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383話  「ルフィvsブルーノ」



今週「も」表紙と巻頭カラーです。しかもワイド版。
ファンとしてはすごく嬉しいけれど、尾田っちはこんなペースで仕事してて大丈夫なのか気になります。
まあ編集部も昔とは違って無茶は言わないだろうし(たまに休載が入るので適度に休ませてくれてるんでしょう)、 それに何より、尾田っち自身が今はワンピを描きたくてたまらないのかもしれない、と思ったりもします。


表紙は船長とウソップがとてもいい笑顔をしてますねv
すごく自然で楽しそう。
やっぱり同い年でノリも似てて、気があうんだろうな。
仲良しだった頃にきっとまた戻れると、この絵を見ながら信じて待ちたいと思います。
他の皆もいい顔で読者に手を振ってくれてますが、ゾロ。
この人はどこ見てるんでしょう。
視線がルフィの方に向けられているようにしか見えないのは、妄想にまみれた私の気のせいでしょうか。
その口元が可愛いものを見るかのように微笑ましく緩んでいるのは、妄想にまみれた私の…(以下略)。


では本編。
エニエス・ロビーの入り口にたどり着き、ブルーノと対峙したルフィ。
いよいよCP9との本格的な戦いの始まりです。
一方、キングブルで追っかけてる皆の方も戦闘は激化。
そんなとき、キングブルに言われて、初めてウソップいやそげキングがいないことに気が付きます。 (私もだ)
また落ちたのかと思ったんですが、どうやら最初からいなかった様子。
そのときのセリフは誰がどれを言ったんでしょうね。
口調からどれもナミではないようですが、「逃げやがったんじゃ…!!!」と言ったのは一体誰だろう?
さすがにこの状況で逃げたとは思いたくないです。
だったら最初からそげキングなんかにならないで、知らん顔してればいいわけだし。
みんなと一緒に行動しづらかったのかな。
というか、乗りそこなっただけだったりしてね(笑)。


ガレーラチームも、しんがりを頑張って務めています。
パウリー、ルフィの言葉を思い出しています。
すっかりその魅力にKOされたようです、ふふふ。
ルフィの底知れない強さと、真っ直ぐな言葉を信じて戦い続ける姿に、ぐっときました。
多勢に無勢と言うことももちろん心配ですが、完全に政府に対抗してます。
ブルーノの言葉によれば(鵜呑みにしたくはないですが)、かなり大きなものを敵にするわけです。
ルフィたち海賊は今さらですのでまあいいんですけども、ガレーラの3人やフランキー一家は多少やさぐれていても 一応一般人ですからこの先大丈夫かな、と不安です。
うーん、この際だ、みんなで麦わら海賊団に入っちゃえv



さて、ブルーノが政府の巨大さについてとルフィたちの小ささについて、あれこれ喋っています。
「残酷な死を与えるだろう」
「もはや未来などない」
「戦いも無駄」
けっ。

「そうだな …でも 何でか今は…さっぱり負ける気がしねェ!!!」

ブルーノの言うことは多分事実なんでしょう。
でも今のルフィには通用しません。
六式も通用せずブルーノぼこぼこ。
だってルフィに、もう迷いはないんですから。
ナミの言ったとおりその強さに限度はないはず。

「世界がどうとか政府が何だとか!!そんなもん勝手にやってろ
おれ達はロビンを奪い返しに来ただけだ!!!」

強い相手が出てくるにつれ、主人公たちもなんだか分からないうちに強くなってしまってる。
これは良くも悪くもジャンプ名物、強さのインフレ状態ですが、今回のルフィたちは上の言葉を言わせることで、 その理由がつけられてるように思います。
もちろんきちんとした論理的に基づくものじゃないですけど、仲間のために強くなる、私はそれで充分だと思います。とくにルフィの場合は。


一人になったそげキングを心配するナミですが、ゾロは彼の強さを信じます。
こんな態度に、やっぱりゾロが彼をきちんと認めているのがわかります。
一緒に死線を乗り越えてきた「仲間」だからこそ、言える言葉。彼に届くと良いなと思います。


キングブルのソドム(やっとどっちがどっちか判明)が撃たれました。
あんなに大事に思っている仲間に対して「ソドムはもうダメだ」と言う言葉を口にするフランキー一家。
苦しみながらも「行け」と言うソドム。
倒れる兄弟に小さく頷いて先に進むゴモラ。
麦わらチームをルフィの元に送ろうとする、みんなのすさまじいまでの心意気が凝縮された2Pです。


自分は倒れても仲間を先に行かせる。
やっぱりジャンプではよくあるパターンなのですが、でも泣けました。
それまでのいろんな思いをきちんと描きこんでくれてるから、すごく重いのです。
ずるいよ、尾田っち(涙)。


最後にゾロのアップのコマがあるのが印象的でした。
みんなが自分たちのために血を流している。
ここで止まって海兵たちと戦えば、チョッパーがソドムを治療する時間くらいは稼げると思います。
でもそれは誰の本意でもないから、彼らはソドムを置いて前に進むのです。
男が他人のために血を流す時は黙っているのが男だ、ってアメフトやってる人たち(笑)が言っていたんですが(セリフはうろ覚えです、すみません)、 こんな心意気に最も弱いのはゾロかもしれません。
眉間の皺にそれを感じます。
だから、CP9のとこにたどり着いて、思う存分剣を振るえるようになったとき、 ゾロはきっとみんなの思いも一緒にして相手に叩きつけてくれるような気がします。


ルッチはともかく、何でカクがCP9なのかな〜?といまだに思います。
やっぱりそんなに非情そうにはみえないんですよね。
例えば、スパンダムを潰すとかCP9を解体するのを目的とした、政府から送りこまれたスパイ(青キジあたりが送ってたりするの希望) なんて線はどうでしょう?
ええ、言ってみただけです。
また外れて恥ずかしい思いをするのは分かっていますから(苦笑)。

2005/09/27




384話  「反撃ののろしを上げろ」



扉連載。
「待ちねい」ですって。
おお、「彼」(?)が来ましたか♪
こちらも急展開になりそうですね。


本編。
さすが伏線の鬼、尾田栄一郎。
参りました、ここでエルバフの話に繋がっていくとは。
巨人族の門番、そしてウソップがキングブルでの突進組から外れた こと、後から考えれば、実に自然な流れです。
天晴れとしか言いようがありません。


それにしても、ほらね。
先週予想したとおり、ウソップが(本人が自分で言ってるからもう良いよね)いなかったのは、単にキングブルに乗りそこなっただけでした。(笑)
やっぱり逃げたんじゃなかったでしょ。
でも例え偶然だったとしても、ウソップが残ったことは大きな意味がありました。
今のウソップには逃げ出したいと思いながら、それを踏みとどまる勇気がある。
少し前の彼なら、ダメだとか無理だとかごちゃごちゃ言っていたかもしれません。
自分を犠牲にしてまで皆を守ろうとしたロビンの思いは、ウソップにもちゃんと届いていました。
それに応えたい、て一生懸命思っている。
わざわざ正体を隠してまで(隠せてないけど)、決別したはずの麦わら海賊団についてきたんだから、 ここは踏ん張らなきゃいけないって分かってる。
それがはっきりとして、今まで心配していた読者を安心させてくれました。


それに加えて、ここで会えたのが政府のあくどい手口で騙され利用されていた巨人族、しかも尊敬するエルバフの戦士・ブロギー師匠の元子分です。
ウソップの魂に火が点きました。そりゃもうぼうぼうと。
きっと、いい形で彼は前に進んでくれると思います。
何たって、男ウソップですからね。


政府側も混乱してます。
ついにレツゴー○匹は「11人の陪審員」を呼ぶことにしました。
こいつらが暴れるととんでもないことになるそうです。
なんで、そんなアブナイのが正義の政府側にいるのかわかりませんが。


ナミの子電伝虫(まだ胸元にあるのね)にココロばーちゃんからの連絡が入ります。
彼らのこの先の目的がはっきりしました。
フランキー一家は、はね橋をあげるために両側の塔へ。
麦わらチームは真っ直ぐに船長(ただ今あちこちをぶち壊しながらブルーノと対決中)の下へ。
医者としての気持ちからかな、倒れたソドムを思い出して、揺れる気持ちを必死でこらえるチョッパーがいじらしかったです。


でも、新たな敵(?)の出現で、ゴモラも倒されてしまいました。
今度は鉄球。ものすごく痛そうで可哀相です(泣)。
動物好きの剣豪がかなり殺気立っています。
前に進む手段を失った彼らを、数え切れないほどの兵が囲みます。
絶体絶命、ってとこでまた来週〜。


一方、こちらもヤバかったガレーラ3人組は、「狙撃の王」(笑)率いる巨人族2人に危機一髪救われました。
「くるしゅうない」ですか。ウソップ、ノリノリじゃん(笑)。
でもここは一気にノリで攻めて行ってもらいたいものです。
そのままみんなのとこへ…ってなるかな?


縛られたロビンとフランキーがでてきましたが、 ロビンを追いかけてきてくれた仲間を素直に褒めるフランキーに、 一応大人なんだと感心しました(34だもんな)。
大丈夫だよ、あんたの仲間もちゃんとそこまで来てるからv

2005/10/03




385話 「道はある」



扉絵連載。
ほーら、やっぱりボンちゃん……ボンちゃんだよね、この人?
服に「2」って書いてあるし。
普通の服にして化粧落として、シリアスな顔すればこうなるんだ、へぇ〜。
バックの酔っ払ってる白鳥はなんだろう?


本編。
うおおおおおお、おいおい待て、そりゃ悪魔の実じゃねぇかあっ!!
とジャブラと同じく叫んでしまいました。
例の悪魔の実ふたつ。
カクとカリファが手にしてますよ、奥さん。
食うのか!?あんたらが食うのか、それ!?
悪魔の実というのは一人が二つ以上食べられないそうです。
食べると体が跡形もなく飛び散って死ぬんだって。うぇぇぇぇ…。


でも、ということは手ごわい能力者にはもう一つ食べさせちゃえばいいんだ♪
くれぐれも我らが船長が、うっかり他の実を口にしないことを心から祈ります。
(そんなんで死ぬなよ、ルフィ)
スパンダムが「いろんなコネ」で手に入れたんだそうですが、その辺がアヤシさ全開です。
実はまがいもんだった、なんてオチだと面白いのに。


そして「ロブ・ルッチの部屋」です。
さすがCP9、すごい広さ。
天井まで何メートルあるんだろう?
そこでゆったりくつろぐルッチですが、これまたアヤシさ全開バリバリ伝説(意味不明)。
偉そうでエロそうで、なんだかよくわかりません。
あんな髪型にしてしまうので、スティーブン・セガールみたいに見えました。
(はっ、セガールファンでアンチルッチの方、あるいはその逆の方すみません!)


そして、悪魔の実を口にする二人。
カクの食べ方がお茶目です。バナナ系はもっと色っぽく食べてもいい気がしますが。(何を言ってるんだ、私は?)
悪魔の実ってのは賭けなんですね。
どんな能力が来るのか分からないで口にするんだから、やっぱ怖いですよ。
カナヅチに不自由はないとルッチは言いましたが、海に出る以上泳げないリスクは大きいと思います。
それで変な能力がついたんじゃ踏んだり蹴ったり、泣きたくなるって。


話がそれますが、昔「聖闘士(セイント)星矢」という漫画がありました。
それはそれは厳しい修行をして、星座を基にした「聖衣(クロス)」というものを手に入れ、そして「ペガサス座の聖闘士」というふうに 呼ばれるようになるんです。
でも中にはとんでもない星座があります。
死ぬほどの思いでやっとセイントになって、そして喜んで開けたクロスの箱から出てきたのが「ハエ座」だったらどうします? (実際ハエ座のセイントは登場しましたが。もちろん敵で)
もう涙も出ないんじゃなかろうか、そんなことを考えていたのを今回思い出しました。
それにしてもどんな能力がついたんでしょう。まがいもんだといいのに…(まだ言ってる)。


ルフィはまだブルーノと戦っています。
「ナメていた」
「ナメンな!」
いい顔で戦っています、船長。
それにしても、ドアドアはますますファンタジーな路線を行きますね。
回転ドアって、あれどんな仕組みなんですか!?
あんなことになってルフィ大丈夫なんですか!?
目が回る、とかそんなレベルの問題なんですか!?


そんな船長のピンチの気配を感じた男がいます。
「!」
その細められた目も眉間の皺も額を伝わる汗も、みんな船長のためのものです。
そして「おい!!コック」とサンジを呼ぶのです。
普段はいがみ合っている二人ですが(「ルフィを巡って」というシチュエーションを希望します)、こんなときには運命共同体です。


ゴモラが倒され、無数の海兵たちに取り囲まれ、船長もピンチ。
そんな絶体絶命の中、戦おうとした皆をチョッパーが止めました。
「『しっかり捕まってろ!!』ゴモラがそう言ってる!!」
傷ついて、よれよれで、目も見えなくて、でもゴモラは再び前に走り出します。
「約束したんだ、ソドムと」
その痛々しいほどの思いと、ゴモラの脳裏を過ぎる回想シーンは、もう尾田っちの独壇場。
そこまで力いっぱい描かなくても〜〜〜というくらい、やってくれます(涙)。


そして走り続けるゴモラの目の前に裁判所の門が。
激突したら死んでしまいます…てとこに

「行き止まり?そんなもん見えるか?」
「いやァどこにも見当たらねェな」

きたよきたよ、麦わら海賊団の戦闘員たちがvvvvv


倒れながらも運んでくれたゴモラやソドム。
しんがりに残ったガレーラ。
援護してくれてるフランキー一家。
しかも、(愛する)船長はすでにCP9と戦っています。
みんなの心意気に応え、少しでも早くここを突破しなくちゃいけません。
だから蹴る。
だから斬る。
ここぞというときに憎いほど息を合わせてくる19歳コンビのこういうとこが大好きです。

2005/10/11




386話  「前代未聞」


いやいや。今回はのっけからスパンダムで、腹立たしいやらいっそ逆ギレ気味に気持ちいいやら。
あの小物っぷりは、今までの悪役とは全く違う「本人の非力さ」が 哀れであるし大変にムカつきます。
ムカつくという言葉は嫌いなのであまり使いたくないのですが、 こいつには使ってもいいやという気がします。
えーい、おまえなんかマジにムカつくムカつくムカつく……けっ。


青キジから預かったというゴールデン電伝虫(どんな生き物だ??)を、 誇らしげに持っていますが、その背中のボタン=バスターコール発動ってことなんですかね。
ノックにビビってうっかりボタン押しそうになるスパンダム。
子供に核のボタンで遊ばせてるようなもんです。
でも前にも書きましたが、青キジはそこまで馬鹿じゃないと思うんですよ。
何か目論見があるような気がしてなりません。
例えば、偽の権限。
あのゴールデンちゃんがメッキかなんかでできた偽物なの。
うっかりとか怒りに任せてスパンダムが押しちゃうんだけど、でもなにも起こらなかったりするんだな。
そんなのはどうでしょう?(またまた当たらない予想を立てる懲りない私)


スパンダムの靴の後ろのぴらぴらがムカつく。(踏んだろか)
憔悴しきったロビンにその顔近づけるのがムカつく。(どけ)


一方の麦わらチームは、ゴモラのおかげで、裁判所前広場に着きました。
壁をぶち破った19歳コンビが先頭です。(戦闘ですと変換されたけどそれでもいいかもしれない)


ここからは、ルフィの元へ急ごうとする彼らの(剣士の)シーンが満載。
必死に目を凝らすゾロ。
サンジ「この屋上となるとよじ登っていくわけにもいかねェな」
ゾロ 「そりゃあゴムでもあるめェし」
頭の中はゴム(船長)でいっぱいのようです。


先ほどゾロが見たのはブルーノ1人だったようですね、やっぱり。
先週もそうとしか描かれていなかったのですが、あまり自信満々にルフィがいるみたいに言うから、 ホントは見えてたのかと思ってました。
何だ、匂いか?感覚か?微細な情報も漏らさないセンサー発動なのか?


例の11人の陪審員のゴモラを倒した鉄球が襲ってきます。
それを受け止めたのはヨコヅナ。
海列車に挑み続けて鍛えた力は、今大切な人たちを守るためにこうしてちゃんと使えてる。 それが嬉しいね…。


陪審員たちはあのフリからして、さぞ強いのかと思いきや、容姿から強さから彼らの敵レベルじゃありませんでした。
ゾロが「時間のムダだろうが!!!」と怒鳴っている(早く先に行きたいですから)、 その間にわずかひとコマでサンジくんが倒しちゃいましたよ。
あまりにすばやい行動なので、いつの間に行ったんだか分かりませんでした。

「うるせェな」

カッコいいですねvv
でも冷静なようでいて、静かな怒りが伝わってきてます。
ゴモラの仇も討たなくてはいけない。
ルフィのことも気になる。
何よりロビンを助けなくては。
ああ…またいろんなものを抱えながら立ってるなこの人は。そんな気がしました。


その頃の剣士。
とにかく先に行きたくてたまらないらしいです。
分厚い石の扉もその思いの前には紙同然。

「もたもたすんなお前ら!!先に行くぞ!!!」

とっとと斬り崩して、進んでます。
剣士のパッションを舐めちゃいけません。


攻勢の海賊チーム。(みんな海賊。そんで総勢60人らしい)
3手に別れ、裁判所内へ飛び込んでいくのでした。
ここにきて事実をようやく知るスパンダム。
鼻水がムカつく。
被害状況2千人。そのうち千人以上を1人でなぎ倒した船長、麦わらのルフィv
ブルーノとの戦いはどうなってるんでしょう。
すごく気になるし、ルフィの顔見ないと寂しいです。とっても。


もっともこのまま上手く行くとは思えません。
政府側の巻き返しが絶対ある。
麦わらチームはともかく、ガレーラやフランキー一家が心配ですが、神は絶対大団円にしてくれるから大丈夫だよね。
ゴモラもソドムも。


そして次週は休載です(涙)。
今度の取材はどちらですか、ゴッド尾田…。

2005/10/18




387話  「ギア」


ああ、待ってましたよ、WJ。
コンビニに並ぶゴムゴムのガトリングに眩暈がしそうでした。
そして表紙をめくれば…




絶 句 




そこにはルフィとゾロ、2人だけの世界が広がっておりました。
ありがとう、尾田っち。
赤き炎と青き稲妻。
2人をこんな言葉で例えるとは、すげぇぞジャンプ。
ホントは緑…って言って欲しかったけどまあ許しましょう。(何様だ)
槍先は尖ってなくて、びよよんとしたペイント仕様なんですね。
殺し合いじゃなくて、でも本気の勝負。
ルフィはこれ以上ないってくらい楽しそうだし、ゾロも真剣だけどどこか穏やかな感じがします。(でも槍は扱いにくそうだな)
すごく2人らしい絵で、ただ見つめるばかりでした。
ああ、永遠にこんな関係の2人でいて欲しい…。


そして惜しみつつページをめくれば、映画「カラクリ城」。
これを見る限りでは結構面白そうv
監督は宇田さんなんですね。きっとまたワンピの世界を上手く表現してくださると思います。
それにしても、映画キャンペーンのカラクリ賞…
尾田っち直筆サインだの、映画初日バックステージパスだの、当たったら心臓止まるかもしれない商品ばかりだ…。
そしてなんですか、12月4日にワンピのトーク&ライブイベントが!?
出してみようかな〜。(当たっても行けないくせに)


さらに次をめくれば、2nd.Log(総集編)の宣伝でした。
うおおおおおおお、サンジーーーーーー!!
すごい表紙だよー、いいなー!!
サブタイトルも「サンジ」なのね。
え、ちょっと待って。


3rdがナミ。ふんふん。
5thがチョッパー。ふんふん。
7thはビビ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ゾロは!?
ファーストログは確かに冒険の始まりで、いろんなことが満載だったけど、
ウソップだって仲間になってるから、別にゾロだけだったわけじゃないけど、
ねぇゾロは!?
ゾロもサブタイトルにいれてよぉぉぉ。
いいなあ、サンジ…。


すっかり長くなりましたが、では本編感想を。
これもまた絶叫ものの内容で、尾田っちに土下座して感謝したいくらいです。
レツゴー3匹のどつき漫才はほっといて、すでに裁判所内部もとんでもないことになっています。
海兵が景気良く飛んでいます。
「意外と人数はいねェようだ」(BYロロノア)
いえ、結構いたと思いますよ、あんたがすっ飛ばすまでは。


ゾロは先々週のまま、先を急ぐ急ぐ。
「一気に進めそうだが…」
「ムシしろ面倒くせェ!!道はどこだ!?」
「さァ行くぞ、道があいた」
まあまあちょっと落ち着きなさい、と青い若さを止めたくなるような一途さです。
そして

「艶美魔・夜不眠・鬼・斬り」

えんびま・よねず・おにぎり。
エンビマヨネズおにぎり。
エビマヨネズおにぎり。
エビマヨネーズおにぎり!!
さすが!
拍手喝采。ぱちぱちぱちぱち。
これってやっぱ一人で考えてるんですよね?
もう、どうしてこうお茶目なんだろう、ゾロったらvv
刀が曲がって見える剣技みたいですが、どんな太刀筋とかは少なくとも私にとってはあまり問題じゃありません。


フランキー一家がまたしても呆然です。
だからなんであいつが船長じゃないのか、って言ってますが、ゾロはそんなふうに人を率いるとかってこと嫌いだと思います。
他人と一緒にいて、それにまつわるごたごたを面倒だと思うタイプじゃないかと。
だから誰かに従うってことも嫌なんでしょうね。いえいえ、嫌「だった」でしょうね。
ルフィに出会うまではv


この辺を書き出すと長くなりそうなんで、先を急ぎます。
ゾロも先を急いでます(笑)。
と、そこへサンジ登場。
やっぱりさっき、ヨコヅナたちと入り口を守ってたのはサンジくんだったんだ。
後姿にあれ?と思ったんだ〜。
「そこを退かんか、トナカイにバカ剣士!!」
平田さんの声が聞こえてきそうです(笑)。


早速喧嘩を始める19歳コンビ。
ナミさんが、ロビンちゃんがと、ラブコックぶりを発揮するサンジ。
目を離した隙に、全く違う方向へ突進するファンタジスタ・ゾロ。(爆笑)
怒るナミ。(いつもよりはややおとなしめだけど)
「ダメに効く薬」と言い切った、最近妙にブラックなチョッパー。
麦わら海賊団、いつもの調子で絶好調(なのか?)。
ここにウソップのツっこみがないのが残念です。


さすがに怒った裁判長・バスカビルが襲いかかってきました。
この段階でサンジはもう遥か先に行っていますね。
最もロビンのとこかルフィのとこか、わかりませんが。
私としては…まあ書きませんけども(ごほごほ)。


チョッパーとナミをかばって、ここはオレがと構えたゾロですが(戦闘力からしてまあ当然ですね)、フランキー一家がバスカビルを引きずりおろします。
「相手はおれ達だ!」って。
ここは是非ともアニキのためにも、見せ場を作って頑張って欲しいです。
それにしても、次のコマ。
いきなりゾロは「行くぞ!!」と走り出してます。
すでに背中しか見えません(大爆笑)。
その潔さっぷりは、「あ…うん」とフランキー一家を気遣って躊躇うナミ&チョッパーとは雲泥の差です。
あんた…そんなに…そんなに…行きたいのか、ルフィのとこに…(笑いすぎておなか痛い)。


さあ、そしてルフィです。
回転ドアは閉まりました。ああ、良かった。
あんな怖い技もう見たくないです(そんなっぽい缶コーヒーのCMがあったけど)。


ブルーノと互角に戦っています。
いやいや互角じゃないって。船長が押しています。
でもね、そこで、ダメだ、って笑うのです。
おれはこんなんじゃダメだって。


「おれには強くなんかなくたって一緒にいて欲しい仲間がいるから…!!
おれが誰よりも強くならなけりゃ、そいつらをみんな失っちまう!!!」
「誰も失わねェ様に…誰も遠くへ行かねェ様に…」


ルフィが手も足も出ないまま青キジに敗けて。
あの時は見逃してもらえたけど、もしそうでなかったら麦わら一味は全滅してました。
ルフィはちゃんとそれをわかってて、しかもものすごく重く受け止めていたんですね。
船長としての責任。
自分が背負っているみんなの思い、そして命。
そしてW7でアイスバーグさんに「てめえそれでも船長か」って言われて、だからルフィは自分の思いは封印しても メリーと別れる決断をした。
でもその結果、ウソップを失うことになって…。
どんな気持ちだったでしょうね…。
自分がもっと強かったら、こんなにメリーを傷つけるようなことにはならなかった。
そんな風に考えたりしなかったかな。
ロビンだって、ルフィが青キジに敗けてしまったから、バスターコールに脅えて、ルフィの元から離れていった。
そうなりますよね。


すごくルフィが必死で、見ていてドキドキします。
戦うことに必死なんじゃなくて、仲間を失いたくないことに必死になってる。
ああ、この子はこういう子だったんだ…と改めて思いました。
少しだけ痛々しいです…。(涙)
早くロビンもウソップも戻ってきて、ルフィに大丈夫だよ、って笑ってあげて欲しい。


ギアを2ndに入れたルフィ。
えええぇぇぇぇ、どうなっちゃうの!?
2とか3とかって、スーパーサイヤ人みたいになるの!?
体大丈夫なの!?強くなるけどあとで反動がきてガタガタになったりしないの!?
心配でたまりません。杞憂に終わることを祈ってます。
ゾロ、早く着いてルフィのフォローしてあげてよ!!(精神的に)。

2005/10/31




388話  「ギア2(セカンド)」



ルフィの体に変化が!?(ハシラのアオリより)


正直言って先週からちょっと怖いのです。
だって、ルフィったらシュウーとかドルルンとか言っていますよ。
体から蒸気噴いていますよ。
ギア、だからエンジン系の音がするんでしょうか。
全身の血とか筋肉とかそんなつくりを変えて(=ギアを入れ替えて)、パワーアップを図る技なんでしょうか。


尾田っちのことだから、強さのインフレというかただルフィを闇雲に強くしていくとは思えないのですが、 それだけに強くなっていくことへの反動や代償といったものはないかと、心配です。
剃のスピードにもついていってます。
一瞬に地面を10回蹴るのが見えた、コツもわかった、とさらりと言ってますが、ルフィってそんな戦い方をする子だったかと驚きました。
ギア2の技はJETがつくんですね。
昔懐かしいJETアッパーという必殺ブローを思い出したことは内緒です。(わかる人だけついてきてください…)


ゴムゴムのJETバズーカでブルーノを粉砕。
でもそのあとに「もっと面白ェもんみせてやるよ」と、口に親指を突っ込んで「ギア…」
え?え?え?
なに?
なにを言いかけたんですが、ルフィ!?
ギア3…とでも???
それじゃあ、ますますスーパーSイヤ人だってば。
いろんな意味でドキドキします。


「すげえ疲れた… やっぱまだ体がついていかねェなあ
……まァ今はいいや 体なんか」


今はロビン(とウソップもなのかな?ルフィの中では)を取り戻さなくちゃいけないから急ぐのは当然なんですが、 なんでそんなこというの、ルフィ!?
もっと自分を大事にして、と思います。
すごくいっぱいいっぱいなのが伝わってくるの。
先週の皆を守れるように強くなりたい、ってのと繋がるんだと思いますが、でもそんなの クルーは誰一人望んでないと思うんですよ。
昔は「気にすんな、楽に行こう」って言ってたよ、ルフィ。
楽に勝てる相手じゃないのは分かっていますが、気持ちの上ではもっと自然体なルフィでいて欲しいような気がします。
ゴムゴムのぼーとかやっちゃう感じで。


ところで今気付いたんですが、誰も失わないように強くなりたいってのはヨコヅナと一緒なんですね。
大好きな人が離れていかないように強くなりたくて、海列車に挑んでいたヨコヅナ。
今ちゃんと強くなって、大好きなフランキーを取り戻すためにその力を奮えてるわけで、 フランキーと再会できたときのヨコヅナの喜びようが今から想像できます。
ルフィも早くロビンやウソップと再会して、いい笑顔を見せて欲しいと心から願います。


巨人&ウソップ&ガレーラ
フランキー一家
麦わらチーム
怒涛の侵攻に政府の方がじわじわ追い詰められています。


「結果あいつらが死のうが生きようが
(中略)この戦いが終わったら…あの麦わら小僧の名は…
全世界に轟くよ」


すごすぎ。
また懸賞金が上がっちゃうのかな。
というか、危険度で言ったらもう懸賞金とかいうレベルじゃなくなるかもしれない。
政府が本腰入れて、いよいよ世界が動き出す?
そうなると今まで見たいな気楽な旅はできなくなるんでしょうか?
それはちょっと寂しいな…。

2005/11/11




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