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513話  「救えないっ!!」


扉絵。
なるほど、過剰なる正義か。
単純に元CP9が人助けしてめでたしめでたし…ってな展開でもなさそうです。


本編。
ゾロどこ!?というあおり文が妙に間抜けでイライラとするんですが(こらこら)、とにかくゾロが消えました。
消えたと言うか消されたと言うか…。
理性を失ったチョッパーは暴れまくり、レイリーは黄猿を抑えるだけで精一杯、もうもう状況は混沌としてきてます。
とうとう本物かと問うフランキーに、ペローナが消された一件を話すナミ。
「女の子が消されて…二度と帰って来なかった」
いやぁぁぁぁぁぁ、不吉なこと言わないでぇぇぇぇぇぇ!!(落ち着け)


「ゾロに何したんだ!?どこに消したんだ!?」
ルフィも必死に戦桃丸を問い詰めます。
だって、ゾロがいなくなっちゃったんだもの。
ゾロがルフィの前からいなくなるなんて、そんなのダメなんです。(ばんばん)
少なくとも夢が叶うまでは、ゾロは…ゾロだけは何があってもルフィの傍にいなくちゃ…。
ところで戦桃丸くんてば、あの腹がけの下はパンツ穿いてるのかしら…いえ、こういう子供ってたいてい下はぶらんぶらんしてるから…(銀子さん、言葉を選びましょう、 そして状況も考えましょう)


『自称(笑)世界一 口の堅い男』の口から語られたのは、
くまの肉球で弾かれた人間は三日三晩空を飛ぶ、何処へ飛ばしたのかは本人しか知らない、 少なくともこの島に…すぐ会えるような場所にはいない…
そんな絶望的なことばかり。
奇しくも三日というのはコーティングが終わる期限ですが、ゾロが空を飛び続けて落ちてきたらすぐ魚人島へ出発できるなんて願望ありありの展開を、 尾田神がするはずもなく…。
そんな遠くへ飛ばされたのかゾロ!?
戻ってこられるの!?
そして何よりも体は無事なの!?
もうちょっとぐるぐるぐるぐる、思考が乱れてはぁはぁしています。危ないです。私が。


ゾロを消した今度のくまの手には肉球。
サンジにもこれが「本物」だとわかりました。
果敢にもそんなくまに「ゾロをどこへやったァ!」と噛み付くウソップ(震えてるけど)。
そんなウソップをくまもどきが後ろからレーザーで狙ってます。
危ねェ!とサンジが振り向くと……
「邪魔をするな」
くまもどきをくまが消してしまいました。
え?
同じ世界政府の息のかかった者同士。味方じゃないんですか?
この隙に、「とにかく全員ここから逃げろ!!!」と再び船長命令を下すルフィ。
おれはビームかすっただけだ、肩貸すからとサンジを庇うウソップ。
そしてそんな二人を庇うブルック。
この辺の庇いあいがすごくいいんです。
「命にかえても… あ、私もう死ん」
いつものオチを言う間もなく……ブルックが消されました。


「何やってんだァ、おれは!!!目の前で2人も仲間を…!!」
頭を掻き毟るサンジ。
それででしょうね、「行け、ウソップ!!」
サンジはウソップの前に立つんです。
こんなことしたって敵うはずないってわかってるでしょうに…。
何よりも船長命令で逃げろって言われてるのに…。
それよりも、もう仲間を失いたくないと、サンジの頭はそれで一杯になってしまったようです。
ここら辺がサンジの優しさであり、きっと弱さ。だからこそのサンジであるんですけどね…。


サンジの蹴りが肉球に弾き飛ばされた隙にウソップが消され、サンジもまた消されました。
がっくりと膝をつくルフィ。
尋常でない事態を案じながらも、黄猿から手が離せないレイリー。
「年はとりたくない」と言ってますが、もし若い頃なら黄猿なんて楽々止めて、しかもルフィたちに手を貸せそうなそんな口ぶりです。
もう、なにこのカッコよさっ!!!(ばんばん)
そんなレイリーの元にくまが瞬間移動してきます。
そしてぼそぼそと何かを告げ…。
レイリー「お前の言うことを私に…信じろと?」
くま「貴様の自由だ…おれも立場を危ぶめている」
ななななな、何ですか!?
まるで、麦わらの一味に手を貸してくれてるような、そんな伏線感がびしばしです。
黄猿の問いにも
「政府の息のかからない事態では我々が海軍と仲良くする義務はない」と一蹴。
そうそう、くまは七武海。一応元は賞金首の海賊ですからね。


ルフィがギアを発動させますが、くまはフランキーを消し、「助けて」とルフィに手を伸ばしたナミを消します。
このルフィがまた悲痛な顔なんです…。
助けて、って言われたのに…。
あのナミが涙浮かべて、必死にルフィに手を伸ばして(ナミ→ルフィ好きです)……でもルフィには助けてあげられない。
必死に食らいつこうとするのに、全ての攻撃をくまにかわされ、そしてまた暴れる怪物チョッパーも、 「ルフィ…」と呼んできたロビンも、みんなみんな消されてしまいました。


跪き、頭を地面に打ち付けるルフィ。
「…何だおれは…  仲間一人も…救えな"い"っ…!!」
ぼろぼろになって、泣きじゃくって、無力な自分に打ちひしがれて。
そんなルフィを「もう二度と会うことはない、さらばだ」と消すくま。


「この日"麦わらの一味"は『完全崩壊』を喫した」
とナレーションが入って今週は終わりです。


うわぁ………


先週のラストでは絶叫しましたが、今週のラストは声も出ません。
確かにあの場にいるよりはずっと生存確率は高いんですが…と言うか、 私はむしろレイリーがどうやってあの場から逃げられるのか気になってなりません。今一番危ないのってレイリーなんじゃ…。
とにかく、くまは何かの意図を持って麦わら一味を「飛ばしてくれた」と考えるのが自然なのかな。
それが何処なのか、そしてみんなは一緒なのかばらばらなのか、それによってこれからがまた全然違ってくるわけなんですが。
くまはドラゴンとも知り合いみたいでしたし、ゾロのことも気に入ってくれてると思うし(笑)、やはりルフィたちに味方してくれるんでしょうか…。
そうだと断定するのは甘い気もしますけれど、とにかく悪意はないと思われます。
無事な場所に飛ばされて、特にゾロは傷をゆっくり(そんな暇あるか!)治して、早く「麦わらの一味」が 復活して欲しいものです。
あ、そうか。
天竜人をやっちまったから、麦わらの一味はこのままだと危なかったんだ。
政府は何が何でも彼らを捕まえて極刑くらいにしないと立場がないんだから、必死に追いかけてくるはず。
つまりは一度「完全崩壊」させないいけなかったのかもしれません。
完全に見逃してもらえるほど甘くはないでしょうけど、これなら一応政府も海軍も天竜人に対して言い訳は立ちます。
今は「それどころじゃない」んですから、追跡の手も一旦収まるでしょう。
なるほど、くまの行動はそれを見越してのことなのかな?


一味の危機はともかくも脱した…と言っていいかも知れませんが、とにかく今回衝撃を受けたのはルフィに対してです。
船長として成長したなと思わせてくれた彼でしたが、でも、くまの前にはなすすべもありませんでした。
何もできず、仲間全員を目の前で失ったのです(実際命は絶ってませんが、もしその気なら全員抹殺されてましたからね)。
もう誰も失いたくないって、強くならなきゃいけないって、あんなに思っていたルフィだったのに。
あまりにも痛々しい姿に言葉を失いました。
失うのが辛いから最初からゾンビにしとく、そんなモリアの言葉を気にも留めなかったルフィですが、今まさにそれが己に降りかかってるわけで。
ルフィがモリアと同じ選択をすることはありえませんが、でもその辛さを初めて我が身のこととしてルフィは受け止めたはず。
その胸の内を思うと……ええ……。
老婆心でしょうが、これがルフィに影を残すことがありませんように。
そしてもっともっと強くなれば…なんて無茶な方向に行きませんように。


次号は土曜日発売です。よかったですね、皆様v
それにしても次号予告のアオリ
「シャボンディ諸島を後にしたルフィ達に…!?」
…そんな穏やかな状況でしたっけ…???


仲間達がみんなばらばらなところに飛ばされたので、全員の行く先を回って集めなおす…
こういう展開はまずありえないでしょうが、ちらりと頭を過ぎってしまいました。
ここで某サムライTルーパーを思い出した方、いらしたらお仲間です。(手を差し出し)。


2008/09/09




514話  「カラダカラキノコガハエルダケ」


ルフィたちの行方が気になるところですが、今週はデュバルから始まります。
あら、意外にちゃんとした顔してるじゃないですか、デュバル。
かつて日曜7時からやっていた一昔前のロボットアニメの主人公みたい(いや三昔前くらいだな…)。
そうなんですよ、皆いなくなってしまったからサニー号がどうなるか心配だったんですが、ちゃんとフォローも忘れてません、尾田っち。
コーティング職人の到着までしっかり護衛してくれるらしいです。
…って、コーティング職人!!!(ばんばん)
レイリーは無事なんですか!!!???
いっそくまが飛ばしてくれたら無事逃げられると思うんですが、くま自身も危なそうなこと言ってましたからね…。
少し先のページですが、レイリーのスペルがRayleighだと判明し、妙に萌えました。
なんかカッコいい…v(はぁ)。


オークションハウスでは、天竜人のシャルリアが怒りに震えています。
でも何かと言うと「創造主の血」を振りかざして、やりたい放題な彼らには、 海軍(特に下っ端の人たち)も扱いかねているような、そんな雰囲気です。
だって海軍すら「鈍臭い犬共」呼ばわり。
所詮は自分達以外どうでも良いんです。他の生き物は自分達が快適に暮らすための道具でしかない。
魚人や人魚への差別にしても、やっぱりこんな世の中はどこか間違っていますよね。
でもこんなお膝元でも(だからこそか)、何一つ正そうとしない世界政府。何か目論見があるんでしょうけど…。


一方シャッキーのぼったくりバー。
ケイミーたちが不安そうにルフィたちの帰りを待ってます。
ここでシャッキーが言う言葉がまた重い。


「相手は大将、『強さ』じゃ敵わないわよ…
この先、海は荒れるわよ。見た事もない大きな波が来る…。
彼らはその波に負けちゃいけない………ほら聞こえる…?
時代が少しずつうねり始めている」


時代のうねる音。シャッキーはそれを聞いています。
それは今までの世界の成り立ち(それこそ創造主云々ですね)を根本から変えてしまうような、新しい時代の幕開けなんでしょうか。
変えなくてはいけないと誰もが心の中で思いながら、立ち向かう相手の強大さに叶わない願いでしかなかった。
でも、『強さ』以外で立ち向かうなら、時代を大きく変えることはできるかもしれないと、 そんなことを含ませたシャッキーの言葉です。


強さ以外。
例えばそれは『若さ』とか『折れない意志』とか『人と人の繋がり』とか…かな?
ワンピースって言葉の通り、いろんなものが組み合わさって一つの大きな力になる。
点在してるポーネグリフを繋ぎ合わせると一つの大きな意味を持つものが完成するようにね?
そう考えるとルフィたちの一つ一つのエピソードは最後の大きな戦いへの布石になってるんじゃないかなーなんて思うのは…早計ですかね(苦笑)。
空島だの巨人族だの魚人島だの、いろんな人種や国や町と手を繋いで…。
いきなりですが、「うしおととら」って漫画があります。
何度読んでも泣かずには読めないんですが、あれも全33巻の途中のエピソードが皆、 最後の大きな敵と戦うときに主人公の力になってくれるのです。すごいなーっと思いました。
ついワンピースの最終回(?)もそんな感じになるのかななんて、重ねたりしてしまうんですが…すみません。


ああ、もうこの辺にしておきましょう。
こういうのはもっとちゃんとした考察サイトさんがすることですからね。


さてさて、いよいよルフィの登場です。
飛んでます、空!!
三日三晩空を飛ぶ…戦桃丸の言葉は嘘でも誇張でもありませんでした。端から疑ってましたよーごめんね。
その間ルフィは仲間達のことを案じながら、ふと「じゃあ皆も消えたんじゃなくてこうやって飛ばされたのか」と気づきました。
自分がこうやって生きている以上、仲間も同じように飛んでいるはず。
無事…って言うのもおかしいけど、とにかく同じ世界に生きてるんだと解りましたからね。
海に落ちたら死ぬなぁ…と呟きながらも(でもそれは能力者じゃなくても皆同じかと…)、しっかり睡眠とってます。
でもご飯は食べられないですねー…大丈夫かな?そっちで死にそうなんじゃ…(苦笑)。


そして、三日三晩…経ったんでしょうか。
上空から落下しましたが、地面に大きな肉球の跡をつけるほどのあれは空気の塊・・ですかね。 そんな空気のクッションに守られてふわりと着地。よかったよかったv
あたりはジャングル?大きな木が生い茂ってます。
「とにかく帰らなきゃな」
ここでビブルカードの存在を思い出し、またすっごく嬉しそうな顔すんですよねーv
「よし帰ろう!とにかく帰るんだ!!きっとまたみんなに会えるぞ!!」
根拠なんてありません。
でもポジティブ。
生きてるから、元気だから、ルフィは前に進めるんだもの。
ビブルカードの方向に走ります。走りながら思い出します。


「今のおれ達じゃあこいつらには勝てねェ!!」
ルフィ助けてと手を伸ばしてきたナミの姿。(やっぱりこれはかなりショックだったのね…)
「仲間一人も救えない!!」
まだまだまだ、「世界」に敵わなかった自分達の力。
悔しくて今は叫ぶしかなくて、でも走るルフィ。


あーあ…ここでお腹空いてきちゃいました。
サンジもいないので、追っかけてきた巨大イノシシを丸焼きにし(ひー)ぺろっと平らげると次はキノコ。
「ワライダケじゃねェか、こんな時にコレがいいんだ」
って、その考えすっごく危険だから!!(大汗)
そりゃ、一人で寂しいし、ふと嫌なことばかり思い出しちゃうかもしれないけど、 それをワライダケで払拭するって発想が無茶だってば!!
あ、こっちにも変わったキノコ…ぱく… 
…ってそれも危険だから!!!(大汗)
素人が知らないキノコをいきなりぱくりはダメだからー!!


前に何回か書いてますが、私キノコがダメです。
大人になって何とか食べられるようになりましたが、それでも山の中にキノコが生えてるの見るのはかなりキツイです。
原因は、すごく幼い頃に見た怪奇映画(そんなもん子供に見せるなよー叔母ちゃん)。
題名も覚えてますが書けません、怖くて。
無人島に流された男女が、食料不足からそこに生えてるキノコを食べてキノコ人間になってしまい仲間を襲うと言う… ああああ、こうして書くのもキツい…(汗だく)
で、今回倒れているルフィの姿はしばらく直視できませんでした。
背中に汗かいて息が荒くなるほどで、ホントにホントにダメです。
顔中からキノコ生えてます、怖いよー…(泣←蘇るトラウマ)
お願いだからもう二度と…二度と食べないで、キノコ。
と、ロビン風にお願いしてみましたが、尾田っちは何気にキノコ好きですからね…またイラストに使うんだろうな…(よろ)


さて、案の定キノコぱくりを繰り返していたルフィは、「カラダカラキノコガハエルダケ」を食べてしまい、大変なことになってしまいました。
このままでは身体から生えてるキノコに生気を吸われて死んでしまうところを、通りかかった3人の不思議な女性に助けられます。
二人は蛇を首から巻き、残る一人は巨人族…?と思えるくらい大きい。
ワイルドな服装に武装、アマゾネス風です。
そして村へ運んでくれるのですが、村の様子はちょっと中華風?中国の深山でひっそり暮らす秘境の村、といった面持ちで。
とりあえず身体から生えたキノコは全部手で抜き、残った根っこは火をつけて燃やし(ワイルドだな…)、そこでルフィの傷に気づいた彼女達は 治療しなくてはと、川でルフィの身体を洗うのです。


美女のマーガレットちゃんは上半身脱ぎながらごしごしと。
当然洗ってもらうルフィは脱がされてます。誰ですか、いろいろ思い巡らしちゃう人は。(私か)
もっと純粋な目で見ましょう。これは週刊少年ジャンプですからね。
ウルトラでもビジネスでもスーパーでも無いですよー。
大体ルフィですからね。そんな性的な意味合いもあまり強く感じない気がします。
マキノさんとも結構大きくなるまで一緒にお風呂とか入ってそうじゃないですか?
ぜーんぜん何も考えてないから。(くすくす)
ただこれがゾロだったら……一気にスーパージャンプに雑誌が変わりそうで、おばちゃんは勝手な妄想にちょっとドキドキです(馬鹿)。


おや、ちょっと大柄のレディ(…)スイトピーが何か見つけましたよ。
キノコが一個残ってたみたいです、股の間に。
え、ちょっと待って。
ジャストモーメントプリーズ。


「これさっきのと形が違わない?不思議な形」
「抜けない!!何で!??のびるわ!!」
さて、よいこのお嬢さんたちはもうキノコの正体がわかってますよね。
スイトピーにつかんで思い切り伸ばされちゃってるルフィのアレは大丈夫なのかと、すっごく心配ですが
以前BBSで
Q、伸びるんですか
A、伸びます
て、やり取りがありましたものね。
ここで使うか、尾田っち。やっぱり侮れない人だ。
ホントにルフィでよかったと思います。普通の男性だったら危うく使い物にならなくなるところでした(そういうことを考える自分がちょっとイヤ)


キノコが抜けないと皆が騒ぐ中、やってきた婆様は一目見るなり、
「この者は『男』にゃないか!!」
ああ、婆様はキノコの正体を知ってんだ…(ぼそ)
「これが男!?」と頬を染めるマーガレットちゃんがすごく可愛いです。


ルフィの飛ばされたそこは女系戦闘民族「九蛇」の住む国。女ヶ島「アマゾンリリー」
決して夢見ることなかれ
決して踏み入ることなかれ
君がまだ命を惜しいと思うのならば


そんなこと書いてるくせに側のアオリが「ちょっと嬉しいかも…」
少年達の純真な心を煽ってどうする、集英社。


それはさておき、やはりここはアマゾネスをモデルにした村のようです。
たぶん男にとってはオッソロシイことが待ってるんでしょうが、まぁルフィだからね…。そんなに心配はしていません。
何か騒動はあるんでしょうが、きっといつものように分かり合える中になれると思っています。
そんな中で近隣の島に落ちた誰かと絡んだらいいのにな…。
例えば敵対してる男系戦闘民族の国に落ちたゾロとか…。 (さらっと書いたけど、男ばかりの中にいるゾロもちょっと危ないような気がしてきたのは、私が腐ってるからですか?)
後から気づいたんですが、マーガレットたちは『男』ってもの自体を知らないんだから、 敵対してる男系戦闘民族なんているわけないじゃないですか!
妄想が先走りすぎてうっかりした悪い例として、恥ずかしいんですがこのままにしておきます。



先週から一転予想もしてなかった展開になってびっくりしました。
さすが尾田っち。毎回いい意味でこちらを裏切ってくれます。
で、こうなると皆はどこに行ったんだってことになります。
一人一人別のとこに落ちて、それを集めていくんじゃ膨大な時間かかりますよね。
それにその間、レイリーや魚人島やエースのことはほっぽらかしになるし…。
何人かまとめて落ちてるとか…かな。
いずれにしても、これが最後にはちゃんと上手くまとまってくれるんだから、これからも目が離せませんよねv



2008/09/17




515話  「女ヶ島の冒険」


ルフィの「女だらけの島、大冒険の巻」です。(スイトピー風に言ってみました)
国の名前は「アマゾンリリー」なんですよね。でも民族名は「九蛇」。
カタカナ(と言うか英語)と漢字が混然としてるのがややこしいですが、この辺はあまり深く考えず「そんな世界なんだ」と 流しておくほうがいいかもしれません。


まずオープニングのナレーション。
「外界に出た者が時折、体に子を宿し帰り来るも
不思議なことに生まれてくる子はみな女」
なるほど…。
どこから子供の種(おい)を調達してくるのかと思ってたのですが、 外界に出ることもできて(それなりに選ばれる基準があると思いますが)、 そして孕むのも…まあ自由なのかな。
というか、むしろ強い種を宿してきた方が一族のためにはいいですものね。
アフェランドラはやっぱり巨人族の血を引いてそうです。
彼女らは
「実に逞しく豪快であるが、どこか気品をも漂わせる
強欲で愚かな男など立ち入る隙もない」
そして
「この国では強い者こそ美しい
もしも男がこの国に近づけば、消されるのみだ」
ルフィのように外からふらっとここに来てしまった男が、子種として利用されたりするのかなと思ったんですが (いい加減この話題から離れようと思うのですが、でもやっぱり気になるので…)、そういうことはないのかな。
あくまでも自分達で選んだ種で子を宿す、というポリシーがあったりしてね。戦士の国だし。


さて、牢獄に入れられてた「男」が起きたとの知らせに、若いレディ達が鈴なり状態。
中で目覚めた男=ルフィは、珍獣…ほとんどカンカン&ランラン状態です。(←若い方のために付け足すと日本に初めて来たパンダです)
おやおやおや、ルフィは裸に包帯という非常にセクシーな姿じゃないですか。(でも腕輪はしてる)
読者にはおしり丸見えです。そしてレディ達にはキノコ(…)が丸見えです。
大事な麦わら帽子はスイトピーが被ってました。
ゴムの手を伸ばし帽子を取り返し、そこでやっと自分が裸と気づいたルフィ。
そこでメモしてるお嬢さん、興味深いのはわかりますが
「男は腕が伸びる、男はニブく、体より頭をまず隠したがる」
それ、ちょーっと違いますよー。
ここにいるのはルフィだから。非常に特殊なサンプルだからね。


そして「股の間に縫い付けてある袋」について、レディ達に説明するルフィ。
キンタマ(当サイトでこの単語を隠しもせず書く日が来るとは思いませんでした…)→金の玉→黄金の玉→ゴージャス→取って見せてv
そんな素直な発想の彼女らが可愛くてたまりませんv
そして、マーガレットはボロボロだったルフィの服を、同じ形で作っておいてくれました。
豪快で戦士としても一流そうなマーガレットですが、そんな細やかな心遣いがとても素敵だと思います。
しかも「セクシーにお花のフリル付けといたわ」
この国で言うセクシーの意味が解りません。露出が格段に減ってるんですけどね。
しかもお出かけにはフリルって…、どこにお出かけするんでしょう。外海に行くとき?


ここでさすがに、「おれは男だぞー」とうがーっと吼えてしまったルフィ。(その辺はやはり文句があるみたい)
一転して周りの空気が変わりました。
全員弓を構えてルフィに狙いを付けてます。
「それが本性か!命を救われた恩も顧みず、むやみにどなりちらすとは何と言う獰猛な気性!」
スイトピーが「これだけで殺すのは可哀相」といい、(優しい子ですね)
救われた経緯を知ったルフィが礼と謝罪を口にするのですが、
「謝罪も弁明も聞かぬ!!」と、キキョウ(リーダー的存在?)は一切聞き入れてくれません。
「蛇姫様」が戻ったときにこの事態を知ったら、男を村に入れたマーガレットら3人も罪に問われると、 ルフィを殺して全てもみ消すことにしました。
キキョウはキツいですが、村や3人を守るためにそう判断しただけで、やはり根は優しい人だと思います。
とは言え、ルフィだってこんなところで死ぬわけにいきません。
屋根を破って脱出し、攻撃をかわして、マーガレットを連れて崖(山?)の上まで逃げていきます。
なんかねー、マーガレットを攫って逃げていくルフィが「男」っぽくてちょっとドキッとしちゃいましたよv


で、崖から飛び降り、村と反対側にあるジャングルに着地。
ゴムゴムの風船でもちろん無事です。
男はみんな急に太るって…また間違った知識植えつけちゃいましたけども。
マーガレットを連れてきたのは前のズボンに入ってたビブルカードが欲しかったからなんですが、マーガレットってばちゃんと持っててくれました。
「何か文字が書いてあったので一応…」
って、ホントによく気のつく子だなー、もう。 可愛いし強いし、同性から見ても好きなタイプですv
レイリーのビブルカードがなかったら、ルフィはお手上げでしたものね。本当によかった。


「いろいろあってよ、仲間全員バラバラに空飛んじまったんだ でも全員この紙を持っているからまた必ず集まれるハズなんだよ
みんな頑丈だからな」
嬉しそうに語るルフィを見つめるマーガレット。
この言葉に嘘は無いから。
そして、ルフィがこの紙に託す仲間への深い深い思いが伝わってくるから。
仲間への思いに男も女も関係ないですものね。


だからかな、だんだん仲良く会話し始めてますよ、この二人。
非常に微笑ましいです。
海賊の仲間だと語り、海賊って知ってるかというルフィに、この国の皇帝も海賊だとマーガレットは言います。
「蛇姫さまは強くて気高く世界一美しい
海賊『女帝』ボア・ハンコック…この国は彼女と二人の妹君によって固く守られているの」
おーーっと、いよいよこの国のキーパーソン登場ですか?
海賊女帝ハンコックって前に一度名前出てきてますよね。
リスキー兄弟が、魚人島の人魚達の美しさを例えてハンコックもたじたじみたいな言い方をしてました、うん。
(さも覚えてるような言い方をしてますが、もしやローラのママと関係してるのではとコミックスを読み返してて発見したのは内緒です)


そんなときにちょうど蛇姫様が帰ってきてしまい、村は男の一件をどうにかすべく大騒ぎになっているのですが、 この蛇姫様が今のルフィを助けてくれないかなと、内心期待しています。
レイリーとかシャンクスの知り合いとかってのはどうですかね…。ああ、でも「男」と仲良くはないのかな…。
(ローラのママはナミの飛ばされた先で出てきそうだからここでは候補から外しときます。ナミはママのビブルカード持ってるし)


でもこのペースで行ったら本当に全員揃って魚人島へ行くのはいつなんでしょうねぇ…。


2008/09/24







516話  「海賊女帝ボア・ハンコック」


WJ表紙はルフィ&チョッパーのほのぼのコンビ。
んーなるほど。このチョッパー弁当なら私にも作れるかもしれないな♪


で、カラー表紙なんですが、思わず叫んじゃいました。
あまりに…あまりに懐かしくて、切なくて、ときめいて、…そんないろんな思いがごちゃ混ぜです。
これは「ルフィと出逢ったとき」なんですねv(絵は今の尾田っちの絵だから、それがまたちょっと嬉しくもあったりして)
だから「私と組まない?」だったり、船べりから紅茶飲んで見てたり、ミス・オールサンデーだったり、そしてまた磔になってたりするんです…(溢れ出そうな萌えにごろごろと転がり中)
敵だったり、警戒してたり、ただの小僧と思ってたり。
「a casual discovery」 = 偶然の発見…ここでは出逢いって訳した方がいいのかな。
出逢ったのはほんの偶然。
でも運命の糸は散々にもつれて絡み合って、気がついたらかけがえの無い仲間になっていた。
そんなルフィの思いは、ずっと傍で見てきた私たちにも同じことです。
尾田っちが10年と言う歳月をかけて描いてきた物語は、それほどに深いんですよね…。


この表紙を前に、三姉妹と語り合う母。
やはり出会いとしてはゾロとの出会いが一番だと結論が出ました、ふふv(誘導はしてませんよ)
それにしてもこのゾロがまたカッコいい!!
禁断症状のでそうな今、本当に本当に撫で回したくなるようなカッコよさです。
あら、それにしてもこんなに血が出てましたっけ?
ちょっとー、シャツにも鼻血かな、垂れてるじゃないですか。あそこの海軍の人が殴ったの?
もー、ホントに…(と言いつつまたゾロを撫で回す馬鹿な私)。
そんな脱線はさておき、一番よかったのはゾロですが一番泣いたのがウソップだと、 ここもまた母娘で意見が一致しました。
チョッパーと争ったんですけどね。やはり「ウソップ海賊団を解散する!」が最高だったようです。
ああ、連載開始時にほんの小童だったキミ達とこうやって語り合える日が来るとは。
ホントに10年の重さを感じます。


いい加減先に行きましょう。
本編。
マーガレットにフリルを取ってもらい(まぁ勿体無い)、礼と別れを告げるルフィ。
だって仲間達に会わなくてはいけません。
「みんな生きていたらそれでいい!!生きてさえいりゃ何度だって戦えるんだ…!!」
このセリフがおやと思いましてね。
いつの間にか、自分の思いにすり替わってますよ、ルフィ。
くまに戦桃丸に黄猿。
思い出すたびにむかむかむかむか。
絶対越えてやると誓うけど悔しさで爆発しそうです、相変わらず船長らしくていいなv
でも
「シャボンディ諸島まで逆立ちで行ってやる、これで強くなるぞ、あっ、船くれねェか」
マーガレットでなくても、忙しないなと思わずつっこみたくなりますね…。
ところがここには船はありません。
マーガレットが言うには女ヶ島は「凪の帯」にあるためにほとんど孤立状態。
唯一の船が蛇姫の乗る海賊船なのだそうです。
カームベルトか…遠くまで来てませんかね…大丈夫かな。


それはそうと、やっぱりルフィはルフィ。
思いつくままにイカダを作るし、それがまた下手だし、案の定沈むし。
一人で冒険して大渦に飲まれてた一巻を彷彿とさせます。
その一つ一つにちゃんとツッコんでくれるマーガレットがまた可愛らしいんだなv
溺れたルフィを助けてくれたし。
でも男は泳げもしないのかって、また間違った知識を得てしまいました…。
困りながら、それでもルフィに弓を引くマーガレット。
「このまま馴れ合えば情が移ってしまう」
あああああ、可愛い!!
ルフィのこと気に入ってきたのね。
でもこの二人は男女と言うよりは、どっちも世間ずれしてないという意味で似た者同士、気が合う「友達」のように見えます。
マーガレットの射る矢は、辺りをぼっこんぼっこん破壊。
普通の矢なのにものすごい破壊力なのは、矢が覇気を纏っているからだそうで。
なんだか、ここでルフィは覇気の何たるかを学びそうな気がします。


おっと、ここでスイトピーやらキキョウやらが現われました。
逃げだすルフィ。
ここで場面は変わって近海のカームベルトです。
九蛇海賊団を待ち受ける海軍の船、そこで待つ中将モモンガ。
エースの公開処刑の日と場所が確定したために、七武海であるハンコックを強制召集しに来たのです。
もう、ここでびっくりがてんこ盛り。
まずエースの処刑!!
いや…まぁ大丈夫だろうと思いますので(甘い?)、そんなに慌ててはいないんですけど、
「一週間後」「海軍本部を有する町『マリンフォード』の広場にて」。
そんなきっぱり宣告されるとやはりドキドキします。
ここに向けて白ひげが動くと予想されるので、迎え撃つ政府側としても七武海の力が必要になってくるのです。
おおおおお、 ミホーク、クロコダイル(現在は剥奪)、ドフラミンゴ、くま、モリア、ジンベエ(名前のみ)、ときて、 一人名前のわからなかった七武海はハンコックだったんだー!!とここでまた興奮。
うーん、いろいろ明らかになるのってホントに楽しいv
で、断れば協定は決裂、称号は剥奪、と迫るモモンガ。


そして現われましたよ、海賊女帝ボア・ハンコック。
噂に違わぬ絶世の美女です。
今現在、尾田っちが全精力をかけて描いたのではと思えるくらい、たぶん女性キャラの中で一番綺麗じゃないかな…。
また後ろに控える妹二人がすごい。
同じ遺伝子なんですか?
「三女がでかくて太い〜〜〜〜(泣)」 これはうちの三女の泣き声。
「次女は人間じゃないやん〜〜〜〜(泣)」 これは同じく次女の叫び。
まぁまぁ、言いたいことは山ほどあるだろうけどね…。


「七武海の称号は好きよ、剥奪はいやじゃ…
しかし世界政府は嫌い…命令など聞きとうない」
おおお、何というゴーイングマイウェイ。
この世は私のためにある。
性格は悪いですよね、子猫まで平気で蹴っちゃうし、とにかくワガママだし。
でも全てが許される。
それは
「わらわが 美しいから」
普通ならかちーんと来るとこなんです。特に同性は。
でもなんでだろう、私この姫にはカチンとこないんですよね…。
実際綺麗だし、それになんかいくとこまでいっちゃってる感じだからかな。
ここまで独善的だといっそ清々しいです。
女の子まで虜にしちゃうのがすごいですよね、蛇姫。


「わらわに見惚れるやましい心が、そなたの体を硬くする…」
ほらほら、技が出ました。
「メロメロ 甘風(メロウ)」
姫の手から繰り出すハートに、海軍の皆はメロリン状態のまま石に…!
うーん、こんなメロリンした情けない状態で石になって発見されるのはちょっといやだな…。
ハンコックも能力者ですかね。メロメロの実。
だから一人だけ綺麗なんじゃないか、ホントは妹達と似てるんだと言うのは、いまだになんだか諦めきれないうちの次女と三女の推測です。


で、そこはさすが中将、モモンガは自分の手をナイフで刺すことで、痛みにより邪念を消し去り石化を逃れました。
これには経験値の差じゃなと姫も感心。
「『1』と『0』は違う」
一人になってもまだ心は折れないモモンガ。
アマゾンリリーへ帰港すると船を返すハンコック一同に、「限界までここで待つ」と告げます。
期限は2日。
ここでまた動きがありそうですねv


まず一週間後のエースの処刑に合わせて、麦わらの一味の皆も戻ってくるんじゃないかと思うのですよ。
もちろん再会するのは、マリンフォードの広場。(頑張ってたどり着くんだぞ、ゾロ)
まずはルフィはそのために何とか島を出なくてはなりません。
ハンコックに会って一悶着あるのは当然ですが、このモモンガとも何かありそうな気がします。
案外2日後に、船に乗ってるのはルフィだったりして…。
だってもう兵士はいないし、モモンガさんの胸一つで決まるでしょ。
この人頑固実直そうですが、話のわからない悪い人ではなさそうだなと。


今週の話を読んだ三女
「なぁお母さん、サンジくんがこの島にいなくてホントによかったなぁ」
続いて帰ってきた次女。WJを読んで一言
「なぁお母さん、この島に飛ばされたのがサンジくんじゃなくて…(略)」
そして遅くに帰ってきた長女。WJを読みながら
「なぁお母さん、ここにいたのがルフィじゃなくてサン…(以下略)」
そこまで言わなくてもいいんじゃないかと可哀相になりました。
こんなときだけ気の合う三姉妹……サンジくんごめんねぇ。



2008//10/02




517話 「湯浴み」


扉絵。
セントポプラを出航ってのはいいんですが、この船は彼らの所有物なのか気になります。(他に人影もないし)
おお、ちゃんとハットリもいるー♪


本編。
さて、アマゾンリリーに帰ってきた蛇姫さまご一行。
すっごい人気です。
海賊として外海へ出られるのは、かなり厳しく選ばれた者たちなんですかね。子供達の憧れの職業みたいですよ。
バズーカもってタバコ咥えたおねーさんがセクシーでドキドキします。この人ブラジャーつけてないのかな…(どうもそういうところに目が行く…)
ニョン婆様は新聞を受け取りました。これってモモンガさんが持ってきたエースの公開処刑のことが書いてあるやつですよね。
婆様はこれで今世間で起こっている大きな動きと…もしかして麦わら一味のことを知ったりするのかな。
天竜人をヤっちまったルフィ率いる麦わら海賊団は七武海くまによって壊滅させられたとか何とか書いてあるの。
いずれそんな記事がルフィの目に入りそうな気がします。


さて、蛇姫さま、相変わらず性格悪い悪い。
子供達が健気に作った自分の粘土人形を下手糞と壊し、捨てろと命じる容赦なさ。
それでもこの人なら仕方ないと許されてしまうんですよねー、すごいな。
ただ綺麗だからとかそういうレベルでもないんじゃないかな。圧倒的なカリスマ性によるもんだと思います。


自らの部屋で寛ぎ酒を所望するそんな蛇姫の前にいきなり現われたニョン婆様。
婆様は姫に『中枢』すなわち政府の言うことを聞いて戦争に参加するよう進言しに来ました。
ぺガバンクの発明により、政府の船が自由にカームベルトを航行できるようになってしまった以上、今のアマゾンリリーは姫の「七武海」称号のみによって守られているのです。
九蛇の海賊行為を大目に見てもらえるのもそれが理由。
島を守るためには、だからこそ七武海の称号を剥奪されるわけには行かないのだと必死に訴える婆様ですが、姫様には通じません。


「そなたの時代はとうに終わったのじゃ、アマゾンリリー先々々代皇帝グロリオーサ」
ひょぉ〜〜〜〜〜、婆様は元皇帝でしたか!!(びっくり)
しかし、「国を捨てて外海へ飛び出した裏切り者」であり、「ぬけぬけ舞い戻ったのを先代皇帝の慈悲によって受け入れられた」から 「村の片隅でひっそり暮らしている」のだそうです。
なんかワケアリっぽいですよね〜外海に出た理由とかが。
今は婆様ですが、塔のてっぺんから落とされても無事着地するあたり、若い頃はやっぱり美しく強い戦士だったのではと思われます。たぶんね。
となると、ルフィを助けてくれるのはまずはこの婆様かな…?


それにしても蛇姫もすっごく綺麗ですが、その辺はワンピキャラ。
「わらわのきまぐれで国が滅びようとも…みな許してくれる。なぜなら…そうよわらわが美しいから!!」
そう言い放ってそっくり返る返る。
人を見下しすぎて逆に見上げるお得意のポーズを披露してくれました。
やはりそういうお笑い要素はちゃんとお持ちのようです。
きゅんと俯くいたいけなポーズで、お付きの者(もちろん女)も婆様もあっという間にメロリンさせてしまうのもさすがです。
たぶんルフィには効かないだろうけど。


さて、城内に鐘が鳴り響きます。
蛇姫様の湯浴みの時間です。
皆は城の外へ出なくてはならない、そういう決まりがあるようです。
蛇姫たち三姉妹は冒険の果てに怪物ゴルゴンを倒したがその死ぬ間際の呪いにより、背中に怪物の目を刻まれてしまった。
その目を見た者はみな石になって死んでしまうので、蛇姫たちが服を脱ぐことはなく、湯浴みのときもこうして入場を禁止するのだと、 九蛇の一人が子供に語って聞かせてますが、それがまた誇らしげなんだ。
勇敢に戦って背負った呪いだからと。
…おやおや、また怪しい匂いのする話がでてきましたよ…。
皆がその話を感動して伝えていることが余計怪しさ満載です。


と、一方ルフィ再登場。
いつの間にか再び城に戻ってました。
とにかくルフィは船が欲しい。
「借りれりゃいいんだけど…ダメだ、ナミがいねェ。おれ一人じゃ漂流しちまう」
ルフィ〜〜〜〜〜〜!!!
おばちゃんは感動したわ、いつの間にか成長していたのね!
一人じゃ漂流しちまうなんて、一巻のあなたはそんなこと気づいてませんでしたよ!
(まだ気づかずに迷子になり続けるファンタジスタもいますけれど)


一人じゃ着けない→船に乗っけてもらうのが一番いい→シャボンディ諸島まで送ってくれるか頼んでみよう→偉いヤツに会わなけりゃ→たぶん高いとこに住んでいる→とにかく高い建物に入ってみよう!
ルフィは一生懸命考えました。
熱でそうなくらい考えました。
だから、おいおい、もうちょっといろいろ考えろよとか思っちゃいけません。
短絡的だとか言うのは誰ですか。
そこで、とうっと崖から飛んで、天守閣に飛び降りそのまま突き破っちゃう、そんな破天荒な行動もルフィなら許される気がします。
おお、この辺では蛇姫レベルに並んだ!


そして落ちたところは…浴場。
ばっと立ち上がった目の前には、入浴中の蛇姫。
おおおおおお、いきなり出会いましたか。
「ん?おめーのその背中、おれどっかで…」
大激怒の蛇姫を他所に相変わらずなルフィ。(笑)
ルフィは何を見たんでしょうか。
大体噂と違って、背中の模様を見てもルフィは石化してませんからね。
なにか別のマークが書いてあるわけですが、ルフィが知ってるということは…シャンクスとかエースがらみ?
それとも前に出てきた敵のマークとか…。


この辺は考えれば考えるほど深みにはまりそうなんで来週を待ちますが、それにしても、絶世の美女の裸体が目の前にあるってのに、それより気になるのは背中のマークなのか、ルフィ。
お年頃の男の子だというのに、もうホントにあなたという子は……と思わず撫で回したくなる可愛さですv(くすくす)


2008/10/08




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