/ 感想メニューへ / 





431話  「愛の拳」

まずジャンプ表紙のルフィがカッコ可愛いい。
ログの表紙や渋谷の街を飾った一億冊突破イラストと雰囲気が似た絵ですが、あっちより顔が丸くて幼い感じがしますv(顔ちっちゃいなー)
どん、という書き文字も誇らしげに(表紙に擬音てすごいな)、漫画王宣言ですか。
世界一の漫画王にオレはなる、ですか(苦笑)。
ONE PIECE ってロゴがこんな色してるの珍しい気がします。緑だよ、緑・・・v


巻頭カラーは悪魔の実トリオ。
ジャングルにネクタイ。
ラフな着こなしでふてぶてしい表情の船長。
そんなアンバランスさがものすごくカッコいいイラストです。
ロビンもボンキュボン。すごすぎ。
尾田っちは女性陣をこのアングルで描くの好きですね、コノヤロー。
左端にいるのはゾロミルクかと思いましたが、そんなわけないか。
ちょうど数日前に某さまとあの牛の話をしたばかりなのでタイムリーすぎてびっくりです。(笑)


さて本編にいきましょう。
大きな戦いと、仲間との悲しい別れのその後。
もう二日経っているんですね。
アラバスタや空島でもそうだったけど、この間奏のような穏やかな時間がまた、腐女子にはたまらなかったりします。
(そこで頷いてる貴女、・・・お仲間ですv)


一人廃船島(?)にいるゾロ。
手の中のボロボロになった雪走をじっと見つめています。
あまりにあっさりしててまだ信じられなかったんですが、やはり現実なんですね(泣)。
イッポンマツの男の夢を思い出してるゾロ。
なんか嬉しい。ゾロらしいその律儀さにほっとしました。
どうするんでしょう、三本目の刀。ゾロが刀を手に入れるために苦労する話が始まったりするのかな。だったら嬉しいけど、でも雪走の代わりを務めるなら かなりの切れ者じゃなきゃね・・・。(我ながら上手い言い回しだ)

次はそれぞれの「その後」です。
アクアラグナにやられて壊滅した裏街を直しに急ぐパウリー率いるガレーラの船大工達。
うおおおおお、すごい!頼りになりすぎるよ、ホントに。
意外に女性に人気あるじゃないですか!
きゃーとか言われてますよ。本人その気は全くなさそうだけど。


W7の人たちも誤解が解けて麦わら一味を温かく受け入れてくれてます。
アイスバーグさんの命を助けた、これがポイント高いようですよ。
ああ、また味方が増えちゃったね(笑)。

ソドムもゴモラもフランキー一家も元気そうで何よりv
そして巨人族の二人は元気に町の修復をお手伝い。
落ち着いたらエルバフへ帰るそうです。(伏線張りまくりのエルバフがでたぞー!)
狙撃の王も連れてってやってもいいぞと誘われてます。
どうすんだ、どんな返事をするのだ、ウソップ!?
ウソップも今回のことで自分の夢が具体的に定まっていたらいいのに。
「勇敢な海の男になる」ってだけじゃなくて、○○を手に入れる、○○を目指すって感じにね。
だったらルフィたちと冒険を続けられる意味を見つけられると思う。
早く帰って来いよ〜、ウソップぅぅぅ〜。

アイスバーグの夢も動き出しました。
アクアラグナに脅えることを止めるために、島ごと浮かせようと計画しています。
その実現に向け、一心に設計図を引くアイス。
ひょっこり瓢箪島ですか。(こら)
不可能を可能に変えるため、自らを信じ夢を追いかける姿は、まるでトムさんだとフランキーは笑います。
それはもう嬉しそうに。


さてさてさて。
麦わら一味は特別海賊ルームなんてものを用意されてます。
キッチンバストイレつき。
うおおおおっ、広いーっ!!
ベッドもあります。二段ベッドです。ダブルベッドでも良かったんですが。
え、ダブルベッドに誰が寝るかって?
やだなあ、もちろんロビンとナミとチョッパーが一緒に寝るんですよ。ふふ。


戦いの傷も少しずつ治り始めた麦わら一味。
医師としてロビンを従え、フランキー一家の経過観察から戻ってきたチョッパー先生。
ロビンから目を離さなかったぞと、びしっとサンジに報告です。
ご苦労とやっぱり敬礼で答えるサンジ。
ふふ、もうどこにも行かないわというロビン。
小さいコマなのに可愛さがてんこ盛りでしたv


そんな中アラバスタで3日分の食事を食い損なった経験のある船長は、寝ながら食う術を身につけてます。
サンジは働きづめなんだろうな。最も彼はそれが嬉しいんだろうけど。
幸い荷物もみかんも一億ベリーもみーんな無事で(細かなとこまで行き届いた見事な展開ですv)、
そして。
フランキーがやってきて、ついに2億ベリーの買い物の正体が分かりました。
何があろうと決して倒れることのない、せかいに数本の最強の木、宝樹「アダム」。 フランキーはその木が欲しくて欲しくてたまらなかったんです。
宝の樹でもう一度だけどんな海でも乗り越えていく夢の船を作る。
それがずっとフランキーの夢でした。
もう二度と船は作らないと決めて、でもやっぱりトムさんから受け継いだ志は深く、どうしたって諦められなかった夢。
トムさんに追いつきたい。夢の船を作りたい。
気が付きゃ船の図面を引いてた・・・ってのが、泣かせてくれます。
アイスといいフランキーといい、さすがあのトムさんの弟子です・・・。
ロジャーの船もこの木でつくられたんですって。
メリーが亡き後、一体どんな船になるのか楽しみと不安が交錯してるんですが、でもメリーの後にどんな船を持ってきても霞むだろうと思ったのです。
だけど、すごい設定に眩暈がしました。
材料は宝の樹。
作る船大工たちは世界一(やっぱガレーラも手伝うでしょうし)。
何よりも夢がいっぱいに詰まった船。
さあ、どうだ。


すみません、完敗です。尾田っち。


船大工として、ただ今麦わら一味の仲間候補ナンバーワンのフランキーですが、このまま仲間に加わって旅立つには理由が弱いと思ってました。
フランキーは意外に義理堅いので、あの部下達を置いていくなら相当の覚悟、あるいはどうしても叶えたい夢がなくては無理です。
だけどこれならどうでしょう。
ここでアダムで船を作り、自分が気に入った連中に乗ってもらうことになった。
で、その冒険の行く先を見届けたくなった、あるいは夢の船が完成するには何かの材料が足りなかったとか何とか。
そんなことならルフィたちと一緒に旅立つ理由にはなるかもしれませんね。


そんな中、大騒ぎが起こりました。
急ぐんだゾロ。
いち早くそのことを知ったのでしょう、ゾロはみんなに知らせるべく走ります。


「マズイぞ!ルフィに至っちゃまだ寝てんのに!!」


あんたの頭の中はどんだけルフィでいっぱいなんだ。
ルフィが世界の中心か。
焦る焦る焦る。
走る走る走る。


そして、案の定迷います。
さすが奇跡のファンタジスタ、ゾロ。
まだダメに効く薬はできていないようです。(早くしてくれチョッパー)


VIP待遇の一味のもとにやってきたのはガープ中将。
本編には初登場なのでは?


「おまえか・・『麦わらの一味とは・・・』」


壁を砕いたのは頭突きですかね?
海軍の突入に船長を守るべく色めきたつ、特にサンジ。
しかし意にも介せず、ガープはルフィにいきなり鉄拳。
ゴムなのに痛くてコブができるのは愛ある拳だからだそうです。理論はナミのゲンコツと一緒ですね。
そこでガープの正体が明らかになります。


じーちゃん!!!!


ここでルフィのじーちゃんを持ってくるとは、恐るべし尾田っち・・・。
しかもこの人。
誰が想像してたでしょうか・・・(驚)
てことは外で待たされてる二人組。ルフィに会わせたい男たちって、もしやあの・・・・・・ゾロとルフィが出会ったそのきっかけを作ってくれたキューピット(違う)。
コビーとヘルメッポですか!?
なんだかとってもカッコよくなってません!?


うわああああああ、どうしよう、すごいことになってきました。
ルフィの過去を知る男の登場、しかも海軍将校。
ルフィの身内はすごすぎですね。
シャンクス含めエースにじいちゃんに・・・。(あ、じゃあガープも「D」なのかな?)
ルフィに手を出すなら、かなりの覚悟がいるってことです(笑)。
迷ってる場合じゃありません、ゾロ。


2006/10/24




432話 「びっくり箱」


まさに今回のお話は開けてびっくり、ですよ。
これでもかこれでもかと、新しい事実が我々に突きつけられます。
大丈夫かな、ついていけるかな、私の頭は。


まずは前回登場したルフィのじーちゃん、その名も海軍本部中将・ゲンコツのガープこと、モンキー・D・ガープ。
うわ、モンキー・D・ですか。ホントに身内なんだ。
だったらエースだけポートガス・D・てのはどういうことなんでしょうかね。
そもそもルフィとはホントの兄弟なんでしょうか?


どうも私はルフィに「肉親」がいることが、イマイチぴんと来ません。
却って、木の股から生まれたとか言ってもらった方よっぽどああそうかと納得できる気がします。ごめんなさい、失礼な言い方で。
なんていいますか、親子とか兄弟とか祖先とか、そういう「血」のしがらみをルフィが背負うシチュエーションが想像できないんですね。
失われた王国の一族の血とか(Dですか?)、後で書くけど革命家の親父の血とか、そのうちそんなことも出てくるのかもしれませんが(尾田っちのことだから、 そんな簡単に持ってこないかもしれないけど)、でもルフィは絶対そんなことに左右されないと思うんですよ。
ルフィの生き方って何者にも捕らわれず、彼自身が作り上げてきたものじゃないですか。そんな彼自身の大きさから見ると、血の繋がりっていってもすごく些細なことに思えてしまうのです。
まあ、だけどDだからなぁ・・・。逃れられないなんかがあるんだろうな・・・。


とはいうものの、結局幼いルフィに大きな影響を与えたのは、「D」ではなくて赤の他人のシャンクスでした。
それが、ルフィをじーちゃんが望むような海軍ではなく、海賊にしてしまったのだから運命とは皮肉なもんです(シャンクスに出会う前から海賊には憧れていたようだけど)。
それにしても、ルフィはいまだにシャンクスと言う名に対しては過剰なほどの反応を示してしまうんだなぁと思いました。 それだけルフィにとって彼は大きい存在なんですね。
何年経とうが絶対に忘れられない・・・、だって最初にあんな強烈に心を奪われちゃった相手なんだから仕方ないですよね。
ある意味初恋みたいなもんかもしれません。(笑)
ここにゾロがいなくてよかった・・・あ、もしかして尾田っちの親心ですか?


ルフィが幼いころから無茶苦茶な鍛え方をさせてきたというじーちゃんですが(風船つけて飛ばしたって・・・あんたいくらなんでもそんな)、
「最終的には友人に託しエースと共に修業をさせたが・・・」 だそうです。
えええ、また含みのあるセリフを!!
友人て・・・誰・・・!?
ルフィが預けられた修業先とは一体・・・??
謎が謎を呼びます。まるで林檎殺人事件です。(わかる人だけわかってください)


じーちゃん相手に必死でやりあうルフィですが、もう根本からダメみたい。
幼いころから散々怖さが刷り込まれてるんですね、戦う気すらなし、涙目で抗議するのが精一杯。
サンジ曰く 「闘争心がすでに折られてる」。
折れない槍を腹に括ってるルフィはどこへやら・・・。
ちょっとつかまれたら「ギャー、ごめんなさいっ!!!」ですもん。
どんだけ厳しく育てられたんでしょうね。でもこんな姿がすごく可愛いくて、あらあらどうしましょうv


あー、それにしてもなんでここにいませんかねぇ、ゾロってば。
あんたはこんな大事なシーンに立ち会わなくていいのか!?
ルフィの身内だぞ。小さいころの話とか聞けるかもしれないんだぞ。
しかも今じーちゃんに怒られて泣いてる顔はすっごく可愛いぞ。
サンジもナミもロビンもチョッパーもウソップも、みんなルフィの過去を聞いてるのに、ゾロだけ知らないことになるんですね。
悔しい気もしますがそれはそれで萌えます(なんなんだ)。


なんて思っていたら、帰ってきましたよ、ファンタジスタ剣士。
マイケルとホイケルに案内されてます。ここで秘蔵キャラを使ってきたか、尾田っち(笑)。
ゾロをカツアゲしようとして(ワルですからね、小学生だけど)、逆にボコボコにされて道案内。 結果オーライですね、おかげで助かりました。
さてたどり着いてみれば、宿を取り囲む海軍。ルフィに至っちゃまだ寝てるのに。
これが今のゾロの認識です。
そりゃ刀構えて突っ込んでいくしかありませんて。
ガープに声をかけられ、二人の若い海兵がゾロを止めようとします。
一人はククリ刀(知らないんであとで調べてみます)。結構な使い手ぽいですが、ゾロは余裕ですね。
一方、止めようとしたルフィに対してきた方は体術です。なかなかやります。剃まで使ってます(びっくり)。


とはいえ、まだまだゾロとルフィの敵じゃなく、あっさり押さえつけられちゃう二人。
このドドン、てコマがまたカッコいいんです(ばんばん)
なんでゾロとルフィは二人でいるだけでこう絵になるのかな〜〜〜〜(ばんばん)
尾田っちの絵は絵なのに動きがすごい。まるで目の前で動いてるみたいですよ〜〜vv(ばんばん←しつこい)


二人は軍曹と曹長でした。
「お久しぶりです。ボクがわかりますか」
親しげに話しかけてくる海兵。やっぱり予想通りでしたね・・・
「男子三日会わざれば括目してみよ」という言葉があります。
昔車田M美先生が作品中で書いてらしたんですが、好きな言葉です。
成長途中にある男子は三日も会わなければ、ものすごく変わっているという意味ですが、まさにコビーはそうですね。
背も伸びたし輪郭も鼻の形も変わってて、全く面影ありません。
いったいどんだけ時間が経ったらこうなるんですか?
コビーと別れてどれくらい経っているのか、うちは検証サイトじゃないので確認はしませんが(すみません)、成長期にも程があります。
もちろんルフィやゾロも強くなってますが、成長の仕方が比較になりません。
どこまで強くなるんでしょう、このまま成長されたら政府側最後の敵はコビーになるのか!?(まさか:笑)


ゾロはとりあえずコビーははっきり覚えてるようです。ただしヘルメッポは記憶から抹消したらしい。まぁ、ヤツの扱いはそんなんでいいでしょう。
やーん、ゾロとルフィが並んでますよ、二人で首捻ってますよv
なんか二人だけが知ってる世界っていいですね。嬉しくなっちゃいますv
最初は二人きりで旅してたんだな〜と当時を思い出して感慨に浸りました、うふふvv


そんな中、じーちゃんがふと漏らしたルフィの親父の名。
いきなり親父とか言い出されてまたまたびっくりしましたよ。
しかもローグタウンで会ったって・・・。
ここでローグタウンと顔を顰めるゾロがいいです。あの処刑台での嫌な記憶が蘇ったんですかね。


さて、ルフィの親父さんは、ドラゴン でした。
モンキー・D・ドラゴン


ひぇぇぇぇっ!!
「なんなんだ、コイツの家系は一体!!」  私も思わず海兵と一緒に叫びました。
突然のぶっちゃけに海兵は騒然。
ナミもサンジもロビンも驚愕です。
最もゾロはたいして反応してません。ドラゴンがどんな人物か知らないと思われます。こういう情報には案外疎いからね、この人。
まぁ、誰だろうと関係ないのかもしれませんが、ルフィの親父だよー。
やっぱりあなたにもいろいろ関わってくると思いますよ。伴侶側の親戚に対するつきあいって結構大事なんですから(笑)。


さて、ドラゴンとは革命家。
七武海や海賊たちとも違って、世界政府を直接倒そうとしている存在だそうです。
そしてその危険思想が政府から敵視されています。
まあローグタウンのあたりでその辺はちらりと伺えましたが、 あの頃から作者がふふふとか一人含み笑いしながら伏線張りまくって書いてたのかと思うと、 そのスケールの大きさに眩暈がします。やっぱりすごいよ、尾田っち・・・。


それにしてもドラゴンです。
ロビン曰く、「世界最悪の犯罪者、素性の片鱗すらつかめない謎の男だった・・・ のに」


のに?


じーちゃんの一言でみんなに、ばれてしまいました(苦笑)。
これってもしかしてたいへんなことなんじゃないですか!?
政府にしたらルフィはますます危険人物になるでしょ?
海賊=賞金首&エニエスロビーぶっ潰した張本人&ドラゴンの息子。
追っかける理由は何重に重なっているんだか。
だったら、ガープも危なくなりませんかね。ドラゴンの親父を政府がほっとくのかどうか。
「今のナシ」ったって、じーちゃん遅いって。
こんな憎めないおおらかさは、やっぱルフィのじーちゃんだからですねv
好きです、この人v


それにしてももうなにがなんだか。
次から次へと新事実を出してきた、じーちゃんはまさにびっくり箱でした。
参ったなぁ・・・でもますます大好きです、ワンピースvv


2006/10/31




433話  「その海の名は」


表紙連載。
こっちの感想は久しぶりです。
本編がああいう展開でそれどころじゃなかったとはいえ、エネルにはたいして思い入れのないのがあからさまな私ですみません。
な、なんかエネルが面白い生き物と接近遭遇してますよ。
ヘルメット(?)と傍に落ちてる銃から兵士のような気もしますが・・・誰?


さて、とっとと本編に行きましょう。
今週もそれどころじゃありませんから。
ガープじいちゃんは相変わらずのマイペースぶり。


「おまえはわしの孫なのでこの島で捕まえるのはやめた
――――と軍にはうまく言い訳をしておくので安心して滞在しろ」


言い訳かい。
すごいです、とても海軍中将の言葉とは思えません(笑)。
まぁもちろんそのときが来れば容赦なく捕まえようとはするんでしょうが、じいちゃんの中の正義はルフィのもとにもあるようです。
じいちゃんの海軍での今後が心配になりますが、しっかりした腹心(ボガートでしたっけ)がついているので大丈夫でしょう。
というか、ガープの部下はみんなこの上司を大好きなんじゃないかと思います。
わがままでマイペースで、すっかり振り回されてもそれが決して嫌じゃない。
懐が広いことも、立派な信念を持ってることも、信じるに値する男だということもみんなちゃんと知っている。
あぁ、やっぱり同じ血が流れてるのね・・・(笑)。


今回はコビメッポをルフィに会わせてあげるのが目的だったようです。だけど
「それでもワシは孫に愛されたいんじゃアホ!!」
実はルフィが目茶苦茶可愛いらしい・・・。
あんたも可愛すぎるよ、じいちゃん・・・v


コビメッポと旧交を温めるルフィ。
ゾロも入るかと思ってましたが、部屋でみんなとお茶してます。
おめェはいいのかとサンジがさりげなく気を回しますが、
「懐かしいけどな・・・コビーを救ったのはルフィだ」
うわ、なんかすごく爽やかに言い放ってるんですけど。
このゾロの顔に尾田っちは一本の皺も描いてません。
ルフィが楽しそうだから自分はそれでいいんですかね(相変わらずルフィが世界の中心か?)。
ゾロ自身はコビメッポとはたいして話すこともないんでしょう。
二人がどうでもいいってんじゃなく、元気ならそれでいいみたいな感じで、その辺はすとんと割り切る人なんだと思います。


コビーの口からいろいろ海軍の情報がわかりました。
重要な情報も平気で漏れてます(笑)。
ちょっと喋りすぎなんじゃないのと心配になりますが、上司が上司だから仕方ないのか。
Dr.ベガパンク。
おっと、また新しいキャラの登場です。
なるほど。
海軍がカームベルトを通れたり、物・・・銃とかが悪魔の実を食べられたりなどと、グランドラインに入ってから時折登場した不思議な出来事は 全部この人が開発した「技術」なんですか。
それぞれにちゃんと納得できそうな理論がありそうで、すごいな。
このベガパンクがどんなキャラなのか、気になります。
マッドサイエンテイスト系の明らかな敵か、純粋に科学を愛する穏やかな中立派か、 政府の矛盾を知りつつも利用されてていつか離反したいと思ってる立場なのか。
まあ、その辺は気長に待つことにしましょう。


「新世界」でまた会いましょう。
今度は僕はあなたを捕まえる。


別れ際、絶対ルフィが海賊王になることを望んでるぽいけど(微笑)、そう口にするコビー。
いつの間にかルフィの背後に控えてたサンジ、チョッパー、ゾロはその言葉を微笑みながら聞いています。
海軍だ海賊だという立場を超えて、これは「男」としてですね。
この先に待つ大きな新しい世界。
そこに踏み込んでいく者同士としての高揚感とでも言うのかな、男なら胸に抱くだろうワクワク感ですね。
そんなのが彼らの表情から伝わってくる気がしました。


いつか大将になる、と叫ぶコビー。
ずっとルフィに会ったら言おうと決めてたんだと思います。
ルフィに会って、背中を押されて、大きな海原へ旅立つことができたコビーだもの。
口にしただけで倒れそうな夢だって、絶対伝えたかったんだって思う。
そしてやっぱり笑って当然のように受け止めてくれたルフィ。
それはゾロも然り。


ワンピースの大きなテーマの一つに「夢」があるんじゃないかって思います。
そして作品中には、他人の夢を受け入れる者と笑う者の両者が出てきます。
自分が大きな夢を持ってる者は、例え反発しあってもどこかで他人の夢も同じように受け入れてます。
鐘を鳴らしたいと望んだワイパーなんかもそうだったと思うのですよ。
でも笑う者たち、ありがちですがベラミーたちですね。
彼らは現実と夢を天秤にかけ、結局足元ばかりみて自分の夢は置いてきてしまった。
そこに彼らの小ささが描かれています。
もしかしたら今の世界政府もそうなのかもしれません。(おっと話が飛躍しすぎかな・・・)
海軍だ海賊だっていうより、これはむしろ夢を持つ者と持たない者の戦いなのではないかと・・・、なんて・・
ごごごごご、ごめんなさい、調子に乗りました!!
恥ずかしい、穴があったら入りたい!!
楽しみにしてます・・・なんてお言葉を時々いただくので、ちょっと気が大きくなって・・・ (ひぃぃぃ)


改めてルフィの大きさを知ったコビー。
「ルフィ・・・おまえまたとんでもねェ敵を生み出したんじゃねェか?」
さらりと名前を呼んで(ゾロがルフィの名前を呼ぶのってどうしてこう萌えるんでしょうv)笑うゾロの顔が、たまりませんvv
なんか余裕っぽいのがまた腹立つくらいカッコいい〜〜っ!!(ばんばん)。


さ、長かった一件も落着したことですし、恒例の一同集って大パーティーです。
もうこれはお約束なんですね(笑)。
そげキングも何気に戻ってきてます。
巨人の二人にソドムやゴモラも、もちろん参加です。(どんだけ大きい肉なんだ)


そんな中、ふと輪を離れたロビンに壁越しに話しかけてきたのが・・・青キジ(!)。
彼がロビンへの思いを語ります。
サウロとは親友だったんですね・・・。
だからこそ能力を使って本気で止めたし、そしてその意思を汲んでロビンを逃がした。
そして今でもロビンを行く末を見届けようとしている。
それが青キジの「正義」なんだろうと、なんとなくですが思います。


20年追い続けて・・・でも寄る辺なく漂うばかりのロビン。
人を裏切り悪にも手を貸す、結局危険分子でしかなく、またロビンが死を望んでることも察したた青キジは、 「オハラ」の件に決着をつけることにしました。
それが、スパンダムへのバスターコールの許可・・・かどうかはまだ分かりませんが、まあそんなことも絡んでいるんでしょうか。
スパンダムのその後はきっちり描いて欲しいですね。
ヤツが転落していく様をぜひとも見たいものです。ふっ。


「サウロがおまえを生かしたことは・・・正しかったのか間違いだったのか
これからおまえは・・その答えをみせてくれるのか?」


青キジが問いかけます。
「・・・そのつもり・・・」
と答えるロビン。
「だったらしっかり生きてみせろ。オハラはまだ・・滅んじゃいねェ」


そういい残して青キジは去ります。
オハラは滅んでない。ロビンが生きている限りその遺志は受け継がれていくんです。
そしてそれこそが、オルビアが、サウロが望んだこと。
オハラには何の縁もない青キジもまた、ロビンにそれを望んでくれているのが嬉しいですね・・・。
とまれる木を見つけた。
だからロビンはこれからまっすぐに生きていけると思います。
でも鼻割り箸はやめた方がいいと思う・・・。
人には向き不向きと言うものがあるんです、もっと自分のイメージを大切にしてください・・・(泣)。


最後一ページにまた大きな展開が。
どんとでました白ヒゲ。
そしてほらほら聞こえてきました、あの人の名が・・・v
次回はいよいよ赤髪の登場ですか!!??(わくわく)




2006/11/08




434話  「白ひげと赤髪」


今週はルフィたち麦わら一味はお休みです。
そのせいかどうか、感想UPがすっかり遅れてすみませんでした。
こういう時間的に間のある裏側に我々は萌えを見出しそうな気がするんですが(笑)、それはさておき世界は徐々に動き始めています。
25巻で前ふりがあった白ひげ・エドワードニューゲートと赤髪・シャンクスが、ここにきてようやく邂逅。
あの場で白ひげが使いっ走りに伝言を言いつけたとおり、シャンクスは旨い酒もって自ら会いにやってきました。
まあその旨い酒が、自分の故郷(西の海なんですね。新情報〜♪)のものってあたりがこの人の可愛いとこですv
それにしても、白ひげの親父はでかいですねー。
オイモやカーシー・・・とまではいきませんが、フランキー一家のでかい人くらいはありそうです。
もしかして巨人族の血を引いてるのかも・・・。
いやまあそんなことはどっちでもいいですが。


相変わらず体にいろんな管をつけてます。大丈夫か、親父。
あれ、そういえば美人看護婦さんたちはどこ?
初登場時、選りすぐりの美女を堂々とはべらせてる姿に「英雄色を好む」と言う格言(?)をちらりと思い出しました。純粋に看護婦さんとしての職務で船に乗ってるのだとは思いますが、 「いくらなんでも選り好みすぎだろ」と密かにつっこみたくなりました。
たくさんの美女に身の回りのお世話をしてもらうなんて、サンジくん憧れの図かもしれません(すみません)。


さて、いくら若輩連中とは言え、あの白ひげの船に乗ってる者を失神させるシャンクスの覇気。
どんだけすごいんだ。
幼いルフィを助けたとき、あの近海の主を引き下がらせた眼力にその片鱗を見るものの、あれから10年。どこまで駆け上がっていくんですか、お頭。
最もそんなシャンクスにしたとこで、白ひげから見たらまだまだまだまだまだ(あと50回くらい続く)ひよっこです。
一応礼儀として対等っぽく話してますが、あの海賊王の時代を駆け抜けた白ひげには、シャンクスなんて目じゃないのでしょうな。
ロジャー、ガープ、センゴク、そして白ひげ。
親父たちの時代にも様々な冒険や戦闘があったことでしょう、今のルフィたちのように。
それでも敵船の見習いとまで顔馴染みになっちゃうのは、そんなどこかのんびりした時代だったのか、白ひげがおおらかだったのか、はたまたシャンクスの中に見えた大器への予感だったのか(はたまたバギーの鼻の面白さか)。
シャンクスとバギーは、なんとゴールド・ロジャー(正確にはゴール・D・ロジャーですね)の船に乗っていました。
これまたびっくり情報です。
くそぉ、また尾田っちはこれ描きながらふふふとか笑ってたんだわ、きっと。


ごく初期のころ、南極と北極どっちが寒いかと喧嘩してるシャンクスとバギーの回想シーンがありました。
バギーが悪魔の実を食べることになって、やんややんや囃されてたのもありますね。
あれが、ロジャーの船だったのか・・・はぁぁぁ〜〜〜〜(どこまで広い視点なんですか・・・)。
シャンクスとバギーは、ローグタウンでロジャーの処刑後に別れたそうです。
てことは二人は海賊王・ロジャーの傍にいて(見習いではあるけど)、その最期までを目の当たりにしてきたわけですね。
彼の思想、彼の冒険、彼の豪気。
そんなものが彼ら(特にシャンクス)にどんな影響を与えてたのかと思うとそれもまた結構萌えてきます。
そして、東の海の片隅の小さな村で。
たくさんの仲間を手に入れる、ワンピースを見つける、
つまりは海賊王になると宣言した幼い子供をシャンクスはどんな思いで見つめていたのでしょうか・・・。


話を戻します。
シャンクスは、黒ひげを追いかけているエースを止めるよう白ひげに頼みます。
今は二人をぶつけるときではないからと。
そこにどんな思惑があるのか、私には今ひとつわかりません。
ルフィたちもやがては絡んでいく新しい時代のためにだとは思いますが、もう少し考える脳みそが欲しいところです(泣)
しかし、もちろん小僧のシャンクスの進言など当然親父が聞き入れるわけもなく、話し合いは決裂。
二人は剣を手にぶつかり合うのでした。
空が二つに割れるシーンは四皇のうち二人が衝突するシーンを表してるのですね。
まあこれでどっちかがどうなるとは思えません。
大体どこまで本気で剣を抜いたのかあやしいもんです。
大物ほど自分はもちろん相手のこともよく見極めてますからね。
その辺をよく知ってる両船の部下たちも落ち着いたもんです。
(てかのん気すぎる気も・・・まぁいつものことなのか?)


一方、場面は変わって黒ひげティーチの一味。
相変わらずルフィを狙っているようで(それはすなわちルフィの真価を認めているってことですが)、エニエスロビーを落として賞金額が跳ね上がったと喜んでいます。
ルフィたちを追いかけようとしたそこに現れた後姿は・・・
火拳のエース・・・!!!


シャンクスの心配を他所に、すでに二人はぶつかりました。
エースが負けるとは思えないけど、ティーチもここであっさり終わりはしないでしょう。
展開的にはややティーチの方が有利か・・・。
ああそういえば、シャンクスの顔の傷はティーチがつけたんですね(またまたびっくり)。
いくら10年以上前であり、また多少油断もあったのかもしれませんが、それでもこのシャンクスにこんな傷をつけた黒ひげ。
底が知れない不気味さがあります。絶対ルフィたちの味方にはならなそうだしな・・・。(手を組むくらいはあるかもしれないけど)
そんな落ち着いた分析をしつつ、ちっ早くゾロに会いてぇな、と思う私をどうかお許しください。


2006/11/17







435話 「心中お察しする」


相変わらず意味深なタイトルですが、その意味は終盤にきてなるほどと頷かされます。
爆笑と共に。


さて、表紙連載の感想。
なんだかちんまいキャラの登場です。
恥ずかしながら・・ってのはだいぶ昔、南方の島から帰ってきた方が言われた言葉からですか?
・・・それが元ネタ(?)かと思ってしまう辺りに年齢が見え隠れする哀しさよ。
で、これのどこが感想だ。


では本編。
あれ、エースは!?
と、肩透かしを食らったような今週です。
今度そっちに場面が変わるのはいつでしょう。
それとも、変わらないまま情報としてルフィたちの元に届くとか。
白ひげとシャンクスも、これでしばらく出てこないんですかね・・・。


さあ、今週は内容が盛りだくさんです、準備はよろしいですか?
どこまで長くなるかわかりませんが、私も頑張ります。
まずは廃船島にて、ルフィたちの船を一人作っているフランキー。
おおこれが宝樹なのかと、そんなとこにすら単純に感動している私は、我ながら本当にいい読者です。


そんなフランキーの元へ訪れたアイスバーグ。(さらりと書いてますが実は結構萌えてます(笑))
「ンマー、オレが手伝っちゃマズイのか」
俺について来れんのかとか腕はナマってないかとかお互い憎まれ口を叩いてますが、すっごく嬉しそうですよ、この二人v
共に相手を思い合い、無事再会できたことにほっとしながら、でもトムさんの一件以来ずっとギクシャクしてた二人です。
それがこんな風に一緒に船を作ることができた。
エニエスロビーが崩壊したことや全ての元凶だった例の設計図がなくなったこと、何よりルフィたちの自由な生き方が二人(特にアイスバーグ)の背中をぐんと押してくれたような気がします。
よかったよかった。


そしてパウリー、ルル、我らがアイドル(笑)タイルストンまで参戦です。
「あの燃えた船」の代わりを作るなら、と船大工たちみんながあと押ししてくれてるんですね。
原材料は宝樹。作るのは世界最高峰の船大工。
贅沢も贅沢。
でもルフィたちにはそれくらい当然だとこの島の誰もが思っているんだから、また嬉しいじゃないですか。(ばんばん!)


その一方、相変わらずまったり過ごすルフィたち。
船がないんだからどうにもなりませんものね。
さて、事件数日後ということで、世の情勢もだいぶ彼らの元に伝わってきています。
エニエスロビーでの一件は大きく取り上げられているようですが、フランキー一家にはまるで触れられていません。
ロビンの推測ですが、どうやら青キジが情報操作したようです。
逃亡しなくていいんだとほっとしてますが、世間的には知られなくても政府にとっては厄介な存在となったことに変わりはないと思うんですよね。
今後目をつけられるんじゃないかと心配だったんですが、青キジが絡んでいるなら悪いようにはならないでしょう。たぶんだけど。


ひでぇ書かれようだとゾロが言ってますが(最もたいして深刻でもなさそうです)、まぁ世界政府に宣戦布告しちゃったのは事実ですからね(笑)。
懸賞額は跳ね上がっていると嬉しそうな男共。
サンジくんもいよいよかと嬉しそうです。
「巨星現るだ」
うん、確かに現れましたよ。
ハルマゲドン並みのディープインパクトでね。(意味不明)
まあそれは後で(笑いをこらえつつ・・・)。


船ができるまで5日とのこと。
嬉しいなぁ、5日も萌え期間がある・・・(こらこら)。
船のことはフランキーに任せてひとまず彼らは自由行動ですv
一億ベリーを宴会で使い切ってしまった船長は、お仕置されてどうやらお小遣い抜き。
チョッパーにおごってもらって仲良く水水アメ食べてます。可愛いな〜v
ゾロは・・・刀探してるんですね・・・(雪走〜〜:涙)。
しかしここではローグタウンみたいにうまくいかなかったみたいです。
一体いくら持っていったんだ・・・。
ナミ&ロビンは買い物。やっぱ女の子ですねぇ〜、ロビンもどこか楽しそうなのが嬉しいですv
サンジは・・・食材の調達。とことんお仕事に生きる人だとホントに感心します。でもこれがまた楽しそうなんだなv
そして、その帰りにサンジは見かけるのです。
一味に戻るパターンをいくつもいくつも一人芝居でシュミレーションしてるウソップを。


ええ、船は順調にできることでしょう。
ログも溜まって旅立てる。
だけどその前に解決しなくちゃいけないのが、ウソップの問題です。
原因となったメリー号はすでに亡く、そげキングとしてでしたがCP9との戦いでは自分の役割をきちんと果たして活躍をしてくれた。
でも自分から抜けると言い出し、そのために船長と決闘までしたのです。
どんなに戻りたくても自分から戻るとは言えないだろうし、またルフィがここで「早く乗れよ」なんて何事もなかったかのようにあっさり許してしまったら、 読者としても少々興ざめじゃないかと。


だからここでサンジが見かけたことがキーポイントじゃないでしょうか。
「何やってんだ、あのアホは・・・」
他の誰でもダメです。
誰よりも人を気遣う優しいサンジだからこそ、おそらくうまい方向にもっていってくれるような気がするのです。
それこそルフィたちも、私たちもみんなが納得できる形でウソップを船に戻してくれるんじゃないかな・・・と。
楽しみにしています。


そして船の完成待ち3日目。
溜まったログが指す先は「魚人島」!
424話の感想で、次かその次はきっと魚人島ですよ、なんて書きましたが、いざ次となると早いなと思います。
もう出てくるのか、魚人島。
嬉しそうなサンジくんですが、ココロばーちゃんを見るとはっと我に返るみたい(笑)。
「夢見たっていいじゃねェか!!!海賊だもの!!!」(しくしくしく)
相田Mつをさんですか。
ちゃんと若いのもいるそうです。頑張って夢見てください♪


魚人島は海底?
最もそれは問題ではなく(そうなの?)、その前に通らなくてはいけない
「魔の三角地帯」(フロリアン・トライアングル)
バミューダトライアングルみたいなもんですかね。こっちが問題みたいです。
船が消えてしまう一帯というものですが、まぁ彼らにはノープロブレムってことで。
次に待ち受ける謎や冒険はどんなものでしょうかv
「宝船か・・・刀もあるかもな」
はっ、そんな刀入手イベントがあるかもしれないのか!!(わくわく)
それはさておき、このW7で溜まるログは魚人島行きしかないんですかね。
ログって一本だけなのかな。なんかすごく危険じゃないですか?
そりゃあ海列車使うしかないですよね・・・。


そんなところへ、彼らを呼びに来たスクエアシスターズ。
夢の船が完成したそうです。(早いな)
その途中ルフィたちはザンバイたちフランキー一家と会います。
そして彼らの口から自分たちの手配書を見せられるのです。


「話すより・・・見てくれ!!」


「麦わらのルフィ」  3億ベリー
「海賊狩りのゾロ」(いつまでこう呼ばれるんだろう)  1億2000万ベリー
「悪魔の子」ニコ・ロビン  8000万ベリー
「泥棒猫」ナミ(このショットすごすぎ)  1800万ベリー
「狙撃の王様」そげキング  3000万ベリー
「わたあめ大好きチョッパー」【ペット】(笑)  50ベリー(さらに笑)


そしてそして、
「黒足のサンジ」【写真入手失敗】(大笑)  7700万ベリー


ザンバイではありませんが、心中お察しいたします・・・。(ちーん)
だってこんなの・・・こんなの遠くの海でサンジを思ってくれてるクソジジイになんて見せられないよね・・・。


最も彼らの言いたかったのは50ベリーとかとんでもねぇ似顔絵とかじゃなくて、
「鉄人フランキー」  4400万ベリー


政府に追われることになってしまったフランキーを案じて、ルフィたちに一緒に連れて行ってもらうように頼みに来たんです。
まあ確かにその方が安全なような・・・いや、そうでもないような(笑)
「元々海賊の子なんだよ」というのが海へでる理由になるかどうかはともかくも、確かに以前のままではフランキーが海へ出るとは思えませんでした。
前にも書いたけど理由が弱いんです。
ルフィたちの一味はみんな夢を追って海へ出ています。
海賊王、大剣豪、オールブルー、世界地図、ポーネグリフ、万能薬、(&勇敢な海の男)
ではフランキーは・・・・・・夢の船を作ること?
これは今やってます。
で、ルフィたちに託したその夢の船を行く末を見届けるために海へでる。
これはいい理由付けができたと思ったんですが、それでもやっぱりルフィたちの仲間になるには少し弱いような気もしてました。 ザンバイたちと夢を天秤にかけると、フランキーの場合どうしても残る方に傾いてしまうんです。
(ナミやサンジたちは違うんですよ。愛する人たちに思いは引かれるものの、 でもそれを振り切ってでも出たいほど夢は大きかった)


う〜〜〜〜ん。
だけど「手配された」、これでも今ひとつぴんときません。
フランキー自身がどこまで望むのか。
それに今回はルフィが勧誘してないんですよ。
たしかにフランキーは優秀な船大工ではありますが・・・。
ウソップの問題ともあわせてこれがどう転んでいくのか、
尾田っちのことです、きっと納得できる展開を見せてくれるのだと信じて待ちたいと思います。


ではせっかくですから、ここでタイトルどおり麦わら一味の「心中を察して」みましょう。
(そげキングは手配書を見た反応が描かれていないので除きます。残念だわ)
最も私が勝手に察するだけですからね(笑)、その辺はご了承ください。念のため。


Lesson1  ルフィ&ゾロ
別にいちいち書くこともないかと思うんですが、元々が高額賞金首。
それに強くなることを求めてる二人ですからね。
目指すは世界一。
てことは当然懸賞額も世界一なわけで、額なんか上がれば上がるほど嬉しいし、むしろ望むところであります。
うはーっ!だの、フン、て反応は最もですねv
ゾロなんか、「フンまだこの程度か」ってなもんでしょう。


Lesson2  ロビン
こちらも元々高額賞金首。
今更どうってことはありません。
それより「あらあら、みんな賞金がついちゃったわね」と、言いたげな顔してます。


Lesson3  ナミ
一番現実を見てるナミですからね。
なるべく厄介ごとには巻き込まれたくないと思うのは当然。
こんなに顔が出回っちゃったら、賞金稼ぎは絡んでくるし海軍のマークは厳しくなるし、自由にできないじゃないのーっ、(絶望)。
なんであたしまでなのよーっ、こいつらだけにしといてよーっ。
そんなとこでしょうかね。
それにしても手配書可愛いな〜。


Lesson4  チョッパー
怪物化するまで頑張ったのにね。
なんであんなに可愛い手配書なんだ(笑)。
そしてあくまでもペット。どこまでもペット。
その表記はともかくも50ベリーですか・・・。
それこそわたあめが一本買えるかどうかですね。
50ベリー・・・、別につけてもつけなくてもどうでもいい額ですね。
ご祝儀相場で、ええぃホントはただだけど色つけて50ベリーでぃ、
そんな感じでつけたのかもしれません。
男のプライドが砕け散るのが見えた気がします。
あくまでもペット。やっぱりペット。


Lesson5  サンジ
最後のレッスンは難しいですね〜。心中察するに余りあります。
それにしてもすごい似顔絵です。
こうなったのは手配書写真を専門とするアタっちゃん(24巻SBS参照)の職務怠慢ですが、一体この似顔絵は誰の証言を元に・・・?????
ジャブラとかカリファですかね。無事ならばですが。
「あぁサンジって野郎か、ちっ・・・知ってるよ。金髪で・・・あと眉毛がぐるぐるしてたな。それと煙草吸ってて・・・」
「それから鼻の下が長いのよ」
こんな感じのコメントをまとめたってことで?
でも黒足なんですね。ジャブラなら赤足と証言したんじゃないのかな。あくまでも足は燃えずに黒のままでいくのですか、尾田っち。
さて、念願の手配書で、これがおまえだよと突きつけられたサンジ。
自分の容姿にはそれなりに自信あったと思うんですよ・・・てか誰もここまでとは思わないでしょう、普通。
これが俺か、これが俺か、これが俺か・・・(エコー・・・)
この分じゃ額は見えてないかもですね。
最初から7700万ベリーなんてまさに破格。最初のルフィやゾロよりも高いですよ(驚)。
早く気付いて立ち直ってください、サンジくん(肩ぽむ)。


2006/11/21




436話  「Pants from Frankyhouse」


どんなタイトルだよ、と思ったのですが最後まで読んで納得。
なるほどね。


それはさておき、扉絵。
スペーシー中尉ですか。人獣型チョッパー的な体形が微笑ましいです。
エネルがおとなしくついてってるようですが、あれ、この人こんなキャラだったっけ?
このお話もまたどっかで本編と繋がってくるんでしょうか?(それはまさに神のみぞ知る、ですね)


では、本編に入ります。
スクエア姉妹に船が完成したと呼びにこられたルフィたちは、どうやらそのまま乗り込んでウォーターセブンを出航するようで、 船長はでっかいリュックを背負ってるし、みんなも身支度を整えています。
そして「お前らウソップのことはちゃんとハラを括ったな!?これが『筋』ってもんだ・・・」
これはゾロのセリフですよね。
いろいろ思うこともあるでしょうが、ウソップの男の意地とかプライドとか哀しい見栄とか、そんなものも汲んでいるのかもしれません。 何より、「筋」って言葉を持ち出す辺りがゾロらしいです。
「わかった」
と返事したのは船長でしょう。
てか船長しかゾロのこと見てません(笑)。
手配書ショック3人組、サンジ・ナミ・チョッパーはそれどこじゃありませんし、ロビンはそんな落ち込み組の方に微笑ましい 視線を向けています。


一方海軍本部では、麦わら一味の総合賞金額(トータルバウンティ)に脅威を覚えていました。 たった7人なのに6億を越えてるんだから当然です。50ベリーと端数もついてるんでしょうが(笑)。
サンジファンではない私ですが、お偉いさんの「この『黒足』という男・・・」というセリフにはときめきましたねvv
なんかこういう「通り名」って好きなのです。
麦わらのルフィ、海賊狩りのゾロ、
そしてサンジはこれからずっと世間に「黒足」って呼ばれるんですねー、うわぁv
遠い海の向こうで赤足のジジィがニヤと笑ってるかと思うと、またそれに萌え発動ですv
あ、専属カメラマン、アタっちゃんが本編初登場してました。
へぇ、これがサンジが似顔絵になった真相ですか・・・(笑)。でもそれってプロとしてどうかと思うんですけど・・・。


話は戻って、廃船島にやってきたルフィ一行。
さすがに疲れたアイスバーグ始めガレーラ一同(&ヨコヅナ)は熟睡中です。気が抜けたのか、ルルの寝癖がすごいことになっていますね〜。
さぁ、いよいよ新しい船の登場。(どきどき)
もちろんルフィたちもどきどきしてるでしょうが、私ら読者も期待と不安に心臓が飛び出しそうですよ。


「お前はいつか海賊王になるんなら、この百獣の王の船に乗れ!!」
アイスに託したフランキーからの伝言です。


百獣の王の船?
だったら今度は羊ではなく・・・(どきどき)
そしてこの言葉どおりなら、海賊王になるまでずっとこの船で冒険していくってことで・・・(どきどき)


どきどきどきどき(うるさい)


そして、アイスがめくった布の下からどーんと現れたルフィたちの新しい船。


でけー!!
確かに第一印象はそれでした。
ゾロはメリーの2倍はある・・・と言ってますが、もっと大きな感じがします。
注目の船首には、またしても微笑ましい顔付き(笑)。
ライオンです。
フランキーのシュミでしょうが、尾田っちはライオン好きですね。
ライオンと言えば・・・幼いナミにベルメールさんが縫ってた服・・・
ではなくて、イラスト集パート3のサブタイトル。
そのときは表紙にいるからかな〜くらいの軽い受け止め方だったんですが、今思うと、ほぉぉぉぉぉ・・・と思いますね。
なるほど。だからライオンだったのか。
またしても尾田っちは一人で全部わかってほくそえんでいたかと思うと悔しいなぁ、もう(笑)。
これからルフィたち、そして私たちにとって、ライオンは大きな存在になっていくのですね・・・。


それにしても、より一段と装備が充実してますよ、奥さん。
チョッパー大喜びの滑り台に、あらブランコもある。
滑り台だけなら非常用としての用途も考えられますが、ブランコまであるなんてやっぱりこれは娯楽用?。
そして甲板には芝生。
ガーデニングもできそうね、とさらりと言ってますが、ちょっとまってロビン。
これ海賊船だから。
そんでもって海の上を走るから。
・・・・・・なんていうのはヤボってもんです。
潮風がどうのこうの言っちゃいけません。ナミのみかんだって頑張ってたじゃないですか。
ここはグランドライン、何でもアリの海です、ええ。
それに芝生はいいですよ〜。背中が痛くないからゾロが喜びそうですv
昼寝にはもってこい。
寝転がってるとサンジにからかわれたりするのかな〜保護色とか言われてさ(笑)。


キリがないので芝生語りはこの辺にしときましょう。
ナミのみかんはちゃんと上の甲板に植えられてますね。
それから気になるのが、後方につけられてる丸い部屋。
みんなが集まるための(以前の食堂みたいな)場所かとも思うんですが、ちょっと独立した造りになってますよね?
ねぇねぇ、これって船長室?
それにしたら広すぎますか・・・。でも船長室は大事ですよ!(ばんばん←何故か主張)
あったらすごく嬉しいじゃないですか、私らにとってもゾロにとっても・・・ねぇ?
ええ、そりゃもういろんな意味でですよ。(共に妄想という名の夢を見てくださる仲間を募集しております:笑)


大きな縦帆をもつ「スループ船」は航海士の腕を充分に活かせる船だそうで、ナミも気合が入ります。
鍵つき冷蔵庫ほか充実した装備のキッチンにサンジも大満足。
チョッパーやロビンも嬉しそうでしたが、あらら、ゾロの姿が描かれてない・・・(がく)。
見たかったなぁ、ゾロが新しい船のどこに注目するのか・・・。


さて、そしてここからが今週のメイン。
フランキーの勧誘です。
ルフィは「おれあいつに決めたんだ、船大工!!」と、フランキーを誘う気満々。
サンジのときみたいに周りが頼んでも本人がそうと望まないなら断るかと思ってたんですが、意外にあっさり受け入れてます。
うーん、ルフィの勧誘パターンはいろいろですねぇ。
それを察して姿を隠したフランキーの思いを代弁するアイスバーグ。
もう、何でもかんでもお見通しなのねっ!(アイフラ好きなんですv)


ずっとそばで見てきたからアイスバーグだからこそ、フランキーの夢の大きさをよく知ってる。
夢の船を完成させた以上、その行く末を一緒に見届けたいはず。
そしてルフィたちはその夢を託すのに充分な相手だとわかった。
アイスバーグも船大工として夢の船を見届けたいと思う気持ちもあるかもしれないけれど、今のアイスバーグの夢はこのウォーターセブンと共にある(それこそ義務とか執着とかではなく)。
だけどフランキーは違う。
自分とフランキーの生き方が違うことを知っているアイスだから、この街がフランキーには狭いこともちゃんとわかっている。
子分たちを思うフランキーの気持ちもわからないではないんでしょうけれど、何よりアイスはフランキーの夢を優先させたいのですね・・・。
それが
「手段を選ぶな、力づくで連れて行け」   になるわけです。
それにしても
「ムリヤリ?そんなんでいいのか!?」と驚く船長。
これにはこっちの方が驚きました。
今更何を言ってるんだ、ルフィ。
あんたがムリヤリじゃない勧誘をしたことがあったか・・・?


その結果とられた手段が「パンツ争奪戦」なんだから、もう何がなんだか(笑)。
「返せ、オレの一張羅!!」

えええっ、一枚しかないの!!??

もうどこにつっこんでいいんだかわかりません。
でも、アニキを思うフランキー一家の熱さが紙面から伝わってきます。
その叫びがまたいいじゃないですか。
「一人でも生き残ればいい、麦わらさんに届けろォ!!」
パンツをね・・・(溜息)。


そして下半身丸出しのまま、フランキー一家の皆を追いかけて裏町を失踪するフランキー。
もともとだったけど、これにて変態決定。
普通の神経ならもう島を出て行くしかありませんが、そこはほれ、フランキーですからね・・・。


追い詰められたフランキー一家。そこへ現れたルフィ。
パスしてもらったパンツを手に(笑)、廃船島に向かって走ります。
「船は気に入ったかよ!!」
「ああ、あんなすげェ船見たことねェ、ありがとう!!」
走りながら船について語り合う二人がまたいい顔してるんです。
形にした夢と、まだ見ぬ未来にある夢と。


ここでルフィはチョッパーにパス。
え、ちょっとまって・・・

それを咥えるのか、チョッパー!!??

大丈夫なんですか!?
さっきまでフランキーは生ではいてましたよ。
一張羅ってことは洗濯とかもしてないんじゃないですか!?
まぁ咥えてる位置を見ると辛うじて大丈夫かもしれませんが、でも勇気あるな、チョッパー・・・。
そして、ゾロとサンジはまたしても息ぴったりにフランキーを捕まえると(ゾロとサンジのこういう息の合い方って好きですねv)そのまま大砲の筒へ。
で、そのまま発砲。
・・・みんな無茶苦茶です。


ゴムゴムのロケットでルフィもチョッパーと(パンツと)共に廃船島へ。
一方廃船島ではとんでもない映像がお届けされてます・・・。
犬神家の助清状態(ただし下半身露出)のフランキー。
目くらい逸らしなさい、スクエア姉妹。
「ンマー、なんだこの状況・・・」
アイスバーグのセリフが全員の心を表しています。他に言葉が見つかりません。


風にはためく新しい船の海賊旗。
その前に掲げられたパンツ(・・・)。
「船!!ありがとう!!最高の船だ、大切にする!!」
ルフィが叫びます。
それに「お前らの旅の無事を祈ってる」とまるで見送るかのようなセリフをはくフランキー。
しかし、それに船長が応えるはずもなくぎゅっとパンツを握り締め(!?)

このパンツ!!返して欲しけりゃおれ達の仲間になれ!!

でました、ゴーイングマイウェイ。
一度決めたら決して引かない船長。
みんなこうして仲間に引きずり込まれたんですよ。
それにしてもこんなセリフ前にどこかで・・・
あっ、わかった。
「刀を返して欲しけりゃ仲間になれ!!」・・・だ。
そうか、今回はそれがパンツなのか・・・(遠い目)。
状況はともかくも、フランキーがこの誘いにどう応えるのかとても楽しみです。
まだ二転三転しそうな気もするんですが。
それにウソップもこのままってことはないでしょう。
もしかしたらフランキーの仲間入りに絡んでくるのかもしれません。


それにしても私、最初フランキーって嫌いだったんですよね〜濃すぎて。
いまでも濃いけど、その中に可愛さを見出せるようになってるから不思議です。
その辺が丹念にキャラを描く尾田っちの腕なんですね〜。
マジに今回はやられた気がします。


2006/12/05




 / 感想メニューへ /