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533話 「LV4 焦熱地獄」


扉絵のサンジの表情が自然でいいな〜とか思いつつ本編へv
インペルダウン裏通路を進むのは蛇姫を乗せた船。
やっぱりまだ出てはいなかったんですね。
高い壁を見上げてそっと物思う姫。
(ルフィ…そなたが無事でいてくれさえすればわらわは…)
って、なんかすっごく可愛いんですけど!!(ばんばん)
初登場時に比べて表情がとても穏やかになったし、恋の力ってすごいなぁ。
ところでエースの処刑まで29時間(明日午後3時)だそうです。
だからインペルダウンを出るのは朝。
あと20時間程度と言ったところでしょうか。
ルフィはそれまでにエースを奪い返してここを脱出できるのか、それとも間に合わなくて(予定より早く護送されちゃったりね)さらに外まで追っかけて行くんでしょうか。
それは尾田神のみぞ知るほんのちょっと先の未来。(どきどき)


もう一つ明らかになったのはその後の世界の動向。
シャンクスが同じ四皇のカイドウと小競り合いを起こしたようです。(小競り合いのレベルが不明ですが)
真相はわかりませんが、海軍本部の見解では「この機会に白ひげを討とうとしたカイドウをシャンクスが止めた」とのことです。
とにかく海が…世界が非常に不安定になっています。
白ひげに何かあれば世界が揺れる、そんなの政府や海軍は予想できたでしょうに、 どうしてそんな事態を敢えて自分達から招いたのか。
何かわけありなんでしょうけどもね…。


一方のレベル3。
外の騒ぎ以上に騒がしいカルテットです。
話を聞いてるような聞いてないような。
それがかみ合っているようないないような。
とにかく騒いでいるうちに、気づけば足場が崩れてレベル4へと落下〜〜〜。
業火に焼かれる〜〜〜なんて大騒ぎですが、さてどうなる。 というとこで場面は変わってレベル4。
大きな釜がぐらぐら煮立ってます。囚人たちが突き落とされてますが、もう拷問とかいうレベルじゃないです。 死んじゃうから、これ。
そんな中、動じるでもなく黙々と薪を運ぶ一人の囚人。
殴りかかってきた囚人を平気でぶっ飛ばしたそれこそ、やっぱり出たよのMr.1。
彼も引き連れてさらに下へ行くことになるんでしょうかね。
でもあのお笑いカルテットには絶対馴染めないでしょうねぇ…。
あ、Mr.1がやってる血をぺロっての…これはゾロがよくやるヤツじゃないかっ!!
(↑ポーズにすらゾロを重ねて見る欠乏症患者)


そして、レベル4では署長のマゼラン始め、全員がレベル3からの通路に集結中。
サディちゃんの率いる獄卒獣たちも勢ぞろいです。
ミノリノケロス(サイ。内気)
ミノコアラ(コアラ。武闘派)
ミノゼブラ(シマウマ。人見知り)
ああ、あのコアラがここで登場しました。
でかい3匹の動物…獄卒獣たちは「いつでも血に飢えてて、あんまり気が長くないのv」とのことですが、顔は妙に可愛い。
特にサイとコアラは睫毛ぱちぱちで鼻垂らしてて、つの丸先生のキャラみたい(笑)。
しかし武闘派はともかく、内気だの人見知りだの、そのどうでもいい情報は何?


と、そこへルフィたちはすでにレベル4に来ていると情報が入ります。
あのまま落下したものの、瓦礫と一緒だったために血の池に落ちることもなく無事だったようで。
そういう偶然が海賊王の資質なんでしょうね(しみじみ)。
そんなわけで署長は、レベル3への階段をハンニャバルに、レベル5への階段をサディちゃんと獄卒獣たちに守るよう命じます。
おや、それで署長自身はどこへ?(って思ったんですよ、その回答は数ページ後になされます)


さて、血の池付近でじたばたしているルフィたち。
めちゃめちゃ熱そうです。騒ぎっぷりは相変わらずですが。
と、くんくんしながらいきなり走り出したルフィ。
ボンちゃんの記憶によれば、その先には………調理場!!!
さすがだな、ルフィ。
まさか、この緊迫したレベル4でそんな展開になるとは思ってませんでしたから、あらゆる意味で意表をつかれました。
「熱ちっ!!いい匂い〜〜!!」って忙しいな(笑)
とにかく腹ごしらえのために(まぁこの先のことを考えたら必要ですね)、向かってくる敵を片っ端からぶっ飛ばしてます。
ボンちゃんもお腹空いた〜と(レベル3って食べさせてもらってないんですよね)後を追っかけますが、待てとバギーを止める3。
4人の中では一番まともに状況分析できそうな3ですが、周囲の様子からこのフロアにインペルダウンの「オールスター」が揃っていることを見抜きました。
そして言います、獄卒獣、そして署長まで出てきたらもうお終いだと…。


走るルフィの前に、ぼとっと落ちてきた何かの塊。
ゼリーでもうんこでもありません。
てか、その両者はどっちだと悩むほど見た目が似てますか???
そしてそのどちらにも似ている物体って一体どんなんですか???(悩)。
今にも触りそうなルフィを止めてくれてありがとう、ボンちゃん。(子供って訳わかんないものほどすぐ触ろうとすんだよね)
ルフィの見上げた先にはマゼラン!!!!!
マゼランは一人でここに来てたんですね。
ルフィの行動を予想して?いやもしかしたらお腹空いてこっそり調理場に来ただけかもしれないな(笑)。
でも予想以上に早い邂逅にびっくりです。
ここでいきなり最悪なドクドクの能力者が相手ですか…(はらはら)。
ゴムだって毒には弱いんですもん。すごく心配です。


で、そんなクライマックスで引きながら、来週は休載。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!???
このはらはらを抱えて2週間、どう過ごせというんですか、尾田っち(泣)。




2009/02/25




534話  「監獄署長マゼランVS海賊ルフィ」


扉絵はナミさん。
相変わらず生き物がらみの楽しい絵を描いてくれます、短期集中連載もいいけどこういうの好きv


本編。
ルフィの前に現われたのは監獄署長マゼラン。
彼がそこにいるだけで読んでるこっちも毒にやられて息苦しくなりそう。
実際息やら汗やらが、もうすでに毒なんですもんね。
「麦ちゃん戦っちゃダメよーーーう!!」
ルフィは何も知らずに向き合ってますので、必死に止めるボンちゃん。ありがとう。
「逃げるのよう!!そいつだけはヤバイのよーう!!」 
それはそうです。
だって、体中が毒。触れないんですから飛び道具を持たないルフィになすすべはありません。
一体どうしてここに来たのかと問うマゼランにそれだけは死んでも言えねェ、と答えるルフィ。
思うのは、もっとそなたの力になりたいが…と言ってくれた蛇姫のこと。
姫がこれを知ったらそこは恋する乙女。死んでも本望とか思ったかもしれませんが、ルフィにとっては恩人です。
余計な迷惑がかからないように、絶対に彼女のことを言うわけないですよね。
ホントにまっすぐなんだから、ルフィ…(くら)


食糧は諦めてレベル5へ逃げ込もうと言うボンちゃんですが、すでにそこにはサディちゃんと3匹の獄卒獣が待ち構えていると告げるマゼラン。 (ただしどうやら彼らは酒盛りをしている模様。なにやってんだか/笑)
そして毒竜(ヒドラ)を出してきたマゼラン。
ひぃぃぃぃぃ。
敵も味方も関係なく、そこにあるものを飲み込んでいくヒドラ。
「ヒドラの毒は麻痺性の神経毒。全身に死ぬほどの痛みが回ってやがて死ぬのよう!!」
ちょっとちょっと、それってメチャメチャやばくないですか!?
よりによってなんていうえげつない毒なんだ…。
ルフィも必死に逃げ回りますが、そこは能力者。マゼランも毒を使った戦いは熟知しています。


飛ばされたのは催涙くしゃみガス。
「何だ!?目が痒い、涙出る!!」
苦しむルフィですが、妙に親近感を覚えたりして。
へっきし、べっきし、その合間に目をごしごし。そんなわたくし重症の花粉症患者です。一緒一緒。
尾田っちったら、季節ネタを入れてきましたねーv(違うって) 鼻水と涙でぐしょぐしょのルフィが非常に痛々しい…(そして親近感←もういいから)
それでもマゼランの攻撃の手は休まりません。
しかもこれも毒。触られたらイチコロってのが怖い;


そして壁の影に隠れたボンちゃん。
心で戦ってます。
『決断せよ、走るのだ、ボンクレー。勝てない』
『勝ち目がないのよう、あちし逃げる!!』
ええええええ!!!???
『ごめんねい!!麦ちゃん ごめんねい!!』
そんなボンちゃん…あなただけは頼りになると……(よろり)
でもボンちゃんの力でも、マゼラン相手にはどうにもなりません。
ここは逃げるしかないんです……うん…辛いけど…。


そしてここにいたのかのバギーと3。
レベル3へ抜ける通路前にいるハンニャバルを見下ろしながら相談です。
今は皆が下へ逃げるルフィを警戒中。と言うことは上に行くここは一番手薄なのだ。
ハンニャバル一人なら何とかなるだろう…と。(能力者じゃないのかな?)
そして、二人は飛び出していくのでした。
こっちはどうなるんだろう……って言うほど気にしちゃいませんけども。(ひでぇ)


がっくり膝をついたルフィ。
捕まる気にはならんか…と問うマゼラン。
そこにルフィが叫ぶんです。
「エースを助け出してここを…おれは出るんだ!!
会えもしねェで死んでたまるか…エースを死刑になんてさせてたまるか!!」
ルフィ…!!(涙)
そうだよね、そう決めてここに来たんだもん。
大事な仲間達を探すのを後にしてまで助けたかった兄ちゃんだもん。
絶対助けるし、ましてや自分も死んだりしないんだよね。
こういうルフィの確固たる決意って、見せ付けられるたびに胸がきゅんとします。
カッコいいんだよね…ホントに…。


「触れねェまま負けるくらいなら…触ってこの腕…おまえにやるよ!!」


え、ちょっとルフィ!!??
体から出る煙…ギア2ですね。
そして「JETバズーカ!!」
見事にマゼランの腹を直撃しましたが、ルフィの腕がジュワッとかなっちゃってます(ひー!!)
触らなかったら何もできずに負けるだけだけだから、ここは覚悟決めて触らなくちゃ道は開けなかったはず…
でもね…そのためにルフィの腕が…あああ…(ごろごろごろ)


うーん、こんな絶体絶命のルフィが助かるのは一体どんな展開なんでしょう。
その1「逃げる」  
よっぽどの強運じゃなきゃそんなわけがないけど…ルフィならなくもない?(笑)
その2「マゼランに思うところがあって見逃してくれる」
どうだろう…実は手加減してくれるとか…。甘いな。
その3「誰か来て助けてくれる」
一番ありそうな厳しそうな選択肢(苦笑)。
可能性があるならボンちゃんとか、Mr.1とか、…ですよね。


と、勝手に羅列してみましたが、今はおとなしく続きを待つことにします。


2009/03/12




535話  「ダチ」


いきなりの展開はハンニャバルにぼこぼこにされたバギーと3。
ハンニャバルも意外と強かったらしい(笑)。
あーあ、捕らえましたとか連絡されちゃってる…。
まぁマギー玉で少しはやっつけたみたいですけどもね。


ボンちゃんは逃げてます。
『あそこにいたらあちしのやられ率200%!!あちしは逃げる!!
振り返るな 逃げるしか!!道はない!!』
冷静な分析です、ボンちゃん。
でも冷静すぎて寂しいと思ったら顔は涙でぐしょぐしょ。それにまた胸が痛みます…。


そしてルフィとマゼラン。
ついにマゼランに膝をつかせたルフィ。
でもね、でもね、腕が…!!
その腕についた毒は充分…身体機能を奪っていく…ですって!
腕がドロッ…っとかしちゃってるの!!すっごく怖いの!!
のた打ち回ってます。もちろんルフィじゃありません、私がです。(おい)
それでも攻撃を続けるルフィ。
両手で思いっきり触って。飛び散った毒が顔にもかかって。
マゼランの吐いた息が霧のようになって、それを吸い込むから目もかすんで。
あああ、苦しくてさらにのたうち回ります。もちろん私が。


エースも何かを感づいたらしく、看守達に「上で何か起きてるだろう…」と言うのですが当然答えてくれるはずもありません。
でも本当のことを知ったら知ったで、さらに彼も苦しむことになるんですよね…。
なんですか、もう。胸が痛い…(しくしく)


ルフィはすでに精神力で戦ってるようなものです。
マゼランも感心しつつ、もういいだろうとヒドラをぶつけ…
「これが貴様への刑罰だ・・・24時間苦しみそして本物の地獄へ堕ちろ」
彼の前に横たわるルフィ。
ガクガクと白目をむいて…体…溶けてないですか!?
口の中まで毒入ってませんか!?
解毒の術がなさそうなのは見ててもひしひしと感じるんですが…
主人公がどうにかなるはずもないんですが、でもね…でも…
ルフィはホントにホントにこれで…大丈夫なの!!??
もう涙も出ませんよ。ただただ呆然。


マゼランはレベル5の中央塔へルフィを運ぶよう命じました。
まぁ、それでそのままほっといて死なせるつもりみたいですが。
そこへレベル3への通路前(ハンニャバルのとこですね)で、何かあったと通報が…え、なになに??


ってところで、場面は変わって、レベル5の極寒地獄。
そこは氷の世界です。
凍傷で指が落ちただの、パンが齧れないだの言ってますが、いやもうそれ以前にそこにいるだけでかなり厳しいですって。
そこにルフィが運ばれてます。毒に塗れて…あああ、なんか微妙に痙攣してません?(えーん)
でも、ここで何かに、誰かに会いそうな予感がします。
凍った囚人を前に、「死んだかそれとも未来へ冷凍保存されたか」なんて会話がされてるんですが、 これって「アイスタイムカプセル」で凍らされたサウロへの伏線かなぁなんて思う私はやっぱり甘いですかね。 (だってサウロは絶対生きてるって思いたい)


さて、ハンニャバルのとこに向かったマゼラン。
そこはもう全員やられてました。おおすごい。
犯人はオカマの拳法使い。階段で上階へ逃げたとのこと。
でもしっかり置いていかれてます、バギーに3。
マゼランはレベル4にいたサディちゃんや獄卒獣たち兵士を皆そのまま3階へ上げるよう命じました。
そして彼は閉ざされた場所へ…ああそうか、一日数時間こもるという例の場所ですね。


ハンニャバルは兵士達をみんなボンちゃんを探すよう追い立て、残った二人を自ら尋問部屋へ連行。
…で。
戻るのですよ、ボンちゃんに!!!


ボンちゃん!!!
「一刻も早く麦ちゃんを救出するのようぅ!」
やっぱりあんたってオカマは…!!(うるうる)
このままレベル5に救いに行くってわけですね。
でもルフィはすでに毒にやられたから行っても希望もないし犬死だと言うバギーたち。
それでもボンちゃんは言います。
「あちしはマゼランと麦ちゃんに背を向けたときすでに命をそこにおいてきたのよう…!」
ボンちゃん!!!!!!!


あの場で共倒れになるよりも、自分が逃げてルフィも命さえあればと、思ったんですね。
「あちしが死んでも救いに戻って来ると!!誓いを立ててあちしは走った…!!」
ボンちゃん!!!!!!!(涙)


せっかく逃げたのに何故ルフィのために死に場所に戻るようなマネをするのかと問うバギーにボンちゃんは答えます。
「ダチだからようっ!!  理由なんざ他にゃいらねェl!!!」
なんてオトコマエなオカマなんだ、ボンちゃん…!!
義理人情に厚くて、まっすぐで、可愛い。ああ、そんなアナタが大好きだ。
ルフィのために本当にありがとう。



2009/03/19




536話  「LV5 極寒地獄」


「何ですってーーー!」
オネエ言葉でハンニャバルが叫んでます(良い子の皆は正体がわかりますよね/ぷぷ)。
って笑いごっちゃありません。医療班からルフィが絶望的だとダメ押しをされたのです。
くそーっ、ホントにやっかいな能力だな、マゼラン。
でも、そのときボンちゃんはある奇跡思い出すんです。
人間を、国を、あらゆるものを救って見せたという「救済伝説」を持つオカマ界「最強の星」(と書いてスターと読む)イワさん!!!
そう、ここにはまだイワさんがいたんです!!(まだどんな人かもしりませんがボンちゃんを信じて希望に輝く単純なわたくし)
そしてハンニャバルボンちゃんはバギーと3、二人をレベル5に連れて行くとの名目で看守達を騙して下に向かうのです。
とにかく行くしかないわという言葉に男気、いやオカマ気を感じます。
でもレベル5の囚人リストからエンポリオ・イワンコフ(男らしい本名だな…)の名は消されてまして、彼は脱獄でもなくましてや釈放でもなく数年前に「消え」ています。
時々起こるという囚人たちの謎の失踪……イワさんに何が!?と思う間もなくレベル5到着。
まー、当然ですがバギーと3の囚人コンビのコートは剥ぎ取られますが、可哀相にハンニャバルが日頃から強がってるおかげで、ボンちゃんのコートと武器も笑顔で看守に取られてしまいました。
ひー、ボンちゃん、ここは極寒地獄ですよー!!
それに非常に非常に凶暴MAXな軍隊ウルフもいるのよーう。
あっさり逃げ出すバギー&3。まぁこの辺は予想済みですが。


場面変わって中央の塔。
どろどろに溶けそうな体を抱え、呻いてフラフラで苦しむルフィ。
いやーっ!!!(しくしく)
あまりに辛そうで直視できません。
でもね、「死なん!!」て叫ぶの。
ガクガクしてるのに、はぁはぁしてるのに、エースを助けるまでは死なない!って叫ぶの!!
すっかり「自分だけ助かれば」の根性が染み付いたそこにいる囚人たちはそんなルフィをあざ笑うのだけど、 そんな彼らをそれこそあざ笑うかのようにボンちゃんが…!!(涙)
「麦ちゃん!!・・・助けに来た!!」
血まみれで、寒さに震えて、でもね、しっかり立ってルフィを迎えに来てくれたの!!


「あン時あぢし、逃げてごべんねい!!」
ボンちゃん!!(涙)


囚人が聞きます。おまえは何だと。
「友達!!!(と書いてダチと読む)」
もちろん効果音はどん。
ボンちゃん!!(涙)   ←感想を省略してるのではなく言葉にならないのですよ…念のため


ボンちゃんが極寒の地をイワさんを求めて歩き回ります。
後ろにルフィを乗せたソリを引きずって。
笑われながら、無視されながら、でもイワさんの奇跡を信じて。
イワさんしか今のルフィを助けられないのだから…と。
そして
『あちしはそれを諦めない事しかできない!!』
もうねーもうねー、家族で号泣ですよ。
ボンちゃんのまっすぐな心意気に泣けてたまりません。
そんなボンちゃんを軍隊ウルフが取り囲みます。戦うんだけどすでに弱ってるボンちゃん…
集団で襲われたところにルフィが目覚めました。
「おまえらボンちゃんに何してんだ!! 離れろォォォ!!!!」
その勢い……つまりはまたも無意識に放った王の覇気ですね。
それによってウルフ達は一気に倒れてしまいました。
でもルフィも…そしてボンちゃんも…というところにドンと現われた右と左が白と黒、ツートンの謎の男!
これが…これが…伝説のイワさんなのか!!??
というヒキに「エース処刑まであと26時間」と被さって、今回はおしまいです。


やー、イワさんの正体はすでに読んじゃってますので今さら知らないフリすんのもアレなんですが(おい)、でも 当初は「これがイワさんかー、へー意外に普通じゃん」と素直に思ってました。
だって、黒と白って両方あるところが中間のオカマっぽいですしね。
あるお方と話してて、その方は「ブラックジャックみたい」と仰いました。
なるほど。
でもね、わたくし見るなり「あしゅら男爵」だと思いましたよ。
え、知らない?もー、これだから若い人は…。
かつての日曜7時のアニメ、マジンガーZに出てきた敵キャラでね、この人みたいに右が女、左が男に分かれたキャラなんですよー。オカマじゃないんだけどね。



2009/04/15




537話  「地獄に仏」


あああ、巻頭カラーに表紙絵。
久しぶりの全員集合に泣けそうでした〜〜〜〜。
表紙は、こういう構図のお花見のイラストって前にありましたけど、新メンバーが加わってまた雰囲気が変わりましたねv
ブルックの桜色の髪に笑っちゃいましたv
チョッパーがいないーって騒いでいたうちの末娘。ふふ、ちゃんといるじゃないの。(落語の「頭山」ですね(くす)) そして、あああああ、ゾロが可愛いvvvv
「ゾロってこういうときいつもこの顔してるね」 これは次女談。細かいな、あんた。
カラー表紙もね、あああああ、ゾロが可愛いvvvv
咥えてるよ、蟹ー!!!(ばんばん!!)
他のキャラに目が行ったのはしばらく後でした。もうどんなゾロでも愛しくてたまらないみたいです。重症です、ゾロ欠。
ロビンが可愛いですね。それとサンジが給仕しながらも一緒に食べてるのがいいなぁとv


本編。
吊るされてるハンニャバル。ボンちゃんナミにあっさり引っ掛かったようです(ばかめ)
マゼランは毒の使いすぎ→ゴロゴロゴロ→個室におこもり
サルデスやらサディちゃんはそれぞれのフロアを片っ端から探し回っています。


そんなとこで、目の覚めたボンちゃん。
目の前に広がる光景は酒場!?
男も女も私服で料理食って酒飲んで。
動揺するボンちゃんに(そりゃそうだ)、10時間眠っていたのだと告げてきたのはあの白黒男、名をイナズマ。 どうやら彼が運んでくれたみたいですが…あれ、この人もっと男らしくなかったですか?
顔も変わってるし、胸の辺りがふっくらしてるし、それに「失礼しちゃうv」ってハートマークついてるし…????
麦ちゃんは、と焦るボンちゃんですが、いきなりライトが消えました。
始まるショーターイム。
ボンボーイ、呼びかけるスポットライトがあたるその姿。
アミタイツ?くいっくいっと腰振る姿が何となく怖い。でも顔が見たい。
ここは消えた囚人たちの場所。
魔界ではなく、オカ「マ界」 (うまいな)


「インペルダウン 5・5番地 囚人たちの秘密の花園!!ニューカマーランド!!!」
ついにイワさんの登場です!!
イワさん、すごいよ。やっぱりイワさんだよ!!
いい意味で期待を裏切らずにいてくれました(笑)
もうこの方のノリはこんなトコで書ききれるはずもありません。まだ見てない方はどんな手を使っても是非自分の目で見ていただきたい。
ホントにすごい。このキャラの濃さはおそらくワンピ界のトップなのではないかと思います。
なんたってアータ(口調がうつった…)、ただのまばたきで砲弾をばちょーんと押し返しちゃうんですよ。
「ただの」ってわざわざ強調されてるところから、これは能力とは全く関係ないと思われます。
これは素の力なのか…(呆然)。
そこに乱入してきたのは15年前、王だった父がカマバッカ王国に足を踏み入れオカマになって帰ってきたという男。
国も家庭も崩壊したんですって。笑っちゃいけませんが、笑っちゃいます、ごめんなさい。(それにしても彼は一体どんなルートでここに…)
そしてですね、ここでイワさんの能力発動。
ジョジョ1部ののツェペリさんみたいな顔で(またマニアックな表現を…)
「エンポリオ女ホルモン!!」をどすっと胸に。
あらららら… 「失くなる」という表現が非常にリアルですが(笑)、あらららら…
ごっつい男がしゅるるっとそれはもう可愛い美女になってしまうのですよ。
おおお、またしても尾田っちが魅せてくれます、この世のファンタジー。


「ヴァナタの父上は女になりたかった…それでいいじゃない 
母二人!!娘一人!!何だっていいじゃないの 仲良くおし!!」(←娘達に大ウケ)


父上が女になりたいって時点で、それでいいのかどうか疑問はありますが、まぁ彼の… いや彼女の家族には仲良く暮らして欲しいものです。あ、でも家庭は崩壊したんだっけ。 それにここにいるってことは、外に出られないじゃーん。(ぽむ)
それにしても相変わらず武器の持込には緩いな、インペルダウン。


オカマ界と言ってますが、イワさんのおかげでなりたい人は女性になっちゃえるんですね。 てことはここにいるレディたちはみんな元は・・・・・・・・・・。
でも結構美女揃いですよね、さっきの人といい。


男だって女だってオカマだって好きなものになればいいじゃない!
イワさん始め、ここの人たちはみんなそんな境界線は飛び越えちゃってます。
それが新しい人類、新人類と書いてニューカマー。
いろんな漫画で自分達を「新人類」と名乗るキャラクターをたくさん見てきましたけど、こんな自由で楽しくて恐ろしい集団は初めてだな…(笑)


そんなイワさんを前にボンちゃんは当初の目的を忘れません。
その奇跡の力でルフィを助けて欲しいと。
でもイワさんは言います、誰でもせっせと介抱するほどお人よしじゃないと。
何故ボンちゃんを治療したのか。それはその麦わらボーイが切に頼んだからだと…。


頼む、友達なんだ

自分が死にそうだってのに、まず人を思うルフィ。
何の計算もなく、ただ友達だからって理由だけで。
単純でまっすぐで、だからこそキラキラしてる。
それこそが本当にルフィの魅力なんだと思います。ドラムでの仲間なんだとドクトリーヌに必死に頼んでた姿が重なりますね…。
そんなルフィだからですね、イワさんはもうルフィの治療を始めてくれてました。
封じられた洞窟の奥で叫び続けてます。
すでに10時間。あと2日はかかる・・・・・・・・・って、ええええええっ!!??


エース間に合わないじゃん!!!


今の段階で残り16時間ですからね。
連行の時間を考えるとあと10時間もなさそう・・・。
間に合わないなんてことありえないんですけど、でもドキドキします。
いや、イワさんを見てるだけでも結構どきどきしますけども。


2009/04/15







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