感動したフランキー。
泣いちゃいないそうですが。
フランキーハウスを壊されたことは、お互い様。
ワッショイワッショイで手を打つんだそうです。
ドッコイドッコイだわいなってツッコミも入りましたが、ワッショイでもいいような気がします。


そんな会話の中で、フランキーが師匠トムを語ります。

「何もかも全て"海列車"を生み出した"トム"という偉大な船大工のお陰なんだ」


うちの子供たちがこのフランキーの表情に感動してました。
すごく優しげないい顔なんだそうです。
フランキーがどんなにトムのことが好きで尊敬していたかがよく解るコマです。
乱暴者で嫌われ者のフランキーの、ちょっと違う一面が垣間見えるコマです。
本当にその通りだし、そんなあれこれが小学生にも一瞬にしてわかる尾田っちの素晴らしい絵なんですが、 腐った大人である私は、こんないいとこ見せられたらフランキーが仲間になる確率が更にUPするじゃんかと、ハラハラしてました。
嫌な大人です。純粋さの欠片もありません。

フランキーは初登場時よりだいぶ好感度UPしましたが、どうにもあのくどさが好きになれないのです。
でも腕のいい船大工見たいだしな・・・。
キャラ的にはいたら面白いかもな・・・。
やっぱりこれが仲間になるのかな・・・。
(そんなにイヤか、私)
だけど尾田っちのこと。まだまだどんでん返しがありそうですね。


やはりカクは真面目にお仕事をしたようで、フランキーの見立てでもメリーがもう走れないことがはっきりしました。(ショック・・・)


解体屋としてメリーの解体をはっきり突きつけるフランキー。
もちろん抵抗を見せるウソップ。


この話の前にフランキーは「本題に入るが」と言ってます。
本題? そもそもウソップをぼこぼこにするのが目的だったフランキーですが、 ひたすらメリーを直し続けるウソップに元船大工として何かを感じたんでしょうか、すっかり話がずれちゃってます。
一応ウソップの男意気を認めたフランキーです。
別に意地悪で言ってるわけじゃないでしょう。
多分、ウソップの拘りを吹っ切らせたくて解体を勧めてるんじゃないのかな・・・。
(ああまた深読みしてるかも、私・・・)


もうすぐCP9もここにやってくるはずです。
さあどうなるんでしょう、2人は。
そして吹っ飛ばされたゾロルは今どこに??
一緒に・・・なんてやっぱり無理でしょうねえ、ぐすぐす。

2005/01/11




351話 「クラバウターマン」



"大丈夫。もう少しみんなを運んであげる"


わーん!!!(感涙)
また尾田っちにやられてしまいました。読みながら涙が出まくりです。


ウソップとフランキーとスクエアシスターズしか出てきません。
ゾロルの欠片もありません。
だけどものすごく感動しました。


解体を手伝うと言い出すフランキー。て言うかもう始めちゃってます。メリーはすでに船ではないから、と。


――「こっちの岸から向こうの岸まで渡してやろう」この約束をかかえて船は生まれる、
だからそれが守れなくなった船はもう船じゃない――
元優秀な船大工だったフランキーらしいセリフです。きっとトムの背中に学び取ったんでしょう。
やはりまだちょっと好きになれない彼ですが、そんな私でも彼が「船」というものを心から愛してるのが分かります。
いえ、船だけじゃありませんね。
船を愛する船乗りも彼は大好きなんだと思います。


船大工と言うのは船を作り出す仕事。
心を込めて作った大切な我が子を渡すのですから、大事に乗ってくれることが何より嬉しいはず。
短いやり取りの中で、ウソップがどれだけメリーを愛してるか分かったフランキーは、だからこそ解体をすすめたんですね。きっと。


メリーがもう直らないことを知っていたウソップ(この叫びが勝平ちゃんの声で聞こえてきましたよ)。
でも譲れなかったのは空島の霧の中の出来事があったからでした。
彼だけがメリーの声を聞いたから。


「大丈夫、もう少しみんなを運んであげる」


もう少し・・・だって。このたった一言でダメです。泣けてたまりません。
自分でもうダメだとメリーは分かっている。それでもみんなのために頑張ろうとしてくれてる。
ウソップだけがそれを知ってしまったから、あれだけ必死になってメリーを庇ったのです。
たとえ結果が仲間と別れることだったとしても、ウソップはその道を選んだんです。


フランキーはそれは「クラバウターマン」だと告げます。
本当に大切に乗られた船にだけ宿る妖精。
伝説なはずだけど、大切に乗られたことが嬉しくて、大好きなみんなをもっと運びたくて、人の姿を借りて現れたメリーの化身。


「そんな船員に出会えてこの船も幸せだったんじゃねえのか」
フランキーのこの言葉がウソップの心を救ってくれればいいのですが。
ウソップの表情は何も吹っ切れていません。
何を思うのでしょう。
ルフィとの決闘でしょうか。
楽しかった冒険の日々でしょうか。
もう戻れないとか思っているんでしょうか。


そんな感動を一気に冷ますノックの音。
ドアの外にはCP9の4人の姿が・・・。
ウソップとフランキー・・・どうなっちゃうんでしょう・・・。


ぶち壊しな話題ですが、ウソップの鼻水はやっぱりあの位置から出るんですね。へえ〜。

2005/01/17



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