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389話  「応答」



本編の感想の前に書きたいのですが、Tシャツがね、うん…。
ワンピTシャツがまたまた販売されているようで、ついにルフィ&ゾロ相棒Tシャツも出ましたねv
腕と刀をそれぞれ構えたポーズのシルエットv
その2人の間の距離が、またらしいっていいますか、とにかくいいのですv


さて本編です。
ルフィはズボンのポッケに、ちゃんと肉入れてきたんだ(笑)。


「こんな時の為の
べ〜〜〜〜ん〜〜〜〜〜と〜〜〜〜!!!」


先週のシリアスな顔から一転、いつもの船長ですv
涙流しながら頬張っていますv
そして腹ごしらえも終え、元気(と書いてパワーと読むのね)復活!
ロビン救出に向けて雄叫びを上げたところで、場面はロビンとフランキーに移ります。


ロビンがすっかり人が変わったみたい。
メリー号に乗っているときは、何でも知っててちょっとしたことには動じなくて、年齢のせいもあるけど、 ルフィとは違った意味であのチームの重心のような存在でした。
ロビンを書こうと思ったら、たいていわたわたやっている若者たちを見つめながら「うふふ」とゆったり微笑んでる姿を 思い浮かべます。
でも、今のロビンは違います。
いたいけな小娘のようです。
自信なくておどおどしてて、意地だけで一生懸命突っ張っている。
それだけトラウマは根深いんだと思います。
でね、そんなロビンに言葉をかけるフランキーがいいな、と。
フランキーはロビンより年上。
そして精神年齢はともかくも、あれだけの人間にアニキと慕われる器量があるのです。
歯痒いんないんでしょうね、今の彼らが。
結構冷静に状況を分析し、ロビンを説得してくれています。それだけでも救われる気がします。


風来噴射(クー・ド・ブー)なる、大変小学校低学年に受けそうな技で鎖を引きちぎって飛ぶフランキー。
この人どっからどこまでが生身の体なのかという疑問はそっとしておきます。
その煙、ちょっと臭いらしいですね。てことはやっぱり「アレ」で飛んでったわけで、
そうなるとすごい負担かかったんだろうな、肛門に。大丈夫かな。
などということを考える馬鹿な私。


そして、フランキーによってルフィとロビンは再会することができました。
「よかった!!」と喜ぶルフィですが、ロビンは「帰って!!」。そんな言葉を投げつけます。
もう顔も見たくないと、私はもう死にたいのよ、と。


ロビン必死です。クールビューティーの名を欲しいままにした面影はありません。
歯をぎりっと噛み締めて、髪を振り乱して、大口開けてます。
そんなロビンを大きな目で見つめる船長。
来週発せられる言葉はなんでしょうか。


でもこんなときルフィってあれこれ言わないですよね。
ナミの過去も聞かなかったし、チョッパーの言い分も「うるせぇ、行こう!」でねじ伏せちゃったし。
ルフィはいつだって自分がやりたいようにやってきた。
だからここでロビンがなんて言おうと、「ロビンを助けたい」というその信念を曲げることはしないはず。
ただ「ロビン自身が死にたいと思ってるはずねえ」と言っていた船長。
ロビンの口から死にたいと聞かされて、それでも真っ直ぐに貫き通すでしょうか。
…するでしょうね、だってルフィだもん。


ルフィの前に、ついにCP9が勢ぞろい。
一人でこれだけ相手にするのはちょっと無理だろうな、いくら船長でも…。
きっと皆が駆けつけてくれると思いますが、一番がゾロかサンジかちょっと興味あるところです。
ゾロはますますすっごいスピードで駆けてるようだしな(笑)。


カクが食べた実はなんだったのかな。
周りは笑うし本人些かヤケ気味だし。
その正体にワクワクします。
鼻がらみの実はどうでしょう?ゾウゾウの実。鼻がびよ〜んて伸びたりして(笑)。
(適当なこというのいい加減止めないとな)
周りでちょろちょろしてる煩いスパンダは無視しましょう。そうそうそんな調子で。


2005/11/14




390話 「応戦」



なんて言ったらいいのかな…。
大きいよ、我らが船長は。


先週のロビンの「死にたい発言」で、それに対してルフィが何を言うかあれこれと考えていましたが、 そんな自分がとても小さく思えました。
ギアの件で少しだけ切羽詰った感を心配していたんですが、やっぱりルフィはルフィでした。


「死ぬなんて何言ってんだァ!!?お前!!!」


必死のロビンに対し、ほじほじと鼻をほじりながら答えます。
結構ユビ突っ込んでいます。
正統派WJの漫画の主人公には珍しい光景ですが、ルフィなら妙に納得です。
怒りもせず、慌てもせず、拘りもなく。
当然のように何言ってんだァと。


「あのなァ!!ロビン!!おれ達もうここまで来ちまったから!!!
とにかく助けるからよ!!!そんでなァ、それでも…まだお前死にたかったらそしたらその時しね!!」


とにかく助けるからよ。
そうなんです。死にたいのはロビンの意志かもしれないけど、 今ここでこうしているのは決してロビンの意志じゃないんです。
無理に政府に従っているのが見え見え。
だからルフィは助けるんです。仲間だもの。


ゾロは皆がはぐれたので(おい)、龍巻を使って天井をふっとばしつつ上へ。(上昇気流にでも乗ったのか?)
その余波でチョッパー&ナミも吹き飛ばされそのまま屋上へ。
サンジも猪突猛進のキックでやってきます。
(「お前遅かったな迷ってたのか?」「どこでそんな言葉覚えた!?」という19歳コンビのやり取りがサイコーv)
そげキングも巨人に吹き飛ばしてもらってやってきました。本人の意思とは微妙にズれてたみたいですが。


おォおォ続々とというカクのセリフのように、麦わらチームが終結していきます。
戦いの予感を秘めながら、ぞくぞくしてきます。
だってみんなちっとも臆してないんだもん。
相手は世界政府なのに。ここは政府の中枢機関なのに。
そんなことは関係ナッシング。
やっとロビンのとこに着いたんですから。


「頼むからよ!!ロビン・・・!!!
死ぬとか何とか…何言っても構わねェからよ!!!
そういう事はお前…おれ達のそばで言え!!!
あとはおれ達に任せろ!!!」


もう感想のいいようもないセリフにただ泣けました…。
すごいよ船長。
すごいよ尾田っち。


あのロビンの目に涙が見えます。
CP9が彼女に使った、過去を蒸し返すような手段は、ロビンにとってはマインドコントロールに近いものです。
青キジの言動だって、彼女の心を縛り付けていました。
その結果、ロビンらしからぬ弱さで彼女はルフィたちに背を向けたのです。
でも、ルフィは今、多分ロビンが一番望んでいたことを言い当てたように思うのです。
ごめんなさい、これ今週のリボーンネタ。
だけどこれってロビンの心(マインドコントロール?)を解くには最上だと思うのですよ。


おれ達のそばで言え。
それってつまり、おれ達と一緒にいていいんだって、ロビンの居場所を作ってあげること。
その存在を許してあげること。
そしてそれを頼むからよ、って。
その言い方にじんときました。
おれ達はみんなロビンの存在を許してるんだから、今度はロビン自身が自分を許してやってくれよ。
そんなところでしょうか。


ルフィはそうやってみんなを掬い上げています。
それぞれ状況は違うけど、立ち止まっていたのはナミもサンジもチョッパーもある意味ウソップも。(ゾロは違いますね)
それを、あのなんにも拘らない姿勢で、いつの間にかその足を踏み出させてる。
そろそろロビンの過去話にもなりそうで、それにドキドキしてるんですが、 どんな過去であれ、きっとみんなひっくるめてルフィは受け止めてくれるんでしょうね。


死ぬなとはルフィはいいませんでしたね。
そばで言うなら言うこと自体はいいんだ。
きっと許さないでしょうけど。


ついに対峙した麦わらチームとCP9。
屋根の上に並んで立つみんなの姿が絶景です。
当然のように船長と共にあります。最高のシーンです。
ゾロとルフィの再会がどうのと言っていた自分が恥ずかしくなります。
彼らにとってはこんなの自然な流れです。あいつがそこにいる。それでいいんです。
目はただ前の敵に向けられています。
ナミの表情がすごくいいv
ウソップはいろんなもんが出てます。でもきっと頑張ってくれるんでしょう。


少し他の面々にも触れておきましょう。
ヨコヅナも、スクェアも、フランキー一家もみんながルフィたちに希望を託し、 自分にできることをするために戦っています。
ほんの数日前(いや数時間前か?)までいがみ合っていたのにね。
みんなを巻き込んでいくその大きさがルフィの魅力であり、政府にとって脅威である気がします。


来週はまた巻頭カラーです。
尾田っち頑張るなあ。
ロビンの過去が…なんて書いてあったけど、過去話になるのかな?



2005/11/21




391話  「悪魔と呼ばれた少女」


ちょっとアメコミタッチのルフィがコンビニの棚いっぱいに並んでいて、軽くびびりました。
そしてそんな表紙をめくれば、「COLOR WALK3」のお知らせが。
嬉しい〜、尾田っちのカラーって大好きv
イラスト集は毎回ドラマが垣間見える表紙なので、今度はどんなのかとわくわくします。


で、今週の巻頭カラー。
なんだか見てるだけで寒くなってきた(笑)。
ゾロ、あんたなんてことを。
白くまやセイウチはともかく、大事な船長がハナたらして寒がってますよ。
腹巻はペンギンではなく船長に貸してあげるべきだったと、ヨコシマなゾロルスキーは考えてしまいます。
最も、万一尾田っちの手でそんな絵が描かれてたとしたら、こっちは鼻血吹いて倒れてたかもしれません。
なんにしても早く暖めてあげたらいいと思います。(思考が違う方向にそれてるな)
ナミがチョッパーを追っかけてるのは暖かいからですかね?
チョッパー、そんな必死な顔で逃げんでもいいのに。


さて本編。
タイトルからして、今回から待ちに待ったロビンの過去話です。
オハラとは。ロビンたちを襲ったバスターコールの事実とは。
わずか8歳の少女が受けたその苦しみを私らも目の当たりにすることになるのです。


エニエスロビーの状況ですが、
門は巨人族の2人が、
跳ね橋を下ろす塔はガレーラ3人組が何とかしてくれそうです。
そして麦わらチームがCP9に向き合う屋根の上。
緊迫したシーン…のはずなんですが。


「跳ね橋?」
「(略)お前が先走って屋上にいやがるからおれ達もここに集合するしかねェだろ」


ルフィとゾロ、普通に会話してます。
しょうがねえなてめえは、というふうにすっかり落ち着いた口調のゾロ。
今までのあんたはどこにいったんだと、きっとゾロルラーの誰もがこっそり思っているんでしょう。
あーもうそんなにほっとしたか。
ルフィが隣にいればもういいのか。
「お前」が「どこにいやがって」も、とことん追いかけていくそんなゾロが嬉しいです。


一方のロビン。
先週ルフィの言葉に涙を浮かべてましたが、やはりそのまま戻ってくることはなく、 頑なに心を閉ざしたままです。
その姿に、フランキーの兄貴も彼女が身に背負ったものの重さを案じています。


そしてスパンダム。
あー、こいつホントにどうにかしてやりたい、むかむか。
まずは何を置いてもおれの命!!ときたもんだ。
こんなヤツが上司じゃオー人事オー人事ですよ。
最もCP9の部下たちには信頼はおろか、全く相手にされてないようだけど。
そのくせルフィたちに向かって、えっらそうに「タコ海賊団」とかいってのける厚かましさ。
CP9の強さも(その考え方はともかく幼いころから死ぬような思いしてその力を手に入れたことだけはたいしたもんだと思います)、 正義の門の重さも、どっちもスパンダ自身のものではありません。
バスターコールの権限然り、他人の力を自分の力と錯覚するのにもほどがあります。


滝まで即、蹴り落とせ、サンジ!
跡形もなくミンチにしてやれ、ゾロ!
空島の向こうまで吹っ飛ばしてやれ、ルフィ!


バスターコールの発動を必死に止めるロビン。
その姿はウソップが思わず「ロビン」と名を呼ぶほど、鬼気迫るものがあります。
スパンダはたかだか一つの戦いの手段程度にしか考えていないようですが(それも腹立つ!)、実際にその身で受けた ロビンはその真の恐ろしさをよく知っているのです。

「地図の上から人間が確認できる?」

重い言葉ですね、尾田っち…。
それは今の世の中にだって当てはまる気がする。
実際の人の呼吸を感じることなく、地図の上、資料の上だけで物事を見ていれば、どんなことでもできるのですよ。
最近のいろんな事件を耳にしたとき、ふっと湧いてくる恐怖はそこにあるんだと思います。
人間の存在がぺらっとしてひどくうすいものに感じられるのです。
そうとしかとらえられずに簡単に犯罪を犯してしまう人が、そこらに普通に存在しているのが怖いです。


話がそれました、すみません。
そしてロビンの過去に入ります。
また泣きそうだと思っていたら、いきなりです。
20年前、西の海「オハラ」。
ロビンはウエストブルーの出身なんですね。
このころからハナハナの能力はあったようで、ようかい扱いされてます。


子供たちに石投げられてます
よその大人に一方的に怒られています
幸せな家族をそっと遠めで見て
妖怪女と指さされ
家に戻れば、家族はどうやら親戚らしいけどそこにはロビンの存在などないに等しく
シンデレラか、今で言うなら魔法使いのハリーかというようなひどい扱い。


ええ、もう泣きましたよ。
ここまででもうほろほろきてますよ。
またロビンが可愛らしくて健気なのがたまらないのです。
一人で耐えながらそれでも心の中ではずっと暖かい手を求めていたんだなあと。
だってまだ8歳ですからね…。


ロビンが向かった、全知の樹。
そこでまた泣けてきました。
オハラの考古学者たち(さあキーとなる人たちの登場です)が、すごい勢いでロビンを祝福してくれています。
クローバー博士ですか。ここはトランプっぽいですね。ハートの人もいるし。
ケーキと紙ふぶきです。博士テーブルに乗っちゃってます。
心からロビンとその才能を受け入れてくれてる彼ら、そして最後のコマのロビンの笑顔に、 ああ、ここがロビンの居場所だったんだと嬉しくなりました。
同時にここがいずれ世界政府によって手酷い方法で失われることも想像がついてしまいます。 (古代兵器からみですね)。
そのときのロビンの悲しみと恐怖…、それにまた胸を締め付けられる気がします。


で、次週は休載ですか!?
年末進行だからそのあとでWJの発行自体が一週間あいたりとかしない!?
生殺しはいやだーっ。(涙)


2005/11/28




392話  「デレシ」


タイトル見てまた新キャラ登場かと思いましたが、人名ではなく笑い方でした。
デレシ。
よくわからないけど、なんとなく可笑しいです。まあその辺はあとで触れるとして。


後に「オハラの悪魔達」と呼ばれる(泣)ロビンと知り合いの考古学者たちですが、 彼らはこっそりとポーネグリフの研究をしていました。 この世で唯一古代文字の解読にこぎつけた人たちで、晴れて考古学者になった ロビンもまた、「空白の歴史」の謎を解き明かすため、ポーネグリフの解読をしたいと 目を輝かせるのです。
でもこのときのロビンはまだ真の歴史を知りたいというよりも、 皆と一緒のことをしてその仲間に入りたいというように思えます。
今でこそあんなに必死になって追い求める夢ですが、 ここでは幼いロビンが自分の居場所を見つけるための手段の一つのような気がします。
オハラの考古学者たちはロビンを愛するがためにポーネグリフに近づけまいと、 厳しく突き放しますが、わずか8歳の、そして孤独な少女にとってはとても残酷なことなのでした。


ロビンは母の影を追っているようです。
母の名はニコ・オルビア。
今のロビンに似たクールビューティぽい女性です。ロビンの髪の色は父親似なんでしょうかね(余計なお世話)。
手配書が出ており、すでに捕まったという博士たち。
それがオハラの運命にも大きな影響を及ぼしているようです。一体どんなカギを握っていたんでしょうか。


まだ8歳でありながら、ロビンは早く大人になりたがっているように見えます。
自分の力で生きていけるようになって、母を追いかけたいとか思っているのかもしれません。
うちには9歳の子がいます。
実に平和に生きています。ランドセルを広げたままそこらで寝転がってジャンプ読んだりしてるのをみると、 すこーし腹が立ちますが、うちの娘が母親(つまり私だ)の影を追ったところで、 やっぱりジャンプを読むしかないから、ここは怒ってはいけないんでしょう…orz


話がそれました。
ポーネグリフに近づくことも禁じられ孤独を抱えたままのロビンは、そこで流れ着いた巨人と出会います。
名前はサウロ。
2週前にバスターコールの記憶と連動して、ロビンが「やめてサウロー」と泣き叫んでいたあのサウロでしょう。
ハグワール・D・サウロ。
びっくりしましたねえ、ここで「D」がでてくるとは。
うちの家系はみんなくっついとるって……巨人族ですか?????
またDに謎が増えました。
この巨人とルフィやロジャーがどう繋がっていくんだか。
でもロビンの過去話が終わる頃にはDの謎も多少は明らかにされていそうでドキドキします。


さてさて。
サウロは気のいい男でした。
デレシというのはサウロの笑い方。
ありのままの自分を受け入れてくれるサウロと一緒にいるうちに、だんだんロビンにも笑顔が増えていきます。
とても可愛い笑顔です。


笑ってると幸せになれる
苦しい時は笑ったらいい


サウロはロビンにそう教えます。
それは少しずつロビンの心を解していくのですが、このあと彼女の笑顔は封印されてしまうんですね…。


政府の陰がちらつき始めました。
CP9長官、スパンダイン。(CP9てこの当時からあったんだ)
は?
何このむかつく名前の響きは。これもスパンダ一族なの?
てか父親?
見た目はまだまともそうですが、俺様とか言ってるあたりが妙に小さくみえます。


忍び寄る不穏な影。
じわじわとくる悲劇の予感。
こんなことが20年前の出来事です。
まだルフィはもちろん、ゾロやサンジも生まれていません。
そう考えるとロビンの生きていた年月の重さが余計ずしっときます。


2005/12/13




393話  「オルビア」



サウロはロビンの母・オルビアを知っているようです。
前回言っていた「あいつも無事だろうか」のあいつなんでしょうか。
海軍に捕まってる時に知り合って一緒に逃げてきた仲間とか、そういうことなのかな。
オルビアは海軍の船に乗ってきましたが、船を奪ってここまで逃げ帰ってきたんでしょうかね。
サウロはポーネグリフのこともオハラのこともよーく知っていました。
オルビアから聞かされていたのかもしれませんし、Dの一族なだけに元々何かの謎を握っているのかもしれません。
さっきから推測ばかりですみません。
でもホントに何もわからないんだから仕方ありません。
これからいろんなことが、多分一気に明らかにされていくんだと思います。
オルビアのこと、Dのこと、そしてオハラを消滅させたバスターコールのこと。


オルビアがいきなりでてきたのにはびっくりしました。
政府に捕まった以上しばらくは名前だけの登場かと思ってましたので。
鼻筋の通った整った顔立ちや見事なスタイルはそうですが、 何より強い意志を秘めた真っ直ぐな瞳はまさにロビンにそっくりです。
そして仲間たちを守るためなら自分が犠牲になることも全く躊躇しない姿が、今のロビンに重なってしまいます。
ああ、こんなところが例え本人たちがお互いの顔を知らなくても、親子の繋がりを感じさせてくれます。


正直オルビアはもっと学者な人かと思っていました。
幼いロビンを置いて(実際そうですけど)海に出てそれきり戻ってこない人。
娘よりも夢や学問を選んだ人。
そんな感じで、先週の手配書の写真を見たときは少し冷たい印象を抱いていました。
でも違いましたね。熱い人です。
確かに2歳(!)のロビンを置いて旅立ってしまったけれど、
「元気なら それで…」
そう言った表情に母の心を見ました。
学者たちと同じです。
ポーネグリフを研究する以上、「断ち切らなきゃ」いけない。
ロビンを愛すればこそ、傍において巻き込むことはできないから。
確かに置かれた状況が尋常ではありませんが、そんな形の愛もあるんですよね…。


母においていかれた幼いロビンが泣き叫びます。
ロビンにもこんな時期があったのが、当たり前なんだけど意外です。
やせっぽちで、貧相で、泣いてわめいて、おどおどしてて。
8歳のロビンだって、サウロに会ってからは笑ったり寂しそうにしたりしてました。
大人びてはいるけどやっぱり普通の子供です。
それがあんな風にあまり表情を外に出さない人になってしまった。
それだけにこれからあの島に起こることの恐ろしさがわかります。


政府の船が島に着きました。
学者たちは全員狩られるようです。
スパンダ一族は、や〜〜〜〜っぱりむかつきます。
「出世すんだろうなァ、この仕事」……ほう、そう来たか、てめえ。


そして仲間を守るために銃を持って町に出たオルビア。
そこでロビンとすれ違います。あんなに近い距離で。
でもお互いに気付きません。
だって顔を知らないんだもの…。
泣けてきそうでした。すごくもどかしくて地団駄踏みました。
ロビン、あんなにお母さんに会いたがっていたのに…、
そして、多分もう会えないのに…。
尾田っち…そんなとこまで伏線の鬼にならないでいいですから(涙)。


サウロがロビンに謝っています。
もちろんオルビア絡みだと思うんですが、一体何が…!?
あの明るい巨人が絶望的な顔するほどのことがあったんですね。
また、いきなり登場したクザン。のちの青キジ。
そうか、ここでロビンと会うんだった。
このあと船を何十隻も沈めたロビンを取り逃がしてしまって、
その後ルフィたちと一緒のあの島で再会したわけで。(えーと…そうですよね?)
そりゃあ「いい女になったな」くらいのことは言うでしょう。
8歳→28歳ですから。


話がどんどん進んでいって、でもわからないとこもいっぱいあって、
私たちはこの先何が起こるか知っているんだけど、でもそこに出くわしたロビンの心情まではとても 想像できなくて。
ただただ今は固唾を呑んで見守るばかりです。
尾田っちに弄ばれてるのはわかってるの(苦笑)。
でもそれが心地よいから困ったもんです。
来週は巻頭カラー(最近多いね)、そして今年はそれでお終いなんですね。
ルフィたちの活躍はまた来年と言うことで。
ちょっとだけ残念。


2005/12/20




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