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604話 「深層へ」


今回はジャンプ表紙&巻頭カラーです。嬉しいなぁ。
表紙はルフィなんですが、ONE PIECEのロゴの位置が非常に微妙で直視できないような恥ずかしさがありました。え、私だけ?
ついでに言うと、7−11のワンピコラボのゾロ、 フランクフルト(だよね?)の持ち方やらその満面の笑みやらが、 最初に見たときからどうにも恥ずかしくて直視できない馬鹿は私だけですか?(だってなんかさぁ…)


巻頭カラー。
最初に謝っておきます。ごめんなさい。
しばらくゾロとルフィ以外にまったく目が行ってませんでした。だってさぁ…と今週はのっけから言い訳が多いですね。すみません;
全員の行進。
9人がそれぞれの表情で、皆揃ってそりゃもう楽しそう。一体どこへ行くんでしょう。
先頭を行くのがお弁当(きっとサンジ特製)を頬張りながらの船長、そしてっ(だむだむ)
その横を歩くゾロ!
しっかり酒を持ってますが、片方閉じられた目は船長をガン見。それがすっごく嬉しそうなんだってーの。
そのあからさま具合に、ジャンプなのにいいのかって心配になったほどです。
さらに嬉しいのが船長が無邪気にゾロを見返してるところ。
おいおいおい、見詰め合ってるじゃないか!(ばんばん)
二人の世界かっ、世界なんだなっ、私はそう受け取るぞっ、と日本のどこかにいる尾田っちに心の中で叫んでいました。
おかげで、ゾロが服の下に腹巻を巻いてることに気づいたのはずっと後で(じかに肌か…)、サンジのリュックの猫とかブルックの魚ギターに気づいたのは さらにさらにその後でした。
偏りがちな感想、今週も健在です。


巻頭カラーだと漫画までの間に広告がたくさんあって、楽しいんですよね〜。
ワンピとトリコの3D映画は微妙…。あまり気が進まないけど、まぁ一応見に行くつもりです。
仕方ない、前売りも買いに行くか…。
今年はブリーチも行こう…だって中井さんがゲストキャラなんだもん。ずるいよなぁ。
あちこちでワンピとのコラボが流行っていますが、びっくりしたのが日産セレナ。サウザンドセレナ号っていうんだって。
ちょうど去年の今頃に新車を探していました。候補の中にはセレナもありました。
うわぁ…一年ずれてたらどうしただろう…考えると怖いです…買っていそうで。


相変わらず語りが長くてすみません、やっと本編です。
深海へと降りていくサニー号。
魚人島は深いとこにあるのは覚悟してましたが、それでもここまでのことをしなきゃいけないのかと改めてびっくりです。
どれだけ皆苦労して新世界へと行くんだろう。そこまでして行きたいのか…人の夢ってすごい。
そういえばローラたち新世界の人たちが普通のグランドラインに来るためには、この逆コースをたどらなきゃいけないんでしょうか?海軍とか一般人なら陸路が使えるけど、 海賊だからやっぱりそうなのかな。


F「受光層を抜けて薄明層も終わりだな…」
今回フランキーのアニキは説明係です。船だけじゃありません、さすが海をよく知っています。
R「静かね…」
C「クジラ!!クジラだ!!」


…私には親子3人の家族旅行にみえるんですが…(笑)。


クジラを見て白ひげを思い出すルフィ。
ちゃんと船も見てたんですね。エースの大好きなおっさんだからそこらへんは興味があったんでしょうか。
さくっと叫んでる辺り、あの頂上戦争の傷はだいぶ乗り越えられたんだと思います。完治することはないでしょうけどね。


そして追ってきてます、カリブー&コリブー。
船をぶつけてくっついたシャボンごしに相手の船に乗り込む…、確かに海中の影響は0ですが、あんたなんでそんなリスク冒すんだ。
船体が傷ついたり、なんかの衝撃があったらすごくやばくない?
しかも船長自ら先陣きってって…偉いんだか馬鹿なんだか。(ここですぐにぴくっと反応して刀に手をかけるゾロが愛しい)


ところでカリブーたちの船を引っ張っていた巨大な海獣。
それは(またまたびっくり)モームでした。
あらー、懐かしい。まさかここで再会できるなんて。
ナミ、ルフィ、サンジを思い出すモーム。
でもその記憶がイコールぶっ飛ばされた恐怖ですからね。可哀相に。
カリブーが乗り移ったところでタイミングよくモーム逃走。哀れカリブー船長は麦わらの船に一人残されてしまったのでした。 (ここでキンと刀を納めるゾロが愛し…←いい加減にしろ)


カリブーが小者なのはわかりきってましたが、もう少し何かあるかと…
完全にはっちゃんに代わる案内役です。
プロシュート兄貴とペッシとか書きましたが、どっちかというとオインゴとボインゴ兄弟でしたね(ジョジョネタでごめんなさい)。
でも海獣に船を引かせて航行するとか、今週のオチになりますがクラーケン云々とか、不慣れな麦わら一味に情報をありがとう。
そして『うおっ、ロロノア・ゾロ!』と驚いてくれてありがとう。ゾロの大物ぶりがさらに明らかにされましたv


この後は深層へ降りていきながらのイッツ麦わらショータイム。尾田っち、いろいろ詰め込んでくれてます。少々詰め込みすぎな気がしなくもないですが(笑)。
・泣き落としをかけるコリブーに騙されかけたチョッパーに「んなわけあるかっ、全部ウソだよっ!」と見事にツッこむウソップ。
・ナミに「大丈…ブーっ!!」と相変わらず吹っ飛んでくサンジに、「面倒くせェな、お前それ!!」とまたまたツッこむウソップと「刺激の少ない写真でリハビリを始めよう」と冷静に診断するチョパ。
・「あ、でも私…」と言いかけたブルックに「お前骨だから肌ねェのにな」と決めゼリフを無邪気に(ここがポイント)奪い取ってしまったチョッパーと、がっくり落ち込むブルック…orz。
・海の深層海流について説明するナミ…は当然なんだけど、ブルックやフランキーも語る語る。伊達に年は取っていません。
・輸血されながら寝込んでいるサンジ。(この輸血パックは一体どこから…)
・船べりにもたれ仲良く「塩分濃度」→「エンブンノード」&「炎分ソード」を語りあうゾロとルフィ。
これについてはまた後でがっつり語らせてー(笑)。
・深層海流、塩分濃度、そんな説明のあれこれを「不思議海流」の一言で片付けて仲良く茶を飲む、ルフィ、ゾロ、ウソップ、チョッパー。
ここできっぱりメンバーの、賢い方とそうじゃない方がはっきり分かれちゃいましたね。
一つ確認しておきたいんですが、ゾロってこっち側(どっち)のメンバーでしたっけ???
どうも新章になってからゾロがおかしい気がします。メンバー内における立ち位置が微妙にずれたような。
娘たちに言わせると、すごくルフィに会いたかったから2年ぶりに会えておかしくなってるんだそうです。なるほど(納得)。
私と違って全く腐ってない一般ファンの娘たちにもそう見えるのか。やっぱり相当あからさまなんだな、ゾロ。
・起き上がれてるけど明らかに血の足りなさそうなサンジ(点滴とかをガラガラ引きずって歩く棒(何ていうんだっけ?)持ってるし/笑)。


と、箇条書きにしてみましたが(どこがだ)、見所はイロイロ。皆様それぞれの見方で楽しんだらいいと思います。ふふ。

とにかく表層から深層海流の流れるに深海へ降りていくために下降流、下へ向かう海流に乗らなくてはいけません。
下へ向かう=冷たくて重い。
寒冷地ならではの海氷や氷山のできあがりが大きく関係して、要は塩分の濃くなった冷たくて重い水が下へともぐっていくんです。地球上でもアイルランド沖にそんな とこがあるらしいです。
はい、ウソップのように興味があったのでちょこっとネット検索してみました。
そのわりに上の説明が適当なのは、途中で考えるのがしんどくなって「もう不思議海流でいいや」と 茶を飲むグループに入ることにしたからです(おい)。


そしてサニー号の行く手に下降流が見えてきました。
ページをめくってびっくり、巨大な滝です。
すごいスピード、すごい迫力。
ホントにこんなのに乗って行けるのかと、空島への奇跡の旅を目にしても不安になってきます。
フランキーの「船の心配はするな!」という言葉がなんて力強いことか。(アニキー!!) そのとき、カリブーが引き返せ!と叫びます。
サニー号の下には、何隻もの船を握りつぶしている巨大タコ、クラーケンがいました。クラーケンてイカっぽいイメージがあったんですが、 要は足がいっぱいある海の化け物ってことですね。
普通ならこれは大ピンチですが、こんなの所詮魚人島への序章に過ぎません。


「うるせェ、黙ってろ!」とカリブーを一喝。(船長ー!!!)
そして一変
「いい事考えたんだ、おれ!あいつをてなづけよう!!」と笑顔全開。
あああ、可愛すぎる…心臓に悪いからやめて、ルフィ。


モームのようにサニー号を引かせようという考えなんですね。ルフィのいい事考えた、が上手くはまったのを見た記憶がありませんが、 船長がそうしたいと言う以上他の選択肢はありません。
それにしてもどうやって戦うんでしょう。
段違いに強くなった彼らですが、海中でのハンデはいやってほどあるのに。
まぁシャボンディでのデュバルの件のような、新章の展開的には軽いジャブ。ゆっくり楽しみたいと思います。
だって魚人島へ行ったらまた大変そうじゃないですか。
ジンベエやはっちゃんといった心強い味方はいますが、白ひげの死以後、とくにあの辺りは情勢的にすごく不穏ですからね。 ジンベエたちも一体どうなっているか…。


えー、では先ほど後に回したゾロとルフィの仲良しぶりについて。(←ストレートすぎ)
先週もでしたが、今週も表紙から始まり、ゾロってばルフィの傍から離れません。
見てるこっちが恥ずかしいほど自然な笑顔。眉間の皺はどこにいったんだ。
皆から離れて二人で「ゾロ お前はどこまで飛ばされてたんだ」「ああ それがよ」。
えええっ、そんな簡単にその会話を交わすのっ!
ちょっと待って。二次的にあれこれ妄想していた私は置いてけぼりか。
腐った妄想すら越えた原作の二人には脱帽するしかありません。


あえて言葉を添えるなら「あるべきように」。
言葉も妄想も(笑)不要。
先週でもあれこれ語りましたが、2年間なんてなかったかのように普通に隣り合う二人です。あるべきピースがあるべきところにはまったというか、 ごく自然にそうあるというか。
これからも…二人が夢を叶えるまで(願わくば叶えてからも)こうだろうということが簡単に想像できるから、 すごく嬉しいです。


なんて盛り上がったものの、次週は休載(涙)。
頑張って我慢します。大人だもん…。




拍手ありがとうございました!
11月10、11、12、13、18日各日いただきました。
ゾロにずっしり重きを置いた不公平かつ不健全感想に拍手を下さり、大変嬉しいです。この暴走癖は不治の病に近いです。 こんな感じで先々行くと思います。可哀相な私ですがよろしければこれからも遊びにいらしてくださいね。


コメントありがとうございました。
◆11日、Yさま
いらっしゃいませ〜、いつもお世話になってますv
ああ、ロジャーとレイリーのご賛同者がいてくれたと嬉しくてたまりませんvv
ゾロルにぴったり重ねるつもりはないんですが(だって別れ方も悲しいし)、その関係性と言いますか絆と言いますか…、 生死に関わらずお互いすごく大切な存在だということに燃えて燃えてなりません。
未来の海賊王と大剣豪はこれからどんなふうに年を重ねていくんでしょうね。あああああ…(妄想中←)
Yさまの感想も勿論拝見してます。そしてゾロ誕のゾロへの思い!!感動しましたー!!
と、こんなとこで叫んですみません; またお邪魔しますね。


◆11日 Sさま(それともRさまでしょうか?)
ゾロ誕にようこそお越しくださいました(笑)
カリブーはルフィのストーカーとしては全然でしたね。あれで麦わらがどうこうと言うなんて片腹痛いってもんです。
ゾロの妙なテンションの高さは私も大変気に入っています。よしよしそんなに嬉しいか、可愛いねぇと撫でたくなります。
この先もこのテンションでいってくれたら暗い深海に微笑ましい風を吹き起こすことでしょう。
再開…字はさておき「何をまた始める気だ、ゾロ!」というツッこみに笑わせていただきました。何を始めるんでしょう…いや私的には全くオッケーですが。 今週もゾロル感想(え)、楽しんでいただけたら何よりです。


◆13日 14時の方
いつもありがとうございますv
最近の展開は本当に語りつくせない事がたくさんありますよね。
そういえばカリブーは能力者でしたよね(忘れかけてた)。尾田っちですからその能力も何らかの形で明らかにされるんでしょうが、 もう焼きついてしまった小者感、これはどうしようもないでしょう。
これですごいことやらかしてくれたら、完全土下座ものです。(絶対ないといいきれないから怖い)
船に一番に着いたのがフランキーでよかったとのことですが、今気づいたら私にはゾロが船に着くという考えが全くありませんでした;そうですよねー、一番に島に着いたのに。 ゾロは一体何をしてたのか…気になります。
レイリーとシャッキーにいじられながら(おい)、ルフィのことなど聞かせてもらってたらいいのに。
そういえばゾロはサンジが7番とかルフィが9番とか言ってましたが、なんでわかったんでしょうか。 そこが今でもあれ?と思ってるんですが、見聞色の覇気ですかね?
くまの件は娘に言ったら「おおーっ!」と改めて驚いていました。また我が家の会議の議題になると思われます(笑)
次号は休載ですがまたあれこれ妄想(?)の余地がありますから、それで何とか乗り切るつもりです。ではでは。




2010/11/18




605話 「クラーケンと海賊」


私事で更新遅くなりました。すみません。
さて、扉絵は「タヌキの絵のモデルになってるチョッパー」
今週もまたメルヘンな世界が繰り広げられております。
本人のイメージはトナカイ(しかもかなりカッコいい)、 しかし実際タヌキたちに描かれている絵はタヌキ、という尾田っちの遊び心満載なアイドルチョッパーの 可愛いイラストなのでした。
さすがワンピ界不動のアイドルです。


本編。
クラーケンというとパイレーツオブカリビアンの印象もあるし、 ダイオウイカ(実在する世界最大のイカ。20m以上のものもいたとか)をイメージするせいか、 大タコってのに違和感があったんですが、クラーケンのモデルは巨大頭足類、 タコもイカも両方アリなんだそうです。 知識不足で失礼しました。


そんな巨大タコを捕まえようとか手なづけようとか船引いてもらおうとか、 またちーっとも後先考えずにとんでもないことを提案した船長。
いいねェ、この相変わらずっぷり。
常人の感覚を持つウソップ、チョッパー、ナミは必死に抵抗しますが、 それ以外のメンバーはまるで意に介せず。(笑)
ロビンなんて、のんびりスケッチ始めました。
意外な趣味発見。さらりと結構上手く描きそうです。そんなロビンの手元を覗き込み


F「ほう!!なかなかウメェもんだな」
R「滅多に出会えるものじゃないから」


・・・・・・夫婦?
こんな落ち着いた会話のできるフラロビをわたくしさりげなくプッシュさせていただきますv


一方その横で
Z「やるのはいいが…策はあんのか?ルフィ…」


きた。


こっちもある意味落ち着いた関係です。何しろ生涯をかけた相手しかみておりません。(表現の自由万歳)
開いてる片目はただひたすら船長にロックオン。
突拍子もない行動だろうと何の異論もございません。
そんなゾロルをわたくしあからさまにプッシュさせていただきます。(今さらか)


サンジくんも、もちろん普通に船長に従っています。
上着が女性陣とおそろいみたいで可愛いv(襟元が微妙に違いますが)
腰にはずらりとレディの写真。
リハビリを勧めていたチョッパー先生監修の下、おそらくウソップあたりが作って渡したんだと思います。仕事早いな。そして その効果も早いったら。
まぁこの先いちいちアレやられたら描いてる尾田っちもたまんないでしょうしね(笑)。
ナミを見ても出す鼻血の量があっという間に数十分の一、いや数百分の一になってます。
最も、ナミがコートを着てるおかげだというチョッパー先生の冷静な分析結果が気になるとこですが。


読者にとってはお約束の一味の光景ですが、そんな彼らにカルチャーショックを受けてるカリブー。
ああいたんだよね、巻き込まれちゃったよ、可哀相に。
そんな彼を助けにやってきた弟コリブーと手下達。引き返してくる兄ちゃん思いな彼らに目頭が熱くなったのもつかの間、 あっさりクラーケンの一撃に船を破壊されてしまいました。
シャボンコーティングが割れるとこうなっちゃんだよーと、読者へのサンプルです。
このまま海の藻屑かと、さすがに可哀相に思いましたが、どうやら残ったシャボンを体につけて急いで浮上すれば何とかなりそうです。 (ここが水深何メートルかとか潜水病の危険とかは一切スルーしましょう)
そういえばゾロに一刀両断された船の人たちもなんとか無事でしたっけ。
やっぱりワンピースはそうでなくっちゃ。


そんなクラーケンの足がサニー号に向けられました。
ギア3を入れようとする船長と刀に手をかけるゾロ。
そんな本気モードに入ったゾロとルフィを、シャボンが壊れるからと、二人同時に(ここポイント)押さえつけるウソップ。
えっ!? もしかしてウソップ最強説!?(あのタイミングで二人を止められるなんて…)


とにかく大技は撃てないし、空気量の限られてる今はクー・ド・バーストやガオン砲を撃った勢いで逃げることもできない。
そんな追い詰められた状況で、カリブーが策を授けてくれちゃいます。
自分が被害を受けたくないとかそんな理由でも結構。
前にシャッキーが言っていたように情報は力です。
この一味はツワモノ揃いですが、考えてみれば魚人島へ行くための情報ってほとんど持ってないんじゃないでしょうか。案内もいないし、 出航のときは時間がなかったからレイリーからもそんなに聞いてないだろうし。(多分船の操作法くらいでしょう)


やっぱり今回も行き当たりばったりかっ!?
今に始まったこっちゃありませんが、「任せろ、運に」もいいところ。
そんな彼らに、カリブーはまさに救いの神…なのか。
自分を上級者と言ってましたから、それなりに経験は積んでるんでしょう。
いろいろ教えてくれて本当にありがとう。
というか、この子達が迷惑かけてごめんねーと、何となく謝らなくちゃいけない 気になってきました。


さて、カリブーに教えてもらい、ルフィ、ゾロ、サンジの3人が直にシャボンに入りました。
これぞ「バタ足コーティング」。
簡易潜水服ってわけです。でもすっごく頼りない気がするのは私だけ…?
足を出してふにふにと移動もOK。(脚力が頼り!?)
あとは命綱をつけておけば安全…って、船長がそんなのするわけないじゃないですかー(涙)。
邪魔だなーこのロープ、ともちろんつけません。
そしてあんたらもしっかりそれに従うのかっ、ゾロ、サンジ!!


L「おめェらちょっと時間稼いでくれよ、強ェの一発で仕留めるからよ!」
Z「んな事してる間におれがやっちまう」
L「お前は斬るからダメだ!飼うんだぞ、おれはあのタコ!」
色気もそっけもない会話ですが(当たり前だ)、これだけでも嬉しい私ってなんだろう…。
たぶん、「普通」だからなんですね。
ゾロとルフィが普通に隣り合っていて、普通に交わされてる会話。
今までの離れ離れと言う異常な事態から、やっと彼らのあるべき姿に戻ってきた、それがすごく嬉しいんだと思います。


ここでタコの足をかわしながら、サニー号に残ったメンバーのそれぞれ強くなった面が披露されます。
フランキーのロケットランチャー。いや…これはまぁ想定内ですが、どこまで改造したんだろう。全身武器です、004です。 まさか体内に原爆とかはないでしょうが。
チョッパーのランブルによるガードポイントはさらに広範囲に強力に。他の力も強くなったでしょうが、 チョッパーは主に守る力を強化したんじゃないかなとも思います。そうだったらチョッパーらしくて嬉しい。
ロビンのハナハナもものすごい数を生やし、船を支えられるくらい巨大な手を作りました。
ナミやウソップは以前ちらっと見ましたね。
てことで、あとはブルックですか。
音楽性は飛躍的にレベルアップしたけど、ソウルキングで忙しかったから剣技を強くしてる暇なんてなかったですよねぇ?でもそっちも手ぶらで 帰って来たとは思えないし。


ルフィはギア3。
腕だけに「武装色」の覇気をつけて硬くしたりと、完全に使いこなしています。
サンジはシャボンから出て、海中歩行。
えええーっ、そんな無茶なー!!とびっくりですが、そのスピードは魚人レベルなんだって。
2年間走って走って(=逃げて)鍛え上げた脚力の賜物です。
もう回らなくても悪魔風出せるし、その温度も桁違いになってるし。
苦労が人を大きくするんですね。クラーケンですらかわいく見えると言う彼の過ごしてきた日々を思うと 涙が出そうです。頑張ったねぇ…(ほろり)。


そしてゾロ!
「三刀流奥義・六道の辻」
三刀流奥義というと三千世界ですが、まだ奥義はあったんですね。
大タコの足を一気に6つに分断。ものすごい大技でとにかくカッコいい!!!(ばんばん)
でも今ここでそんな必要ないんじゃ…と思った私はゾロファンとして失格だな…(だって根元から一回斬ればそれでいいでしょ?)
そして刀を突き刺しても割れないシャボンの奇跡の強度にブラボー!!(斬ろうとしなきゃ大丈夫なのか…?)


そんなゾロとサンジのカバーもありまして、ルフィは見事にクラーケンを撃破!
あの大きさを一撃なんてすごいです!あーもう船長カッコいい!!(今回私は何回カッコいいというんだろう)
…ん、もうちびっこくはなんないのかな?
ギア3の反動はクリアしたんでしょうか。ちびルフィもすごくイイんですけども(おい)、ギア3出すときは相手が非常に強いときだからして、 相手を倒しきれてなければちっさくなるリスクがものすごく大きいじゃないですか。その間のルフィの反撃力は0なわけですから。
最強の技の最大の弱点を克服できたのか、どうなんだルフィ。(シリアスっぽい言い方をしてますが実はそれほど深刻には捉えていません、根はお気楽読者ですから)


さて、クラーケンを倒してホッとしたのもつかの間、クラーケンごと3人のシャボンは下降流に飲み込まれとんでもない勢いで流されていきます。
えええええっ!!
深海ですよ、いくら彼らが強くたって空気を始めいろんな制限つきですよ!!
と、ものすごく心配したんですが、そんな老婆心が馬鹿馬鹿しくなるほど楽しそうな笑顔で流されていくルフィ……。
まぁこれも冒険の一環だものね。
いいんだよ、そんなあなたが大好きさ。


海底に着地したサニー号、あたりは暗く静まり返っています。
目を覚まし寒さに震えるウソップ。そういえば彼だけ妙に薄着(というか半裸)でしたね。←もちろんアニキは除外(笑)


「どうしたシンミリしやがって、おめェらおれがいないと何も…」とおそらく誰よりも不安でしょうに、自らそう口にしてくれる 相変わらずの優しさが変わらなくて嬉しい。
全員がシンミリしてる理由はルフィたちが見つからないこと。
あああああ、再会わずか数時間(だよね?)でまた離れ離れですかっ!!??
おそらく水深7千メートル。とんでもない水圧と暗黒の世界。
行きかう魚達はとんでもなく怪しい…。
深海魚は暗闇で暮らしてるから、僅かな光でも取り入れるために目がとんでもなく大きいかあるいは必要ないと退化しています。
また えさが極端に少ない世界だから口はこれまたとんでもなく大きくなってたりします。餌や仲間を引き寄せるために発光の能力を持つものもいます。
だから見てくれが普通の魚に比べかなり異様です。(ちょっとした薀蓄でした←)


そんな深海の世界ではぐれてしまった3人組。(ひー)
でも今までなら、彼ら武闘派トリオがいなくなったらナミやウソップ、チョッパーなんて脅えてたじゃないですか。
それが逆に空気が持たないだの危険すぎるだの心配する側に回っています。
そんなさりげない描写にも、麦わら一味の2年間の成長が見られますね。
そして、このシンミリの中、ライト機能を披露してくれたアニキ。
なんて頼もしい。
「ニップルライト」……ってなぜそこにその機能を!?
根本は全く変わらない心はいつも少年のアニキ、
シンミリに陥りそうなところで大笑いさせてもらいました、ありがとう。


ああ、でも深海怖い。(どきどき)
そしてはぐれた3人との再会はいつなんだ…ようやく出たばっかりだというのに…。





拍手コメントのお返事は609話のところに載せています。
お心当たりの方はそちらをご覧ください。


2010/12/05




606話「深海の冒険」


先に609話をあげてしまったので実は先の展開を知りつつの感想ですが、その辺はご容赦ください。


表紙は「カナリヤみたいな鳥(みたいなって…笑)が歌ってる木の下で本を読んでるロビン」
ロビンは2年後のビジュアルになったら、一層笑顔が似合います。
穏やかな時間をすんなり受け入れられるようになって本当によかった。


本編。
暗闇の中、 逸れた3人を探すサニー号の前に次々と襲いかかってくる深海の生き物達。怖ェよっ!
でもそんな間も余裕を忘れないブルックに、さすが年の功を感じます。
紅茶飲みつつ一人クイズ遊び、「答えは…ドロロロロロ(一人ドラムロール)…ヒミツです」
孤独には慣れてるから一人遊びも問題ないんだって。
でももう少しおじいちゃんをかまってあげてはどうだ、若者達よ。


ブルックがカリブーを縛っていたロープを発見します。
どさくさにまぎれてロープを解き逃げた痕跡…一体どうやって、そして一体どこへ。
アニキは「構わねェ、そんなに強ェ奴でもねェだろ」と頼もしいこと言ってくれますが、 読んでるこちらにも若干の緊張が漂います。
ほら、能力の相性ってあるじゃないですか。
だからその正体がはっきりしないうちは、いくら麦わら一味が強くても絶対に安心とはいえないんですよね。(どきどき)


樽に隠れたカリブーは、怪物クラーケンをしとめた、さらに怪物な3人組(笑)がいなくなったことで 残りのメンバーを易々首が取れると考えちゃってます。
魚人島まで航海させてそこで討ち取ろうと…甘いな、甘い。
麦わらの一味だよ、ここにいるのはあの船長が気に入った奴ばかりだよ。
船長ほか2名のいない今、特に船を守るお父さんのすごさが光って見えます。あっさりカリブー捕獲。(久々に大笑いしたシーンv)
正体はロギア系、泥のように溶ける能力と踏んだアニキはとりあえずカリブーを樽に密封。 そんな作業は十八番ですから、カリブーももう逃げられません。
ふ…短い緊張だったな。(ほ)


サニー号は先へ進みます。
熱水鉱床、火山地帯、肉食の生き物……
深海怖い、深海怖い、ぶるぶる…(←閉所&暗所恐怖症なもので・・・)


視界の先に見えた光・・・魚人島かと近づけば、深海にはお約束の生き物チョウチンアンコウ(ただし巨大)でした。
危ういところで船を反転させれば、目の前には巨大人間(要は海坊主)が…!
あああああ、次から次へと。
麦わら一味の航海ってなんでこうかなぁ…(何を今さら)。
さらに不気味な歌とともに現れた不気味なゴースト船。
キャプテン「バンダー・デッケン」とその船「フライングダッチマン号」です。
神の怒りを買い、永遠に海をさまよい続ける呪われた船。(ブルックの言ってた呪い云々の言葉はここで実現しましたね)


あ、この名前知ってる。
パイレーツ・オブ・カリビアンでデイビー・ジョーンズが乗ってた船で、 呪いを受けて永遠に海を彷徨ってたんですよね。
元々この名の船には、そういう呪われた伝承があるようです。
今回登場したバンダー・デッケン船長(ただし声のみ)は、かなり強欲そうで悪の匂いがぷんぷん。
でもまぁ引き連れてるのがアンコロ(アンコウ)とワダツミ(海坊主)ですから、 どこか小悪党めいた気もします。



船長命令の下(船の宝が狙いらしい)、襲ってくる海坊主、「燃料切れだ!」とアニキの叫び、ドキドキ感も最高潮(ホントに私はいい読者だ)。
とページをめくれば、そこへ見慣れたクラーケンが再登場!
さすがに強いクラーケン、海坊主をぼこぼこにしてると、
「おい!!もういいぞ!!やめろ!!」


うあああああ、見慣れた船長だ!!!(だんだん)
迫力にびくっと脅え、よくやったと褒められ照れ笑いするクラーケン。
ルフィ、いつの間にそんなアメとムチ使い分けを…!!(びっくり)
まだ数少ないルフィの覇気の披露で一番ぞくぞくしたのがここvv
人に馴れない生物を従わせる器量にくらくらしますv
この調子で魔獣もさっさと従わせてしまえばいい…って、ああ、今さらだったわね、ほほほ。


ルフィ、ゾロ、サンジ、
当然ですが、3人揃って無事帰還。
それにしても3人一緒のシャボンに入るとは想定外でしたよ、やってくれるな、尾田っち。
(ちなみにここは深海数千メートル。忘れがちになるので改めて書いておく)


「んナミさ〜〜〜ん、んロビンちゃ〜〜〜ん」とハートを飛ばすサンジ。
「お前ら〜〜〜!!捜したぞ〜〜〜〜!!」と笑顔全開で手を振る船長。
「世話が焼けるなあいつら、逸れやがって」と今さら誰も突っ込まないゾロ。
船長によれば「おれとサンジのシャボンが割れたのでゾロん家に逃げ込んでた」そう。
「死ぬとこだった」という危機感はあったようで、さすがの船長もちょっとは成長してるんだと安心しました。


いろいろ妄想たくましくすれば、
ルフィのシャボンが割れて、それを見たサンジが助けようと飛び出して、 もちろんゾロもすぐにルフィを助けに行きたいんだけど、でも(一応)シャボンの重要性を思って二人が帰るまで動くのをじっと堪える…そんな葛藤があればいい。
そんなゾロを知らずに帰って来たルフィはのん気に笑っていればいい。
ゾロはそれを見てルフィが無事であることを心底喜んでいればいい。
狭いシャボンの中で、ちょっとくらい触ればいい。
だから妄想ですって。
馬鹿は承知さ、ゴーゴーゴー。(意味不明)


サニー号に戻った3人。
「我が家が一番だ!!」と手足を伸ばしてひっくり返るルフィが可愛いv
ルフィの、我が家とかゾロん家という感覚が非常に微笑ましいのは私だけですか。



ここからはスルメと名づけたクラーケン(タコ?)に引かれた上級者の航海なのか…と思いきや、また彼らの前には一難。
海底火山噴火の地鳴りです。
災難はたたみかけるようにくるのが世の常と誰かさんも言っていました。
まぁそれでこそ麦わらの一味の冒険ですしね。



2011/01/12




607話 「海底1万m」


表紙はメカ馬に乗ったフランキーと野生馬の競走。
みんな上手いこと動物に絡ませたネタ考えるなぁ…。


本編。
海底火山噴火は目前。
さすがにバンダー・デッケンたちも焦り(深海に住んでるなら普通のことかと思ったけど。ましてアンコロやワダツミなんて この辺がナワバリみたいだし…)アンコロたちに船を引かせて逃げます。
サニー号を引くのはスルメ(と言う名のクラーケン)。
我が家ではストロングワールドに出てきた森のタコにそっくりだと評判です。


そしてついに噴火。
ゾロは…どうにか堪えてるみたい。
ロビンは能力で、ナミはどっしり構えたアニキ(ホントに頼もしい)に捕まってますが、 後の面子は揃って飛ばされいます。
ここでも笑顔のルフィ。
こんな状況でも本当に楽しそうで…。
うん、あなたはそれでいいんだよ船長、と頭を撫でてあげたくなります。

スルメは海溝に飛び込みましたが、噴火の衝撃で崩れた土石流がサニー号の上に迫ります。
Z「シャボンから出て斬ってくる!!ルフィ!!しっかり掴んでろよっ!!」
L「おう、任せろ」(がっと足を掴む)


なんだとっ!!!(ばんばん)
久しぶりに見る二人の力を合わせた共同作業か!?
しかもゾロから積極的に掴んでろだと!?
どさくさにまぎれてあんた何言い出すの!?(←馬鹿)


…こんな状況でも本当に楽しそうな私です。
結局ロビンに「ゾロ!!ダメよ!!」と止められちゃったんですけどね。
ロビンの名前呼びに萌え(ゾロは初めてですよね?)。
二人の世界に水を差されて(え?)「離せ」と怒るゾロに萌え(親切に止めてくれたのに…)。
ロビンいわく、ここはもう8千メートルの世界だからシャボンから出たら水圧に潰されてしまう。
…ここで水圧がでてくるか。ここまできたらその問題はもうスルーの方向で行くのかと思いました(笑)。


ゾロなら大丈夫そうな気もしますが、この状況を打破したのがウソップ。
必殺緑星、サルガッソ!!
一気に茂った海草が岩を足止め、その間に逃げることが出来ました。
これは壁にあった海草が伸びたんでしょうか?
ウソップの新技ってあの島のお化け植物を持ってきたのかと思ったんですが、それじゃ芸がないし、 海草はないですよね???
植物にいろいろ働きかける何かを手に入れてきた…ってことかな。
でもどちらにしろそれを使いこなさなきゃいけません。そこが男ウソップのかっこよさです♪
皆が褒め称え、へェ…と刀を納めるゾロ。
偉そうな上から目線に見えなくもないコマですが、ゾロはウソップをずっと見てきましたものね。
泣きながら、騒ぎながら、脅えながら、でもやるときは絶対やる男だとゾロはよく知ってるし、そんなウソップを 誰よりも買ってると思うんです。
だからここでのカッコいい技&すばらシー判断力に、2年間の成長を見て嬉しかったんじゃないかな…と、 ゾロの心情を思う私なのでした。


ま、結局崩れた岩にぶつかったスルメと共に落ちていくサニー号。
着いたそこは底。(シャレてみました)
海底1万mの世界でした。
すごい明るいよ!?
また尾田っちが常人の想像をはるかに超えた世界を描きだしてくれましたね。
ナミのログポースが指す、見上げた先にあるそれこそが魚人島。
やっと…やっと着きました。感慨無量です。(じーん)
大きなシャボンに囲まれて、中にあるのは雲?
深海にあることを忘れそうな、綺麗な景色が広がっています。
それにしてもこれがグランドラインの観光名所であり新世界への入り口?
行き来する人の多さに比べて、来る道筋がめちゃめちゃ険しいんですけど…。


さあ、いよいよ男たち憧れの人魚の待つ島。 マーメイDO〜!
歌い踊るサンジですが、妄想だけですでに鼻血大量出血。
ここでチョパとウソップとサンジの小芝居。(笑)
C「リハビリが間に合わなかった、人魚にはもう会わないほうが…」
U「ドクター!人魚達に会うことはこいつの夢なんだよォ!」
C「だけど会えば命を落とすぞ」
U「そんな」
S「構わねェ…」
U「サンジ!!」
S「夢叶わず生き長らえるより…人魚達をエロい目で見て死にたい」
U&C「最低か!!」


お見事!!!!!!(大笑い)


画面はシリアス風なのに、サンジってば言ってる内容が最低すぎる(笑)。
エロって、そこは自分で認めちゃうんだ。


魚人島の入り口までもう一息。
そこにルフィたちに従うクラーケンを一喝する声。
脅えたスルメはサニー号をほっぽって逃げてしまいます。(でも帰るときにまた会えそうという予想に3000点)


目の前に現れた海獣の群れ。そこに乗るのは新魚人海賊団の戦闘員ハモンド。
立場的にはゾロと同じか…(ぼそ←戦闘員という単語には敏感)
麦わらの一味の素性はとっくに知られています。
・アーロン一味の野望を打ち砕いた海賊
・2年前、元アーロン一味幹部ハチさん(さん付けか…)を庇い天竜人をぶちのめしたらしい(情報は噂レベル?)


正直、彼らも敵か味方か、扱いかねているようです。
ルフィたちは海賊、そういう意味では人間社会のアウトローですね。だからといって 人間の敵でもありませんが。
ルフィたちはルフィたちが好きだと思った者の味方、です。
人間でも魚人でも構いません。別にいい奴と思えたなら天竜人だろうがいいわけです(そんなのいないだろうけど)。


ハモンドが二択を要求してきました。
傘下に入るか、拒否するか。
ナミはハモンドのタトゥー、見覚えある魚人海賊団のマークに一瞬だけ顔色変えてるんです。
そりゃアーロンが捕まろうが何年経とうが、ナミからその記憶が消えるわけじゃありません。
苦しい思いは蘇ったでしょう、でもね、一瞬だけなの。
ナミはすぐに動きます。
フランキーに逃げる準備をしろと。
「ルフィ達(ゾロもか)があいつらの言うこと聞くわけないでしょ!」
脅えたり過去を思い出すより先にまず航海士として行動。
ナミに未来をくれたルフィのため、ナミは自分のすべきことをします。
すっかり肝が据わってきましたね。
未来の海賊王のクルーなんだからこれくらい当然です、ふふ。


クー・ド・バーストの準備は完了。
船の空気全部を使って魚人島に突っ込むのがナミの計画です。
答えを迫るハモンド。
そしてルフィは


「いやだね〜〜〜〜!!!バ〜〜〜〜〜カ!!!」


予想通りで泣けてくる(それでこその船長なんだけど/笑)。
とんとんと畳みかけるあれこれに、それでも力を合わせて乗り切っていく麦わらの一味。
新しい冒険にすっかりこちらも囚われています。


2011/01/12




608話 「海底の楽園」


魚人島ですねー。
一体何年後に着くんだろうと考えを巡らせてたのは、どれくらい前でしょうか。
過ぎればあっという間で、その時の早さが怖い。
なんにしても、ついに魚人島の冒険です。


表紙は「アフロ犬5・6匹を散歩させてるブルック」。
・・・ってこれ犬!?(二本足で立ってる…)


ルフィの拒絶に怒るハモンド。
「なんでお前らの手下になんなきゃいけねェんだよォ!!」
べーと舌出すルフィの隣にしっかりいるゾロ。
表情は同じく、誰がてめェらの…です。
いいなぁ、この同調っぷりv


そこにクー・ド・バースト炸裂。
サニー号は魚人島に向かって飛び出しました。
一気に空気がなくなりシャボンに押しつぶされる…目まぐるしく変わる展開に、なんだかこっちも息苦しくなってきます(それにしても丈夫なシャボンだ…)。
ところが魚人島のシャボンに突入により、船のコーティングがはがれてしまいました。
なるほど、シャボン同士、巨大なほうに持ってかれちゃったんですね…ってそれヤバイじゃないか!ここは深海1万メートルですよー!!


シャボンは二重構造で外から、深海→シャボン→空気の層→またシャボン→海&魚人島
って重なりになっています。
二度目のシャボンを超えるとそこは海でした。
すごい潮の流れに皆が流されていきます。
ここでカッコいいのがサンジくん!
『能力者が4人もいるってのに…』
ロビンやナミは勿論、皆を心配して手を差し出し、最後まで意識を保ってその行方を確認してるんです。とても先週まで鼻血拭きながらエロい目がどうのと 言ってた人物には見えません。(苦笑)


無茶な入国とハモンドたちがいうほど突飛な行動だったんですね。
でも結果オーライ。いつものことです。
ルフィが目を覚ますとサンジ、ウソップ、チョッパーがいました。(当然ですが、ゾロは離れ離れかーとジャンプを手に叫んでいます)
そこはケイミーの家。髪形も変わってちょっと大人っぽく、でも可愛くてどっか抜けてる彼女に会えて私も嬉しい。
こちらの組は人魚達が助けてくれたんですって。
ふわふわの貝のベッドはまさに人魚の家って感じですが、何故人魚の家に水の部分と空気の部分がいるのか、 今さらだけど人魚や魚人の呼吸ってどうなってるんだ(肺とエラの両方?)、
と考えれば考えるほどそのファンタジーにくらくらしますが、 それはあまり理論めかさないほうがいいってことでしょう。とにかく面白いもん。
ここで、ほら帽子とルフィに帽子を投げよこすサンジにときめいてたサンルのお友達を思い出すのですが、 実は言われるまでそのシーンに気づきませんでした。
これだからゾロルもんはよーという怒りの言葉が聞こえてきそうですが、だってホントに脳内スルーしてたんだもん。
敏感度がはるかに違うのは自分でもよーくわかっております。



ここは人魚の入り江の海底(いや、そもそもここが海底なんじゃ…)、町のマーメイドカフェの女子寮なんだって。
小さな5つ子はめだかの人魚、ケイミーの子供ではありませんでした。早とちりして焦りました、私。いやー、はっちゃん頑張ったなァと。
マーメイドカフェ、女子寮、美人な人魚、
萌える単語にも堪えました、サンジ。
ここでは鼻血吹いて意識失うようなもったいないマネはしないと誓ったんだって。その切実にして必死な誓いなのに、こみ上げてしまう笑いを許してください。


家賃の安い女子寮は最下層。そこから光の当たる上階へ行くにつれ金持ち層へと移っていきます。深海だろうとその辺はシビアです。
はっちゃんは、魚人街で養生中。ケイミーには怖いところらしく(治安が悪い?)ルフィたちが一緒なら案内してあげると言うのが、ちょっと引っかかりますね。
あ、ゾロはこの辺にいるかもしれない。
パッパグは超有名デザイナーなので一等地(「ギョバリーヒルズ」ってさかなくんみたいな物言いを…)に居住。
飼い主だけど最下層、ペットだけど一等地。
自ら身分違いなんて言ってますが、ケイミー自身がいいのなら何も言うことはありません。あまり金銭のどうこうには頓着しなさそうなケイミーですが、それにしても 魚人島って結構貧富の差がありそうですね。その辺人間界よりはっきりしてるかも。
どっちかというと種族全部が貧しい感じにまとまってそうなイメージだったんですがね。


ルフィたちがやってきたのは人魚の入り江。
オチもなにもなく(え)、綺麗な人魚のお姉さん達が笑顔で迎えてくれます。


うわあああああああ


サンジ号泣中。
・・・・・・・・・・・・・・・
無言で肩ポンとしてあげたい気分です。
「バラティエ出たときより泣いてんなァ」と意外に鋭いルフィのツッコミに感心。


「見つけたぞー!!ここがオールブルーだ〜〜〜〜!!」


「いいのか、それで…サンジ…」
ウソップの疲れたツッコミにはこっそり同感(笑)。
でもまぁ2年間がアレだったんだもんね…夢に迷っても仕方ないのか…。


そんなサンジの手をとり一緒に踊りましょうと誘う優しくも美しい人魚たち。
「そうか…こんな幸せあるワケねェ…おれは…きっと今日死ぬんだ…」(ぽろぽろ)
どうした、サンジ!!
ネガティブの王、ウソップですら愕然とする超ネガティブさです(大笑)
事情を知らない仲間たちにも、うっすらと感じ取れるサンジの2年間…恐るべし。


人魚達が不思議に思う「ケイミーのお友達と一緒に流れてきた密閉されている樽」。
当然正体はヤツですが、こっちの船長側に来たんですね。
彼がまたなんかやらかしてくれちゃうのかなと、ある意味での期待と不安が詰まった樽なのでした。


そして魚人街 『ノア』。(雰囲気は怪しげ)
ハモンドがお頭(謎)から麦わらのルフィをここに連れてこいと命令を受けています。
穏やかな人魚たち、その反面にある不穏な新魚人海賊団。
魚人島は二つの顔を見せながらルフィたちを迎えました。


なにはともあれ、今はただサンジくんの涙にジーンと感動しようと思います。よかったね(笑)。


2011/01/12




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