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455話  「王下七武海ゲッコー・モリア」


先週ラストでクモザル(タララン隊長という名が判明)を斬ったブルック。
ゾンビなのでまた立ち上がると心配するフランキーですが、ブルックはきちんと「対処」しておりました。
ゾンビへの対処。
それはつまり浄化。魂を抜くことでした。
魂が黒いのはアレだからなんですね。(理由は後ほど解明)
どうやってやったのかイマイチわかりませんが、なるほど、復活への光明が見えてきましたv


さて、おまちかね。ブルックのこの島の説明です。
とはいうものの、・・・スカルジョークの好きなこの人ですからね、先に進まないったらありません・・・。
ジャキンと左手のウェポンを構えるフランキーに、
「やめなさい、すでに死んでるわ」と冷静にとめるロビン。それも2回。
おおおおお、なんですか、この息ぴったりなかけあい。
まるで夫婦漫才を見ているようです。
ここ数号にわたって、フランキーとロビンのしっとりと落ち着いたアダルトな雰囲気に萌えていましたが、彼らはついにここまでの域に達しました。
しかもですね、3回目には
「いい加減シバくぞ、てめェ!!」
「もうシバいたらいいわ」
オチまでついています!!!(ばんばん)
ロビンは表情が変わらないまま、こういうことしてくれちゃうからいいんです(笑)。


いかん、私も話がそれました。
ブルックの語るこの島の秘密。
彼は5年前にこの島に迷い込み(影を取られたときね)、そのときにモリアの能力を見たのです。
影をはがして切り取り、それを没人形(マリオ)の中に入れることで、その能力と性格をもったゾンビとして蘇えらせるということ。
しかも、中身の影は自分に従わせることも意のまま。
それこそがモリアの「カゲカゲの実」の能力。
もう悪魔の実はなんでもアリだな、という気もしますがそれも今更か。(笑)


性格&戦闘能力は影の持ち主本人のものですが、肉体の持つ筋力は没人形のものなので、能力と筋力、両者のバランスが大事、ということになってきます。
だから犬ッペは、可哀想にあの小さな体でサンジの蹴りを繰り出したためにぼろぼろになってしまったわけです。
だんだん謎が解明されてきました。
ゾンビの魂が黒かったわけもわかりました。


強い肉体を「作り出せる」ホグバックと、強い能力(しかも自分に従順)をもつ中身を手に入れられるモリア。
二人が組むことで、最強のゾンビ集団を作り上げられる。
だからモリアは、高額賞金首であるルフィたちを狙っていた。
うんうん、なるほど。大変わかりやすい発想で助かります。
そんなわけで、「海賊狩り」として名高いゾロの影はジゴロウ殿の肉体に入れられちゃったのですね。 ジゴロウもやはり名高い剣豪だったようですから。
ゾロの能力を評価してのことですから、怒ってませんよ、ええちっとも。
でもせめて、まわしは取れよ、ホグバック!!(怒ってるじゃん)


ブルックがリューマに入れられたのも然り。
剣士同士を上手くあわせたものです。肉体のストック量はどれだけあるんだか・・・。
そして、ここで思い出さなきゃいけないのが犬ッペ。そうサンジです。
サンジはあの手配書のおかげで唯一人相がわれてません。(ちょっと思い出し笑い)
モリアたちにしたところで、「こいつは誰だ、麦わらの仲間か?えーい、よくわからんからそこらに入れとけ」てな感じだったのかもしれません。
うまく見誤ってくれてよかった。
サンジクラスのゾンビがいたらまたややこしいことになってましたもん。
それにまわしよりずっと可愛いじゃないですか、犬ッペ。(こだわる)


ブルックによると、影さえ取れれば本人はもう用済み。
強い者ほど気絶しているうちに海に流されるそうです。
やべぇとあわてるフランキーですが、私にしたら、へぇ逃がしてくれるんだ、という感じでした。
そんなら、ゾロが海に流されていく前に回収に行かなくてはいけませんねv(どきどき)
これからアダルト二人による回収作戦ですか?私も連れてってください。
ブルックが二人に最善の策を教えるといっています。
最善の策。なんだろう。
だから5年前もスリラーバークを目茶目茶にしたって恐れられているのかしら。
この人なんだか底知れません。


さてさて、モリア初登場です。
元懸賞金額3億2千万ベリー。(微妙にルフィより上)
モットー:他力本願。
好きな言葉:お前がやれ
彼のモットーはうちの次女に通じるものがあったらしく、彼女に非常にうけてました。いいのかそれで。
「早くおれを海賊王にならせろ!!!」
ホントにいいのか、それで?
同じ七武海でもミホークはもちろん、クロコダイルやドフラミンゴと比べても些か小者感があります。
こんなヤツに負けるわけないんですが、でも一応七武海ですからね。
まだ、きっとなんかあるのかも・・・。
いや、なきゃないでいいんですがね。


囚われのルフィも登場です!(おおお)
傍に控えるクマシーの中にはウソップ・ナミ・チョッパーもいます。(まさにどきどきだ・・)
どきどきといえば、「金髪ってサンジしかいねェけどなァ・・・」という船長のセリフに何故かときめいた私。
ルフィが普通にゾロとかサンジとかって呼ぶと、どうしてこうどきどきしちゃうんですかねv(知るか)


あ、この場にはシンドリーちゃんもいましたv 彼女はうちの末娘とそっくりなんですよー。
髪型とか、可愛い顔で毒吐くとことか(笑)。


また話がそれました、ごめんなさい。
おれが捕まってどうすんだァ!!!とまさにルフィらしい頼もしいことを言ってくれながら脱走を図るんですが、恐るべし、ペローナのネガティブホロウ。
これルフィにはホント効き目ありますね。
アブ様にすら同情されるくらいネガティブになった隙に(笑)、捕らえられ、影を取られてしまいました!
ジョキンと切りとられたら、本人はガクンと気を失います。
うわぁ、なんて危ない顔するんですか、船長〜〜〜〜!
そして、ということは・・・じゃあ・・・ゾロも捕らえられながらこんな顔を・・・とまた私が妄想に耽ったのは当然です。(と胸を張る)


ルフィの影が取られてしまいました。
どんな肉体に入れられちゃうんでしょう。
スペシャルゾンビっていうからには、かなりの肉体が待ち構えていると思われます。
ただね、性格も本人のもの、ってのがキーじゃないかと思うんですよ。
ご主人様には逆らえないようになっているゾンビたちでしたが、サンジが、いえ失礼犬ッペは違いました。
レディを守るというポリシーを命令よりも優先させています。
これはサンジが、そのポリシーを何よりも大切にしているからですね。
ルフィやゾロも、それぞれ譲れないものを持っています。
だからいくら影だからって、そう簡単にモリアごときに操れないんじゃないかな。
そして、今回は怪物三人組が早々にやられてしまった分、非戦闘員3人組の活躍が非常に期待されるんですが、どうでしょう。
そしてもちろんアダルトコンビ(ブルックもいれたらトリオかな)もねv
こういう誰かに偏らない見事なバランスのよさがルフィ海賊団ですね、ふふふv


では、私ゾロの回収を手伝ってきますんで、この辺で!(しゅたっ)


2007/05/18




456話  「氷の国から来た魔人」


ロビンとフランキーに、ブルックの口から「最善の策」が語られます。
それは船に戻ること。
影を取られても本体は死なないし、殺されない。
本体が死んだら影もなくなってしまうから、モリアたちは殺せないんですね。なるほど。
でも取り返しにきたら困るから、強いものほどさっさと船に乗せてスリラーバークから追い出す。なるほど。
では「海賊狩りのゾロ」なんかとっととどっか遠くにやらなくてはいけません。
最もゾロならそこらに置いとくだけで、勝手にうろつきまわり二度と帰ってこない気もしますが。


それはともかく、影を取られたら二日は目覚めないらしい。(ブルック談)
だからまだ無事なロビンたちはなんとかして3人(ここではルフィ以外に誰が取られたかまだわかってないけど)を、 目覚めさせる、これがカギになってくるのです。


・・・・・・・・・・・・・・・ん?ちょっとまって。
ということは、そこらに気を失ったまま目覚めない「無防備な」ゾロが転がっているというわけですか!?(ばんばん)
普段は寝こけているようでも殺気にはちゃんと反応して刀を構えるゾロです。
でも今回はちょっと無理っぽい。
うああああ・・・無防備なゾロ・・・なんかいい響きだぁぁ・・・。(おいおいおい)


そしてゾンビの弱点とは塩。
お清めみたいな曖昧なものかと思いましたが、悪魔の実の能力が関係しているから海の力に弱い、という理由はなるほどと思います。
塩を口の中に入れるのか・・・犬ッペはともかくジゴロウやリューマは難しくないっすか。
いっそ海に叩き込んだらどうかと思うのですが・・・。結構有効っぽくないですか、ねえ?


ジョークが好きで体も口も軽いブルックですが、やっぱり彼も何か重いものを抱えているようです。
彼が胸に抱え続けている仲間との「約束」。
そのために生き続けなくてはいけない。でももう逃げることもしない。
軽さの裏に見える強さに、イイ奴の匂いがぷんぷんします。
一緒にこの海域は抜けるんだろうけど、どうだろう、仲間になるかなぁ・・・。
(そう簡単に仲間が増えるのもちょっと・・・と思いますがブルックならいい)
剣士はすでに一人いるんで被っちゃうのは困るんですが(笑)、音楽家ってのは結構ポイント高いんですよねv
それにしてもフランキーは彼に何を尋ねたのか。
おれァあのガイコツ好きだ、ってアニキは涙腺弱いからね。
ロビンもそうねと認める答えはなんだったのか気になります。
ところでここでうおっと思ったのが、ロビンが「フランキー」と呼んでいたことです。
「船大工さん」とか職種じゃないんだっ!
なんかそれはそれですっごく萌える。


さて、一方のモリアたち。
影を取られたルフィ(眠ってる顔がまた可愛いv)は船に捨てに行かれます。
モリアたちは影を持ってゾンビのもとへ。
クマシーに潜みながらなんとか奪回のチャンスを狙うウソップたち。
おっと、ジゴロウ殿再登場です・・・、相変わらずまわしです。


「オイ、敵はどこだ・・!!早く斬らせろ!!」


早く斬らせろって・・・。
ゾンビには本人の能力と性格が反映されるそうです。
そっか・・・そういえば確かにそういう奴だったよな・・・・・・・・。
いつも敵を前にすると悪人顔でうずうずしてたもんな・・・。
人の振り見てわが振りなおせ。(ちょっと使い方違う)
ひょっとしてゾロってば、ルフィに出会ってなかったらとんでもねぇ奴になってたんじゃないのか・・・と再確認させてくれるジゴロウ殿です。
改めて二人の出会いに感謝します。神様ありがとう。


屋敷内ではついにリューマと対峙したブルック。
あれ?「剣豪リューマといえば・・・」なんて、影は影でなんだか自我があるようです。
影も長いこと別の肉体に入っていると、そうなっちゃうんでしょうか。
能力は等しくても、肉体のレベルが違う。
確かに剣豪リューマならその鍛えられた肉体は超一流のはず。
ブルックは無事に自分の影を取り戻せることができるのでしょうか・・。
(展開的にちょっとキツそうなのではらはら)


いよいよ900号のお披露目です。
500年前、氷の国で暴れた伝説というか神話というか、そんなレベルの(すげぇ)「魔人」と呼ばれた狂戦士「オーズ」。

でかいよっ!!!


巨人族ですらないんじゃないかと思うほどでかい。
前に立つシンドリーちゃんと比べると、小山のレベルです。
こ、こ、こ、これにルフィが入るんですか!?
ひ〜〜〜〜〜、可愛くなぁいぃぃぃぃぃっ!!!
そりゃあ力はとんでもないものになりそうですが、でもゴムゴムの能力はないわけですよね?
どの程度、「ルフィ」の力が発揮されるのか・・・その辺どうなんだろう。
(発揮されても困るけど)
ところでオーズの腕に彫られた900の前にあるアルファベットってSZ?
それってもしかして某カップリングじゃあ・・・?(笑)


2007/05/24




457話 「肉〜〜〜!!!」


ずいぶん時間が経ってしまいましたが、2週いっぺんに感想行きますv
よろしくお付き合いください。
まずは表紙。
3Dブック刊行祝いですね。
全員が本の中のメリーから飛び出てるイメージなんですね。
……ん?
立ち位置おかしくないですか、ゾロ?
(ロビンの後ろに黒ボトムが見えてるから胡坐でもかいているのか?)
そしてするどい視線がまんま船長に向けられているのは……きっと私の気のせい(=妄想)です。(笑)


扉絵。
わざわざ荒野の「5人」にしなくても、7人のままにしとけばゾロやナミも入れられたのに。
あ、そうか、それだとフランキーがあぶれるんだ…。
まだメンバーが8人になってことに慣れてなくてすみません。
ロビンお姉さまはホントに足がキレイで映えますねv
そしてルフィとサンジの位置関係になんとなくときめいてしまった、アブナイ私ですみません。


では本編。
タイトルからなんとなく展開が予想できるんですが(笑)、ナミたちの見守る中、ルフィの影を手にしたモリア。
過去の消去、そしてモリアへの服従の契約を結び(コクン…と頷くルフィの影がまた可愛いんだなv)、ついに影は魔人の中に入れられてしまいます。
巨大な鎖を引きちぎり、目覚めた悪魔。
その第一声は 

「肉〜〜〜〜!!!」

ハ〜ラ〜ァ〜へ〜っった〜〜〜!!  ときたもんだ。
さすが、ルフィ(の影)
そんでもって続くのが、「サンジ!!メシ〜〜!!んん?サンジって誰だ??」
たとえ過去を失くしたとしても、骨の髄まで染み付いたサンジの味。
すごいですね。
枕詞のように(「奈良」のまえに「あおによし」とか「母」の前に「たらちねの」とかつくアレです)、ルフィにとっては「メシ」の前には必ず「サンジ」がつくんですね。
テストには出ませんが、是非メモしておいてください。


一方、魔人復活を目の当たりにし、ついに声を出してしまったチョッパーたち。
当然見つかってしまい、即行逃げ出します。
そして、犬っぺや峰打ちのサムライの正体を察する3人。
いろんなことが繋がっていきます。
「とんだゾンビごっこだ、人の命を馬鹿にしてる!」
同じ医者として純粋にホグバックを尊敬してると語ってたチョッパーの怒りの叫びはいっそ悲しく聞こえます。
けれど、ウソップの言うとおり、仲間がそのゾンビごっこの犠牲になりかけてるんです。
「わかってるのか、あいつらを救うのはおれ達だ!!」
頼もしくなったね、ウソップ。


けれど、そこに追いついたアブサロムによって、二人は火達磨にされ(ですよね?)、ナミは捕らえられてしまいます。
こいつ、まだナミを花嫁にすることをあきらめてません。
さすがエロの帝王、エロサロム。
ウソップだって負けてません。
カブトを取り出し
「女一人守れねェで…男ウソップ生きる価値なし!!」
うおおおおお、またいいこと言ってる!
ウォーターセブンの一件以来、なにか自信がついたのかな?
ホントに大きくなったウソップです。
チョッパーが、カブトをみて「うおー、その武器!」とびっくりしてるのは、本来はそげキングのものだからですね。
すげぇなー、ウソップはあのそげキングに認められたんだー、とか感心しちゃってるのかも。


けれど今ひとつ力及ばず、てかエロサロムは姿を消せますからもう手も足も出ません。
ナミもともに消え、残された二人に迫る大勢のゾンビ軍団。
絶体絶命です。


でも。
浄化されるゾンビ。
そして「オレの弟分達から手ェ離せや、コラァ!!」
頼もしい声。
アニキとロビンの登場です。
すげェ〜〜〜〜〜っ、かっこいい〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!(感動)


ドン、ドン、て……(言葉もなく)
このアダルトコンビってば、強くて頼もしすぎ…!
考えてみれば、ロビンのハナハナの能力ならゾンビの口に塩を入れるくらいちょろいもんですね。
そしてゾンビなんてモノともしないフランキーのパワー。


このページはすっごくわくわくしたんですが、同時になんとなく違和感がありました。
そんなに悪い意味での違和感じゃないんです。
しばらく考えて、フランキーが「弟分」とか言い切っちゃってることだと気づきました。
この海賊団で一番の新入りなのに、すでにアニキ気取りですかい、アニキ。
でもみんなの倍近く年取ってるんだから、まぁいいか。
チョッパーも素直に「アニキ〜〜〜〜」と呼んでることですし。


そしてもう一つ。
こっちは恥ずかしながらしばらく気づかなかったんですが、ロビンが「ウソップ」「チョッパー」と呼んでます!(ばんばん)
長鼻くんでもないし、船医さんでもありません。
この間、フランキーと名前呼びしたのにずいぶん萌えたんですが、もうロビンはみんなを名前呼びするんですね。
ずいぶんさらりと普通に口にしてるからびっくりしました。
うん、なんかいいv
今までどこか一線引いた感じでしたが、ホントに仲間になったんだなと感動しました。


兄さん姉さんに萌えつつ、この回はおしまいv


2007/06/06




458話  「アフロだけは」


合流したロビン・フランキー・ウソップ・チョッパーは情報を交換しながら、サニー号へ向かいます。
一方のモリアたち、そして気になる復活した魔人。
…食ってます。それもハンパじゃなく。
食いっぷりもしゃべり方も、これってモロにルフィじゃないですか。
「マズいし、食い足りねェけどな、しししし!」
うーん。マズいか。
そりゃ毎日食べてたサンジの料理に比べたら、何食べてもマズいことでしょう。
素直でいいなぁ…v
そして、しししし、ですよ。
私という拙い文字書きが、なんとかルフィらしさを出そうとする場合、この「しししし」に頼ります。
だって、こうやって笑わせるだけですっごくルフィらしくなるんだもん。
いや、そんな言い訳はさておき、今だって「しししし」のおかげで、このごっつい外見した魔人があら不思議、船長っぽく見えてくるじゃないですか。
(怖いけど)
「部下?イヤだね おれには夢があるんだ」
「ちょっと海へ出てくる」
「腕がのびる様な気がしたんだけど…まァいいか」
ザコゾンビたちにいちいちツッコミいれられつつも、やっぱりマイペースなルフィin魔人。
とどめが「海賊王におれはなる!!」ですからね。
言うと思ったけど。
しかし腕は伸びませんが、その力は相当なもんです。やべぇですよ。はい。


さて、場面はブルックとその影(inリューマ)の対決に移ります。
ここでブルックの回想が入るんですが、5年前に影を取られたときのこと。
なんとか影を取り戻そうと島の中をさまようんですが、なにしろゾンビが怖い。(あんたも相当怖いと思うけど)
たまたまゾンビの弱点を知ったので、怖さを紛らすために鼻歌を歌いながら(笑)、ガイコツの軽さを利用してすばやく浄化、という作戦を取りました。
その結果、剣侠「ハナウタ」と恐れられたというなかなか苦笑モノのエピソード。
しかし笑ってる場合じゃございません。
やっと会えた自分の影は自分をはるかに超える力を持っており歯が立たない。
必死で詫びを入れ、よろよろと逃がしてもらうという惨めな結末となるのです。


アフロだけは…と、叫ぶそこにはどんな理由があるのでしょう。
もう髪は伸びないから今あるアフロは大事にしたい。(でも砕かれた顔の骨は治ってた(笑))
アフロを失ったら、ブルックだとわかってもらえないから?
あるいはアフロに因んだ約束があるとか?
いずれにしろ失った仲間が絡んでいると思うのです。
ただ一人残った身として、やり遂げなくてはいけないことがある。
だから自分の影に詫びを入れることもできたし、今バカにされても「何とでも言いなさい」と受け流せる。
彼をそこまで駆り立てる約束はなんなのか…。
だめだ、明らかになったらきっとまた泣くわ、私。


さらわれたナミは、無理やりエロサロムと結婚式を挙げさせられそうです。
気絶してる場合じゃないっすよ、ナミさん。
そしてサニー号に戻ってきた一行。
肝心の「あいつら」はダイニングにいました。
3人が眠ったまま横たえられているんじゃないかなんて、甘い乙女の夢をあざ笑うかのような展開に、さすが尾田っちと心から賞賛します。
見事なデコレート。言葉もありません。


ただ、船長を中心に、二人が一歩下がった位置にいるのがなんかいいですねv
そんでもって船長には割り箸二本で、二人には一本ずつ。
ゾロとサンジのほっぺも景気よく伸びてます。
ゾロは髪が短いのでリボンの仕打ちは免れましたが、頭に乗ってるブーツが物悲しいです。
ん?でもこれ自分のじゃないよね?(両足とも履いてる)
それにちゃんと刀も持たせてくれてることに、ゾンビの知能のほどをみました。
逆襲に来られるのが怖いなら、武器は全部取り上げ、いっそ手足なんてバキバキに折ってしまえばいいんですよ。
…って、こんなことさらりと書ける自分がちょっと怖くなりました、すみません。


さて、きっとカクンとなって気絶した(であろう)3人は、アニキがちょっと(いやかなりだ)殴ったくらいじゃ起きません。
そこへ、さすがウソップ。
「美女の剣豪が肉もってやってきたぞ!!」
どんな状況だ。(深く考えちゃいけません:笑)。


「美女!!?」(パチ)    ドン!!
「肉!!?」(パチ)     ドン!!
「剣豪ォ!!?」(ギロリ)  ドン!!


ゾロだけギロリと目覚めたことに笑いを禁じえません。しかもすっげぇ凶悪面です。
そして、「作戦大成功…!?好物で目覚めた三人…」  (ハシラのアオリより)
好物っ!!??
ゾロはミホークが好物とでも!?(言ってません)
わかるんですよ、いいたいことは。
世界一を目指すんだから、強そうな相手とは勝負したいゾロだってことですよね。
たしかに「酒」とか「刀」ってのもヘンですし、剣豪ってのは悪くないです。
でも…うーん…。(←しっくりこないらしい)
やっぱり、多くのゾロルラーさまが思ったように、私も、「ゾロの好物ならここは当然『ルフィ』だよね」、と呟いておきたいと思います。


そんなお約束で単純な3人に、「早くダメに効く薬を開発しなくちゃ(しかも3人分)」と、さらに強く心に誓ったチョッパーであることでしょう。 ちゃんちゃん。


2007/06/06




459話  「死んでごめんじゃないでしょうに」


まず中を見る前にタイトルで大まかに推測を立てるんですが、今回はしばし考えてしまいました。
何だろう、誰の言葉だろうと。
…そして、後ほど号泣するわけです。(苦笑)


さて。
お目覚めの三人。
ゾロの、寝起きで頭がぐるぐるしてるだろうって顔すら愛しいです、私。
サンジっ、鼻、鼻!(まだ割り箸ささってるよ)


サニー号の被害は保存食以外の食料でした。まだそんなに金目のものはつんでいませんからね。
でも食料をとられたのは船長にとって痛いよね…って、んんん?
もしかしてその食料は例の魔人の腹の中に入ったんじゃないのか…!!??


「まったく面目ねェ…油断しすぎてた…!!」
パン!と額を叩くゾロ。
あんなオレ様的な人ですが、自分が悪いと思ったら即反省できるのは彼の美点です。
でも確かにあんなクモごときにさらわれるなんて、何考えてるんですか、あんた。
かーっ、父ちゃん情けなくて涙がでらァ。(…ってあばれはっちゃく(古)ですか)


ナミがさらわれたことを知り激怒するサンジを抑えつつ、ウソップが話をまとめます。
これから取り返さなきゃいけないものは2つ。
と、船長が「めし」「ナミ」「あと影もだろ、3つだ」
重要性の順番が船長らしくておかしいです。
めし>ナミ>影   なんだな。


ナミの結婚話を知り、サンジが燃えてます。
「ナミと結婚て勇気あんなァ…」
おや、船長にとってナミはそういう対象外なんですね。
(結婚の意味も一応わかって…るよね?)
相手に同情(?)するあたり、怖い姉ちゃんをもつ弟みたいな気分なんでしょうかね。


そして影を取られて自分たちのゾンビが作られたことも説明されました。
犬っぺに魔人。
そして「おれゾロのゾンビ見たぞ!?」
「どんなだ」
「ん〜〜〜似た感じだったぞ。ゲタはいてたからお前じゃねェとわかったけどな」
「まァなんでもいいが・・・・」
ゾロ、そこでスルーして大丈夫か!?
ルフィが仲間を何で認識してるか怪しいってのは、ウソップ≠そげキングのときにあんたも見てたでしょうが。
ここではゲタですよ。
それ以外はあのジゴロウもほぼゾロだとみなされてるんですよ、ルフィの中では。
頭の鳥も、「YOUR−SONG」Tシャツも、まわしも、落ち武者ヘアも、ノープロブレム。
みんな「ゾロに似た感じ」でくくられてますよ。
ゾロVSジゴロウは、やがて見られる対決だと思うのですが、その際にゾロがどんな反応を示すのか。
私はそれが見たいような見たくないような、やっぱりものすごく見たいような…。
(ネガティブお化けのとき以上に落ち込んでくれたらすっごく楽し…いえいえいえ、そんなことはありませんて)


そしてブルックからこの助言をもらったと語るフランキー。
もう一つ、最後にした質問のことも。
そうまでして生きたい「仲間との約束」とは。



ラブーン!!!!!



ちょっと待って。
ここでそれを持ってくるのですか、尾田神!?


50年前に交わした約束。
全滅した仲間たち。
自分はただ一人の生き残りとしてこの結果を伝えに行く義務がある。
何故自分にもうまってやしないと見切りをつける権利があるのか。
遠い空から、「死んでごめんじゃないでしょうに」
男が一度、必ず帰ると言ったのだから!


まいりました…。(この辺涙で読めなくなってます)
この伏線をどれだけの間、じっと張り巡らせていたんだ、尾田っちは…。
確かにラブーンとつなげるといろんなつじつまが合ってきます。
50年という歳月。
逃げ出したと言われていた帰ってこない海賊たち。
ラブーンを知らないフランキーとロビンがこの話を伝える係になったのも、今思うとなるほどという感じです。
この10年、尾田っちについてきて、ホントによかったよ…(涙)


ブルックは生きてこの海域を抜けるために、影を取り戻さないといけません。
自分の影=リューマと戦いますが、アフロをかばうせいもあって、どうやらやられてしまったよう…?
アフロは大事なのです。
ラブーンみたいだとみんなが笑っていた頭(似てるのか?)。
それが唯一の面影だから、アフロのままでどうしても会いに行かなきゃ行けないんです。
普段お茶らけた態度の裏にある彼の熱さに泣けてきました。
会わせてあげたいよ〜〜〜〜〜〜っ!!!と私もフランキーレベルで号泣です。
(ところで50年前なんだからブルックってもう60後半か70代ですよね。ガイコツだからあんまり関係ないのかな?)


互いに50年もの間守り続けていた約束。
ウソップはこういう歳月の重さにぐっときますよね。
約束好きのゾロは言うに及ばず。(結構感動してるっぽい)
サンジは根っから優しいし。
ラブーンを知らないフランキーやチョッパーは感激屋。
そして船長。
「あいつは音楽家で!喋るガイコツで!アフロで!ヨホホで!(意味不明だがいいんです) ラブーンの仲間だったんだ!(略)
仲間にする!文句あるか、お前ら!!!」


ほら、きたよきたよ。ルフィがこう言わないわけないじゃないですかv
「ふふっ、あったら意見が変わるのかしら?」
うおおおおお、このコマ、ロビンが、ロビンがすっごく可愛い!!!!
(ルフィのこういうとこがきっとが好きなんだな)


おや、約束フェチ(笑)の誰かがすでにもう一人で船を下りてます。
「ゾロ!!どこ行くんだ」
「さっさと乗り込むぞ。奪い返す影が一つ増えたんだろ?」
かっこいい〜〜〜〜〜!!(ばたり)
しかもルフィの思いを全て理解しての行動です。
とにかく自分が真っ先にやるところをルフィに示したかったんでしょう、もうホントに可愛いんだからぁっ!
あんた一人じゃ、下りたところで相手のとこに辿り着けるわけもないなんて言っちゃいけません。
本人は真剣なんです。
影を取り戻す気満々です。
たとえ行き先が分からなかったとしても。
(そんでもってナミのことは忘れてるっぽくないですか?ああ、コックに任せとこうくらいの気持ちなのかな)


スリラーバーグを吹き飛ばすぞーっ、と元気なルフィの掛け声で今週はおしまい。
今回もよく泣かせてもらいました。
来週はお休みですが、少し間あかないと涙腺がもちませんわ、ヨホホホホ。


2007/06/12




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