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508話  「修羅の島」


扉絵。
みんなで楽しくボウリングって…。
ちょっと前にルフィたちとすっごい戦いしてたのが嘘みたいないい笑顔してるんですが(あまりの切り替わりっぷりにちょっとびっくり)、店側にしたらちっとも楽しくないと思います。


本編。
いきなりの場面転換に最初ついて行けませんでした。
要塞(?)の中を走り回る一見ギャング風の男達。
グロッキーリングのときもでしたが、BGMはワンダバダバダバ♪と懐かしのウルトラセブンの曲。臨場感溢れます。 すぐさま曲が脳内を流れるますが…はいそこ、私の年はそっとしといてください。
門が開き、大勢の騎馬隊が飛び出し、砲門が開いて砲撃開始………って、えっ!?
全てはベッジの体から飛び出てきます。しかも出てくると大きさが戻る(?)という…。
兵力が違うとはこういう意味でした。ベッジは体内にたくさんの部下を潜ませています。まるでトロイの木馬。
これまた科学の常識を超えたファンタジーな能力ですね…。
ウルージはくまと対峙。
ホーキンスは黄猿を前に占い中。宙に浮いたカードには糸(?)がついており、なんだかスタンド使いのようです。
この人いつも戦う前ってこうなのかしら?で、周りで部下がやきもきするという…(苦笑)。
死亡率は0ってことで安心してますが、相手は黄猿だよー、無事じゃすまないと思うけど…。
「速度は…『重さ』。光の速度で蹴られた事はあるかい」
そして一閃。
激しい蹴りとか指からレーザーとか。この人の能力は「光」ですかね。これまたやっかいな…だって光ならめちゃめちゃスピード速いじゃないですか。見えたときにはやられてるという…。
で、なんだろう、ピカピカの実?(なんか力が抜ける…)
一方27番GRや諸島の島でも、海賊達が「突然」やられて倒れてます。
急に何かに撃たれて地を噴いた。突然黒焦げになった。
姿無きスナイパー、そっちも大変気になります。


再び24番GR。
起き上がったホーキンス。なにー、変なわら人形みたいなの持ってる…これで防御したみたいですがなんか怖い…。
そしてくまにすっとばされてきたウルージは巨大化。能力者かはたまた空島出身者ならではの技でしょうか。
そして突然乱入してきたドレーク(くまと戦闘中)。
側の屋根から眺めてるアプー。
船長達が集まってきてます。


って、それどこじゃありません。
麦わらの一味の前にもくまが…!先週の足はくまのもんだったんですね。
「さがれ!!ルフィ!!!そいつは『七武海』の一人だ!!!」
「『七武海』!? 何で…みんな揃って知ってんだ!?」
あー、そうかルフィは知らないんだ…。(あの485話の記憶がふつふつと蘇り中)
けれど、その手から放たれたものは、肉球からくりだす衝撃波ではなくレーザービーム。
ちょっと勝手が違います。
ビームにはしゃぐ、船長とチョッパーはおいといて(笑)、「なぜまた」と不審がるロビンに、あの野郎と歯を噛み締めるゾロ。
チョッパーが「おれ達が生きてる事に気づいてまた来たんだ きっと」とルフィに説明しますが、それはないと、読者を始めゾロ、ロビン、サンジ、ブルック。あのゾロとの一件を「見ちった」者にしたら なぜまた、と思うのは当然ですよね。
とりあえずヤバイ状況なのは確か。
最初からギア全開で飛ばすルフィ。
今はあの時とは違うとやる気満々のサンジ。
ゾロも刀を構えますが、あの時の奴と何かが違うと感じています。
だって、見返すと島のあちこちにくまがいるわけです。
キッドたちのとこにもいますよね。
これはくまのそっくりさん…というか、複製品ですよね。作り物めいた機械的な印象です。
直接会話を交わしたゾロにはその雰囲気の違いがわかるんですが、それだけに余計厄介な気もしますね、容赦ないだろうから。


で、36番GRには「遅いな、黄猿のオジキ…」と大斧をかかえた少年が一人。
髪型がロビンちゃんに似てるのはご愛嬌。
目つきはちょっと悪いです。
キャラクター人気投票の応募拳を切り取ったら彼の顔のど真ん中がなくなってしまったので(…)、今見返すと非常に間抜けな雰囲気ですが、やっぱり厄介そうな相手ですね。
犬、猿、キジ、…ああだから彼が「戦桃丸」で、斧をもってこんな髪形してるのね、と納得しました。
ここで日本人として恥ずかしい大間違いをしでかしてますが(金太郎と桃太郎をごっちゃにしてます)、私がそれに気づくのはもう少し先なのでした。ちゃんちゃん。



2008/08/11




509話  「黄猿VS4人の船長」


12番GRでは麦わら一味とくまの戦闘中。
手からも口からもビームですってよ、奥さん。それはちっと卑怯じゃないですかね…。
で、そんなくまに立ち向かう、ルフィ、ゾロ、サンジ。
もちろん、この3人での戦うことにわたくし非常に萌え…いえ燃えております(ばんばん)。
「三刀流…」
「ゴムゴムの」
「悪魔風(ディアブル)」


「羊肉JET 六百煩悩攻城砲!!!」(ムートンジェット600ポンドキャノン)



すごいですねー。
ルフィとゾロの合体技で三百煩悩砲でしたから、サンジが加わって更に倍、ってことですかね。相変わらずアバウトですが。
くまをふっ飛ばしましたが、その表情からするとまだまだのようで…(ロビン談)。
L「そんなに違うのか、じゃあいつ双子なんじゃねェか」
S「それも考えられる」
Z「(瞬間移動でかわさないことや衝撃波や肉球のない『違い』を説明)
だがニセ者というならそれはそれで問題だ…」


ですよね、あんなのが複数いられちゃたまりません。
でもわたくし、そんなことよりも(そんなことか)、戦闘中にこうして3人が会話を交わしているそれにまた非常に萌え…いえ燃えてるんですが!(決して萌えてるとは認めない)
と、盛り上がってきましたが(私的に)、今週の麦わらチームはここまで。
場面は24番GR、黄猿と4人の船長です。ちっ…(←)


巨大化したウルージが怪力でくまを滅多打ち…手の平からでたレーザーに肩を貫かれてしまいますが。
そして元海軍少将ドレーク。
内情を知ってるだけに「くまの肉体に加え、黄猿の攻撃力を再現したのか」と冷静に分析しています。
やはりこのくまたちはDr.ぺガバンクの作り出したパシフィスタなんですね(大量生産?)。
そしてくまvsドレーク。
ドレークの能力はゾオン系「古代種」
ちょうどこの前後でジュラシックパークを放送してたように記憶してますが、まさにこれはT-レックス。ティラノの力ですね。
周りが「初めて見たー」とか感動しちゃうくらいすっごい珍しいみたい(笑)。
でもやっぱりレーザーが貫通。くまにもダメージを与えてますが、赤い血が出てるとこを見ると完全な機械ではないんですね。
結局パシフィスタって何だろう?
くまのクローン+悪魔の実の「能力だけ」を移植したものなのかな。


で、ウルージは黄猿に蹴り飛ばされ、そこでホーキンスも変形。黄猿に立ち向かいますが、
「降魔の相」って怖いよー!!
わら人形みたいになってます。釘も持ってます。すぐにでも人が呪えそうです。てか見た瞬間に呪われそうです。
同じ号の「トリコ」にあったココの背後に出てくる毒毒くんも同じくらい怖くて、末娘の小学生が「どっちも夢に見そうだ」としくしく泣いてました。
私はココの方が怖かったけど。
で、ホーキンスもこれまた強そうなんですが、「光」の力に目を眩まされてあっさりやられ。
とそこへ奇妙が音楽が聞こえたのは、全身楽器人間のアプー。
末っ子に言わせると「でこぼこフレンズ」(「おかあさんといっしょ」の1コーナー)にこんな人がいるそうです。
歯がピアノなんだって。最近見てないからよくわかんないわ…。
みんな(くままで)唖然と見てますから「海鳴り」という異名と共に結構有名みたいですよ。
強いのかもしれないですが、でもどっちかというとびっくり人間ぽいイメージです(←)。
攻撃は音。
黄猿の腕を飛ばし、爆発させ……まァ倒せっこないのはわかってるんですが、でこぼこフレンズなわりにはやりますね、アプー。


でも今週一番驚かされたのは、南葛のユニフォームを着てナイスパス翼とか言ってる日向小次郎でした…
20年以上経ってそんなもん見られるとはね……。(漫画が違う)


2008/08/14




510話  「麦わらの一味VS戦闘兵器」


「戦闘兵器」が「銭湯へ行き」と変換されると脱力します。
さて、アプーの音の前にばらばらにされた邦衛…いえ黄猿ですが、キュィーン、ヒュヒュヒュ、ピカーッ、と復活。
やはり能力は光かと。
でも光ってどうやって倒せばいいんだろう…。ロギア系ってみんなズルいけどこれまた厄介な能力だなー…。
そういえばヤミヤミの能力と対決したらどうなんでしょうかね。


その圧倒的な力で4人の船長をあっという間に叩きのめし、トドメ…というところで電伝虫がなります。
相手は戦桃丸。
「さっさと仕事してくれ。ルフィ、キッド、ロー、どれから行く?」
あーそうでした。この人は天竜人の一件を処理しにきたんだった。
「おーそうなの…それなら…」ってどこ行くんだ、邦衛ェェェー!?


さて、12番GR、麦わら一味です。
「ゾロー!!」ってこれはきっとルフィの叫びね。
胸を押さえ倒れてます、ゾロ。(ばんばん!)
「おまえそんな動けねェ程やられたか…!?」といぶかしむルフィ。
「んな奴ほっとけ!!ルフィ!!アレを倒すのが先だ!!」と叫ぶサンジ。
「ああ…!!」と頷きながらもゾロを振り向いてしまうルフィ。


おいおいおいおい。
萌え死にますよ、私。
なんていうか三者のあり様がいいですねー。(ゾロは倒れてるだけですが…;;)
サンジの「んな奴ほっとけ!」ってセリフがいいなーと思いました。てかこの場面では、そう言ってこそのサンジです。
でも内心では、 「あのツラをまた拝まされちゃ、立ち向かうだけで相当な苦痛だろ」などと、ゾロの精神面まで心配してくれてどうもありがとう!
サンジは基本的に優しいんですよね。
でもどうなんだろう…、もちろん傷はまだ完治してないから(あああ…)そういう意味での苦痛はあると思うんですが、 くまと同じ顔見てまたソイツと戦うことになったとしても、そんくらいじゃゾロは苦しんだりしないんじゃないかなーなんて。
そんな甘やかさないでも大丈夫よ、サンジくん。
大体そんなこと声に出そうもんならそれこそゾロの逆鱗にふれてたと思うから、そちらこそ気をつけてくださいな(笑)。


そんなゾロをカバーするかのように、フランキー、チョッパー、ブルックの攻撃。
ロビンやウソップのサポート。二人ともいい仕事してます。
そしてナミの雷。機械ならこれ一発で結構効くでしょう。
案の定、メカに異常をきたしたようで、くまもどきは暴走を始めます。ところかまわずレーザー乱射。
「ヤケになったら勝負は終わりだ」 悪魔風の構えを見せるサンジ。
次女がこの技はこんな簡単に出せるもんなのかと呟いてました。
もっと下準備(摩擦によって足を熱くさせるんですよね)がいるんじゃないのかと。
お嬢さん、きっとサンジくんはコマの見えないとこで地道に回ってたのよ。湖に浮かぶ白鳥が水の下で人知れず足を動かしているように(もっともらしく語ってますが、 サンジファンの方すみません)。


で、走るサンジに「おい」と声をかけるゾロ。
おおおおおお、本気手ぬぐい巻いてます!!!(ばんばん!!!)
(どうでもいいですが、本気手ぬぐいと勝負パンツってなんかニュアンスが似てるなー とこないだふと思いました。ホントにどうでもいいことだな…)
Z「こっちへ飛ばせ…!!」
S「意地はりやがって」
でもちゃんと飛ばしてくれるサンジくん、本当にありがとう。
「画竜点睛ショット!!」
そして
「鬼気 九刀流 『阿修羅』 『魔九閃』」(どれが技名?)
チョッパーはゾロが増えた〜〜〜〜!!とびっくりなような嬉しいような声出してますv
でも個人的には阿修羅って好きな技ではないんですよね…。やはりゾロは三刀流が一番だな…


それはともかく、くまに次々と技を浴びせていきます。
そして最後はもちろん…
「いっくぞ〜〜〜〜〜〜!!」と上空からルフィの声v


「ゴムゴムの巨人の回転弾!!」(ギガントライフル)


さすがのパシフィスタもこれで倒せたでしょう。
麦わら一味の総力戦、最近はこういうのが多くて本当に見ごたえあります。
まぁ裏を返せばそれくらいしないと倒せないような強い相手がばかすか出てきてるということだけど。
ここまでして「くまもどき一体」を倒しただけなんだから、まだまだいるくまもどき、それに黄猿に戦桃丸。
これらをかいくぐって残り3日どうしろっていうんでしょうか…(高すぎるハードルにただため息)。
前途多難…だからこそ面白いんですがね。


2008/08/14







511話  「鉞かついだ戦桃丸」


扉絵。
「正義の使者」って、そりゃCP9は元々「正義の機関」なんですが、ふぅ〜ん…ルッチもこういう人助けに自分の力を使うようなそういう人だったんだと、ちょっと意外でした。
これから彼らはこの街に落ち着くのでしょうか。


本編。
さて、くまもどきを倒した麦わら一味ですが、ルフィは縮んじゃってるし、サンジもゾロも座り込んでるし、他の皆もぐったりです。
強敵だったくまもどき。
フランキーが言うには、改造人間である以上元はバーソロミューくまと同じ姿をした人間だと言うこと。
つまりは双子…(最も彼らは知りませんが、だとしたら六つ子くらい必要です。ところで六つ子といえばおそ松くん…今頃ですが赤塚先生のご冥福を祈ります)、 もしくはスーパーそっくり人間を改造したと考えるのが一番自然なんだそうですが、六つ子にスーパーそっくり人間、自然どころかどちらもかなり無理な話ですって。
やはりここはクローン説を採りたいです。
Dr.ぺガバンクの力ならそんなこと朝飯前と思いますので。
ただそうだとするとパシフィスタの数は無尽蔵ではないかと。
政府の予算の関係もありますが、かなりの数が用意されてるのではないですかね…怖いなぁ。


そんな中、一人スタスタとくまもどきに近寄るサンジ。
疲れてるはずなのに、でも今後のためにも敵の情報を少しでも得ておくことは大事です。さすがだなぁ…サンジ。悔しいけどゾロにはこういうマネできない気がします。
肩に刻まれたPX-4の文字。
4………こいつは4体目か(ひぃぃぃ)。でもまだ、彼らはそのナンバーの意味はわからないんですよねー。
ルフィの身体は元に戻りましたが、もうとにかくぐったり。
あとちょっと待ってくれと舌出してヘロヘロです。それも可愛いんですけどねv


でも状況は待ってくれるはずもなく。
そこへ「やってくれるぜ!」という声と共に上から降ってきたのが、鉞かついだ戦桃丸・・・とくまもどき!!(ひぃー)
戦桃丸の肩書きは、海軍本部科学部隊隊長(Dr.ぺガバンクのボディガード)とのこと。
髪型と言い、でっかい鉞をかついで腹掛けをした姿といい、まさに金太郎なんですが、想像してたよりずっと大きくてびっくりしました。もう少し子供のイメージを持ってたので。
ところで腹掛けの真ん中の絵は金魚?金の文字の代わりかなーと思ったのですが、そんなどうでもいいことはおいときましょう。
満身創痍、もう動けない麦わら一味にして、目の前のくまもどきに戦桃丸ではどうにもなりません。
絶対絶命、大ピーンチ!
本人は取り付く島もない、お堅い戦桃丸くんですが、何気にちょっと可愛いところがあります。
黄猿やガープのような海軍の老練なおじ様たちには弄られからかわれたりして可愛がられてるんじゃないかと。
彼が口にしたパンク野郎というのはDr.ぺガバンクのことですよね。
年齢からその目指すものから全く謎なんですが、外見はパンクなのか?
そして戦桃丸がそんな風に呼べるとは、年はともかく性格的には軽いのかもしれませんね。


いや、それどころじゃないんだって。(すぐ脱線する)
「始めるぞ、PX-1」
その言葉と共に、またビームが襲ってきました。
ゾロ「もう一戦やりゃ必ず重傷者が出るぞ(すでに自分が重傷者なんですけどね)。『大将』に遭う前に…」
そうです、まだ大将が控えてるんです。
誰も彼もがボロボロの身体でどうすればいいのか。
ここでルフィが判断を下します。
「ここは逃げよう!!一緒じゃダメだ!バラバラに逃げるぞ!!」
ビームをかいくぐり、指示を下す姿におばちゃん泣けそうでした。
無意識でしょうが、まさにこの姿こそが船長ですよ。


「おれ達は3人別れよう!」と、ルフィはゾロとサンジにも指示します。
やはり、誰が見ても一味で戦闘の核となるのはこの3人なんですよね。
だから戦力を分散して仲間の皆が少しでも安全に逃げられるようにと、ルフィも咄嗟に考えました。
そして、ゾロとサンジならきっとそれをやってくれると疑いもせずに。
大事なものを任せられるのも大事なこの二人だから…ね。
たった一コマに相変わらずばしばしと燃えてます、わたくし。
そして、「お前大丈夫か」と「うるせェよ!」とお約束も忘れないゾロとサンジ。
このサンジは一応身体を心配してくれてるんですよね?
別れて大丈夫か(無事戻ってこられるか)の心配じゃないですよね?(苦笑)


そして3手に別れる皆。
S「ナミさんはおれが守るぜ〜〜〜!!このおれの!!命にかえても〜〜〜」
N「ハイありがと!早く行くわよ」 
そんなそっけないナミさんが好きだ(笑)。
こちらはそれに+フランキー。


U「ゾロ君はおれを全力で守り抜きなさいね」 がしっ。
Z「…ちょっと待て!ウソップ、おれはもう相当…」
いやいや、このゾロのセリフにはびっくりしました。
相当…何?
相当参ってるとか、相当身体が動かないとか、とにかくある意味弱音みたいなもんですよね。
そんなのルフィやサンジには絶対いわないでしょ?
でもウソップにならこんなに素直に言えるんだ…ふぅんと思いました。
だってこれだって信じてる相手にじゃなきゃ言えませんよ(何が何でも自分が守ってやらなきゃ、な相手には言えない)。
そういう意味でウソップはゾロにとって貴重な存在だなと改めて思いました。
そして、そこにすっとカバーに来てくれたブルック。
ああ、ありがとう。ゾロが安心して頼れるという点で(とことんゾロ目線)ブルックならうってつけです。


そして、残るルフィ、ロビン、チョッパーの悪魔の実トリオ。
「みんな三日後にサニー号で!」
こんな声高らかに待ち合わせ場所を言っていいもんだかはともかくも、 このままそれぞれのグループに別れて話が進んでいくんだと思いましたが、そこは独行、いやどっこい、尾田っちですからして。


一気に乱戦に入ります。
くまもどきはサンジチーム。
戦桃丸はルフィチーム。
戦桃丸は能力者じゃないそうですが、ルフィのゴムゴムの銃乱打も効かず逆に吹っ飛ばされてしまいます。何で!?
そして「ゾロ〜〜〜〜!!」という(恐らくウソップの)叫び。
ビームを喰らってゾロが倒れてます。瀕死の模様。(すでにジャンプを手にのた打ち回る私)
現われたのは海軍大将、邦衛…じゃない、黄猿。
「一発KOとは…ずいぶん疲れが溜まってたんだねェ  ゆっくり休むといいよォ〜〜」
振り上げた足に光。
ゾロ!!と、ぞくりとした予感にルフィが叫びます。そりゃもう必死で。
そんな距離でくらったら死ぬぞ!!とフランキーに言われるまでも無く、どうみてもゾロの命の危機なのは確か。
「危ねェ!!ゾロが危ねェ!!」
改めて見るとなんですか、このルフィの表情は。
今にも泣きそうじゃないですか!
抵抗するウソップやブルックの攻撃は当たりません。
黄猿はロギア系、ピカピカの実の光人間だから。(だからロギア系はずるいんだってば)
愕然とするナミ、泣くチョッパー、叫ぶサンジ、その一方で能力で移動させようとするロビンの冷静さがたまりません。
結局それすらも阻まれてしまい、風前の灯…というところで…


レイリーーーーーーー!!!(見開きに絶叫)


ゾロに向かって振り上げた黄猿の足を蹴りとめましたよ、この人!!
どうやって光を止めたのか、とかそういう謎解きはまた今度にして、今はゾロが救われたことと、レイリーのかっこよさにただただ絶句。
「若い芽を摘むんじゃない…これから始まるのだよ、彼らの時代は…!!」
ひゃーーーー、じいさんなのに、なんでこんなかっこいいんですか、この人は!!!
ああ、ルフィが泣いてます。
危機を救われて子供みたいに鼻水垂らしてただただ泣いて…。
そんなルフィは、一話でのシャンクス以来じゃないですか?


ここからはリアルタイムで叫んだ日記の抜粋なんですが、
『皆為すすべなく…本当にゾロの死を予感して…
特に485話を見ていないルフィにしたら、ミホークとの戦い以来初めてゾロが死ぬかもしれないと言う心底ぞくりとした思いを味わってるんじゃないでしょうか。
ルフィがゾロを失うなんて考えたことも無かったはず。
夢の叶うその先まで、ふと向けた視線の先にはずっとゾロがいる…はずなのに。
ゾロにしたって、いつも「死んだらおれはそれまでの男」とかよく言ってますが、 死ぬ覚悟はあるにしても、自分が死ぬことなんて思いもしてないでしょうに。くまとの一件は別ですが。
皆が感じた絶対的な力の差と、初めて目の当たりにした仲間の命の危機。
まだまだ彼らの力は大きな世界の前には小さいと思い知らされました。


でもそんな焦燥とかを払拭してくれたのが、レイリー!(うわあああああん)
かつて大きな世界を相手に立ち回った歳月の重みがそこにあるじゃないですか。
その力は光だって止められるんです。
そんな人がルフィやゾロやみんなの「若い力」を認め、先へ生かそうとしてくれている。


じいさん、かっこよすぎです。
ゾロスキーでフィルターのかかってるはずの私にも、こうなるとゾロがただの小童にしか見えません。
きっといつかはこんな域に達するんだとは思うけれど、まだまだまだ、彼らは若くって。
だからこそたくさんの可能性があって素敵なんだけど、でも膨大な経験値って本当にすごいと感じさせてくれるレイリーのかっこよさでした。』


スリラーバークまでは、ルフィと彼ら麦わらの一味はとっても強くって、 そりゃこの先も強敵は出てくるでしょうが、なんとか皆で力をあわせれば乗り切っていけるだろうと漠然と考えていました。
でもそれは甘かった。
今の新世界の入り口ですら、敵はイヤになるほど強くって全然歯が立たないじゃないですか。
まだ弱いんです。ほんの小童なんです。
経験も力も知識もわずかで、まだまだまだ広い世界の前に跳ね返されてしまう。
それでも挫けることなく立ち向かっていく者だけが、きっとこの世界を手に入れられるんですよ。
ルフィたちはまだ小さいけれど、絶対挫けないから。
若い芽は何度踏まれても立ち上がって、いつかちゃんと花を咲かせるのだから。
だから摘んではいけないとレイリーは言ったんでしょう。
その可能性こそがルフィたちの持つ最大の力。
あああ、どうやってこの危機を乗り越えるのか。
どきどきとわくわくとはらはらと、ない交ぜのこの気持ちは一体どうなるのやら。(知るか)


これも日記から。
『それにしても黄猿。
あんな容赦ない敵側だと、このままではモデルのあの方ごと嫌いになってしまいそうで困ります。
ご本人に申し訳ない…(笑)』


『ところでふと思ったんですが、海軍大将と戦桃丸とパシフィスタ数体(実際はどんくらいいるんでしょう)が襲ってきている今のこの状況を見ていると、 中将10人と軍艦…何隻でしたっけ、のバスターコールがたいしたことないような気がしてくるんですが…』


さて、皆様のご意見は?



2008/09/02




512話  「ゾロ、音沙汰なし」


「ゾロラヴァさまの感想が、ぜひとも読みたい」
今週お邪魔したサイト様の日記などでよく見かけた一文ですが、ええ、もう、今週はね……(ふと空を見上げ)。


まず、タイトルからしてゾロラヴァーには絶叫ものですよ!(ばんばん)
これだけ読んだとき、私はゾロが心肺停止状態にでもなるのかと本気で心配しました。(←シャレじゃないです)
少なくとも先週のボロボロな状態では、いつそんなになってもおかしくないじゃないですか。
ゾロー!とルフィが必死で呼ぶのに、ぴくりともしないゾロ
ひゃぁぁぁぁぁ・・・・・・(己の妄想に扉絵でしばし立ち止まる私)


…そんな妄想してる場合じゃありませんでした。先を続けましょう。
ゾロがまさに黄猿に止めを刺される寸前、飛び込んできてくれたレイリー。
コーティングしてたはずじゃないのか、そっちはいいのかとちらりと思いますが、ちゃんとルフィたちの様子も伺っててくれたんですねー。
おかげでゾロが助かりました、ありがとう、じいさん。
あー、ここで倒れてるゾロがまたいいんだなっ!!(ばんばん)
動けない身体を震わせてるー!それでもしっかり目を開けてるー!
為すすべない自分が悔しくて目の前の草をぐっと握り締めてるんじゃないだろうか…
一コマで妄想は止め処がありません。


でもここでの見所は、レイリーと黄猿のやり取りですよね。
旧知の間柄なんですよね。
軽い感じで話しながら、でも緊張感びしばし。
黄猿君にレイリーさん…この呼び方もいいじゃないですか。
やはりレイリーの方が大物なわけですね。大将だろうがやっぱり小童か。


黄猿の攻撃が止んだこの隙に、ルフィが叫びます。
「ウソップ、ブルック!!ゾロを連れて逃げろ〜〜〜〜〜!!!
全員!!!逃げることだけ考えろ!!
今のおれ達じゃあ こいつらには勝てねェ!!!」


これこそまさに船長命令ですよ。
逃げて、何が何でも生き延びろと。
無茶な冒険に命を賭けるのは大好きだけど、勝ち目のない戦いに命を、ましてや仲間達全員の命を賭けるほど ルフィは無謀な船長じゃありません。
もう誰も失いたくないから、絶対に守らなきゃいけないんですものね。
でも「今のおれ達じゃあ」ってのがまたいいんだな。
いつかは勝てる日が来ると思っているんですね、さすがルフィ。


一斉に皆走りだします。
「おっさん ありがとう!!」
こんな状況下でもお礼を忘れないルフィ、あーもうなんていい子なの!


黄猿は「八咫鏡」の力でゾロたちを追いかけようとしますが、ここでもまたレイリーが光となった黄猿を止めます。
光で移動しようとした瞬間を剣で斬ったように見えるですが、ロギア系の能力…しかも光なんて最強に近くないですか?
それをを力で止めるなんて、レイリー……(言葉も無く見つめ)。


黄猿も天叢雲剣(この人は三種の神器でいくのか)を取り出し…というか光で作り出したんですかね、 そして二人は刀を振るいあうのですよ。
しかし、ここでジャンプの人気漫画の共通点(BYバクマン)をレイリーに持たせるのはずるいです…(くらくら)。


「戸惑いこそが人生だよ、黄猿君…!!」


こんな深いセリフをさらりと言ってカッコよくきまるのはレイリーくらいなもんです…きっと。
すみません、参りました。


再びこの隙に逃げ出す麦わら一味なのですが、やはりそう簡単に見逃してはくれません。
特にゾロ。
一億越えの賞金首が瀕死なんですから、海軍にしたら何が何でも・・・と言うところ。
サンジたちを狙っていたくまもどきが、戦桃丸の命令で矛先をゾロに変えました。
それを察したサンジ、大事なナミをフランキーに任せるとゾロたちの方に向かいます。
誰も仲間を失いたくない…それはルフィだけじゃないってことですよ。
ZSZ的視点で見ても面白いと思うのですが(すみません、わたくし雑食です)、 そんなの差し引いてもサンジの男気というか優しさと言うか、そういうのが解る気がします。
だって今ここで一番守らなくちゃいけないのはゾロなんですから。
一番弱ってて、一番狙われているのがゾロ。
こんなシチュエーション今までありましたか!?
あああああ、もうもうもう…(ごろごろごろ)


だ・の・に。
そう、そんな状況なのにですよ、ゾロってば「おろせ」とウソップに言うんです。
「お前らを逃がす」
ゾロ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(泣)
囮に…なんてつもりじゃないでしょうね、戦うつもりですよ、きっと。
この身体で、それでもそのセリフをはくのか、あんたは。
「バカ言うな!今のお前なんかおれより役に立たねェよ!!
一緒に逃げるんだ!!ルフィがそう判断したんだ!!」
またウソップのこのセリフがたまらなくてね…。
さっきまでおれを守ってとひしっとしがみ付いていたはずなのに、すでに顔つきが違います。
本気でヤバイとわかったら、そうなるとウソップの勇気が発動するんですよね。
そしてブルックも……敵いませんでしたけど、骨折り損なんてここでもやっぱりブルックはブルックでしたけど。
でも、あああ、皆がゾロを守ろうとしてる…
ルフィだってどんなにゾロの傍に行きたいかって、その気持ちを思うとジャンプを手に家中を転がりたい気分になります。(かなりおかしくなってます)


ルフィは戦桃丸に阻まれ、それでもういっぱいいっぱい。ゾロの傍には行けません。
戦桃丸の力はルフィをふっとばし、ゴムの身体にダメージを与えます。
これもどうして?ですよね。
ルフィは打撃系の衝撃は受けないはずなのに。
それだけ戦桃丸の攻撃力がすごいのか。それとも何かコツ(え?)があるのか。
光を止めたレイリーと同じく、こちらも早く解明して欲しいものです。謎が山積みで段々じたばたし始めてますから。
そうそう、51巻を読んで改めて気づいたんですが、首輪を外せと騒いでいた奴隷になってた海賊を屋根の上からリストみたいなものを手にチェックしていた男、 これが戦桃丸なんですよね。
チェックと言うか値踏みと言うか…とにかくすでに能力値のリストみたいなものがあって、それで本人と照らし合わせてるような感じでした。
これは天竜人の一件の前ですから、戦桃丸はルフィたちの行動と関係なくこのシャボンディ諸島に送り込まれていたわけです。
ぺガバンクの指示ですかね?
新世界を目指す海賊(もちろんルーキーズを含む…と言うかそっちが本命?)をチェック…って読みは、 かなりイイ線いってないですかね(自分で言う/苦笑)
だから、早く黄猿のオジキがこないとあいつら(くまもどき?)が全部始末しちまうぜ、 のような、ヤバイだろ的なニュアンスのことを口にしてたのかなと。
政府(と言うかぺガバンク)は海賊達をどうしたいんでしょうか…。


話を戻します。
ルフィはふっとばされ、ゾロを守ろうとしたサンジ、ブルック、ウソップたちも次々にレーザーにやられていきます。
それを目にしたチョッパー……この表情がもうね…(泣)
大好きな大好きな、とても大切な仲間達の危機にチョッパーもまた駆けつけます。
手にはランブルボール。
これは3つ目だったんですね…そして再びチョッパーはあの怪物に変わるのです。
前のときは誰も部屋に入ってこないよう願っていたくらいだったのに、 皆がそこにいることは十分承知で、それでもチョッパーは、この姿になりました。
チョッパー…!!(実は今週で一番キたシーン)
チョッパーが変化しても、戦桃丸や黄猿から逃げ延びるのはかなり難しい気もするんです。
大体この姿になってしまうと敵も味方もなくなってしまうんですよね…。
それでも…それでもチョッパーの思いがちゃんと叶ってくれますように…そう願ってやみません。


暴れるチョッパー、倒れたルフィを抱えて逃げるロビン(軽々抱えるのにちょっとびっくりしました。ルフィどんだけ可愛いんだ!)
そしてそこに現われた人影。


くま!!くま!!くまが来たーぁっっ!!(落ち着け)
今度は本物です。聖書持ってるし、手袋してるし、何よりきっとオーラが違う…
ゾロにはわかりました、ぞくりとした感覚で…。
「生きていたのか、ロロノア…」
あの時はゾロの生死は確かめずに去ったようです。
Z「お前の…慈悲のお陰でな…」
要はくまの気持ち一つで見逃してもらえたわけですからね。
ゾロはそれをちゃんとわかっています、悔しいほどに。


くまが言います。
「旅行するなら…どこに行きたい」
これは…!ペローナを消した時のセリフではないですか!!!!!
と、こちらが認識するまもなく、ゾロが…ゾロが…消えたーーーっ!!!(落ち着け)
ウソップの絶叫がルフィにも届きます。
ルフィ、ゾロが消えたよーっ!!
しかもあの人ってば瀕死だよーっ!!


ゾロファンの悶絶をあざ笑うかのように今週はここまで。(ひぃぃぃぃ)


ゾロは一体どこに消えたんでしょう。
ペローナを消したときから、くまの能力は謎だったんですが、問いかけてその場所に飛ばす…というファンタジー系な 可能性もさることながら、でも今回ゾロは何も答えてませんしね…。
脳裏に浮かんだらそこに飛ばせるのか、いやいやそこまでファンタジーなのか…
大体、ゾロは旅行に行きたいなんて思うのか…(悶々)


ただね、このまま黄猿や戦桃丸たちを相手にしてるより、いっそどこかに飛んだほうがゾロはずっと安全ですよ。
くまはそれを承知で来たんじゃないのかと、ちょっと思っています。
そもそも今は七武海は召集がかかってるんじゃなかったの?白ひげと戦うから。
それをとりあえずほっぽってまでここにいるなんて、やはり助けてくれようとしてるとしか思えないんですよね。
くまが良い人か悪い人かというのは置いといて、 とにかく485話の一件で、くまはゾロを(もちろん麦わらチーム全体をとも思いますが)、かなりかっているはず。
かなり好きなタイプと思われます(言い切った/笑)。
ゾロがどこに行ったのかは次号を楽しみに待つとして、今はとりあえずの危機を脱したことをホッとしたいです。
だってさ、だってさ…ゾロがあんなどうにもならない危ない目に遭うなんて…(ぐしぐし)


遠いとこじゃないといいな…またすぐ皆と合流できるといい…
いえ、近くたってすぐ合流できるとは限りませんが…
そしてチョッパーが、ちゃんと無事に戻れますように…



2008/09/06




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