<5>サンジの海賊レストラン


今年も来ました、ロンバーズランディング。
サンジのレストランです。
毎年すっごい楽しいんですが、今年はですね、ゾロなんです!ゾロ、ゾロ、ゾロ!!(落ち着け)
去年までのサンジ、ルフィ、ナミ、ブルックというメンバーに加えてゾロが来るというのです!!
こんなの落ち着いていらんないって。
なにそれ、そのゾロスキーホイホイ企画!
一体誰が考えついたんですか!!
ホントどうしてくれるの!!あーもう、ありがとう!!(だから落ち着け)
そして案の定ホイホイされることになりました。笑えません。

いよいよ開場…
炎天下にいたので中のひんやりした空気がすごく嬉しい。まあすぐに熱くなるんですけども。

恒例のウエルカムドリンクはオレンジジュースか烏龍茶。もう少し冷えててもよかったかなー。


装飾は同じですが、壁の絵が変わっています。


この始まる前のワクワクした感はお届けできるでしょうか。ホントに浮かれています(笑)。

今回は14番。とことんぐるぐる。



ドリンクは3種類。
左から「あこがれのオールブルー」。まあソーダです。中に海王類を模したグミが2つほど入っています。
冷えてるからこれがまた固いんだ。早く食べないとどんどん固くなります、恐ろしい。
次が「百花繚乱〜シエンフルール」。女性向けのベリー系ソーダ。
見た目は洒落てるけどもう少しさっぱりしててもいいんじゃないか、中途半端な味、とは娘たち談。
右が「ボォーン!骨だけに」。チョコチップみたいなものが入ったグラスに目の前でミルクを入れてくれます。
娘たちは「チョコ味のコーンフレーク食べた残り汁」と評していました。
育て方のせいでかなりの貧乏舌ですが、あながち遠くもない気もします。
マドラーがブルックの帽子型で、これを持って帰っていいのか娘が最後まで悩んでいました。
多分ダメでしょう、持ち帰りませんでしたけど。
隣の席からは「ミロだミロ!」という声も聞こえてきました。
1杯につき麦わらの一味コースターが1枚もらえます。あああ、こうしてまた頼むハメに…。
ちなみに900円です。値段書くのも非常にいやらしいですが、しかしビールが700円なんですよ。
アルコールより高いソフトドリンクってどないやねん、とつっこみたくもなります。
ビールにコースターついてたら迷わずそっちにしたんですが。(いやらしい大人)

たまには遊んでみようとミホークパパも連れてきました(笑)。いるだけで和みます
ウエイトレスのお姉さんが「あら今日はまだ他にもお連れ様がいらっしゃるんですね」と笑ってくれました。


これがシート。端にメニューが書いてあります。この辺は例年一緒。
ちなみにどうしても汚れてしまうんで、後ででもお姉さんに言えば新しいシートをもらえます。
…のはずだったんですが、今年は
「すみません、予想以上に大人のお客様が多く子供用シートしか余裕がありませんのでそちらでよろしいでしょうか」
と返ってきました。
もちろんOKですが(むしろ喜んで)、『予想以上に大人のお客様が多く』。
この一文、どうですか、大人の皆様。私は胸にずきりときました(笑)。
もらった子供用シートはこちら。

丸めてきたからしわしわ…。
和やかな食事を演出してくれるのは、ジャンとパティシェールの男女ペア。
軽快な口調で楽しい空気を醸してくれます。
女性のパティはターミネーターでの綾小路麗華のようなてきぱきした口調で場を盛り上げ、そしてジャンはもう天使(笑)。
とことん女性に優しく手を取り顔を見つめ…この辺はオーナーサンジの教育かしら?
とにかく「お美しい」だの「お会い出来て光栄」だの、褒めて褒めてにっこり。

ジャンと写真撮れた娘。モザイクの下は満面の笑顔です。
すっかり忘れていましたが、ここはレストランです。
サンジシェフが心を込めて作ったそうなメニューを紹介しなくては。


左が「冷製ポタージュ〜空島仕立て」。
真ん中が島雲に見立ててるのかな?さっぱりして美味しいです。
右は「俺のパン」。いやホントにそういう名前なんですってば。
ここもぐるぐるです。黒いぐるぐるは海苔でした。
温かいうちに運ばれると美味しいのですが、端の席だとちょっと冷めて固めになります。

ミホパパも食べたそうです。


こちらがメイン。
左が海賊フレンチ「うちの船長の好物 骨付き肉マデラソース」
手羽+ゆで卵+ひき肉(スコッチエッグですね)。これってレシピ集になかったっけ?
右が愛情フレンチ「レディへの想い白身魚のヴィエノワーズ バリグールソース」
すみません、何言ってんだかよくわかりません。
すっかりおばちゃんなんで肉を選べず愛情フレンチしか食べてないんですが、
とことんハートで攻めた一品(笑)。白身魚なんでさっぱりしてよかったです。
友人のNさんから「とにかく胸がいっぱいになる前に食べておけ」というアドバイスをいただいたので、
胸がいっぱいの意味もよくわからないまま、お腹すいてることもあってがつがついただきました。
10代の娘ですが、海賊フレンチは結構お腹いっぱいになるみたいです。
さて、そうこうしてると、ふと。
まさに不意打ちに

窓の外にゾロがいます!
でぇぇぇぇっ!!??(心の中で絶叫)
どうやらここに来ようとして迷った…という設定みたいですが、焦ることもなく(お約束)
そこらへんゾロらしく悠々歩いて、時には窓側の席の人に笑いかけたりしながらしばしうろうろします。
これでもう魂抜け駆けています。
お姉さんが食事持ってきて「海賊フレンチはどちらさま…」なんていうのも全く聞いちゃいません。
…とあとから娘に指摘されました。窓に目を向けたまま適当に答えてたそうです。無意識に。
外からレストランの周りを歩くゾロは時間が合えば、外からも見られます。
手を振ってもらえたという話も聞くので、非常に嬉しいことです。
このレストランは食事というよりショー的な色合いが強いんですよね。
だってスタッフの人も「あとでショーがありますから」とかはっきり言ってたし。
いやむしろそれ見たさに行ってるから歓迎なんですが。
中にはソウルキングのブルック先生もやってきて、バイオリン生演奏。

ウィーアーとかシェアザ・ワールドとかアニメの曲を次々と熱演しながら客席を回ります。
さすがソウルキング。しばし煩悩を忘れて聞き惚れます。
そしてサンジシェフが挨拶に現れ、そこに厨房のものを食い尽くしてお腹ぱんぱんの船長登場。

私の腕では追いかけられないスピードで疾走。
サンジとわやわやしているとナミさんが遊びに来て、さらに「あらゾロは?先に行くって言ってたのに」
と迷ってることを匂わせこちらの胸を高鳴らせます。さっき見た!窓の外に!
そしてゾロも登場。

サンジとのかけあいはお約束。
またこのゾロがさぁ、背が高いし顔ちっちゃいしめちゃめちゃかっこいい。
中の方もちゃんとゾロの振る舞いしてくれるしで、くらくらするんですよ。
ナミさんも細くて綺麗は当たり前なんですが、あのお腹ちゃんと内臓入ってるのか娘が心配するくらいの薄さ(入ってるって)。
5人揃ったとこで、宴だーと「ビンクスの酒」を歌い客席を回ります。
子供なら席を離れ一緒に手を繋いで歩けます。いいなあとか言いません、大人だから。
ゾロが幼い子の手を繋いで目の前を通るこのシュールな光景。たまりません。
サンジも幼い子が好きなんでしょうか、

末娘の頭を撫でて通り過ぎ、16歳の乙女は非常に複雑な笑顔を浮かべておりました。 (幼く見えるんだよね)
この末娘ゾロにも撫でられており、本人複雑でしょうがやはり羨ましいぞ、うん。
どうもゾロに思い切り偏ったレポですが、今さらなんでこのまま突っ走ります。



ルフィの写真が少ないのは常に走り回っててものすごく捉えにくいから。
そして席の順に記念撮影の時間になります。
あちらのカメラで1枚、手持ちのカメラで1枚撮影してくれるのです。
最初友人のNさんと行った時はうっかり手前に座ってしまいました。
ナミさんの隣です。
後悔しました。並んでしまうととても同じ人間とは思えません。
顔の大きさだって遠近法利用したところで無駄な小ささ。
ああ、あんな素敵なレディ、遠目で見るならときめくのに並ばれると胸が痛い。
次に娘2人といったときは、ゾロの横を死守しました。
だってさ、だってさ…。
私も何十年と生きています。あちらもお仕事だとは十分理解しております。
が、それでもゾロが両肩つかんでぎゅっと引き寄せてくれるという非常事態に動悸が止まりません。
これは私の妄想か。いや結構密着してる。この触れるか触れないかのときめき。
死ぬかと思いました。大げさではありません。誇張でもないんです。マジです。
撮った写真娘のスマホで見て膝から崩折れ、末娘に哀れなものを見る目を向けられたとかいいんです。
親としてもいろんなものを失った気がしますが、ええい、それもいまさらだ。
撮影のあとは、みんなと握手とかハイタッチできます。
ルフィのハイタッチには本当に元気をもらえます。ナミさんには思わず両手で御手を掴んでしまいました。
3回目の時はたぶん…ええ全く無意識なんですがたぶんゾロの両腕掴んだと思う。
下手したら抱きつく勢いだったかもしれない。いや申し訳ない、特に娘に。
このときの撮影はサンジが両腕に私と次女を抱き寄せてくれたんです。
さすが愛のコックサンジ、そつがない。
しかしだ。
彼にはホントに申し訳ないと思ったんですが、私はもっとゾロの方に寄らせてほしかった…そんなしっかり抱き寄せんでいいからとかまで思った。
後に娘がバイト先の先輩(♂)に「サンジやりたい放題じゃん、いい仕事だなー」と感動されたんだそうですが、
「でもガチなおばちゃんとかも結構来るねんで」と答えたそうな。
結局プラスマイナス0、むしろマイナスだよと。
彼女が何を見、何を思い出してそうて言ったのか、私にはちょっと意味がわかりませんが。

撮影のあいだにくるデザートのワカメブリュレ。
「美味しいけどワカメいらん」「なんで入れようと思ったんやろな」
率直な感想を述べる我が家の10代でした。
2回目は撮影場所の近くだったので、彼らがお客さんたちと撮影する姿をずっと見てました。
お客さんもいろいろです。楽しんでる人もいればガチな人もいる(笑)。
でもみんなワンピースが、ルフィがサンジがゾロがナミがブルックが大好きなんだなと思いました。
いっちばん萌えたのが、中年男女の2人連れとの撮影後。
普通はハイタッチするのでゾロがおじさんに向かって手をあげて出します。
…が、おじさんは気づかない。気づかないまま行ってしまいました。
行き場のないゾロの手。
何となく引っ込めるのも流れ的にできなかったんでしょう、ああゾロらしい。
で、それで困ってるゾロも可愛かったんですが、そこにルフィがとん、と自分の手を出してハイタッチ。
顔見交わしてにっこりする2人。
きゃあああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!(じたばた)
向かいから娘が母さんどうしたん?と聞いてくるほどじたばたしました。
まさかこのサンレスでこんないいもの見られるとは。
胸がいっぱいになりました。早めに食べといて本当に良かった。
撮影も終わるとご挨拶とともに5人が帰っていきます。夢の時間は終わりです。
このあとは支払いという現実が待っています。

「ここでしか売ってない」というサンジクッキー。自らを売る可愛いオーナー(笑)。


先ほどの写真は出口すぐでこんなふうな台紙とともに販売されています。
やっぱり買ってしまいました…まったくどこまでも乙女心をカモにしてくれるぜ。
ゾロへの寄り方が半端ないとかそういうツッコミは胸の内に封印していただけると嬉しいです。


結構かっこいい袋に入れてくれました。
右はおまけのコースター。ウソップゲットです〜。


こんな飾りも可愛い。
今年は非常に危険なサンジのレストラン(笑)。無事に生還できてよかったです。
おかげでいい夢が見られました。
私なんてゾロがホストだったら簡単に引っかかるだろうなと思わずその夜の星を見上げた夏の日でした。
【CONTENTS】
<1>はじめに
<2>ワンピースエリア
<3>海賊掃討作戦
<4>フード関係
<5>サンジの海賊レストラン
<6>プレミアショー
<7>グッズその他 覚え書き的な何か