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476話 「ナイトメア・ルフィ」


扉絵
キャベツを選ぶサンジ。こういう仕事人の顔っていいなv
半ズボンが眩しいですv


いきなり出ました、ローリング海賊団船長「求婚のローラ」。
あっちのローラの方がなんとなく可愛いとかそんなことはいいんですが、二刀流の剣士なのかなとそっちが気になります。
そしてルフィに求婚。
即断られて4444回目の破談が決定。どんなペースで求婚してるんですか。
これだったらここにいる人たちはみんな餌食、いえ、求婚相手になってる気がします。


さて、ローラ船長を筆頭に影を取られて森をさまようしかない「被害者の会」一同が、ルフィに光明を見出してよってきました。
とにかく状況をよく把握しています。
被害者ネットワークが充実しているようです。
早く影を取り戻さないと、ルフィもサンジもゾロもこの団体に入る羽目になるのかな。それは嫌だな。(あ、ブルックは入ってなかったから別に強制加入じゃないんだな)


そしてローラ船長たちは示した先週言った「とんでもない力」。
塩によって飛び出た影、それを体内に入れることでその戦闘力を自分にプラスすることができるというものでした。
おおお、ルフィが剣術を使える!!
カッコいいよ、ゾロとやりあうといいよ。(話がそれてる)


影は気力が持つ限りいくらでも入れられるけれどその時間は10分。
そして、ローラたちは見つけた影を片っ端からルフィに入れる入れる…。


「やりな!」「おー!」「ちょっと待て、ぎゃー!」
このやり取りに変な妄想を駆り立てられたのはどこのどいつだーい
あたしだよ。


そんなお笑いネタはおいといて(だってルフィが襲われてるみたいでどきどきしたんだもん〜)、結局100人分が入っちゃいました。
さすが、ルフィ。
意識はちゃんと保っているみたいですが、ちょっと外見おかしくなってませんか?現段階ではシルエットしか見れませんが。
「おれだぜ」「戦いたくてウズウズすんぜ!」とか言っちゃってますが、大丈夫なのかしら…。(はらはら)


一方ゴムゴムと化したオーズに苦戦する麦わら一味。
モリアがオーズの影を伸ばすことで、オーズの本体がそれにしたがって伸びてるようです。
オーズが攻撃をしたいように伸ばさなきゃいけないからモリアも結構大変だと思うんですが、意思の疎通はとりあえず うまく図れているようで。
そんな中、ちらりとフランキー(意識なし)に目をやるゾロ。
何を考えているのか…


そして次の麦わら一味の作戦は。
ブルックがクワガタで飛ばされます。
ロビンの手で回転を与え、ナミの黒雲テンポで電気を帯び、自らが「雷骨剣」となってオーズの右肩を打ち抜くのでした。 上出来だ、ホネ。 ←ゾロの言葉より。ホネか…確かにそれ以上でも以下でもありませんが、もう少し言いようはないものか。まぁゾロだからいいのか。 しかし壁にめり込んだブルックはそのまま止めを刺され、
さぁ次の標的は…というところで、オーズの手が伸びなくなりました。


ロビン!
ロビンの手がモリアの体に巻きついています。
そうか、こっちを封じればいいんだ。
「ちょっと 影の操作 やめて貰えないかしら…」
ロビンが本気だよ。これは怖いよ。やっちゃえ、姉さん。
でも、不敵に笑うモリアにはまだ何か隠されていそうで、くっそぉ、なんだかむかむかします。


2007/11/12




477話  「3/8」


扉絵はウソップ。
自作の人力飛行機(?)で鳥と空を飛んでます。こんなのびのびしたウソップの顔は久しぶり…かな。


本編。
ハナハナの能力でロビンがモリアを押さえつけた続きですね。
モリアめ、欠片蝙蝠(ブリックバット)を飛ばしてロビンを攻撃してきます。
サンジによって蹴り飛ばされた蝙蝠がロビンの背後でぼたぼたと影になり巨大化。
でもそこは経験値なら誰にも負けない姉さん、本体さえ仕留めればと余計なものには惑わされません。
カッコいい、ロビン!
そしてクラッチ!
よしっ、モリアを倒した……というのは甘かったようで、これもまた能力の一つで影と本体が入れ替わっていました。
つまりクラッチを受けたのは影であり、全然効き目なし。
くぅ〜〜〜〜〜〜(だむだむ)
しかも、影と入れ替わったと言うことはロビンの背後にモリアの本体があると言うことで。
ロビンまで影を取られてしまいました!きぃぃぃ。(落ち着け)


気を失ったロビン。美人はそんな姿も麗しいですね。いやそんなこといってる場合じゃないんですが。
怒ったサンジが回ってます。(気の抜ける表現ですが、だってホントに回ってるし。)
「悪魔風・脚(ディアブル・ジャンプ)」
モリアに蹴りかかれば、今度はこっちが影に戻っており、と、モリアの能力に翻弄されるのがめちゃくちゃ悔しいです。


意識のないロビンに襲い掛かるオーズ。
そこを再び「悪魔風・脚」で、あの巨体を蹴り上げるサンジ。
すごいカッコいいです。本人のダメージも大きそうですが、見事にレディを守りきりました!
と、そこへ「サンジ!ゾロ!」と二人を呼ぶチョッパーの声。
チョッパーはオーズの体に取り付いて、弱点を探していたようです。
なるほど。さすが医者です、目の付け所が違うわ。
こういうヤツが寿命でなく死んだとしたらそれは外傷によるもの。
(すっかり忘れてましたが、オーズはすでに死んでるんですよね)
チョッパー先生の見立てでは、右腕にひどい凍傷の跡があるとのことです。
どうやらオーズの死因は、寒さによる凍死。氷の国をさまよって寒さで死んだようですね。
何故なら500年前もオーズは裸だったから。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そんなアホに負けたくねェ、とショックを受けてるゾロとサンジですが、
ちょっとまて。
そんな人、前にどっかで見たような。
誰とは言いませんけどね。
ドラム王国で鍛錬とか言って寒中水泳して、途中で道がわからなくなって、しかも上半身裸だったからものすごい寒さに震えてた、そんな人。
(どうでもいいですが、今日TVでK島よしおがあの姿のまま海に飛び込んで唇を紫にして震えてました。 まるでデジャブのようでした。くっ…。)
そんな彼をアホと呼んでいいのはおそらく彼自身だけです。
でもだからといってオーズをアホ呼ばわりしていいものかどうか、そこはやはり考えるべきでは。


もう言ってることがわからなくなってきました。
先を急ぎます。


チョッパーが言うには、人間の体は痛みを蓄積するもの。
だからこそ、この右腕が弱点になる。
ここを集中的に攻めて腕一本使い物にならなくすれば、オーズの攻撃力は半減するはず、と。
チョッパー頑張ります。
ゾンビなんて存在自体、命を、人間を冒涜しているんだもの。医者として許せるはずありません。
サンジとの合体技、「空軍・刻蹄・桜・シュート!」(空軍シュートは応用が利きますね)


まだオーズは倒れないけど、大きな刻蹄をつけた二人。
きっとこれは後になって効くはずです。信じています。
そして空中技のため、落下していく二人に襲い掛かるゴムゴムの銃乱打。
二人の表情がやばいな…という感じに意外にのんびり聞こえたのは、もう逃げようがないと諦めたからなのか。
とにかく、オーズの力にチョッパーとサンジもやられてしまうのでした。


これで残りはゾロ、ナミ、ウソップの3人。
じわじわと追い詰められていく感じがすごく嫌です。くっそぉ。
日記にも書いたんですが、このやられていく順番が加入と逆だと思いましてね。
フランキー→ロビン→チョッパー→サンジ、でしょ。(ブルックはともかくも)
だったら、じゃあ最後に残るのはゾロっ!?
ゾロがルフィを待って二人で戦うとかっ!?


儚いドリームです。
どうか笑って聞き流してください。
いいんです、乙女の夢見る底力はいつかきっと叶う・・・はず・・・?(意味不明)



2007/11/15




478話  「ルフィVSルフィ」


扉絵はナミ。
カメのレーシングカー?どうも胸の谷間に目が行くので困ったもんです。


本編。
ついに残り3人。
ゾロ、ナミ、ウソップ。
直接的な戦闘力としてはゾロくらいしかいませんからね、これはすごくまずいかも…。
そこへ、おれが隙を作ると、ウソップに呼びかけるゾロ。
なんのって聞かれても答えもしません。
ウソップがすぐに察するとわかってのことでしょうか…。私だったらまず無理だけど。(当たり前)


「三刀流・夜叉鴉!!」


三本刀を交差させ、自分が回転して(?)鳥の足跡のようなものをつけていきます。
各所に3つずつあるから、やはり3本足のヤタガラスをイメージしてるんですかね。
傷口から血を吹くオーズの右腕。
よしっ。
しかしゾロもまた壁に激突させられてしまいました。
ああここまでか…。(がくっ…←テンション急降下)
てっきりゾロは最後まで残ってルフィと二人で戦ってくれるものかと…(まだ言うか)


その「隙」にウソップがオーズの口にブルックの持ってきた塩を入れました!
すごいぞ、ウソップ!!
やったね、これでルフィの影が戻る……なんて甘いですよね。
そう簡単に七武海が倒せるはずありません。
ずずモリアは自分の影を潜り込ませ、塩がオーズの体内に入るのをガードしてました。
まあ弱点がこんだけあからさまなんだから、モリアが対策の一つや二つは立ててるのは当然だったと。
それはそうなんですが、あーなんか腹立つ。上で自分の書いた文にすら腹が立つ。


そしてウソップとナミを踏み潰そうと襲い掛かるオーズ。
もう絶体絶命。
…ってところへ、
「おまえは一体何を踏み潰しているんだ?」
ついに登場ですね!


「モンキー・D・ルフィだぜ!!」


超逆三角形、むきむきの肉体。(まるで超人Hルクだと思った人は他にいるかな…) 顔つきも違うし、なんと言っても「だぜ」です。
だぜ!?
口調がいきなり変わっています。
そりゃいろんなもんが中に入っちゃってますからね。


ウソップとナミを両手に掴んでる姿は、なんだかもうキングコングみたい。(銀子さん、さっきから例えが古すぎ)
二人から現在の状況を聞いたルフィ。
他のみんなやられてしまい、オーズはモリアの力で体が伸びて自分のゴムゴムの業を使っている。
そんなの許せるわけないじゃん。


「ルフィはおれ一人だぜ」


またでたよ、「だぜ」。
ワイルド・ルフィですね。
それはそれでカッコいいかもしれません。可愛さがなくなってしまったのが悲しいけれど。
すでに気を失っているゾロが、このワイルドルフィを見たらどんな言葉を発したのか、
それがわからないのが残念です。


このナイトメアルフィですが、さすがに100人分の能力を余分に入れてるだけあって強い。
オーズの攻撃を片手で受け止め、はじき返す。
さらにはあの巨体を抱えあげてバックドロップ。
ウソップ&ナミ同様にこちらも目が点です。


圧倒的な強さ。
でも確か時間制限があるんですよね。10分か…。(はらはら)
まあ、このある意味ドーピングしちゃった状態で、敵を倒すなんてことはないと思いますが、 それでもオーズを何とかしないことには何ともなりませんからね。
せめて腕一本くらいは何とかして欲しい。


と、こんなはらはらして読むおばちゃんは私くらいなのか。
「所詮マンガだよ…」と末っ子に忠告され、耳と胸が痛いです。しくしく。


2007/11/15




479話  「希望の戦士」


扉絵はフランキー。
非常に兄貴らしい微笑ましい(いやだってあのチューリップがさ…)ワンカットです。


本編。
オーズにやられて倒れ伏すゾロ・サンジ・フランキー・チョッパー・ブルック・ロビンら6人の元に、何やら集団が駆けつけてきてます。
彼らを「希望の星の一味」と呼んで、救えばかりにと押し寄せてきたのは、おお、あのローラ船長率いる「影を取られちゃった人同盟」の皆様ではないですか。
あ、ローラ船長、その位置は止めて。ゾロに乗ってるっ。
「安全な場所で応急処置を」とてきぱき指示を出しながら、「こいつら私の好みよ」と呟くローラに、意識の無いゾロの貞操の危機をほんのりと感じたのですが(おい)、 こいつ『ら』ですからね。
サンジやフランキーやチョッパー、(ホネはどうなんだろう?)も射程範囲内と見てよろしいのですね。(ほ)
ウソップやナミもやってきてローラから事情を聞くのですが、二人はあのルフィについてどう思ってるんだろう。
次のコマのナミの表情を見てるとあまり乗り気ではないような気もしました。
あのドーピングを「希望の力」と呼んで、興奮して喜ぶローラたちに対し、どこか冷めているような。
だってナミは本当のルフィの力を知ってますからね。
ルフィはいつだって自身の力だけで、みんなの希望となってきたってね。


まぁ、それはさておき。
このドーピング状態もあと2・3分。
そして夜明けまでおそらく10分足らず。
やっぱりここでどうにかしないことには、確かに先の展開に希望が見えません。
イったれ、ルフィ。


オーズをぶん投げ、剣で切り裂き(ゾロが見たら何を思うか知りたいところです…)、
そしてゴムゴムの技で、モリアとオーズを殴り飛ばしました。
カンカンカーン。
ルフィKO勝ちです。


…とここでタイムリミット。
ルフィの中にあった影が一斉に抜けていきます。
な、なに!?苦痛を伴うの!?
ルフィが苦しんでます。(それはそれで萌えるけど…/おい)
影の放出とともにしゅるる…と体も萎んで、元のルフィに戻りました。
オーズが倒れる大きなコマの中で、どさっと倒れたルフィに、真っ先に駆け寄るウソップとナミの姿が感動的でした。
激しい疲労のためか、気を失って眠るルフィ。
またこの表情がね、可愛いんですよね、ヤバイくらいにv


さて。
モリアを倒した、影が戻ってくる、とみんなはこの大団円(?)に狂喜乱舞してますが、ちょっとまった。
モリアを倒しただけでは、影は戻ってこないんじゃなかったですか?
戻れとか何とか、モリアに命令させないといけないんですよね。
七武海にしてはあっさりと倒されてしまったので(しかも本当のルフィではない力で)、なんとなく腑に落ちない感じです。
まだちょっとなんかあるんじゃないかと、いやらしい大人はついつい考えてしまいます。
このまま、めでたしめでたしでも別に構わないんですが、ちょっとだけ物足りないかなと。
せっかくだからルフィを除いた麦わら一味全員の力で、せめてオーズだけでも倒して欲しかったかな…。


ロビンの影はまだ何にも入れられてないから、これで戻りそうですよね。
オーズに入ったルフィの影は、リューマの例もあるように、大ダメージを受けさせたので無事に戻るんじゃないかと思っています。
さぁ、犬ッペとジゴロウ殿。
塔から落ちてどこに行ったのか。
ゾロとサンジの二人はそれぞれの相手と実際に対面して(ぷぷ)自力で影を取り戻す、てな展開でも面白かった気がします。


モリアがこのあとどうするかまだちょっと心配はありますが、まァとりあえず何とかなったと思っていいのでしょうかね。
でもまだくまさん(落語か)がいるんですよね。
あの能力もややこしそうだな…。


てなわけで次週は一回休載のようです。



2007/11/28




480話  「迎撃」


扉絵はチョッパー。
鳥獣と一緒にトーテムポール…ってあんたも獣か。
チョッパーマンタッチで可愛いとうちの娘たちには好評でしたが、母的にはそろそろ来るゾロの扉絵が気になってなりません。


ところで、WJ40周年記念がとんでもないことしてくれるじゃないですか。
つながる背表紙超ロングイラストって、1〜52号全ての背表紙がつながって一枚のワンピイラストになると言う…。
今週の背表紙イラストがルフィだからあれっと思ったんですよね、普通なら新連載じゃないですか。 しかも顔が切れてるし。
なるほど……すごいことするな、ジャンプ。
てことは今週から全て背表紙までとっとかないとダメなのか……。
切り取りにくいんだけどな…。


さて、本編。
盛り上がってまいりました。
オーズを倒したルフィ。
100人分の力を1人で使ったのですから、当然ぐったりとしています。
でもそろそろ空が白んできました。
夜明けはもうすぐ。
それまでにモリアに「本来の主人の元に帰れ」と影に命令を出させないといけません。
この状態のルフィには無理だから、何とかみんなで力づくでも言わせよう…としたところへ。


ドォォンとオーズが再び立ち上がってきました。
さすがにルフィの影が入ってるだけのことはあります。
どんだけやられても負けない。
…って感心してる場合じゃないんですよね、もうタイムリミット、夜が明ける。
森へ帰るしかないと、影を取られた皆が諦めかけたそのとき。


ザッと現れた足。
おおおおおおお、このシルエットはっ!!!!!(ばんばん)


「……ルフィに何が起きたか知らねェが…充分な追い込みだ」


起きて早々ルフィを褒めるゾロ。
やっぱりルフィのことは気を失ってても気付いていたのか。
そんな体でって言われても立ち上がりますよ。だってそこにルフィがいるんですもん。
ゾロだって頑張ります。
ローラ曰く「どっちがゾンビかわかりゃしない」
それは同感ですね。


気付けば危ないからと皆が避難させてくれてた麦わら一味の姿もなく、無事だったはずのウソップとナミの姿もなく。
そして、その一方で、力尽きたはずのルフィが再び立ち上がろうとしています。
あと一撃入りゃ…、そう言って歯を食いしばって手をつきながら


「ロビン!」


当然のように仲間を呼ぶ船長。
「ええ、いるわよ」
やっぱり当然のように船長に答えるロビン。


L「上へ飛びてェんだ」
R「じゃ足場を作るわ」
B「私にもできることがあるならば…」
L「よし、ブルック頼みがある」
N「そうくると思った!もう全員サポート態勢に入ってるわ!」


とんとんとすすむ会話。
なにもかもが当然のように。


オーズが立ち上がった瞬間に、麦わら一味はみんな動き出していたんです。
走るチョッパーとサンジ。
何かを作るウソップとフランキー。(いいコンビですね)


誰も彼も微塵も諦めてません。
きっとそれはルフィが来たから。
ルフィが絶対に諦めないから、みんなも諦めない。
ルフィがいる限り、きっと勝てる。
航海の中でそれを何度も見てきたから、誰もそれを疑わない。
素敵すぎてどうしようかと思いました。
これが、これが、麦わらの一味。
これが私の好きなワンピースなの。


足場を作るロビン。
ルフィを抱えて塔の天辺に飛ぶブルック。
レインテンポで雨を降らせるナミ。
ウソップとフランキーの応急配管工事(すごすぎるよ)で冷凍庫の冷気をそこに流し込み、オーズの足を固めます。


話がそれますが、ここで娘たちは「フランキーってパンダくんみたいだ」と以前私がここで書いたのと同じ感想を述べました。
すごいなぁ、さすが母娘。
パンダくんはハム太郎のお友だちで、何でも作っちゃいます。ハムスターのくせに。
車とか列車とか遊園地とか、彼が何でも作り上げてましたからね。
彼のキャラクター紹介文に書いてある「大工仕事が好き」とかそういう趣味のレベルではないです。 すごく便利なキャラでした。
そんな使えるヤツなのに、地味なせいかイマイチ人気がなかったのが可哀相でしたけど。


話を戻します。(それすぎ)
ここでサンジが大きな鎖を蹴り上げてオーズに巻きつけます。
すげーサンジ!!と再び娘たちが、チョッパーと一緒になって大絶賛。
だって、自分の体よりも太くて巨大な鎖ですよ。
それをあの細身で…って、まぁそれも今更ですけども。
とにかくカッコいいとサンジ人気急上昇。
チョッパーの言葉に「どうも」と軽く答えるのがまたかっこいいですね。


そしてブルックに投げろと命じるルフィ。
ギア3骨風船で巨大拳にして落下。
チョッパーの指示により、ゾロは奥義「三・千・世・界」でオーズの腹を引かせ、その瞬間を計って、サンジが鎖を引きます。
チョッパー先生の言うことには、これでオーズの背骨はまっすぐ。
要するに何も衝撃を吸収するものがなくなったと言うわけです。


みんなが見守ります。
Z「てめェの影だ、ケジメつけろルフィ」
あんたも早く自分の影見つけて来いとツッコミたくなりますが、それはそれとして。
自らもゴムゴムを出そうとするオーズですが、右腕が上がりません。
そう、みんなのあの攻撃がここで効いてきたんです。


「ゴムゴムのギガントバズーカ!!!」


オーズの背骨粉砕。
ついに、ついに、オーズに勝ったルフィ。
いえ、これは麦わらの一味の全員の勝利、ですね。
今回はルフィ1人じゃたぶん勝てなかったろう、って相手にそれぞれのいろんな力(能力)を併せて勝った。
というのが、私的にはたまらないんですが、いかがなものでしょうか。


これでルフィの影は戻ると思うですが、まだモリアがいます。
アイツまだ腹の中にいるだろうな。隙みて逃げてないといいけど…。
そして、ゾロとサンジの影も…ねぇ。どこにいるやら。


2007/12/04




481話  「影の集合地(シャドーズ・アスガルド)」


扉絵は待望の(←私が) ゾロv
着物姿も凛々しく自らの書に1人見惚れて(?)います。
娘たちが『お母さんはこれを切り取って保存するつもりなのか?』と興味津々でしたが、これはコミックスに収録されるし、別に良いです。 カラーページはいつもしっかり切り取ってるけど。
てか、今週は別ページの映画情報にある、みのもんたにちょっとショックでしたね…。
話題性は充分ですが、あまりワンピを知らない人に参加されてもねぇ…と語る私は何様だ。


本編。
ついにオーズを撃破した麦わらの一味。
敵も味方も固唾を呑んで成り行きを見つめます。
シンドリーちゃんが無事だったのが嬉しいですv(……つかの間の喜びだったけど)


ギア3の影響でまたちびルフィのお目見えです。
ラブリーな姿は嬉しいけど、今この姿はまだヤバいような…。
でもオーズは完全KOですね。
痛くないのに動けない、って背骨が粉砕してるんだから当たり前。
それに静かに怒るチョッパーがいいです。
今回、直接オーズを倒してはいないけれど、ドクター・チョッパーがいなかったらここまではできなかったもの。影の立役者だと思います。


息も荒く座り込みタバコをふかすサンジ。
そして黒手ぬぐいを取るゾロ。
そりゃ、オーズにあんだけボコボコにされてんですからね……早く休ませてあげたいとこだけど、ブルックの「ゾクゾクするような感覚」が、まだこの戦いは終わっちゃいないのだと 我々に告げてきます。


朝日はもうすぐ昇る。
早くモリアを起こしてあの言葉を言わせないと…。


そこにオーズの腹から現れたモリア。
「本物の海賊には『死』さえ脅しにならねェ」
この言葉には、彼もやはり修羅場を潜り抜けてきたそれなりの海賊なのだと思い知らされました。
一応七武海になるくらいですものね。
他力本願なだけの奴かと思ってましたが、どうもそうではなさそうな…、そしてそれに嫌な予感がするのです。

影を返せというちびルフィ(笑)に、モリアは言います。
航海を続けてもてめェらの力量じゃ死ぬだけだ。
『新世界』には遠く及ばない。
筋のいい部下もそろっているようだが全て失う。
と。


「大きく名を馳せた有能な部下達をなぜおれは失ったのか」


え?
全て人任せ。そして命を弄ぶゾンビ集団のボス。
一見それだけなモリアにも、何かこうなる過去があったというのでしょうか。
ここで少しオマツリ男爵を思い出したのですが、船長が部下を(仲間を)失うということ。
それはどれだけ大きな心の傷になるのでしょう。
「仲間なんざ生きてるから失うんだ。全員が最初からゾンビなら何も失うものはない。」
そんな結論に行き着いてしまうのですから。


ここでモリアのおそらく最大の能力が発動。
「影の集合地(シャドーズ・アスガルド)」
このスリラーバーグにある全ての影を自分に取り込もうとしています。
ゾンビたちの体から影が抜けていきます。
シンドリーちゃんも、ローラも、ジゴロウ殿も(ええっ!!)、犬ッペも、ヒルドン(だっけ?)も、リスキー兄弟も、みんな影を抜かれてその場に倒れ、
そして、オーズからも!!!!!


1000体の影を取り込んだモリアの体が巨大に膨れ上がりました。(ちなみにこの辺でルフィのサイズは戻ってます)

100体の影を入れたルフィがあの強さでした。
じゃあその10倍のモリアは…ということになります。
島を割り、滅茶苦茶に暴れだすモリア。
そして差し込んでくる朝日。
影を抜かれた人たちの体が消えかかります。
もう絶体絶命。エマージェンシー。


でも、部下に早く逃げろと言われたローラ船長は汗だらだら流しながらも逃げないんです。
「私はこの賭けの責任者だから」と。
「見てごらんあれを」

ローラの指差す先には逃げも隠れもしない麦わら一味の雄雄しい姿が…!
しっかり前を見据えたルフィの目はまだ勝つ気満々です。
後ろに控える腕組みをして仁王立ちのゾロ(&フランキー←おまけか)も然り。
ウソップはがくがくしてますが、これはお約束だからいいの。
ウソップはちゃんとわかってる。だってルフィと同じその場にちゃんと立っているもの。


「勝手気ままに希望の星と期待しといてピンチになったらトンズラじゃあ… 私らそこらの虫ケラかなんかだよ」
「船長の私が残れば仁義は通せる あんたらは命を大事にね」
「人の方に希望をかけるってのはこういう事さ!!!」


うおおおおおおお、ローラ船長!!!
あんた、なんてオトコマエなんだーーーっ!!!


たとえ何千回フられようとも、あんたは立派な船長だ!
そりゃあ、部下に慕われるはずだわ(納得)。


でも、我らが船長だってもちろん負けちゃいません。
「おい、みんな!!もう時間がねェ!!
ちょっと無茶するからよ!!その後のことは頼むっ!!」


ドルルンとギアが入りました。
いけ、ルフィ!!
後はちゃんと(ゾロが)介抱してくれるから、頑張ってらっしゃい!(意味違うから)


Z「こりゃ暴走に近いな…制御しきれてねェ」
R「怒りと愚かなプライドで自分をはかり損ねたようね…」


そんなモリアには、絶対負けない。
「悪夢を見たきゃ勝手に見てろ!おれはお前に付き合う気はねェ!!」


仲間の思いを背負ってルフィが戦います。
大好きな仲間を失うことは怖くて悲しい。
それはルフィだって同じだと思うんです。
でも、だからこそ、ルフィは戦うんですよ。
生きてるから失う、だったらゾンビならいい。
そうじゃないですよね。
ルフィは失うことを恐れて、先にどうこうなんて考えません。
「失わない」ためにはどうすればいいか。
ブルーノとの戦いのときにそんなこと言ってましたっけね。
大事な仲間を失いたくないためには、誰よりも強くならなけりゃいけないって。
だから、どんな無茶をしてでもルフィは常に自ら一番強い相手に向かっていくんです。
それが、船長を名乗るルフィのケジメなんです。きっと。


ここは絶対負けられないルフィ。
ギアを入れる後ろで見守る仲間たち。
……ん、サンジがいない?
何度見てもいないんですが、どこに…?
また例によって水門でも開けに行ってるんですかね(笑)。
だったら嬉しいですv(くすくす)


2007/12/14

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