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465話  「海賊ウソップVS怪人(プリンセス)ペローナ」


いきなり空中を飛ぶペローナ。
しかも逃げ回ってたはずが急に余裕を出してます。
(ウソップ励まされてるし…)
でも狙撃手であるウソップなら、空中戦でも大丈夫なはず。
…のはずが、次に背後に現れたペローナは超巨大な姿。
いくら撃っても大きさを変えて翻弄されてしまいます。
そして、ウソップの体にめり込む手。
ペローナの体はあらゆるものを貫通し、ウソップの攻撃は通じません。
だけど、ペローナはミニホロというちっさいゴーストを操り(これ可愛いな)爆発させることで、相手に攻撃できるというまったくもってまずい状況です。
逃げても逃げても追い詰められ、ミニホロの衝撃波を浴び、クマシーの怪力に殴り倒され…
「お前らの力じゃあの女に敵わねェ」
そうやってゾロたちに息巻いて語った自分を思い出すウソップ。
おれだけが勝てると、おれの出番だと語ったはずなのに…。
もうだめだ、勝てる気がしない…
ネガティブウソップの本領発揮でしょうか、
おれはやられて、ルフィたちもペローナに捕まって、一味は崩壊。
あいつらを助けようなんて荷が重すぎた…助けて…


ウォーターセブンでの試練を超えて、せっかく強くなった。
今度こそ彼の出番だと思ったのに誰に助けを求めているのでしょうか…
と思ったら。

助けて、そげキング

そげキング!!??
「教えてくれ、お前ならどうする…」
立ち上がったそげキングはクマシーの口に塩を入れて浄化しました。
よっし。


逃げながら、そげキングと会話するウソップ。
「戦うんだ」「勝てやしねェ」「そんな事はない」
二人で(笑)語り合うことで、なにかをつかんだウソップ。
ずっとペローナは逃げ回っていたはずなのに、クマシーによって一度見失ってから、その後形勢逆転したんです。
ということは、そこで何かが起きたのだと。
近くに見つけた部屋、そこのドアを撃てば、中には眠っているらしきペローネの姿。
「見つけたぞ、あれがお前の本体だ!」


なるほど、今までの攻撃は作り出した幻影みたいなもんですかね。
古くは☆矢でジェミニのセイントが使った技。(知らんて)
本体を見つけたことで、今度はウソップが優位に立つでしょうか。
頑張るんだ、ウソップ!


そして、なるほど、と思ったのがそげキングです。
これからもこうして彼はウソップのピンチに現れるんですかね。
そうして幾度も助けてもらいながら、やがてウソップはそげキングから離れて自らが英雄になるのではないか。
…そう思うとちょっとぐっときます。
そういう成長物語っていいな。まぁその日はまだまだ先でしょうけども。


2007/08/02




466話  「決着」


追い込まれながらも、そげキングの助けを借りて(笑)、見事にペローナの能力の正体を見抜いたウソップ。 本体のありかも見つけました。
すごいぞ、ウソ。
形勢逆転、今度はペローナが追い込まれる番です。


「ただのネガティブバカかと思えば…さっきの仮面に勇気でも貰ったか」

そう、あれはウソップにとって、なけなしの勇気を沸き起こしてくれる大切な存在です。
もう一人の自分であるとともに、何があっても一緒にいてくれる友。
こうなりたいという憧れであり、窮地から救い出してくれる英雄。
そげキングに勇気を貰ったウソップに怖いものなんかありません。


今のペローナは幽体離脱によって本体から抜け出た意思あるペローナ自身の霊体。
だからその分手ごわいのですが、一方で戻る肉体を失ったら…という弱点があります。
そこでウソップは一発「大爆発星」を本体に発射。
けれど…あたらない。


でもワンピファンならここでにやりとするところですよね。
だってウソが外すなんて、ありえないもん。
ペローナは特大ホロウでウソップを襲い、その隙に本体に戻ります。
そして指をぱちんと鳴らして爆発させ…
これが爆発しないんだな。
その衝撃はインパクトダイアルの中に……うまいっ!(ぽむ)
そして動揺するペローナが気づけば、体が動かない。
一発目の大爆発星は大嘘で、正体はトリモチ星。
こうして本体もホロウも捕らえるのがウソの狙いだったんです。うまいっ!(再びぽむ)
襲ってきたカバ紳士もダイアルの衝撃で撃退。
なんか、ウソップの本領発揮という感じの戦い方で、見ていて気持ちがいいったらありません。
いろいろな小道具を駆使して巧みに騙し、目を眩ませる。
これこそがウソップなんですよねv
とどめは新技の「黒光り星」


…って…これは…


ひぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!(絶叫)


ペローナでなくても、泣き叫ぶんじゃないですかね…。
カサカサって擬音が怖すぎる…
パニック状態のペローナに対し、10tハンマーが登場。
まぁ読者としてはこのハッタリににやりとしちゃうところですが、現在のペローナには十分通用します。
こうして見事なウソとはったりを駆使し、たった一人でゴーストプリンセスを倒したウソップ。
「このおれ様にネガティブとウソで勝負を挑んだのは大間違いだ!!」
カッコいいんだか悪いんだか(笑)。
でも去り行くウソップがまたいい顔になっていて嬉しいなv


そして場面は変わります。
いきなり城の天辺が崩れ落ち(しかも「刀」ですっぱり切り取られたように)、そして場面が近景に変わるなり、ゾロが激しい音を立てて落ちてきました。


Σっ!!!???(動揺)
な、な、な、なにっ!!??


落ちてきたゾロ。
遅れて地面に激突した城の天辺。
その上部に立ちじっと見つめるのは無傷のリューマ。
この戦いを見守るフランキーとブルックによるとなにか言っているようですが、その言葉は聞き取れません。


「つまり…決着のようです…!こんな戦い…私初めて見ました
あの侍…私になんか全く本気じゃなかったんだ…!!」


タイトルにある決着とはウソップの件もあるんでしょうが、むしろこっちのことだったのか!?
ちょちょちょ、ちょっとまって!
ええい、起き上がらんかい、ゾロ!
でも決着って言っても、このままやられるはずありません。
だってゾロには、もう二度と負けないってルフィと約束した誓いがあるんだから。


さて、場面は5分前に戻ります。(もうどきどきしっぱなし)


最強の侍・リューマ相手に
「お前の屍の横に落ちてる刀を貰う」だの「その低い鼻っ柱折ってみせる」だの挑発しっぱなしのゾロ。
ふてぶてしさ全開。もうここまできたらいっそ気持ちいいです。
しかしそのふてぶてしさも、全ては幾度も死線を越えてきたゾロの強さに裏打ちされたもんですからね。
その辺を感じ取ったのでしょうか、リューマも「記憶にない感情」が湧き上がってきています。


「まるで巨大な生物と対峙したかのような」ゾクゾクする不思議な感覚。
これはつまり、ゾロにドラゴン並みのオーラを感じ取ったということですか。
中味はブルックだとしても、リューマの体はその踊りだしたいような感覚(こう例えるところがリューマのただならぬところだという気がします) を覚えているようで、こちらもゾロを相手とすることに喜んでいるようにもみえます。


うわぁ…紙面を通してこっちまでビリビリした空気が伝わってくるようですよ。
そしていきなり激突です。
リューマの刀を正面から受け止めるゾロ。
そしてリューマから繰り出された突きはまるで銃のように壁に穴を開けるのですが、それに動じることもなくむしろ 嬉しそうなゾロの顔が印象的でした。
もう…本当にゾロはゾロだと思うのはこんなときですね。(はぁ)
めちゃくちゃかっこよくて大好きなんですが、見ていて心臓がきゅーっっとします。


絶対勝つってわかっているんだけどな〜、ものすっごいどきどきです。
そしてここで一週開くという苦行……(くうっ)。


2007/08/15




467話 「海賊ゾロVS侍・リューマ」


おおおおおおおっ!!!!!!
ここで叫ばずして、何がゾロスキーか。
興奮して支離滅裂になろうとも、この勢いが伝わればわたくし本望です。
「本望」と打とうとして「ホモ」と打ってしまったなんて、どうでもいいことです。


さて、リューマの突きが壁に穴を開けました。
飛ぶ「突き」。
しかしリューマは指し分けというのです。
その直後、ゾロが放っていた斬撃がリューマの後ろの壁を切り裂きました。
時代劇とかでもいつも思いますが、この微妙な時間差は何なんだか。
まるで脳がピンポン玉くらいしかないステゴザウルスの痛みの感知のようです。
(尻尾の先を傷めてもそれが伝わるのはかなり後らしい)


まあそんなこと、どうでもいいです。ゾロかっこいいし。(いい加減にしろ)
リューマは生前はどうやら豪剣の侍なようで、剣士としてはゾロと同じタイプのようです。
つまりは同系統の破壊力をもつ、そしてブルックが予言します。


「勝負が長引くことはないでしょう」


ゾロは現在二刀流です。
弐斬り。閃。魔熊。
そして二刀流居合いの羅生門。
Tボーン大佐やカク、数多の敵と戦い破ってきた技ですが、リューマには受けられてしまいます。
その激しさに柱が崩れ、屋根が落ち、いやいや、もうそこはなんかもうハルマゲドンのようなスペクタクル。(言葉がおかしいのは私がもうおかしいからです)。


しかし二人は場所を変え戦い続けます。
うわぁ…あんな急傾斜の屋根で…。
読んでない方のために例えると、カリオストロの城でルパンが駆け下りたようなそんな傾斜です。(余計わからん)


長引くと刀が折られちまいそうだ… そう考える姿に、やっぱり刀を失うことは怖いのかと少しだけ労わってあげたいような気持ちになりました。
和道一文字が折られたら…どうなっちゃうんだろう、ゾロ。


はっ、まだ戦いは続いています。そんな先々を考えてちゃいけなかったですね。
お互い刀の柄を握りなおし、呼吸を整え…緊迫した静かな間。


そして。
屋根を一撃で斬り裂いた(すごいっ!)リューマ。
一方ゾロは屋根の天辺に駆け上るとそこから飛び降ります。
「一刀流・飛竜…」
それにたいして
「鼻唄・三丁…」


「矢筈斬…」
「火焔!!!!」


おおおおおおおっ!(どどんと見開き)
空を飛んだゾロがリューマに太刀を浴びせています!!!
ここで飛竜というのが皮肉ですね。
だって、リューマはかつてドラゴンを斬った侍なんですから。
ゾロはそれを超える生き物なのか。


しかも切り口が発火!!
ええ、もう細かい説明なんざ不要です。
科学の力もゾロにはかないません。(笑)
炎に包まれるリューマの体。
一方ゾロは斬った勢いのまま落下。階下の屋根にたたきつけられます。
ああ、これが先週のシーンなんだ……。(びっくり)


敗北を悟ったリューマは秋水を差し出し
「あなたが主人であるならこの刀も本望でしょう」


きゃああああああああっ!!!(うるさい)


そしてこれがこの間の
「何か言わなかったか、あの侍」
「つまり決着のようです」
に続くんですね。
すごい…。(感動)
ゾロがやられたかと思わせといて、実は勝利した後、しかも念願の秋水を手に入れた後だったなんて…。
つくづくあなたという人には参りました、尾田っち。


敗北を恥じるリューマに対し、その気持ちがあれば充分だと告げるゾロ。
「お前が生きた時代に会いたかったよ」
…でしょうね(笑)。いい相手だと思うもの。
そしてブルックに影が戻りました。(リューマが昇天したってことですか?)


「刀は貰うが…!勝負はなかった事にしようぜ、ワノ国の侍…!!!」


はぁぁぁ…まったく最初から最後までどんだけ魅せてくれるんですか、あんたは…(くらり)
本気手拭もなくて少々物足りない気もしますが、これ以上望んでは贅沢でしょう。
ぎゅっと凝縮されたいい戦いでしたv
大体、刀も貰った、ブルックの影も戻った、万々歳じゃないですか。
(ゾロの影はまだ戻ってませんが、たぶん本人まったく気にしてません)
すみません、お腹いっぱいなので、今回はこの辺で。
この後もコツコツ書きます、骨だけに。(違うから)


2007/08/25




468話  「海賊チョッパーVS怪人ホグバック」


今回はチョッパー・ロビン組です。
しかしいきなり取り押さえられている二人。
やはりジゴロウ殿は強く、また犬っぺもロビンに容赦なく蹴りかかったようで。
もうこの二人には昔の記憶はないらしいです。
動き出したばかりならともかく、体と影が馴染んだゾンビはただ命令に服従するしかないと笑うホグバック。
レディを蹴れないと言っていたのも、背中の傷は…も全て忘れてしまったんですね。


チョッパーは怒りをぶつけます。
突然やってくる「死」。
死んだ方にも残された方にも、伝えたい思いはたくさんあるはず。
だから数分でも蘇らせたい、そうして気持ちを救ってあげたい。
チョッパーは優しいし、何より純粋だから、たとえそれが邪道な方法でも、と考えていたんですね。
でもホグバックの正体を知り、チョッパーは彼がどれだけ「医者ではないか」知りました。
彼は命を尊敬していないんです。
ゾンビたちはもう死んでいるのにただ動かされているだけ。
シンドリーちゃんのこともそうです。
美しく優しい女優にフられたホグバックは彼女の死後、遺体を盗み出しゾンビにした。
中身なんかどうでもいい、服従する体があればと。


命令のままに床を舐めるシンドリーちゃん。
少年誌でこんなことやっちゃっていいのかとはらはらしますが(笑)、ホグバックの考え方は、 メイドさんだの妹だの思いのままになる女性を望む今時の一部の人間を髣髴とさせてちょっと怖いです。


チョッパーは医者としてまだまだ未熟かもしれないけど、 患者の心を大切にしたい、その一途な思いだけはきっと誰にも負けない。
だからホグバックを許せないし、シンドリーちゃんを救ってあげたいと思う。
どんなに痛めつけられても、その体を離さず、ただ可哀想にと思う。
人間として自由にさせてあげたい。たとえそれが「死」を選択するのだとしても。


人の尊厳。命の重さ。
今週のテーマは深く重いですね。
…っとそこへ加勢しに来た、ジゴロウ殿と犬っぺ。
どちらも強いからロビンでも苦戦するんですが…おっとっと。


「てめェ、何おれにまで攻撃してんだ!」
「邪魔者は消えろ!」
「てめェこそだ!」


どっかで見た光景(笑)。
「記憶がなくてももともと相容れない性質なんだ、あの二人…」
「呆れた…」
ロビン姉さんにすら汗マークを出させる彼らのおかげで活路が開けました。
さすがだ、ゾロ。さすがだ、サンジ。
あんたらは一生それでいいと思う、本当に。


ロビンに誘導されるまま「二人そろって飛び降りやがれ」と言わされてしまったホグバック。
もちろん命令を聞くゾンビ二人は遥か下へ落下…。
「私達はイヤよ」
すごいな、姉さん。


残るはおまえだとばかりに気合を入れるチョッパーに、逃げようとする卑怯なホグバック。
シンドリーちゃんに時間を稼げと命令しますが、シンドリーちゃんの目からは涙が…そして
「体が動きません」
…これって体の記憶がゾンビの心を破ろうとしてるんですかね。
だとしたら、それはシンドリーちゃん本人の心を救いたいと一生懸命だったチョッパーのおかげ。
この純粋さが今のチョッパーの最大の武器なんでしょうね。


ところで、落ちていったジゴロウ殿と犬っぺはどこへ…。
ゾロもサンジも自分の手で影を取り返せるのかどうか…(やっぱりルフィ任せ?)



2007/09/04




469話  「出て来い麦わらの一味!!!」


今回ちょっとエマージェンシーです。ええ、私が。
旦那がこの回のWJを廃品回収に出してしまいました。
でも悪いのは私。
ここ3週間分だけとって置いてと頼んだのですが、よく考えてみれば、一週休載があったじゃないかっ!!
曖昧な記憶と、ほとんど意味のない適当なメモだけが頼りの感想。
もっとも今更ですからね…。
お暇な方だけお読みください。


さて、前回からの続きです。
ホグバックの命令にもかかわらず、突然涙を流し体が動かなくなるシンドリーちゃん。
これはチョッパーの思いが通じたのか…。でもそんなに甘くはありませんでした。
再び攻撃を仕掛けてくるシンドリーちゃん。
ロビンも、残念と軽く言っていますが、やはり奇跡をどこか信じていたようで。
(こんな些細なせりふにほろりとします)


それでも最後、シンドリーちゃんはホグバックを見捨てました。
崩壊した瓦礫に埋もれたホグバック。迫るオーズの巨大な足。
踏み潰される危機に慌て、早く助けろという命令を、「体が動かない」ということで無視したわけです。
やむなく立ち去るチョッパーとロビンににこりとむけた曇りのない微笑は、 生きていたころの優しいシンドリーちゃんのものであったのだろうと思います。
シンドリーちゃんは最後に自我を取り戻したのでしょうかね。
その真実もホグバックの命令に背いた理由も、結局は何もわかりません。
「きっと世界中の図書館で調べてもわからない」というのがまたロビンらしいです。
ロビンとチョッパー、知識だけはとにかく豊かな二人の組が、この不思議な奇跡(?)に遭遇したことが、なにやら 計算されているようで、ただため息が出ます。


さて、一方のオーズは影と体がなじんだらしく、海に出ることはころっと忘れてしまい、 モリアの命令に従うゾンビとなってしまいました。
モリアの命令とは「麦わらの一味をつぶすこと」 (あれ、連れてくることだっけ?)
DEAD OR ALIVE ですね。
1億をこえる賞金首なら簡単に死ぬはずないからと、容赦しないよう命じてます。
おいおい、オーズに容赦するなってそんな無茶な。
オーズの腕に張られた例の手配書。
これがターゲット。ということはですね、「彼」と「彼」は顔がわからない…ということで、この辺がまた鍵になるのでは…。


オーズは麦わらの一味を求めて、暴れだすのでもう城内めちゃくちゃ。
そんな中、サンジはせっかく取り戻したナミをアブサロムに奪い返されてしまいます。
なんだよー、倒したんじゃないのかよー。
アブさまがよほど頑丈だったのか、サンジのとどめの指し方が甘いのか。
結構蹴りまくってたように思ったんですがね。
「ナミさんが消えた、あれ?」
この状況じゃアブサロムしか考えられないでしょうが…。


ついに麦わら一味の面々はオーズと対面。
コックさん、非常に位置的に危険なんですが、大丈夫なんでしょうか。
逃げるとかそんな選択肢なさそうだしな〜。
そして最大最凶な敵(中身はルフィだけど…)を前に、きたきたきたよ。
凶悪面でにやりと笑う剣士…。
やっとルフィと思いきり、やりあえるとか思ってるんでしょうか。
いいの、そんなところが好きだから…。


ところで、ふと思ったのですが、ゾンビの自我ってどの程度あるんでしょう。
サンジの女は蹴らんというポリシーは、時間とともにあっさり消えてしまったようです。
オーズも冒険したいという夢はもう忘れたようですしね。
一方、シンドリーちゃんの体に入れられたお手伝いさんの、皿嫌いの意識。(&主人であるホグバックに対するあの態度)
また、ゾロゾンビとサンジゾンビがどうにも互いを相容れないこと。
これは明らかに残ってるんですよね。
ゾンビになって、さらに時間が経っても「嫌いなこと」は意識の中に強烈に残るんでしょうか。
だから優しいシンドリーちゃんは、人を傷つけることが嫌で、ホグバックの命令を拒否した。
おお、そう考えるとちょっとつじつまが合うじゃないですかv(ぽむ)

2007/09/25




470話  「オーズVS麦わらの一味」


モリアを追いかけるルフィ。
だけどモリアのヤツ早い早い。
いつもボスを自分が倒すべく一人飛び出していくルフィですが、なんだか今回は心配になります。
戦えば勝つけど、相手が戦ってくれなかったとしたら。
時間切れを狙うモリアのようなタイプのボスは初めてじゃないですか?


どどんとオーズのでかい姿。
屋根の上にはゾロ、ブルック、フランキー。
橋の上にウソップ、チョッパー、ロビン。
そしてオーズの足元にいるちっこいサンジ。(踏み潰されそうです)。


「おい、そこをどきやがれ!!てめェがおれ達の邪魔してどうすんだよ、ルフィ!!」


「あいつバケモノにどなりかかってんぞ!」
熱いですね、サンジ。
なんかこういう理不尽なものに対してイライラするのかな…。
「小娘よりてめェの方がピンチじゃねェか!」
さすがアニキ。見事なご指摘です。
サンジはあの手配書だから見逃してくれるのかと思ったら、そうか、これルフィの影でした。
ゾロとジゴロウ殿をゲタで見分けた眼力です。(おい)
ちゃんとあれがサンジとわかったようで、しかも「そっくり」とか言ってますからね。
それはサンジにとっていいのかどうかわかりませんが。


果敢にもオーズに向かっていくサンジですが、まるで歯が立ちません。
巨体にパワーにスピード。
アイシールドの我王みたいですね。触れば吹っ飛ぶなんてずるいです。
てか、あんだけたたきつけられてサンジ、大丈夫なの…?


ゾロの超パワーの必殺技「二剛力斬」もフランキーのウェポンズ左も、かわして避けたことにびっくりです。
パワーにはパワーで対抗するんじゃないんですね…。
ルフィはゴム人間ですが、それを使いこなせるだけの体の柔らかさと敏捷性があるのか、オーズ。ホントずるいから、それ。
フランキーとブルックも塔が崩されて地面に落下。
ゴムゴムの火山で蹴り上げられたゾロも、ようやく落ちてきてロビンの「蜘蛛の華」に受け止められますが(ごめんなさい、 なんかちょっと萌えました)、すでにぼろぼろです。
頼みの綱である塩もあまりの巨体のために効果がなく、端も崩されてロビン、チョッパー、ウソップも落下。 (ただし、ウソップはまだ手配書と本人が一致してないみたいですね、さすがルフィだ)
圧倒的な破壊力を前に、麦わら一味全員(除くナミ)がオーズの足元で瓦礫に埋もれ倒れ伏す状態です。


「おめェらなんか知らねェぞ 
おれはモリア様の部下(と書いてしもべと読む) オーズだ!!」


てめ、いいかげんにしろよ、ルフィ!
思わずそう叫びたくなるような、無頓着さであり横暴さ。
いやルフィじゃないんですけどね。なまじルフィの影だという思いがあるだけに悔しいです。
宝よりも、そしておそらくは夢よりも、大事な仲間を自分で壊してどうするんだっ。
あああああ、なんか、もやもやとしてすっごく悔しいっっ!!(地団駄)
ということで次号分へ続きます。




2007/09/26




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