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358話 「復活」




いきなり「トム亡き後・・・」ってアオリ文句。
もうこの時点で亡くなってるんですか、トムさんは!?
実は今もエニエスロビーで生きてた、とかそんな展開にはならないの、やっぱり!?(密かに願ってました)


フランキーの死(実は違うけど)を知ったアイスバーグはある決意を胸に立ち上がります。
「この町を変える」。
それを大好きだったトムに誓いながら。
さらば少年の日・・・。
万感の思いを胸にいま少年(三十路だけど)は旅立つ・・・。
BGMはやはり銀河鉄道999でしょうか。


そして4年の月日が流れました。
髪を切り口周りに髭を生やした彼の(外見の)変化に寂しいものを感じます。あの美少年は幻だったのね・・・。


仕事に忙殺されるアイスの元にやってきた挙動不審な男。
ガラが悪くておまけに海パンなんだそうです。やはり海パンが足を引っ張ってますが、おそらく本人はそんなこと全く気にしてません。
その男こそがカティ・フラムことフランキー。
列車にぶつかり死にかけたフランキーは、鉄くずを使って自分を改造し(軽く言ってるけどそれって心意気すごすぎ)、 見事復活を遂げました。空白の4年間、彼は一体何をしてたのか。
こうして出歩けるまでに4年かかったってことでしょうか。


アイスとフランキーの4年ぶりの再会は、相変わらずの怒鳴りあいでした。
フランキーは世界政府に手を貸すアイスを攻め、 一方アイスも「トムさんが許しても俺はおまえを許す気はねえ」とあの事件の怒りをまだ納めてない様子。
例の設計図を渡し、島を出ろだのもう会うこともないだの冷たい言葉を、自分勝手で出来の悪い弟にぽんと投げかけ背を向けるのです。


でもそれは、「自分と『フランキー』の繋がりが誰にも分からない今、 このまま会わなければフランキーが政府に狙われることはない、まして島を出てしまえば尚更のこと」。そう考えたからでしょう。
フランキーに対する怒りも多少は残ってるんでしょうが、それよりアイスは彼を守りたかったんだと思います。
別に私、夢見てませんよね?(ね?)


トムさんが全てを捨てて未来に繋いだ設計図。
今またアイスも同じことをするのです。自分がこの先どんな目に遭おうと『未来』をこの設計図とフランキーに託そうとするのです。
それは彼が、口では何て言おうとフランキーを信頼している証でした。


「てめェ・・・本当に・・・生きててよかったなあ・・・!!」


アイス・・・その涙はないだろう・・・。
あんなにいろいろ言ったくせに今更そんな顔して泣くなってば・・・(涙)。
グス・・・って、手で顔覆っちゃってますよ・・・。


好きなんだよね、フランキーのこと。
言うこと聞かないどうしようもない奴だけど、きっとアイスにとってはトムさんと同じくらい大切な存在なんだよね。
だって・・・家族だから。
泣かせないでよ〜〜、え〜〜ん(もらい泣き)。


その涙を見たフランキーは島を絶対出て行かないと叫びます。
そりゃあそうでしょう。残ったアイスが危険な目に遭うのは分かってるのに一人でのうのうと暮らせるはずありません。
そして今に至るわけです。


長かった過去話も終わりました。
舞台は現在に戻ります。
フランキーは囚われ、エニエスロビーに連れて行かれることになりました。CP9の長官が待ってます。
書きたくもない、あいつです。スパンダム。
CP5からCP9に移ったんですね。
トムを連れてった功績とか何とかでしょうか。
何年経っても嫌な性格そのままなのが一層腹が立つ。


そこへおい待て!と立ちふさがるウソップ。一瞬の輝きでしたが。
その姿を見て「おまえ確か麦わらの仲間じゃな・・・」と呟くカク。
仲間・・・ああ、何て深い響きを込めたセリフなの(涙)。
この言葉にどう反応するんだ、ウソップ!!


一方、アイスの屋敷では燃え広がる火事の中、トナカイ型のチョッパーがアイスとパウリーを背負い、 ゾロの刀を咥えて、窓から飛び出してきました。
倒れるナミを心配しつつ、自分も倒れるチョッパー。
偉いよチョッパー、よく頑張ったね〜〜〜(涙)。
男だチョッパー、え〜〜〜ん(更に涙)。


チョッパーはアイスたち2人の命の恩人として手厚く迎えられそうです(よかった〜〜〜)。
2人が意識を取り戻したら、市民にも真実が伝わってナミの身も保障されますかね。


とりあえずチョッパーたちは何とかなりそうなのでほっとしましたが、絶体絶命のウソップはどうなっちゃうのか。
サンジが助けに・・・!?とも思うのですが、それじゃたぶんダメ。
今大切なのはここを自力で乗り越えることです。勇敢な海の男になるために、再び麦わら一味になるために、 ここが踏ん張りどころ。頑張れウソップ!
そうなるとサンジにはロビンを探しててほしいですね。
発車時刻も確認してたし海列車のステーションで待ち伏せとかね。


そしてゾロルは何をしてるやら。
でもこれは予想を立てないことにします。
尾田っちの描く展開を白紙の状態で待ち続けたいですからv

2005/03/14




359話 「ビンゴ」




今週ほど感想を書きたいと思ったことはありません。



意識を取り戻したアイスバーグは皆にナミと2人きりにするように言い、ロビンのことを語ります。
ロビンの持つ「危険」の可能性。彼女は世界を滅ぼすこともできる古代兵器を呼び起こす術を持っているということ。
ただロビンは純粋に歴史を知りたいだけです。誰に加担するつもりもないし、もちろん古代兵器に興味もない。
でも「そんな言い分に意味はない」と、アイスは言い放ちます。


ここで我々読者にはあの過去話とダブるのです。
純粋に強くなりたくて武器となる船を作っていたフランキー、彼に「悪意」はありませんでした。
それでも結果として、彼はトムさんを死に追いやり、多くの人を傷つけました(そこにはフランキー自身も入っています)。
純粋な意志に介入する悪意の怖さ、特にそこに世界政府が絡んできた場合の怖さを、身をもって知っているアイスだからこそ、 ロビンを殺してでも止めようとするのです。


そこにまた出てきた「オハラの悪魔達」という謎の言葉。
ロビンの出生に関係してそうですね。
アイスの言葉から察して、歴史を追い求めた人たちでしょうか。
そして何かを手に入れて「悪魔」と呼ばれるようになってしまった。
その結果、人々に忌み嫌われ、自分達も(ロビンを除いて)滅んでしまった。
もしかしたら世界政府絡みで殺されたのかもしれない。そこにはロビンの両親や家族もいたのかもしれない。
そんなことが、私のこの鈍い頭でも漠然と想像できます。


何故憎んでいる政府に加担するのかと尋ねるアイスに、ロビンは静かに語ります。拘束していた手も外し、背を向けて。


ロビンが全てを捨てても叶えたい「願い」
それは麦わらの一味の6人が無事この島を出航する事。


また尾田っちにやられました。泣きそうでした。
予想はしてたんですよ。ロビンは何か事情があって政府についてるだけできっと戻ってくるって。
でもここまで、みんなのこと思ってるとは思いませんでした。


世界がどうなってもいい
自分の命も、今まで追い続けてきた夢ももういらない
それより6人を守りたい
あのロビンがこんなことを思うなんて・・・(涙)。


麦わらチームの皆と一緒にいた時間は、ロビンにとってかけがえのないものになってたんですね。
命を救われた。
心を癒された。
夢を掬い上げてくれた。
何よりも、自分を信じてくれる「仲間」という存在ができた。
20年一人で生きてきたロビンにとっては、それが「真の歴史」よりも大切な宝となってしまったのも無理ないことかもしれません。


いつも感情を表に出さない彼女だけにその決意が痛々しいほど健気にうつります。
アイスもそう思ったのか、あるいは気迫に負けたのか、結局ロビンを撃つことはできなかったのでした。


それを聞いたナミは、よかった・・・、と。ロビンは自分たちを裏切ったのではないと知って心底ほっとします。
そして立ち上がりました。
いよいよです。
私たちのワンピースが始まりました。

「今更ですって? 今からよ!」

ナミが叫びます。
全てが動き始める予感です。

「助けていいんだとわかった時のあいつらの強さに限度なんてないんだから!!!!」

重症のチョッパーをたたき起こし(ひどい・・・)、ナミはこれからルフィたちを探しに動き出します。
そして。


「ビンゴ」
エニエス・ロビー行き最終便に見当をつけ、張り込んでいたサンジは見事にロビンを見つけ出しました。
長いお休みでしたが、それを補うほどのカッコいい登場ですv

「女のウソは許すのが男だ」

どんときましたね〜vv
優しい彼らしい名セリフです。
でもきっと人としての根幹的なことならば、男女問わず許すんでしょうけどね。


何もかもが動き出してます。
だからウソップ、あんたも動き出さなくちゃいけません。
メリーはカクによって荒れる海に放り出されてしまいました。
(海・・・というとルフィやゾロが飛んだ方では・・・?とうっすら期待するのはどうでしょう?? ルフィは町の中っぽい気もするんですが、ゾロは完全に海でしたよね)
フランキーとウソップはこのまま連行されそうです。
そしてエニエス・ロビーで全てが一つになるの・・・か?
トムさんが生きて・・・というのは諦めたけど、何かまだありそうですよね、トムさんに絡んだ涙涙のことが。


ああ、どうしてこんな面白いんだ、ワンピース。

2005/03/22




360話 「まもなく出航」




表紙。
そういえばミスGWってその後どこ行ったかわからないままでしたね。まだリトルガーデンにいたんだ。
作戦名ミーツバロックって元BWのメンバーと再会するって?
まあそれはいいか。だってもうもう本編がああですからね!


海列車で連行されていくロビン。
その姿をサンジは不思議に思います。ロビンなら簡単に逃げられるのに何故おとなしく従っているのか。
もちろん彼はロビンの真意を知りません。
何かわけがあるのか、それとも俺に助けて欲しくてわざと・・・、 っておいっ!と思わず突っ込みたくなるほどの一人妄想発動中です(しかしあのベタな絵は・・・意外に発想がお子様ですね(笑))。


ただならぬ雰囲気にどう動こうか思案を重ねていると、そこへCP9とともにぐるぐる巻きにされたウソップが・・・。
一味を抜けても迷惑かける気か・・・。
口ではそう言っても、そこはやはりサンジ。放っておくはずありません。ほらほら無茶しようとしてる気配がざわざわ漂ってきてますよ。
サンジファンの方々は気が気じゃありませんよね。もっともこんな優しさが彼の魅力なんですけど。


一方、元気を取り戻したナミとチョッパー。
ロビンを説得し、またゾロとルフィを探すべく行動を起こし始めます。 確か2人とも瓦礫の山に埋もれて大怪我してたはずです。でももうピンピンしてます。
船大工たちもさっきまでみんなを目の敵にして追いかけていたのに、打って変わって親切に手を貸してくれます。
もう細かいことはどうでもいいんです。
こんなときの大雑把さが本当に大好きです。これでこそワンピースです。少年漫画はこうでなくちゃいけません。


「お前ら、このお嬢ちゃんたちに手ェ貸してさしあげろ」
「ごちゃごちゃ言ってねェでケジメつけろ!!!ガレーラの名を折る気か!!!」
「もうあんな思いするのはおれとあなたで・・・充分でしょ・・・」


真実を知ったパウリーの言葉が船長側で見てる私たちとしてはとっても嬉しく、でも同時にとても切なく感じます。 (里帰り・・・か。見ていても辛いですね)
パウリーはきちんと男のケジメを通して誤解を解いてくれました。それにきちんと応えるまた職人たちも男です。


チョッパーはゾロとルフィ、そしてウソップ(ぼそっ)を探しに町中を走ります。ナミはロビンを説得するためにステーションへ。
どんどん緊張感が高まっていきます。


近づくアクア・ラグナ。
それに伴い海列車の出航は早まるみたいです。
ナミは間に合うんでしょうか。ルフィたちを案じつつ、間に合わないと見たサンジは海列車に乗り込みました。
何か算段があるとは思えません。でもそうせずにはいられなかったのですよね、彼は。ああ、心配だ・・・。


残されたアイスバーグは、座り込んでますね。フランキー、てめえ無事なのかと、思うのはただそれだけ。←萌え心刺激しすぎですv


ルッチの淡々とした冷たい表情に比べてカクのどこか思いつめた顔が気になります。何かあるのか!?この後二転三転するのか!?
万一CP9を裏切ってくれるなら何か光明が見えてきます。


もうどきどきしっぱなし。
一気に物語が動き出しましたよねvv


ああ、それなのに。
ごーーーーーーん。
そんな効果音が空しい2人がいます。


ルフィはまだ許せるんですが、そこの足滑らせた剣豪!
悲運・・・てひたってる場合じゃないでしょーー!
海に落ちた後あんたは何をしていたんですか!?
どこをどう移動したら海に落ちた人が煙突に頭から突っ込むんですか!?


大怪我して海に落ちたあなたをあんなにも心配していた自分が悲しくなりましたよ、私は(涙)。
海の中でひょっとしてメリーに会うんじゃないかと、期待しちゃったりして馬鹿みたいじゃないですかー、えーん。 (でも考えてみたら少し時間がずれてるか)


かっこ悪いぞ、剣豪・・・。
でもいいの、それでも大好きだから・・・。


日記にも書いたけど、今週のラストページは本を閉じると2人の顔がぴったり合います。
唇もすごく近くにありそうです。まだ確認してませんが、これはちゅーしてますか、Tまさん?

2005/03/30




361話 「追伸」




扉絵。
ミスGWはミスバレンタイン&Mr.5と暮らしてたのか。
後ろの2人が太古の森の生活に馴染んでるらしいのが可笑しい。
これで見る限りMr.3は捕まってないんですね。どこに行ったんだろう?別にどうでもいいけどね(ひどい・・・)。



本編。
アクアラグナ接近のため、海列車は予定を早めて出発してしまいました。
こんな島にゃあ名残惜しむ情もわかねェ・・・というルッチの言葉に後ろから蹴り入れたい気分です。
あんたって奴は・・・(怒)。
たとえ仮の姿だとしても、5年も一緒に過ごしてたのに。
アイスバーグさんやパウリーたちのあんなにも一生懸命な姿見ても何とも思わないなんて心底お役人なんだね。
アイスよりスパンダムを信頼してるのかと思うとそれもまた悔しい。
ハットリまで立派なコートを羽織らされてるんで、やはりなかなかの地位にいるんでしょう。4人の中では一番偉いのかな?


でもCP9てもっと秘密の集団かと思ってました。
全員揃って結構下っ端の海兵にまで顔も名前も知られてるようで、いやいや何だかなあ。
一般市民「あなた方は!?」
アカレンジャー「我々は『秘密戦隊』ゴレンジャーです」
そんなおおぴらなTVが昔あったなあと、ふと思い出しました。
最もそれを言えば、何故アイスがトム一番弟子だとすぐにばれなかったのか、という疑問も残ってます。
この町の人も海軍もみんな口が堅いんでしょう、きっと。


動き出す海列車。
静かに歩みよるサンジ。
懸命に走るナミ。
そして。
メリー号に乗ったときのことを思い出すロビン。
・・・うっすらと笑ってます。それが余計切ないです。
「いいぞ」。
その一言であっさり自分を受け入れてくれたルフィに今何を思うんでしょう。
普段クールな彼女が、仲間と別れる、ただそれだけのことで泣きそうな姿見せるのがとても辛いです。
それだけみんなのこと好きになってたなんて、そんな姿ちっとも見せてなかったのに・・・、えーん(もらい泣き)。

「ロビン!!!列車を降りて!!! 私達!!!誰とだって戦うから!!!!」

私はこれ名言だと思います。
大切なもののためなら誰とだって戦う、それが麦わら海賊団なのです。
たぶんロビンももうすぐ気付くと思いますけど。
だから、「ぬ、ぬけん・・・!!」なんてやってる場合じゃないんですよ、剣豪に船長!!
早くあんたらが出て行ってすぱーんと敵をぶっ飛ばさないといけないのに、2人して何やってるんですかー(涙)。


話を戻します。
サンジはどうやら海列車に乗り込んだようです。
一方間に合わなかったナミ。
でもこんなので引く女じゃありません。
「でっかくて強い船貸して!」と、アクアラグナにも負けない勢いで追おうとしますが、 パウリーによると(私の中でただいま急上昇中vv3人を抱えて逃げる姿に思わずドキドキv) 今回の高潮はいつもと様子が違うみたいです。
波の速度が異常・・・ほらほら何かの伏線ぽいですよ〜。


そこへやってきたガレーラの職人がナミにサンジからの手紙を渡します。
ちっさい手紙におっきなメッセージ・・・。サンジくん、公共物にあの落書きはいけないと思います。
しかも前半はだいぶムダなラブレターみたいで、あの状況でもこれをやっちゃう、さすが愛に生きる男サンジですvv
追伸―――ってこっちが本題じゃないの?


たぶん本人が一番伝えたかった言葉は、てきとーに読み飛ばされてしまいましたが、 それでもいっぺんに明るくなった表情に、ナミがサンジを信頼してるのが窺えて嬉しいですv
パウリーの「スゲーな」って言葉に「うん!!」と誇らしげに答えてくれたのもいいね♪

「ひとまずロビンにはサンジくんがついてる!!
私達も!!・・・必ず『エニエス・ロビー』へ!!」

いよいよ舞台はエニエス・ロビー・・・ですか!?
人が列車が情報が。
いろいろなものがエニエス・ロビー目指して集まりつつあります。
あと動き出さなきゃいけないのは、挟まってる2人だけです、ええ。


そして海列車に乗ったはいいけど、あっさり政府役人に見つかってしまったサンジ。おいお―――い、どうなるんだ、これから!?
逃げ場はないし、数でも不利だし、やっぱり捕まっちゃうのかな?
でもそうしたらウソップやフランキーと一緒になりますよねっ。それもまた嬉しい展開になりそうですv
サンジには今までの分も大活躍して欲しいと思います。
頑張れ、愛の男サンジ!


*****


追記。
サンジがこの後どうなるのか考えてたんですが、そういえば彼はまだ面が割れてないのでは?
確かカクにもルッチにも会ってなかった・・・ですよね?
だったら蹴り飛ばしちゃったことさえ上手く誤魔化せれば、あの中に適当に入り込めるんじゃないのかな?
Mr.プリンスの輝きよ、再び・・・!

2005/04/04




362話  「引き潮」




扉絵。
すっかり仲良し家族の3人なんですね。
ミスGWは何故みんなに会おうとしてるんだろう?全然先が読めないけどそれだけに楽しく見て行けそうですv



本編。
先週ラストで「こっそり乗り込む」はずだったのが、思わず政府役人を蹴り飛ばし絶体絶命のサンジ。
こいつ只者じゃねえと言われて


「そんなこと正面切って言われても  てれる」


うわっ、サンジ可愛すぎ〜〜vv
これは一見洒落た返しかと思いきや、次のコマでちゃんと照れてますんで天然ボケとみてよろしいのですね?
CP6の大男(ボクシングチャンピオンらしい)も軽くKOし、先の車両を目指してどんどん進む・・・のかな?


最後尾から順にそこを守る者達が強くなっていくそうです。
「順に強く」の言葉に、往年のWJのお約束的展開が脳裏を過ぎります。
リンかけ、☆矢に代表される一連のK田作品、または額に肉の字を持つ超人の話、そして男ばっかりの塾の話。(わかる?)


そこの番人を倒して先に進む展開が、WJという少年誌はむかし大好きでした。
じゃあこれからはサンジが一両ずつ敵を倒しながら前の車両に進むのかというと、多分それはないよね?
何となくですが、尾田っちはそうことしない気がするんで。
CP9の新入りは絡んできそうですがね。


さて、ナミとチョッパーは合流し、とにかくルフィとゾロを探してエニエスロビーに向かうことを目指します。
ウソップをこそっと心配するチョッパーがいいですね〜v


皆が必死で2人を探す中、雨が降り、海は荒れ、そして一気に潮が引きました。
この間見た「未来少年コナン」の一シーンみたいです。
静けさにぞっとします。
この静寂の後に、どんな恐怖がやってくるんでしょう。


ココロもまた淡々と成り行きをみているようですが、そんな中でチムニーがついに、ルフィを発見しました!
その言葉に、ナミもまた裏町の壁の間に挟まった見つけます。


「あの麦わらは・・・おめーんとこの海賊王じゃねーのかい」
ココロばーちゃん、粋なこと言ってくれます。
いきなり海賊王呼ばわりですかv 見る目あるなあ。
でもナミはそんなこと聞いてません。
一目散にルフィの元に走り出しました。
あの・・・・・・バカッ!!
そう思いながら。


ナミだもの。
潮の引き方からみてこれからくる高潮の規模なんて簡単に予想できるはず。
でも全く怯みません。みんなが止めるのも聞かず、ルフィを救うために迷いも恐れもなく一直線に向かいます。


アーロンの支配から助けられて以来、ナミにとって船長は「絶対」ですね。
ルフィがいれば何とかなる、ルフィなら何とかしてくれる。
決してべたーっと寄りかかってるんじゃないけど、何か危機が起こったとき、ナミはルフィに対して絶対の信頼を置いてます。


ナミは賢いから自分の能力をよく知ってる。
これはできるけど、これはダメ。それがわかる人です。
自分の一人の力ではロビンたちを助けることはできない、でもルフィならそれができる。
そして自分はルフィを探すことはできる。


自分のするべきことに関してナミは尽力を惜しみません。
命の危険だって顧みません。
そんなすっごい女なんです。
だから麦わら海賊団の航海士なんですv
頑張れ、ナミ。


でも実際アクア・ラグナはどう乗り切るんでしょう。
ルフィだって相手が海ではどうにもなりません。
ナミを助けて逃げる・・・なんて無理。


言ってもいいですか?
実はちょっとだけ犬神家状態のあの人に期待してるんですが・・・え、やっぱダメ?(くすん・・・)


そしてフランキーが連れ去られたことを聞かされたアイスバーグもここからどう動くのか。
行くかな?やっぱ行くだろうな。


あとこれから買い集められる肉と酒のもたらす効果にも、かなーりわくわくしています。
誰かさんへ。
ほら酒だよ、酒。
そんなとこで逆さになってるとあげないよー。


ああ切ないゾロファン・・・。

2005/04/11



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