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441話 「バナロ島の決闘」


今回も麦わら海賊団の出番はありません。
エースVS黒ひげの続きです。
今年に入ってまだ彼らを見てないことに一抹の寂しさはありますが、本編はそれもふっとぶようなハラハラドキドキの展開です。
エースが、エースが大変なことになってますよ、奥さん・・・!!


やっぱり黒ひげの力は「ヤミヤミの実」でした。
悪魔の実の歴史上、最も凶悪な力なんだそうです。
闇の力ってどういうことかと思っていたんですが、つまりは「引力」。
本人によれば、「全てのものを引きずり込み物体を無限の力で凝縮させて押しつぶす」とのこと。
闇に飲み込まれた「町」はばらばらの木片状ででてきました。
なるほど。その技名もずばり、闇穴道=ブラックホール。
宇宙にあるブラックホールとは、簡単に言えば強い重力場のことです。
一切の物質(光すらも)が外に飛び出せない領域ですね。
ただでさえロギア系は強敵なのに、なんかもう最強最悪って感じじゃないですか。


ただし弱点がありまして(この辺がさすが尾田っちだ)、ロギア系にもかかわらず攻撃をまんまその身に受ける。
つまり何でもということは、痛みまでもちゃんと吸い込んでしまうわけです。
今まで登場したロギア系は煙だ炎だ砂だ雷だと、憎らしいほど倒しにくい能力でしたが、黒ひげには打撃も刀も通じるってわけです。 しかも必要以上に痛いらしいですよ。
あれ?
てことはルフィがものすごい力で殴るとかすれば、それで倒せないんですかね?


まあなんにしても、このヤミヤミの力を黒ひげが使いこなしているんだから厄介です。
なにより腹立つのは、能力者の実体すらもひきよせその能力も吸い取るってこと。
体を炎に変えられるエースに敵はいないと思っていましたが、この力の前に捕らえられ引き寄せられ、殴られてしまいます。
うあああ、頑張れエース〜〜〜〜〜〜〜ぅぅぅぅぅ!!!!(握り拳)


とは言えそこはさすがにエース。
なんたって、白ひげ海賊団の隊長格です。
悪魔の力に頼らない戦闘力も高い彼ですから能力を封じられつつも上手く戦うのですが、でもかなり危ない・・・(はらはら ←相変わらず小学生並みにいい読者です)。


「仲間になれ」
黒ひげはエースの力を惜しんで声をかけますが、
「『力』に屈したら男に生まれた意味がねェだろ、
おれは決して人生に『くい』は残さない・・・わかったかバカ」


うおおおおおおおっ、なんてカッコいいセリフをはくんだ、エースっ!!!
しかもなんですか、わかったかバカ、ですってよ・・・あああ、カッコよすぎる!!!


太陽と闇、二つの力が激突します。
大爆発の中、「オレは白ひげを王にする」
その言葉を残して消えたエース。
後には意味ありげにトレードマークの帽子がぽつんと残されています。


またラストがさー、意味深なんですよ。
「この2人の海賊の争いは 後に起こるあの極めて大きな事件の・・
『引き鉄』として語られることとなる」


なんですか、大きな事件て!?
来週から舞台は再びルフィたちに移りますよね?(たぶん)
魚人島にむけて旅しているはずですが、その島で、あるいは途中でまたとんでもない事態が待ち構えていると言うのでしょうか。(まあそうでなくちゃ面白くないんですが)
自ら好むと好まざるとにかかわらず、もうそういう運命と刷り込まれているかのように、次々に世の中のうねりに巻き込まれていく彼らです。
ううう、どきどきしすぎて苦しい・・・。


さて、今週読んで思ったのですが、エースはずるいです。
ホントにずるい。
だって・・・カッコよすぎますよ〜〜〜。


ベタですが、まさに「オレに触ると火傷するぜ」。
この一件で、見事に世のレディたちのハートを鷲掴みしちゃったであろうエースです。
なにがいいって、ルフィほど純粋ってわけでもなく、でもシャンクスたちほど世慣れてもいない。
適度に大人で、適度に青い。
文句なく強いけど、それも決して悪魔の実の能力に頼るだけでもない。
さらに極めつけは、ルフィをかなり可愛く思って本気で心配してる。
うわ、なんですか、この最高の設定!


初登場のとき、あまりに唐突に「ルフィの兄」という存在を示されたために、正直私は胡散臭い目で彼を見てました。
ホントにあんたはルフィの兄ちゃんなの?上手いこと言ってただ近づいてきてるだけじゃないの?
そんなことを疑っていたのだとここに来て深く反省し懺悔いたします。
にーちゃんはやっぱり素敵なにーちゃんでした。ごめんなさい。


これでしばらくエースは出てこないでしょうね。
でも「死んだ」という気はしていません。
だって尾田っちは「現段階」での死は描かないもの。
イガラムだって生きていました。ペルだってそう。
もちろんそれはそれでちょっと脱力しましたけど(笑)生きていてくれたことはやっぱり素直に嬉しい。
だからエースもきっと再登場してくれることと信じています。はい。


2007/01/24




442話  「魔の海の冒険」


久しぶりに扉絵感想。
この話は一体どんな風になっていくんでしょうか?
エネルがこのウサギもどきの宇宙海賊をやっつけて、そんで彼らのボスになる。
(ウサギの一族はたくさんいると予想)
そして見事、夢のフェアリーヴァースに君臨、とか? ・・・あああ、ベタ過ぎますか(笑)
貫かれたスペーシー中尉の安否も気遣われますが、私としては、
「これはサバイバルゲーム(こち亀にもよく出てきますね)みたいなもんで、彼もそのうち仲間もろともひょっこり再登場、そして最後はみんなで仲良く輪になって・・・」
なんてオチを考えているのですが、さてどうでしょう。(当たらない予想)


では本編まいります。
おおおおおおお、今年初のサウザンドサニーに初のルフィ。
初の麦わらチームです。嬉しい〜vv


案の定というか予想通りというか。やっぱりエースはあのまま一時表舞台から退場なのですね。
嫌ですね、このなんかもやもやっとした感じ。
歯の間になんか挟まってるような、あるいは思いっきり落ちてるガム踏んじゃったような、そんなねっとりした、拭っても取り去れない気分の悪さを感じてなりません。
黒ひげについて、いつもお邪魔してるサイト様が感想を書かれておられ、しかもそれがおおと思うことだらけでした。
後付けのような感はありますが、私もそれに乗っけていただいてちょっと書きたいと思います。(Hロさんごめんね)


ルフィたちと黒ひげとの出会いはモックタウンでした。
ベラミー一味との諍いでゾロに「このケンカは絶対買うな」といったルフィに、それを忠実に守ったゾロ。
ゾロルスキーとしては涙ものの名場面でついそっちばかりに気をとられてしまうんですが(笑)、散々やられた彼らが店を出たとこに黒ひげが声をかけるんですよね。
空島はあるとか、おまえらの勝ちだとか。
おまけに2P見開きでどんと「人の夢は終わらねぇ!」ですよ、いいセリフ言ってます。
これだけみてると黒ひげの立ち位置はルフィと同じように思えてしまいます。


ベラミーとは明らかに違います。
シャンクスやエースたちのように高みを見られる人種・・・として描かれているんだろうかと迷いました。ビジュアルは決定的に違うけど。
それなのにどうしてここでルフィは無表情なんでしょう。
あの段階では、黒ひげはルフィにそれほどの敵意は持っていないですよね?むしろ共感してくれてんじゃないの、とすら感じます。
でもルフィは表情を崩さず、いっそ無視するようでした。
なんでだろう・・・まだ何もされて無いのに。
あのルフィが、味に関してことごとく反発されたくらいであんな顔をするはずありません。
じゃあ一体何をあの時感じていたのか、ってことになります。


表情をくずさなかったってのはゾロも同じで、やっぱり何か感じてたんでしょう、
ルフィと「あいつじゃない」「あいつらだ」みたいなツーカーな会話をしててそれがまたたまらないのですが(←ばんばんっ)、
それはさておき、ルフィとゾロが口にした「あいつら」ってのが黒ひげ一味だとしたら、
彼らが醸し出す不穏さというか、何か世の中に対してよからぬことをしそうな空気、
そんなものを感じていたのかなと、思います。
そして、それは彼らの中の目指すものと絶対相容れないのだと、ルフィとゾロは無意識のうちに全神経で反発してたのでしょうか。
全部、「今思うと」、なんですが。


失礼しました、今週の続き行きます。
「船は順調に航海を続けている」
その通り、サニー号での新しい生活が垣間見えます。
生簀に、えーとこれはみんなが集るリビングかな、食堂かな?ソファが広い〜〜〜〜。
ロビンの座る椅子も座り心地良さそうです。
そんで私が最初から気になってた上階の丸い部屋。
おおおおおお、これは大浴場でした!
これも広い〜〜〜〜。なんかいろいろできそうじゃないですか、ふふふv
(いえいえ、別によからぬことなんて考えてませんよ、ごほごほ)
チョッパー先生の医療室。
専用の部屋ができましたね。でもこのベッドはチョッパー先生以外には狭いような気もします(笑)。 そしてベッドサイドにさりげなく置かれているドクロマークの瓶がとても気になります。毒?
ゾロがいるのは見張り台ですね。ここも以前よりかなり広そうで助かります。
何がって・・・まぁいろいろとね。(だから別に何も考えては・・・ごほごほ)


のんびりした航海の中で、彼らは「流し樽」を拾いました。
で、甲板に上げるんですが、このコマでゾロのもたれる柱の太さや階段の高さにまた広さを実感してびっくりです。
すごいな、フランキー&ガレーラの造船技術・・・。(これを数日で・・・!)
しかし酒かと思って開けた樽からは赤い光の発光弾。
ゾロは「はっはっは、海の神の呪いじゃねェのか?」なんて笑ってますけど(可愛すぎる・・・)、さすが場数が違うお姉さま、ロビンは罠の可能性を考えます。
「この船はこれから誰かに狙われるかもしれない」という一言が、大きな伏線のようでどきどきします。


そんなときナミが感じ取った大嵐の予兆。
「見えねェけどあいつが言うんだから」というルフィのセリフがたまりませんvvv
心底ナミを信頼してるんですね、嬉しいなぁvv
ただいくらナミが優秀でも限界はあります。そんなとき今度はサニー号とアニキがナミをカバーできるのです。
ソルジャードッグシステム。どんな性能だろうと思いましたが、なるほど。
チャンネル0ってことはまだいくつもver.がありそうです。


なんとか大嵐を抜けたものの、あたりは霧に覆われた海。
どうやら例の魔の三角地帯に迷い込んでしまったようです。きゃー。
一人その事情を知らないウソップはそりゃもちろん怯えるのですが、ムダにビビらせてやるなよと注意した本人が一番ムダにビビらせてます。しかもマッチの小道具まで使用して(笑)。
面白くてしょうがないんだろうな、サンジくん。
さて、そこに不気味な歌声と共に現れたゴースト船・・・。
ロビンすら冷や汗浮かべる中で、「敵なら斬るまでだ」と、またまた悪人顔で言い切るゾロがカッコよすぎであらあらどうしましょうvv


近づくゴースト船。
船べりで歌っていたのはガイコツでした。
アフロです、そんでもって紅茶飲んでます。いろんな意味でびっくりです。


当然(?)船を調べに行かなくてはいけません。
珍しいもの好きな船長は当然として、どうやらあとはくじで決めたようですね。
その結果がサンジとナミ。懐かしのドラム王国での組み合わせですね。
世話好きな優しい兄さんに、口うるさいけどしっかり者の姉さん。
そして好奇心旺盛で止まりゃしない末っ子。
くじの神様はいるようで、まぁ探査には妥当な組み合わせかと思います。
ナミはロビンに代わってもいいかもしれないけど、ウソップとチョッパーでは怯えが先立っちゃうし、ゾロなんてぜぇーったい探査向きじゃありません。(きっぱり)
「敵なら斬るまでだ」の人ですからね。
相手に訊くのは「おまえは俺たちの敵か、味方か」くらいしか思いつかないでしょう。
あとにでてくるサンジくんの実に的確な質問に比べたら天と地の差がありそうです。(ホントにゾロスキーなのか、私は)


さてさて、例のアフロガイコツは名をブルック。
大変紳士的です。会話の合間にジョークも忘れません。
「パンツ見せてもらってもよろしいですか」
下ネタすら上品口調でございます。ヨホホホホ。
とはいえ、このガイコツさんを目にしたルフィにとって重要事項は、アフロでガイコツで喋ってること。
さらには、う○こがでるかどうかなのでした。(でるそうです。どこがどうなってんだか)


そんな船長と律儀に答えたガイコツにちゃんと突っ込んで、ここは年長者としてサンジくんがびしりと決めます。
「お前は骨だけなのになぜ生きてて喋れるのか」
「お前は一体何者なのか、なぜここにいるのか」
「この船で何があったのか」
「この海ではどんなことが起きるのか」
すごいですね〜。自分たち(&読者)の知りたいことを、的確に質問してます。
早く知りたいわ、どきどき。


しかしページをめくって、私は自分の甘さを痛感しました。
忘れちゃいけません、これは尾田っちの漫画、そして主人公はルフィです。

「そんなことよりお前おれの仲間になれ!!」

そんなことより!!??
今の質問て、すごく重要なことばっかりじゃなかったですか!?
それをその一言で隅に押しやって、いきなり勧誘ですか、船長!!??
アフロだからですか!?歌ってたからですか!?う○こがでるからですか!?


「ええ、いいですよ」
あんたも即答かい!!


毎回思うんだけど、本編が始まる前のこの序章って言ったらいいのかな、
えええっ、次の冒険は一体どうなるのっ!?っていう入り方が、ホントに面白いです。
空島の本編はエネルとの戦いだったけど、モンブランさんとの出会いを経ることでノーランドを知り、さらにワイパーたちの思いを知ることができた。
ウォーターセブン編もただロビンを救うってだけじゃなく、ウソップやガレーラとの悶着、メリーとの別れがあったからこそ最後に涙した。
なんていうのかな、ただ立ちふさがる強い敵を倒していくってんじゃないんです。
そこここにいろんな人の思いが複雑に絡み合っている。
時間を越えて、場所を越えて、ルフィたちの戦いの裏には不当に傷付けられてたり、ぐっと涙を飲み込んできたたくさんの人たちがいる。
だから最後にルフィが敵を倒すとき、もう取り戻せない命もあるけれど、それでも今を苦しみながら生きてた人たちはきっとその拳に救われただろうと、 読んでてほっと胸が温かくなるのです。


私は尾田っちの描くそういう感覚が好き。
ワンピースはつまらないとかいう書き込みをよく目にします。
うっかり目にするとすごく凹みます。
でも、そうやってたくさんの「人の思い」を、そうと意識せずに(←ここがポイント。決して正義面してはいけません) 掬いあげていく彼らの旅が続く限り、ワンピースは絶対他のどんな作品にも負けないよなーって思うんですよ。


頑張れ、尾田っち。
と、熱く語って今週は終わります。


2007/01/31




443話 「スリラーバーク」


タイトルを最初スリラーパークと読んでました。
オバケ屋敷みたいなもんが出てくるんだと思ってましたが、バークなんですね。
・・・で、どういう意味ですか?(おい)


無知をさらけ出しつつ本編感想行きます。
先週仲間にした(?)ガイコツを連れてサニー号に戻ってきた探索組。
一人陽気な「『死んで骨だけ』ブルック」です。
それにしてもこの自己紹介最高だな。

「ふざけんな!!!なんだコイツは!!!」

お留守番組(除ロビン)が声を揃えますが、ごもっとも。
いきなりこんなテンション高いアフロのガイコツ連れてこられたんじゃ、そう言うしかありませんて。
だけどあとから山ほど出てくるんですが、この人といるとみんなツッコミに回るしかないですね〜(笑)。


早速ロビンにも「パンツ見せてもらってよろしいですか」攻撃。
セクハラガイコツです。
いえ、これはレディにはそう声を書けないと失礼に当たると思ってるのかもしれません。
なんたって紳士なガイコツですからして。


「コイツはなんだ」と早速ゾロがルフィに食ってかかります。
ちょっと目を離せばいきなりこんなの連れてくるんですから、そりゃ心中穏やかじゃいられません。
認めるか!!ってあんた船長にもそれですか。
怒り収まらないゾロってば、返す刀でサンジとナミにも説教です。
「何のためについていったんだ!?こういうルフィの暴走を止める為だろうが!!!」
ゾロがついていったところでルフィはやっぱり暴走するでしょうけどね(笑)。
自分が見てるか見てないか、それが重要な気がします、この人の場合。


ブルックの案内で(笑)夕食のため船内に入った彼ら。
キッチン&ダイニングが初お目見えです。
なるほど、これがサンジくんの新しいお城ですか。
対面式のカウンターですね。
奥にあるごついのは例の鍵つき冷蔵庫でしょうか。
カウンター前には腰掛け用のバー。
8人がけのテーブルセットにソファもあります。
目茶苦茶広いですね。なんだかいろんなことができそうです。ふふ(別に意味は・・・)
はしゃぐブルックのスカルジョークはゾロたちにはウけませんでしたが、私にはものすごくウけました。
特に、ディーーーナ〜〜〜〜ァッに大笑い。


この人は間というかテンポというかが、すごくいいです。
言ってることはわけわかんないのになんだか憎めない。
ルフィとの「どんだけ互いを知らねぇんだ、お前ら!!」って会話も可愛すぎますv
でもね、ここでブルックの話が始まるのですが、またこれがたくさんのもの抱えてたりするんですよ。
まずはヨミヨミの実。
やっぱりこれは悪魔の実の力だったんですね。
死んでから蘇れる「復活人間」。
すごく強引な設定ですが、「悪魔の実の恐ろしいところだな」の一言でオールオッケーのような気がします。
二度の人生かぁ・・・・・・ん?
そういえば、これってエースが黒ひげに言ってた「人の倍の人生を生きている」ってのと少し被りませんかね? 関係あるのかしら。
うーん、でも悪魔の実は二つは食べられないんですよねぇ・・・。
ただ二度目の人生ならそこで新たに食べても大丈夫なのかもしれません。
まぁこういうのは他のサイトさまがきちんと検証されることと思いますので、私はそれを後ほどこっそり覗きに行こうと思います(他力本願)。


「マヌケだなー ゾロみてェな奴だな なはは」
こんなちょっとしたルフィのセリフにもすかさず反応する私。
もしゾロが同じ立場だったら、やっぱり
「魂の姿でさ迷い続けること1年。自分の体を発見したときにはすでに白骨化」
と、なっていると信じて疑ってない顔です。
まぁそれはここを読んでる大半の方の脳裏をかすめてることでもあるんでしょうが。

ルフィには「迷う=ゾロ」なんですね。
ゾロってばしょーがねぇなぁ。オレがついててやんないとダメダメなんだからな〜。
とでも言いたげな、そんなルフィに萌えますv(妄想中)


さて、そんなブルックは鏡に映らず、影もありません。
アヤカシか吸血鬼か。
いずれにしてもただのガイコツではないと言うことです。
ここでみんなが動揺する中、「・・・・・・・・・・・・」と無言でブルックをじっと見つめるゾロ。
またしても、この船に(船長に)害なすものなら即座に叩き斬る、てなこと考えてるんですかね。
まぁどうせそれほど難しいことじゃないでしょう。(私はホントにゾロスキーなんでしょうか・・・)


皆が動揺する中、けれどブルックは落ち着いたものでした。
ガイコツであることとは別にもう一つ、影を奪われたこと、を彼は語ります。
数年前にある男に影を奪われた。
この話もまた大いなる伏線の一つだろうと思うのですよ。
ロビンは何か思いあたったようです。そんな能力をもつ人物とかを知っているのかもしれません。


影を奪われたことにより、ブルックは光のある場所で存在できなくなってしまいました。
直射日光を浴びると体が消滅。
だからこの霧に覆われて日の差さない魔の海に来るしかなかったんですかね。
もしかしたら仲間ってのも同じような境遇の人たちなのかもしれない。
それでもそれなりにみんなで楽しく航海(?)してたのかもしれません。
なのに恐ろしく強い同業者(これも伏線?)と出くわし、皆殺しにされてしまいました。
そしてブルックのみヨミヨミの力で生き返り、その一年後ガイコツとして復活。
その後数十年、この海をたった一人でさすらっていた、というわけです。


こう文字で打ってるだけでも散々な人生です。
雪だるま式に不幸が連鎖し、踏んだり蹴ったりです。
でも、ブルックは笑いました。


「今日はなんて素敵な日でしょう!!!人に逢えた!!!」


「私、本っっ当に淋しかったんですよ!!淋しくて・・・怖くて・・・死にたかった!!」


チョッパーが、サンジが、ウソップが、ナミがそんなブルックを見つめます。
だって彼らもまた、終わりの見えない淋しさ怖さをその身で体験したことがあるのですから。(ウソップは少し違うかな?)
そんな彼らの前に現れ、光を与えてくれたのがルフィでした。
今回もまた、ルフィは救ってやるとかそんな意識を欠片も持つことなく、ごくごく当然のようにブルックに手を伸ばしています。
だからみんなはもう言葉もありません。ブルックの喜びはすごくよくわかるから。


ブルックは喜びながら、しかし仲間に入ることを断ります。
自分は太陽の下に出て行けない体だからと。
ここに残って自分で影を取り戻す日を待つと。
でもそんなんでルフィが納得するわけもなく。


「何言ってんだよ、水くせェ!!だったらオレが取り返してやるよ!!」


ああ、やっぱりルフィだ・・・。
計算も何もなく、ただブルックのことが気に入ったから力を貸す。
船長の思いはいつも単純明快です。


ただそれもきっぱりと断り、それより歌をとブルックが楽器を取り出したところで(念願の音楽家だそうですよ、これは仲間入り濃厚か? でもブルックが仲間になったらとにかく賑やかでしょうねェ・・・)、ふざけたビジュアルの不思議な生物が壁をすり抜けて登場。
おおおおおおっ、これはマジ、ゴーストですよ!!
そこへ激しい振動。
あの流し樽はやはり罠でした。
サニー号は、海をさ迷うゴースト島、「スリラーバーク」につかまってしまったのです。
前方は門で閉ざされ、後方は謎の大きなゴースト島。
その正体はまだわかりませんが、絶対いいことないでしょうね・・・。
ブルックが「私の念願」と言っているから、これが彼の影を奪った相手なんでしょうか。


「完全にヤバイわ、この島っ!!」
航海士が叫びますが、そこには満面の笑みを浮かべた船長が・・・。
キラキラしちゃってます。
あああああ、もう行くしかないんですね、これは・・・。
ブルックが「絶対に海岸で錨など下ろしてはいけません」と忠告してくれましたが、 でもこれももう、「ああ・・海岸で錨下ろしちゃうんだな」というこの先の展開への布石にしか思えないのでした。


魚人島どころじゃなくなってきました。
どうやらその前にまた長い長い冒険がありそうです。


2007/02/07




444話  「ゴースト島(アイランド)の冒険」


ゴーストで444話とは気が利いてるというかなんと言うか。
扉絵は「私の大地(ヴァース)」を侵食されて怒りのエネル。
大魔神状態です(また若い人にわかりにくいネタを・・・)


では本編。
どうやらゴースト島の「口」に飲み込まれ捕らえられてしまったサニー号。
島の正体も目的も何もわからないんだから不気味でしょうがありません。
ナミやチョッパーに島に入ってはいけない病がうつっても仕方ないと思いますが、その中で「冒険準備万端病」患者が一人・・・(笑)。
いろんなサイト様でお見かけしましたが、元々麦わらかぶってるから網とかご持つだけで夏休み状態になれるのですね、この船長は。
あー可愛いv


ゴーストを捕まえるのもそうですが、何より仲間(もうルフィの中では仲間として分類されています)のブルックを連れ戻しに行かなくちゃいけません。
すでに海賊弁当も準備万端。
用意いいなぁ、サンジ。船長をよく見てるもんだと感心します・・・というか、こうなることは予想ついていたのかもね。
島への冒険はフランキー&ロビンがお供のようです。
「好きなの、スリルv」(くす)
おっと、かつてのミスダブルフィンガーを思い出させる悪女の微笑み。
確かに好きそうです、スリル。


ここから先は小船での探査が必要になってきます。
ということで、フランキーが用意したソルジャードックシステム「チャンネル2」
買出し船のお目見えです。




メリ〜〜〜〜〜〜っ!!!!(感涙)


よくぞやってくれました、フランキー。
4人乗りの小船、その名も「ミニメリー2号」
メリーがこんな形で蘇ってくるなんて、心憎いアニキの演出です。


ウソップ「メリーが小船で蘇った〜〜〜!!」
ナミ「ありがとう、フランキー!!」
チョッパー「ちっこいけどまたメリーに乗れるぞー!!」
ゾロ「最高の心遣いだな」
サンジ「こんな買出し船ならいくらでも買い出すぞ、オレは」
ロビンも後ろで嬉しそうに微笑み、船長は早くかわれと大騒ぎ。


メリーのことはしっかり心に刻みつけてるみんなです。
だから決して形にこだわったりはしないだろうけれど、それでもこうしてまた走るメリーに乗れるのはすごく嬉しいんだと思う。
今回はとりあえずお留守番組のナミ・ウソップ・チョッパーの非戦闘員3人組が初乗船。
嬉しそうで、私も嬉しい。


ウェイバーもモクバ型に改造され、3人乗り偵察潜水艦なんてのもあります。
うわぁ、使い道いろいろ。
これからそれぞれに活躍するんでしょうね。


「おれホントお前の考え方大好きだ、フランキー!!」
船を大事にしつつ、遊び心も満載、さらに機能は充実。
ルフィも大満足です♪


と、そこへ・・・響き渡るナミたちの叫び声・・・。
「今の悲鳴、ゴーストに呪い殺されたのかしら・・・」
さすが最強暗黒丸のロビン姉さんです。
その間も勝手に錨は下ろされ、ハッチは開き、ルフィは遊ばれ、ゾロの刀はルフィをめがけ・・・
間一髪ルフィはフランキーが助けてくれましたが、まだ入って日の浅いフランキーにはゾロが最愛の船長にそんなことするはずがないんだとわかるわけもなく(銀子さん、勝手な解釈をつけないように)、 どういうつもりだとゾロに怒鳴ります。
でもゾロにも何がなんだか・・・。
ナミたちを助けようと、逆光視点も美しく飛び出したサンジは哀れ足首をつかまれ「ほげーっ」と外板に激突。
ロビンも目茶苦茶セクハラされています。
ちょ、ちょっと舐められていませんか、あれ!?
胸のほうまでべろんといってますよ!こんなことしていいんですか!?PTAから苦情がきませんか!?
敵の正体はまだ何がなんだかですが、猛獣の唸り声がしてます。
どうにか離れたものの、今度は船が勝手に流されてしまうのでした。
ここでのポイントはゾロがサンジに言った、「おい、『ほげー』錨をあげろ」ですね(笑)。
とことんゾロはサンジにこれを言うような気がします。
嫌がらせと言うよりごく自然に。
それが却ってものすごい嫌がらせになってるんだと思いますが、本人は全く気付かずにいる。 そんなあほな関係が最高に似合うのだと思います。この二人の場合。


一方場面は行方不明の三人組へ。
どうやら浮かれすぎで岸に乗り上げたようです。
その結果飛ばされて堀の底。
不気味なガイコツの山と、現れたケルベロス。
ここで一匹キツネが混じってる辺りが、尾田っちの素直じゃないとこなんだよな〜。可笑しすぎです。
そしてケルベロスに追いかけられて、さらに森の奥へと入り込んでしまった3人。
そこへ謎の馬車が・・・。
ヒルドンと名乗るこれまた不気味な男が屋敷へどうぞと誘ってきます。
怪しい・・・明らかに怪しさ全開、ぷんぷんしてますったら。
屋敷の主人は「ドクトル・ホグバック」。
チョッパーが反応していることとドクトルということから、何かヒルルクかドクトリーヌに関係する人物かと思われますがさてどうでしょう。


いやもう、盛りだくさんで話を追いかけるだけで精一杯でした。
今回は珍しく、非戦闘員3人が一緒に行動しています。
一方反対の組ではゾロとルフィとサンジが、これまた珍しく一緒。
なんか・・・いいですねvv(萌)



2007/02/16




445話  「THE・ZOMBIE」


今回ゾロもルフィも出てこないので、少し気が抜けてる自分に正直な私。
とはいえ、ひたひたと嫌な予感(いつものことだけど)が漂ってきてます。


前回怪しい男にとりあえず助けられた、ナミ・ウソップ・チョッパーの島に入ってはいけない病感染者トリオ。(もう遅いけど)
馬車に乗せてもらったもののこの馬車を引く馬すら少し変・・・。
最も仲間にもいることはいるんですけどね、ケンタウロス。逆バージョンだけど。
(なんか、今回いちいちツッコミが多いです、すみません)


さてさて。
ああもう怪しい怪しい。
あっちもこっちもヤバそうな雰囲気がぷんぷんしてます。
結局屋敷まで連れて行ってもらってそこでみんなを待つという結論に落ち着いたんですが、そこででてくるのが「ドクトル・ホグバック」
チョッパーが目を輝かせて言うことには、有名な天才外科医。
たくさんの人の命を救い、地位も名誉も全てを手に入れたと、確かにそれだけ聞いてるとチョッパーが尊敬するのも最もな人物のようですが、

それ、絶対怪しいから!

そして馬車の外には・・・

なんかいるっっっ!!!

「エモノダエモノダ」と歌い踊るゴーストに木に包帯だらけのヘンな動物達。


ひぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜。


全部にナンバーがついてるのが怖いです。
これは、失踪後この島に来たホグバックがいろんな動物を合成した改造実験行ってると思うのが当然でしょ。
3人を助けてくれたヒルドンもコウモリ?額には21の文字。あうう。


ウソップも
「こんなときこそ我々の特殊能力『何かがヤベェセンサー』に問いかけろ!」と言ってます(大笑)。
なるほど、特殊能力ですか。でもこれは大事ですよ。
だって、残りの仲間にはこれついてませんものね。
ルフィを船長と仰ぐ船に乗る以上、これがないと命取りです。まあセンサーが働いたところで針路変更してくれる船長でもないんですが。


ヤベェセンサーによって招待を断り、海岸まで戻ることにした3人。
ホグバックに会えないチョッパーは泣いてますが、
「しょうがねェよ、こんなときルフィみたいに一人で行動できないおれが未熟なんだ」
おおお、なんていじらしい言葉を・・・。(涙)
でも良い子はルフィの真似なんてしなくていいから。


さて、馬車は止まったものの、気付けば墓地の真ん中に置き去り。
ひぃぃぃぃぃ〜〜〜〜!!!(私ホラー映画は目茶苦茶ダメです)
そして墓地からは・・・ゾンビ!!!!
ひぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜!!!(しつこいですが、ホントにダメです)


ゾンビたちは力も強く何たって数が多い。
馬車はひっくり返され、投げ出される3人。
ウソップが噛まれた!
そしてナミも取り囲まれます。・・・って、おいおい、そこのゾンビ。
ナミさんの美脚に触った挙句なに噛み付こうとしてるんですか!?
これはセクハラですよ。サンジが見てたら大変なことになってますよ。
このゾンビたちにもナンバーがついてます。
てことは改造ゾンビ?
別に噛まれてもゾンビ化するようなことにはならないんじゃないかと思いますが、でも気持ち悪いなー。
ウソップの火炎星で隙を作って逃げ出すんですが、
だけどこのゾンビたち、足速っ!!そして体力なっ!!(ウソップと共に思わずツッコミました:笑)


結局屋敷に逃げ込むことになってしまいました。
「賭けね」と言い放つナミさんが相変わらずオトコマエでカッコいいです♪
さあ、屋敷に中に待つ相手は・・・。
どんな相手でしょう。敵かな、味方かな。どきどきはらはらの展開です。
このヒキがたまりません。くぅぅぅ。
そして船に残ったヤベェセンサーには全く縁のない5人はどんな行動をするのやら。


おお、ゾロが出てこなかったせいか今回はごくまともな感想でしたv(笑)


2007/02/22




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