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415話 「ヒートアップ」


ホンっっトにワンピースのファンでよかった!!!

心底そう思わせてくれたWJ29号。
どんなに凹んでいても、表紙の笑顔全開のルフィを見たらいっぺんに元気がでます。
ありがとう、船長!(銀子は仕事で辛いことがあったらしいです・・・)


ルフィにぴたってくっついてるウソップ。こちらもいい顔してます。
この二人はやっぱりこうでなくちゃね。
バックのスカイブルーに白い雲。
いきなり大雨だったり、死ぬほど暑い陽気だったり、そんなわけわからない6月の空を吹き飛ばすような爽やかな色に、 ああ、これこそWJの表紙だとしみじみ思ったりしました。
末娘「なんかこのゾロの絵、一番小さいやんな」
次女「しっ、お母さんがいるから黙っとき」
そんな娘たちの気遣いを受けましたが、ゾロが一番小さく描かれてることなんか気になりませんよ。ほほほ。
ただ、黄色地で豹柄(?)みたいな模様のシャツと、足下は別人か??と目を疑った微妙にヒールのある靴に目を奪われてなりません。
このコーディネイトは一体誰が・・・。


人気投票については最後に語るとして、扉絵。

すごい・・・すごすぎるよ、尾田っち!!(倒)

このスリーショットはもしかして初めてじゃありませんか?(記憶曖昧だけど)
今週のアイシールド風に言うと、

「すごいよ」
「ていうかその、なんていうかすごいよ!!ホント」
「いや!すげーよ」
「つーかすげえよ!!」

ボキャブラリーのなさが泣けてきますが、他になんていったらいいのかしら。だってものすごいイラストなんだもん。


何といっても真ん中に構えてるルフィが・・・っ!(言葉にならない)
ポーズから表情から、まさに「不敵」という言葉がぴったりの船長です。
見上げる目線、怖いものなんか何もないんです。
後ろをぴったり固めるゾロとサンジがこれまたすごく素敵で、あらあらおばちゃんどうしようかなあ、もう(意味不明)。
助さん格さんというか、将棋の飛車角というか、
黄門様=王将=ルフィは絶対誰にもやらせない(変な意味にとらないように)、という2人の心意気が紙面からとんできます。
それで、どっちの顔もとても「らしい」からぐっとくるんです〜っ!(ばんばん)
まっすぐに狙いを定めるゾロ(眉間にはいつもの皺)
下から舐めあげるように銃を構えるサンジ(口元にはニヤリ笑い)

やっぱりすごいよ、尾田っち!!(感涙)

3人とも服の着こなしがちょっとずつ違いますね。
ルフィとゾロは前を肌蹴てますが、その肌蹴方すらルフィはルフィらしく、ふわんと軽やかに。
ゾロはゾロでびしりと自然に・・・あら、今気付いたけどこれって中にシャツ着てるんだ・・・かなり派手なのを。
サンジは絶対前を開けませんね。つねにジェントルマンな彼らしいです。
それにしてもサンジは銃が似合いますね〜。すらりとしてるからかな。
ゾロももちろん素敵だけど、やはり刀を構えてる姿が一番です、うふv
ああ、何時間見てても飽きそうにありません。
またしても美味しい萌えをありがとうです、尾田っち!


そろそろ本編に行きましょう。(ぜいぜい)
今回もサンジオンリー祭りです。
CP9なにするものぞ、ってな感じですね。あんだけ強力だった剃も月歩も鉄塊も、なんだかたいしたことなく見えます。
いつの間にそんなに強くなったんだ、サンジ!(驚)


「口に気をつけろ、おれは怒りでヒートアップするクチだ・・・!」


今回もサンジのハートに火をつけたのはロビンへの罵詈雑言。
ジャブラにとってはたかが女一人ですが、サンジにとっては大事な仲間です。
どくどく肩から流血しながら、それでもやっぱり目は全然負けてません。
これこれ、これがサンジです。
ゾロは怒りでヒートアップなんかしません。空島でもそうでしたよね。
やられたチョッパーを前にしながらも、そういう理由で戦うのは好きじゃねえと言いました。(もちろん「少し燃えてきた」とも言いましたがv)
上手く言えないんですが、ゾロにとっての戦いはサンジのとは全然違います。
サンジには守るものがあって、それを傷つけるもの、邪魔するものへの怒りが彼を強くします。
一方ゾロは、そういった感情は却って剣を鈍らせる要因ととらえている気がしなくもありません。
ゾロの戦いは、仲間を大事に思うこととは全く違う次元にあるような。
常に冷静に、そうでないと勝ち残れない。
それがこの世の最強を目指す剣士です。
くどいようですが、それに比べ、サンジはいつだって自分の大事なもののために戦います。
彼が強くなるのは大事なものを守るために必要だからであって、その辺が「最強」を求めるルフィやゾロと違うのです。
人気投票と絡むけど、サンジファンの方がおそらく今回も3位だろうと仰っているのを時々お見かけしました。
でもね、サンジのポジションはこれでいいように思うのです。
これは私がゾロファンだから言うわけじゃなくて、サンジには順位とか賞金額とかとは違うとこにいてほしいのですよ。
あの2人には順位や額が必要なんです。彼ら自身はその多さを気にすることはないけれど、 それもある意味強さのバロメーターだから、バックには常にそんなものがまとわり付いてないと。
でもサンジは違うでしょ?
こういうのはいいつくされてる気もするんですが、ルフィやゾロが勝ち取る強さなら、サンジの場合は守る強さ。失わないための強さ。 そんなことはないですか?
ああ、まとまらないままでごめんなさい。


サンジが進化しました!
またしても原理はわかりませんが回転による摩擦熱でしょうか、脚に高熱を帯びさせます(自分の脚は大丈夫なの!??)
さらに繰り出す猛スピードにより、脚は爆発的な破壊力を生み出すのです。
ジャブラが言ってます。
「あのヤロー、脚が赤く・・・」
え、赤足!?
相手に蹴り入れた後には、赤い足型がくっきりと残されています・・・!
もしかして、まさかまさか、これは赤足のゼフがその名を轟かせた通り名由来の技・・・!?
でもゼフは絶対手取り足取り教えたりしてないでしょう。
「技くらいてめぇの目で盗め」とか言っちゃうタイプですよ、きっと。
だからなんかの折に一度見せてもらって、それ以来サンジが自分で少しずつ完成させていったなんてことだったら、結構それはそれで萌えますvv
(追記:他所様の感想で気付いたのですが、ゼフの赤足の由来は血で赤く染まることでしたね。
てことは、全然違う技か・・・。失礼しました〜〜(^_^;))


サンジの大技の前にジャブラも撃沈!
残るCP9もあと2人(除:長官)。
いよいよ次はカクとゾロですね・・・ふふふv(やっぱりそうきたゾロスキー)


人気投票は見事にゾロルがワンツーフィニッシュ!
といいたいとこですが、ゾロとルフィの得票差が軽く4000票以上あります。
2位のゾロと3位のサンジの差は2000票くらい。そのあとずずずっっと離してチョッパーやロビンたちとなります。
全く他を寄せ付けない、ダントツ人気のルフィ、みごとな圧勝です!!(すごい)
昔、WJの漫画はこういう人気投票をしても、主人公が5位や6位に沈むことがしばしばありました。
前に日記で書いた気がしますが、★矢は誰が気を遣ったのか、キャラではなく聖衣(キャラがまとう防具)の人気投票でした。 それでも主人公の聖衣は5位だか6位だか・・・。
それは極端な例ですが、最近のWJは主人公が強くてほっとします。
それに今回の人気投票で嬉しいのは、麦わらチームの7人で1〜7位を占めたこと。
「え、この人誰??」
といったあまり覚えのないキャラが上位に来てると、どんな組織票が動いたのかとハラハラするんですが(笑)、 この主人公側で人気をがっちり固めてる、その辺がワンピと言う作品の素晴らしさだと思います。
ミホさまの8位は少々驚きましたが(それこそ組織票ですか?笑)、でもこれは嬉しいですねv


2位のゾロのイラスト。ちょうど右目のとこに折り目が入っていて、下から見るとなんだか面白い顔に見えてしまいます・・・。
ほら、あれ。
千円札の肖像画に折り目を入れて笑わせる遊び、知りません?
あんな感じなんですよ・・・orz
そんなの思ったの私くらいかな。それならいいんだけど。ゾロのためにも。


2006/06/20




416話  「ゾロVSカク」


うわああああ、もうダメだ(はあはあ)
タイトル打つだけで私の心臓は、ええっとそうですね、例えるなら
「てぇへんだてぇへんだ、お江戸の町が大火事だ」とかいう状態。
今まさに江戸城下が全焼しそうな勢いの大火事に見舞われていて、 それを前にした、め組の町火消しが必死で鳴らす半鐘のようです。
ものすごくわかりにくい例えですみません。
ちょっと本人も意味不明です(こら)。


サンジカーニバルが続いていましたが、もう通り過ぎて行ったのかしら。
だってタイトルがゾロだもん、今週こそは・・・ねえ?
そんな思いで、沿道からゾロ神輿がやってくるのを今か今かとどきどきしながら待っている私です。(あ、念のため書いておきますが、 サンジ祭りも充分堪能したんですよ〜)
かぶりつきに大きなシートを広げ、陣取りOK。
コンタクト洗浄OK。(視界はクリア)
さあ、いつ来ても大丈夫です。どきどき。


ぱら・・・タイトルに期待しつつ可愛いナミさんの扉絵をめくります。


あ・・・まだサンジだった。(失礼千万)


サンジについては後ほど少し語らせてください。
えっと、サンジは1番の鍵を手に入れ、ゾロとキリンの戦いに茶々を入れつつ(この辺がサンジなりの礼儀だと思う)、ロビンの待つ先へ。
すでに正義の門目前のスパンダ&ロビン。
ロビンが「いた」って言ってます。あんまり痛いとか寒いとか辛いとか、そういうの言わないロビンなのに。
こらぁ、スパンダ!!ほんっっっと、許せない!!!


海軍艦隊到着まではあと10分。
うわあ、もう20分経ってるんだ。
でもここからがやっぱり一年半くらいかかるのでは・・・(やめなさい)


先に行ったフランキーはルフィの所まで着きました。
船長やっぱりルッチに苦戦しています。
相変わらずフランキーに過剰反応してますが(笑)、それでも今は味方です。しかもちょっと頼りになると思うよ。そんなわけで諦めてください。
フランキー自身も、こんな目茶苦茶な海賊団に巻き込まれた我が身をなんとなく諦めてる気もしますね。
おれがあいつを抑えるからロビンを止めてくれと、頼む船長。
うわ〜〜〜〜カッコいい!
いつの間にかすっかり立派な船長になってるのね、ルフィ。
はぁはぁとかぜぇぜぇとか息を切らしてる2人に対し、未だ余裕のあるルッチが憎らしいです。
そういえばまだネコネコにもなってないわ。
ぱっと見がそんな強そうでないだけに、不気味でたまりません。


と、次をめくって、

ゾロだーーー!!(乱舞)

シュル・・・
手ぬぐいですよ、ついに黒手ぬぐいが出ましたよ、お嬢さん!!!(ばんばん)
私的にはこの手ぬぐいがものすごく好きなんです。
バンダナとかそんなカッコいい響きのものじゃない、手拭いですよ。
そのあたりに却ってくらくらします。
なんかゾロの心意気って言うか、本気モードって言うか、絶対負けない誓いっていうか、そんなあれこれが籠められた不思議布。
さあ、これで本気の戦闘に・・・(どきどき)


「手拭いを被ると強さが変わるのか?」


うおおおおい、カク!!!

あんたはSBSに投稿する小学生か!?
「尾田っちに質問、これに答えるまでトイレ行っちゃダメ」とか前置きに書くのか!?
それは誰もが思いつつ、でもみんなそっと胸のうちにしまってあった秘密の小箱なんですよ。
何いきなり封印解いてるんですか!?
でもそれに対するゾロの答えが
「さァな」    (くら・・・)


てめえに関係あるかよ、ってな感じでばっさりです。
ゾロはわりとこういう物言いをしますね。
オレがわかってりゃそれでいいと、敵だろうが味方だろうがあまり自分の内面を親切に語ったりしません。
そんな俺様なとこがまたたまらないんですがv


「二刀流、弐斬り」


あれ、鬼斬りじゃないんだ?それの変形版?
ぱらぱら(ページめくっています)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
寿司か・・・。


ただでさえ、息詰まる強敵カクとの一騎打ち。
それに加え、上着からちらちらと覗く生の背中にどきどきの私は、すでにかなりの酸素不足。
多くのゾロスキーの方がそんな状態なのではないかとお察しします。
だから優しい尾田っちは、ちゃんと息抜きを用意してくれました。
いつの間にそんなにネタ考えてるんだ、それとも即興か、と訊きたくなるようなゾロの駄洒落オンパレード。
特に砂紋は字面がカッコいいだけにサーモンとわかったときの衝撃に大笑いしました。


対するカクも「四角なのに死角なし」
おお、張り合ってる張り合ってる。
可愛いお座りポーズからの嵐脚に思わずツッコんでしまったゾロですが、油断してはいけませんでした。
打ち上げた斬撃は、それにも負けない丈夫な材質の天井から折り返し、ゾロの頭上に・・・! (ここの擬音でキンキンてのに混じってキリンとあるのが笑えました♪すごいよカク)


うわ、ゾロが傷ついてる、血がっ、血がっ!!(喜んでませんよ、念のため)


ぽた、ぽたって・・・、はぁはぁって・・・!!(くどいようですが喜んでませんて)


鉄塊は鉄を斬れるようになったゾロなら問題ないと私も思ってましたが、やはり一筋縄ではいかない相手です。
ゾロが鉄を斬るのはちゃんとそれなりの準備がいるんですね。てか獅子歌歌じゃないと斬れないのかな?
そのときに相手が鉄塊じゃない、つまり攻撃なりかわされるなりしちゃったら、ダメみたいです。
あのね、聞いて、聞いてvv
ここの「鉄なら斬れたか」ってカクにきかれて振り向くゾロ・・・
今週で一番好きな顔なんですvvv
あ、どうでもいいですよね、失礼しました。


それで次なるゾロは力技で対抗!
一ゴリラ、二ゴリラ、・・・父さんゴリラえっほえっほえっほっほ、も〜りの広場でえっほえっほえっほっほ(←おかあさんといっしょにあった歌)、
歌ってる場合じゃありません、「二剛力斬」です。
これをニゴリザケと読ませてしまう、まさにものすごい力技に感服しました。


「高ェトコから物言いやがって・・・てめェ自分が
倒れる姿すら想像もしてねェタイプだな・・・」   (おまえもな(ぼそ))

「頭が高ェ!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


は、すみません、気を失ってました。
あまりのカッコよさにこのまま魂が抜けていくところでした。
でもこのまま昇天するわけにも、ひれ伏して頭擦り付けるわけにもいきません。
だってそうしたらゾロの姿が見れないもの。
次週まで、またも半鐘を打ち鳴らしながら待ち続けたいと思います。
頑張りますよ、私。


気を落ち着けて、では先に書いたサンジ語りを少し。
先週のサンジの戦いはホントにとってもカッコよかったし面白かったのですが、
例の赤足からシュウウ・・・と熱が引いていくところに、やはりなんとなく違和感を感じました。 スーパーサイヤ人から戻る戦闘民族とか卍解を解く死神たちの姿に重なってしまうからでしょうか。
失礼な言い様かもしれませんが、サンジくんはそんなに強くならなくていいのになと思います。
コックという手に立派な職があり、夢はオールブルー(あらゆる海の魚=食材がいる)を見つけること。


サンジくんの夢はあくまでもオールブルーを「見つける」ことであり、そこで海上レストランを開くとか、 世界一の料理人になるとか、究極の一品を作るとか(笑)、そんなことじゃありません。
まあ見つけたあとでそんなこともあるのかもしれませんけど、とにかく奇跡の海を見つけて、そこで自分の大切な相手に料理を作ってあげれば、 きっと彼の夢は叶うのです。
そんなささやかな・・・でもとっても素敵だと思いませんか?
ナミすゎ〜んとかロビンちゃ〜んとか、おら野郎どもとかいいながら、何が食いたい?って幸せそうに聞く サンジの姿は容易に想像できちゃいます。
今日び幼稚園児ですら、もっと擦れた願いを七夕の短冊に書きますよ。
それに比べて、こんなにも純粋で微笑ましい願いをもつサンジくん。
あなたはバケモノたちの部類に入らなくていい、あくまでも麦わら一味の「コック」でいてほしいのです。


神は食物を作り・・・悪魔が調味料を作る


自分を悪魔に位置づけちゃうところがまた彼の微笑ましいとこだと思いますv


2006/06/28




417話  「阿修羅」


今回のウソップアートは庭木。
えっとこういうのなんていうんでしたっけ。カトラリー・・・?
(こそこそと検索をかける)
そうそう、トピアリーですv ←知ったかぶり
こういう一人一人のシリーズはほのぼのしていいなあ。あのシャケが何気で美味しそうv


さて、本編。
ゾロVSカクは未だ続行中。
ですが、今までのゾロが越えてきた戦いのように切羽詰った感はありません。
カクだってゾロを殺してもいいつもりでやっているんでしょうが、
これは何?もって生まれた天然素材?
どうしてもシリアスになりきれません。
ゾロもほら、付き合いいいからさ、
「そんなキリンいねェ」とか律儀につっこんでしまいます。
カクが襲い掛かりゾロが刀を振り上げる、こちらとしてもそんなシーンでおおっとばかりにぐっとのめりこむんですが、そのたんびに微妙に外される。
その繰り返しで、おばちゃんはいささか疲れました(笑)。


「どんな仕組みだ、おめェの体は!」
「今、技名つけてんじゃねェよ!」
「思いつかなかったんだろ!!」


ゾロの3連続ツッコミ。
つきあいきれねェとか言ってますが、今更だから。
もう充分すぎるほど付き合ってますから。


首を縮め、手足を伸ばしたカクは剣を手にしました。
あの蹄でもちゃんと握れるようです。
カクは足も入れて四刀流ですし、あーんどキリンのパワーがある。
ここぞとばかりに一気に畳み掛けてきますが、

何一つ・・・おれに勝てる根拠にゃならねェ!!!

ほら出ちゃったよ・・・(くらっ)
ドンですよ、ドン。
こういう俺様的なゾロに弱いのよぉぉぉ〜〜〜〜v
ずいぶん偉そうなこと言ってますが、そういう自分こそ、その自信の根拠はどこから来るんでしょうね(笑)。


ゾロ&カクの(お笑い芸人みたいだ)新技&ダジャレのオンパレードはさらに続きます。
キリマンジャロ・・・当て字がすごい。これを描いていた尾田っちの手には漢字辞典があったかもしれません。
豹琴玉ってやっぱり「ひょうきん」からきてるのでしょうか?
「豹・・・琴・・・」
うっかり「族」と続けるとこでした。あぶねぇっ。


この戦いはどこで笑っていいのか、どこで気を入れたらいいのか、
その辺の力の入れ加減が難しかったです。
正直、カクとの戦いはシリアスなものを想像していました。
カクというキャラはそんなにひどい人間とは思えませんが、それでもCP9として描かれる以上、 目的のためにはそれなりに容赦ないとこを見せてきました。
だけどどうしよう、こんな憎めない・・いっそ可愛げさえあるキャラになってしまったら、 CP9として、世界政府側として、描くのは限界かも知れませんよ。カリファも然り。
尾田っちにも何か思惑があるのかな。
カクやカリファに対し、どこか救いがあるようにしておくの。


ワンピースの本来対象としている年齢層だろう、うちの子みたいな小学生では
同じ悪役でもエネルやクロコダイルは苦手だけど、バギーみたいは敵は好きなのです。
(これが大きいお友達だとエネルやクロコもちゃんとファンがついているんですよねv)
大人から見れば悪役として立派に成り立っているキャラは、好き嫌いは別にしてホントにすごいと思いますが、子供の場合はそんなのより、どこか抜けて微笑ましいキャラに当然親しみを抱きます。
うちの小4に言わせると、ルッチは悪いやつだから嫌いだけどカクは面白いから好きなんだって。
カクを子供の嫌われキャラにしたらまずいのかな。
だからやっぱり、スパンダを探ろうと青キジが送り込んだスパイだったとか、そうでなくても やっぱり、若干麦わら海賊団寄りの政府の人間だったりしたら楽しいのに。


では、いよいよ今回のタイトルにもなった阿修羅です。
ピタッ・・・!!
このコマがいいっ!!!
結構な体格差あるんですね。でも微動だにしない鬼神のようなゾロがたまりません。


「バーカ・・・諦めんのはお前だよ」


な、なんですか、これっ!!(ばんばん)
ゾロにそんな言い方されるとぞくぞくするんですけど・・・vvv
バーカって、そんな思い切り上から言わないでーっ!!(←喜んでる)
たぶん私ってば言葉攻めに弱いんだと思います。
あ、これWJ感想なのに何口走ってるんだ。


そして、ゾロの新技「阿修羅」が発動!!


おおおおお、なんだか訳わかんないけど、ゾロの両側にもゾロがいます。
それぞれが3本の剣をもっているので、合計9刀流になるんだそうです。
数が多けりゃいいのか、ゾロ、あんたはそんな男だったかと、こそっとツッコミ入れたいんですが、それよりもすごいのはその原理です。


すでに慣れっこになってしまったのですが、ちょっと考えてみましょう、
ゾロは3刀流です。
そこからしてもうすごい。なんたって最後の1本は口にくわえてんですよ。
そんな状態でどんな風に刀を振るって戦うのか、実際できるものなのか、
最初は少し真剣に考えてしまいました。
でもそのうち、ゾロだからきっとなんとかしてるんだろうと思うようになりました。
心意気で。(尾田っち談)
大体、ワンピースという漫画自体がそれぞれの現象について、あまり細かい理由を必要とするものではありません。
少年漫画らしく、主人公たちは元気に強く、時に作者様は多少のハッタリもかましながら(笑)、敵を破っていきます。
ではありますが、尾田っちのすごいとこは、そんなあれこれも全て脳内できっちりした計算しそれに基づいて描いているので、 展開が荒唐無稽になって話がどんどんアッチに行ってしまう・・・なんてことにはならないとこです。
その微妙なバランスを保ちながら、ワンピはWJの中でここまでやってきたように思うのですが、


「気迫でここまで幻を見せるか・・・!!」

気迫・・・!!??

説明それだけ!?
えええ、どうしよう、
ゾロはカッコいいのに・・・、やっぱ大好きなのに・・・、
ごめんなさい、この技はちょっと恥ずかしい・・・。
ゾロの顔が3面にあるのがたまらなく恥ずかしい・・・。
そのうち右ゾロと左ゾロと真ん中ゾロで会話始めるんじゃないかとどきどきしてます。(それじゃバスカビルだ・・・)
うーん、どこか燃えきれない私・・・orz


斬撃を霧に変えた・・・!
ってのも少しだけ違和感です。
斬撃ってどんなもんなのですか?
先週からの流れからいくとなんとなく「かまいたち」みたいな、触るものを切り裂くような空気の流れ?(真空の渦)
斬撃って言葉はカッコいいのですが、そんな簡単に跳ね返ったり霧になったり・・・
・・・ううむ。


振り返れば、ゾロスキーのくせに嫌なことばかり書いていますね、すみません。
祭りはすっごく嬉しいんです。
ゾロが強くなっていくこと、それは全てのゾロスキーの願いです。
でも、気迫で強くなるなら、とっくに強くなってると思うんです、ゾロなら。
だから今後のステップアップとして必要なのは、鉄を斬ることを覚えたときみたいな、開眼・・・とでも言えばいいでしょうか、 今までゾロが想像もしてなかったことを何かをきっかけにして知る、みたいに描いてほしいのです。
ゾロが優しい剣を覚えるのはいつかな〜と、実はミホーク戦以来ずっと待っているんです、私は。 (まだ覚えてませんよね?)


2006/07/05




418話  「ルフィVSロブ・ルッチ」


今回はタイトルをVSで揃えてきた尾田っち。
いよいよこのタイトルがきました。
最後の局面に向かって事態は一気に進行して行きます。
ところでロビンVS・・・ってタイトルはあるのかな?
最後にロビンVSスパンダムとかロビンVS世界政府とかいっちゃえ〜、と思います。
自由になったロビンがスパンダをギッタギタにしたらさぞすっとすることでしょう。


扉絵はチョッパー。
世の中にあわせてサッカーですかね、これ。
相変わらずずるいくらいのラブリーさですが、どんどん頭身がさがっている気がします。
帽子のせいもあるだろうけど、これって1.5頭身くらい・・・?


本編。
前回これでは燃えきれないみたいに書いた私ですが、今回は燃えました〜〜〜。

そう、そうなのっ!!!(ばんばん)

こんな感じのゾロを待っていたんですっ!!
今更ですが、ゾロは戦い終えた(あるいは終える直前の)キメがものすごくカッコいいと思うのですよ、私は。


今回で言えば、
「ガレーラの若頭が言っていた」
若頭・・・って言い方がまたたまりませんです。
ゾロはパウリーの名前って知らなかったっけ?
若頭・・・ゾロの方が若いんじゃないかって気もしますが、パウリーに似合う呼び名です。
そんでもって日記でも書きましたが、例の黒手拭いをとります。
しゅる・・・とかばさ・・・という感じで無造作に取り去る指の節に萌えて仕方ありません。
もうかなりヤバイです、ロマンティックは止まりません。アイキャントストップ。


ゾロは魔獣モードから通常モードへスィッチOFF。
すでに敵は満身創痍、戦意喪失なので、こうなると普通に会話を交わします。
全く普通の、ちょっと小洒落た大人なやり取りは今までの漫才がウソのようです。
なんなんだ、この2人・・・。
ゾロがね、パウリーからの伝言をいつ言うかなと思ってたんですよ。
ゾロはあの時「確かに」って言いました。それはイコール『約束』です。
『約束』にこだわるゾロが最近そんなに見られなかったんですが、やっぱりゾロはゾロでした。
まあ時間的に言えばたいして経ってはいないんでしょうが、それでもあの激しい戦いの中、こうして きっちり約束を守るゾロが見られたことはゾロスキーとして大変嬉しいですv


カクは最後までどうにも憎めないキャラで終わりましたね。
違う形で再登場してくるかも知れません。てかそうだといいな。
最後のゾロの「悪ィな」ってセリですが、これは何に対してなんでしょう。


1、個人的な恨みはないんだがオレたちの目的(鍵)のためだ、悪ィな
2、おまえにもおまえの正義があることはわかるんだがな、悪ィな
3、さっき、キリンのことをカッコ悪いなんて言っちまった、悪ィな(笑)


さあどれだ。(どうでもいいって)



お楽しみいただいたゾロ祭りもこれにて終了です、カンカンカ〜ン。
皆様、たくさんのご観覧どうもありがとうございました。
なおまもなく船長祭りの神輿がやってまいりますので、こちらにもふるってご参加くださいませ〜〜。
今の祭りの進行状況はこんなところでしょうか(笑)。


ガレーラ、フランキー一家の面々は今はただひたすら逃げてます。
倒れたキングブルのことが気になってたんですが、そうか巨人族の2人がいたんだ。
全てをひっかついで逃げるオイモとカーシーにホント上手くピースがはまるものだと感心します。


ゾロの元へはサンジがやってきました。
ガガガガガ、とものすごいブレーキです(笑)。
あんなんしたら靴が磨り減っちゃうんじゃないですかね。ああ、でもサンジくんの靴は丈夫みたいだからな。熱にも強いし(笑)。


「おおマリモ、鍵はどうした」
「今貰ったとこだ」
「この塔大丈夫かよ」
「どうでもいいだろ、ロビンの所へ行くぞ」


なんかゾロとサンジがものすごーく普通の会話してるんですけど・・・。
ああどうしよう、ホントに普通だよ・・・(なんなんだ)
2人で一緒にと言うのはゾロルスキーとしてはちょっぴりジェラシーですが(こらこら)、でもこれでゾロはちゃんとロビン(あるいはルフィ)のところまで無事にたどり着けるはずです。
よかったよかったv 頼んだぞ、サンジ。


一方、ついに正義の門が開通しました。
大喜びでロビンを連行しようとするスパンダですが、最後の最後までロビンは抵抗します。
髪振り乱して、石に噛み付いてまで行くまいと必死になってます。
あんなに死にたがっていたロビンが、
助けに来るなと叫んでいたロビンが、
今は死ぬのが怖い、死にたくないと心底思ってる。
皆が必ず来てくれるから動かない・・・ようやくそう思えるようになったんですね、ロビンも(涙)。
希望なんかないとスパンダは言ってますが、ありますよ。
少なくともロビンの中にはルフィって光がある。
微かな光かもしれないけど、でも絶対消えないの。
その光がもっともっと大きくなって、助け出せたときにはロビンの体をいっぱいに満たしていたらいいなと思います。
どうかロビンに真の笑顔が戻りますように・・・。(デレシ♪)


船長VSルッチ。
いつの間に船長はあんなにオトコっぽくなったんでしょう・・・。私が気付かなかっただけ?
今のところ優勢なんですがね、でもギアのあの煙が嫌なんです。
体にものすごい負担かかってるんじゃないかとドキドキして倒れそうになります。
あんまり長ェ時間持たねェけど、って船長〜〜〜またそんな心配になるようなことをっ。
真剣な男っぽい表情と、ルッチを吹っ飛ばす力強さと、 そんでもって「肉食ったらなおった」とけろりという可愛らしさが、ルフィなんだから〜〜〜もうっ。


ギア3までは出てくるだろうし、まだまだこの戦いは続きますよね。
ただなんとなくクロコダイルやエネルに比べて、ルッチはどこか小物感が拭えません。
ロギア系じゃないからかな。
ロギア系でこられると、どうやってこいつ倒すんだよ〜と心配でたまらなかったんですが、ゾオン系だとまあなんとかなるんじゃないかという気がします。(甘い?)


とりあえず船長はフランキーを先に行かすことに成功しました。
スーパー任せとけ、です。
ロビンはついに力尽きて引きづられてます。
このまま門についちゃったらアウトなんです。
兄貴、なんとかロビンを救ってあげてください。
そんでもってついでにスパンダを思う存分ぶっ飛ばしちゃってください。


そういえばそげキングはどこに・・・。


2006/07/11




419話  「英雄伝説」


書きたいことはたくさんあるのですが、まずは順番に扉絵から。
えっと・・・これは夜の森を散策ですか?
なんかジャヤでの虫取りを思い出させるシチュエーションです。
後ろの大トラさんは脅えながら指差してます。セリフをつけるなら
「旦那・・・あっしはこっちじゃないかと思うんですが・・・(びくびく)」って感じでしょうか。
ただ彼が脅えてるのは不気味な森に対してではなく、明らかに違う道を行こうとしてるのに、 「あァ!?」とか眉間にしわ寄せて、「何言ってんだ、てめぇは」とでも言いたげな、全く聞く耳持たない凶悪面の誰かのせいだと思います。
しかし、その凶悪面の剣士の着ている服にびっくりしました。
自分の目を疑いました。


I  NU


はい?


たぶん「アイ ラブ NY」と「イヌ」をかけてるんだと思います。
「アイ ラブ ヌ」  ではありません。
そんなこと今更言わなくてもいいんですが、最初そう読んでしまったおバカがここにいるので・・・orz


アイラブはいいんですが、それにしてもすっとぼけたイヌの顔に違和感バリバリです。
このコーディネイトは誰がしたんでしょうか。
ナミ辺りが面白がって着せたのか(ゾロ本人は全く拘らず着てる)、珍しく自分で選んだのでこんなことになってしまったのか、 一枚のイラストに想像は果てしなく広がっていきます。
ゾロにこの服を着せた尾田っち、あなたは天才です。


ではいよいよの本編。
ギアを2に入れたルフィ。
ルッチを圧倒してますが、息が上がっています。
でもそれを指摘されても
「お前にかてればそれでいい!!」
そういった顔がたまらなくカッコいいです!!!
ギアを使うようになってから、船長はそんなセリフばっかはいてますよね。
体なんかどうなってもいいとか。
それだけルッチが強いわけで、またロビンを助けることがルフィにとっての最優先事項だってのがわかるんですが、 なんだか怖いです。
こういう戦い方はルフィには珍しいように思います。
たいていは一番強いラスボスを倒すべく、とことん突っ走っていくのがルフィでした。
ただ今回のラスボスはスパンダ?
そんなわけで、ルッチを足止め、という役どころに変わったわけです。
ひどく大人びて落ち着いた戦い方ですね。
足止め・・・そんなことを考えるようになったのだけど、 でももう誰も仲間を失いたくないからとか、船長としてとか考えた結果だとしたら、その成長は喜ばしいというよりむしろ少し辛いかも、です。


海軍本部への護送船が着きました。
それに向かって、ためらいの橋をスパンダに引きづられていくロビン。
引きづり方とか、どつき方。一つ一つに腹が立って仕方ないんですが、何よりロビンの過去に対して容赦ない言葉を浴びせるのが 許せませんでした。


「そんなクソみてぇな20年、おれァ想像もしたくねェ」
何の罪もない少女の20年をクソみたいにしたのはお前の親父だろうが!! (むかむか)


「オハラは敗けたんだ!」
敗けてなんてない!
オハラは世界政府よりよっぽど崇高に、誇りを持って世界と戦ったんだ!!


「まだ私が生きてる!!」
このロビンの言葉・・・よく言えたと感動しました。
ずっと死にたいと思っていたのに。
でもルフィたちによって生きる選択肢を与えられたロビンは、ようやくサウロや母の言葉に従うことができるようになったんです。
オハラの生き残りとして、歴史を語り継ぐものとして、誇りを持って立ち上がっていいのです。
なのに
「そのお前が死ぬんだろうがよ!!!!」
えーい、うるさい、スパンダ!
おまえなんてぺっぺっぺーだ!(子供か)


助けに来てくれたフランキーは地雷にやられ、為す術のないロビンはもう泣くことしかできません。
悔しくて悔しくて、でももう自分の力ではもうどうしようもなくて・・・


そのとき。
勝ち誇るスパンダを吹き飛ばした火炎の星。


海兵たちを打ち抜くその者の姿を見つけたロビンの目から涙がこぼれます。
ぐす・・・と泣いちゃってます。
嬉しいはずです。
だって囚われの姫君に手を差し伸べてくれたヒーローがそこにいたんですから。
そして、そのヒーローこそロビンがとてもよく知る人物だったんですから。


スパンダをぶっ飛ばしたあの大きなコマからラストまで、展開は駆け抜けるようでした。
今までのもやもやしたものがいっぺんで吹き飛ぶような、すかっとくる心憎い描写です。
さすがすぎて言葉もないです。
尾田っち、あなたはやっぱすごいvv


塔の上、人差し指をあげて太陽をバックにシャキーンと立ち上がるそのシルエットこそ我らがヒーローそげキング!
「この距離で、風の吹く中・・・!」
「寸分狂わずオレタチを狙ってるのか!?」
「あの狙撃手、ものスゴイ腕ですっ!!」
海兵の言葉に、その狙撃力がどれだけすごいのかわかります。
もっと言って〜〜v
サンジが勝ち誇ったように「スゲェだろ、うちの狙撃手の力ァ!」と嬉しそうに笑ってるのが、また彼らしくていいなあと思います。
その隣りで「歌う必要あんのか」と冷静につっこむゾロ。
でもきっと気持ちはサンジと同じだと思います。外に見せないだけで。
うんうん、やっぱりこの2人はこんな感じ。
だんだん麦わらチーム、ノってきましたvv


そして、ロビンを銃弾から守るフランキー。
ええ、彼の全身、いや前身は鉄だから銃弾など屁でもありません。あらいやだ、お下品な言葉を使ってしまいました、おほほ。
それはさておき、そげキングからフランキーの元に届けられた赤い布の包み。
それこそロビンを解放するための、そして麦わらチームがCP9に勝った証の「鍵」でした。
ゾロがカクから、サンジがジャブラから取り上げた鍵ですね。
2人がそげキングに渡したのです。
ああ、だからサンジはゾロのとこに来たんだと納得しました。


いえね、先週からずっと気になってたんです。
サンジはなんでチムニーの矢印を追っていかないで(ロビンを追いかけるならまずそれについていくべきだと思ったので)、 ゾロのとこまで戻ってきたのかなと。
方向音痴のファンタジスタを気遣ってきたんだろうか、でもそれもなんかヘンだな〜とイマイチ腑に落ちなかったんですが、今読み返すと
「おうマリモ、鍵はどうした!」
サンジはこう言ってます。
勝ったのかとか敵はどうしたとかじゃなくて、鍵は、と聞いてます。
(ゾロが勝つことが当然みたいな言い方でもありますね)
すでにそげキングが何をすべきか、わかっていたサンジです。
この一連の流れはすでに頭の中で組み立てられてたんでしょう。


手錠の鍵を集めて、ロビンのとこまで届けること。


これが!
これこそが「ウソップのできること」だったんですね。
確かにあの段階では、追いかけたところでロビンを救うのに間に合うかどうかわかりません。
けれどこちらには、ウソップとうい名狙撃手がいる。
そんな持ち駒を考えてみたら、この方法が最も確実で手っ取り早いわけです。
サンジらしい計算高さです。さすがミスタープリンス、レインディナーズを髣髴とさせる作戦です。
一方ゾロはそんなことは考え付かなかったようですね。
だって先週サンジと会った後「ロビンの元へ行くぞ」みたいに言ってましたもん。
でもそれはそれでダイジなことです。
とりあえず海楼石の手錠を解くという一番の目的はこれで果たせますが、このあとにまだまだ海軍兵やらバスターコールやらが 待ちかまえているんですから、今度はゾロたちが直接戦う必要があります。


ゾロにはあの時鍵を届けることは出来ません。
その作戦を考え付くこともできませんでした。
でも、あの並居る海兵たちをぶった斬ることは出来ます。


それぞれが、それぞれの力でできることを。


麦わらチームの歯車がゆっくりと、でもしっかりと回り始めました。
「確かに届けたぞ」 そう告げるそげキングのなんて堂々としてること。コマもでかいし。
若干調子に乗っている感もなくはないですが(笑)、どうなんだろう、
そげキングは、いえウソップはこれでふっきれたのでしょうか。
だからって、素直に「はい戻ります」ってわけには行かないでしょうが、それでもウソップがいなかったらロビンは救えなかった、 それは本人もしっかりと感じているはず。
ゾロにもサンジにも、そして船長にもできなかったことをやった、
劣等感に目を曇らせるのではなく、それがウソップと言うクルーの存在価値なのだと受け入れることが出来るでしょうか。
この一件が全て終わった後に思いをめぐらせてみると、案外ロビンが「長鼻くんがいなかったら私はダメだった・・・」みたいにその背中を押してくれたするんじゃないかなんて、 いう気もします。いつもの当たらない予想ですけど。
でもね、「ルフィを信じろ」ってロビンの背中押してあげたのはウソップだったんだもの。


「完了」
「急ぐか ヤベェぞ」


そげキングに続いてどん、ときましたね。眩暈しそうなほどカッコいいコマですvv
これから2人が直に乗り込んでいくんでしょうか。
バスターコールは目前、確かに状況はギリギリ、かなりヤバイです。
急ぐかってのは急いでフランキーのとこに駆けつける、って意味でしょうか。
でもかなり距離があるし、その出入り口ではルフィとルッチが戦ってるわけですし・・・
いっそ空でも飛んだら早いんですが、いくらそげキングでもゾロとサンジを飛ばすなんて無理ですよね。
となると・・・、カクのせいで切れ目が入って今にも崩れそうな塔・・・ふんふん、これがアヤシイぞ。


そういえばナミはどこに・・・(前回と同じ終わり方だ)。


2006/07/19




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